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播州地方で見かけた野鳥(T)



実家近辺や兵庫県内などを移動する際に見かけた野鳥です。
といっても、出かけた際にちょこっと撮影しただけのため、あまり多くはないです。
今後、機会を見つけて充実させていきたいと思っています。

< トピック >

今回、新たに見かけた下記の野鳥を追加しました。
エナガ



スズメ目・スズメ亜目・カラス小目・カラス上科
カラス科(ハシブトガラス、ハシボソガラス)
モズ科(モズ)
スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科
ウグイス科(ウグイス)
エナガ科(エナガ)
ツバメ科(ツバメ)
ヒヨドリ科(ヒヨドリ)
メジロ科(メジロ)
スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・シジュウカラ上科
シジュウカラ科(シジュウカラ、ヤマガラ)
スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科
アトリ科(カワラヒワ)
スズメ科(スズメ)
セキレイ科(ハクセキレイ)
ホオジロ科(ホオジロ)
スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科
ツグミ科(ツグミ)
ヒタキ科(ジョウビタキ、イソヒヨドリ)
ムクドリ科(ハッカチョウ、ムクドリ)
野鳥(T) 和名インデックス


ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)
<スズメ目・スズメ亜目・カラス小目・カラス上科・カラス科・カラス属>

カラス科・カラス属に分類される鳥類の一種で、留鳥。
ユーラシア大陸の東部に生息する。
日本ではほぼ全国に生息する留鳥で、都市部で見らるのはハシブトガラスが多い。
体長は56cmほどで、翼開長は1mになる。全身が光沢のある黒色で、雌雄同色。
クチバシが太く、上クチバシが大きく曲がっていることと、額が大きく出っ張るのが特徴である。
ハシボソガラスと異なり、カアカアと澄んだ声で鳴き、鳴くときに体を動かすことはしない。

2012/8/12
実家にほど近い漁港の岸壁に居たハシブトガラスです。
何かを探しながらピョンピョンと跳ねながら移動していました。

ハシボソガラス(Corvus corone)
<スズメ目・スズメ亜目・カラス小目・カラス上科・カラス科・カラス属>

カラス科・カラス属に分類される鳥類の一種で、留鳥。
ユーラシア大陸の東部や西部に生息する。
日本では、全国的に見られ、開けた河川敷や農耕地に多い留鳥である。
体長は50cmほどで、全身が光沢のある黒色で、雌雄同色。
皮膚に近い所には、短く白い柔らかな羽毛があり、寒さに強い。皮膚は暗灰色。
クチバシが細く、上クチバシの曲がりが少ないのと、額の出っ張りが小さいのが特徴である。
また、体を上下にしゃくるようにしてガアガアと濁った声で鳴くのも特徴である。

2016/11/11
実家近くを散歩中、電線の上に2羽のハシボソガラスが止まり、1匹が鳴いていました。
鳴いていたのは、右側の個体で、身体を膨らませ、絞り出すようにガアガアと鳴きます。
しばらく鳴いては、鳴き止み(左の体勢)、また鳴き出すのを繰り返していました。
下の方を見ながら鳴いていたのですが、何かを威嚇していたのでしょうか。


2024/2/17
カンムリカイツブリを探しに上流の方に行ったとき、河原にいるハシボソガラスを見かけました。
何かをくわえていたので、それをよく見るとモクズガニらしいことが分かりました。
川辺に多い本種ですが、水中のカニまで餌にするとは、その食欲は貪欲なんですね。
近づいたら逃げて行ったので、近くに行って撮ったのが下記のモクズガニです。


2024/2/17
甲羅側からは分からなかったのですが、裏に回ると内側は食べられてほぼ空でした。
腹側がないので雌雄は明確ではありませんが、大きさからオスの可能性が高いと思います。

モズ(Lanius bucephalus)
<スズメ目・スズメ亜目・カラス小目・カラス上科・モズ科・モズ属>



モズ科モズ属に分類される鳥類で、在来種。開けた森林や林縁、河畔林、農耕地などに生息する。
日本では、北海道から本州、四国、九州とほぼ全国に分布している。
海外では、朝鮮半島から中国東部・南部、ロシア南東部に分布している。
体長は19〜20cmで、オスは頭頂から首にかけてがオレンジ色で、体上面の羽衣は青灰色。
体側面の羽衣は淡褐色で、初列風切羽基部に白斑がある。過眼線は黒く、上部に眉状の模様がある。
メスは、頭頂から首の後、体上面は褐色で、体下面は淡褐色の羽衣に褐色の横縞が入る。
食性は動物食で、昆虫、節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類などを食べる。
樹上などの高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻って捕えた獲物を食べる。
モズは秋に頻繁にはやにえ(捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む)を作る。
また、秋から11月頃にかけて「高鳴き」と呼ばれる激しい鳴き声を出して縄張り争いをする。

2016/12/10
実家の庭にある柿の木にオレンジ色の鳥を見かけました。
最初、ジョウビタキかと思ったのですが、大きすぎるのと黒い過眼線が見られます。
それでモズのオスだと気が付きました。多摩川では良く見かけましたが、こちらでは初めて見ました。
しばらく、柿の木の上をあちこち移動していたのですが、どこかに飛び去って行きました。



2023/2/8 [f300mm 上段 1/320sec. 下段 1/200sec.]
実家の裏の畑を耕し終えて、一休みしようとその場を離れた時、何かが飛んできました。
何だと思って振り返ると、耕した畑にモズがいて、何かをせっせと探していました。
耕したとき、大きなドバミミズが何匹か出てきていたので、それを狙っているのでしょう。
カメラを向けると近くの柿の木に逃げ、様子をうかがっていて、また、降りてきます。
で、その瞬間を狙って撮ったのが下段で、流し撮りとしては、なんとか合格といったところです。

ウグイス(Horornis diphone)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ウグイス科・ウグイス属>

ウグイス科ウグイス属に分類される鳥類の一種で、留鳥。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
海外では、日本、サハリン、中国東部・中部で繁殖し、中国南部・東南部、台湾、東南アジアで越冬する。
ハワイ諸島には、日本から移入されたものが分布している。
体長はオスが16cmほどで、メスは一回り小さくて14cmほどです。
体色は雌雄同色で、背中が灰緑褐色で、覆面が白色と、地味な配色である。
食性は雑食性で、夏場は主に小型の昆虫などを捕食し、冬場は植物の種子や果実を食べる。
繁殖期は初夏で、オスは縄張りを作り「ホーホケキョ」とよく鳴くようになる。
2018/10/31
実家の庭にある柿の木に、ウグイスが飛んできました。
メジロなどはよく来るのですが、ウグイスは珍しいです。

エナガ(Aegithalos caudatus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・エナガ科・エナガ属>

エナガ科エナガ属に分類される鳥類。日本では九州以北に留鳥または漂鳥として生息する。
海外では、ユーラシア大陸の中緯度地方を中心にヨーロッパから中央アジアまで広く分布する。
体長は14 cm前後で、翼開長は16cm前後。体長には尾羽を含むので、身体のみではスズメより小さい。
黒いくちばしは小さく、首が短く、体が丸いので、卵に長い尾羽が付いたような体形をしている。
目の上の眉斑がそのまま背中まで太く黒い模様になっており、翼と尾も黒い。
肩のあたりと尾の下はうすい褐色で、額と胸から腹にかけて白い。雌雄同形同色で外観上の差異はない。
長い尾羽は9枚で、内側3枚は黒色、外側各3枚は黒色に白色の模様が混じる。
和名は極端に長い尾を、柄の長い柄杓(ひしゃく)に例えたことに由来する。
平地から山地にかけての林に生息することが多いが、越冬のため山地上部から里山に降りてくることがある。

2024/3/14
綾部山梅林で写真を撮っているとき、ガサッと音がしたので、その方を見るとエナガがいました。
数mの距離だったのでそっと撮りましたが、アングルを変えようとしたら逃げられました。
あまり人を怖がらないのでしょうか、相手の方から飛んできてくれたのでラッキーでした。
なお、エナガは神奈川県や東京都の町田市では見ますが、こちらで見たのは初めてです。

ツバメ(Hirundo rustica)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ツバメ科・ツバメ亜科・ツバメ属>

北半球の広範囲に生息し、日本では沖縄以外で繁殖する。沖縄では旅鳥。
日本で繁殖するツバメは、主に台湾、フィリピン、ボルネオ島などで越冬する。
体長は17cmほどで、翼開長は32cmほどある。
体上面は光沢のある藍黒色で、喉と額が赤い。体下面は白く、胸に黒い横帯がある。
尾は長く、深く切れ込んだ二股型で、この形状をツバメにちなんで燕尾形という。
脚は短くて歩行には不向きなため、巣材を採取するとき以外、地面に降りることはほとんどない。

2020/8/6
散歩中、道路脇をツバメが数羽飛び回っているのに気が付きました。
飛んでいるのはよく見かけても、なかなか撮影となると難しいのがツバメです。
かなりのスピードで飛び回り、前後左右によく動くので、カメラが追いつかないのです。
それが、同じ場所を数羽がぐるぐる回っているので、チャンスとトライしたものです。
右側の写真は急旋回した時だと思いますが、反転飛行になっていました。
うまくツバメの動きに合わせられたようで、バックが流れて、動きも表現できました。
ヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ヒヨドリ科・ヒヨドリ属>

ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類される鳥類の一種で、留鳥。
日本、朝鮮半島南部、台湾、中国南部等に生息していて、日本では全国的に普通に見られる留鳥。
体長は28cm程あり、翼開長は40cmほどになる。雌雄同色。
頭部から胴体は灰色で、頬に褐色の部分がある。頭頂部の羽毛はやや長く、冠羽となる。
翼や尾羽は灰褐色で、クチバシは黒くて、細く尖る。
ヒヨドリは、数回羽ばたいては滑空する飛び方をするため、波型の飛跡となる。

2017/1/17
実家の庭にある柿の木に止まるヒヨドリです。
実家の庭のロウバイが咲く頃には、早朝からヒヨドリが大挙して押し寄せてきます。
目的はロウバイの蜜で、朝からヒーヨヒーヨとうるさい事この上なし。
追い払っても、近くの柿の木などに逃げるだけで、このヒヨドリもここで様子見しています。
しばらく様子を見ていて、大丈夫だと思うと直ぐに戻ってきてしまいます。
ロウバイの花が終わる時期になると、ヒヨドリも来なくなり、静寂が戻ってきます。


2020/1/5
実家の庭にある柿の木に、早朝からヒヨドリが2羽やって来て、ヒーヨヒーヨとうるさい事。
交互に鳴いたり、一緒に鳴いたりと、ひとしきり鳴き続けていました。
2羽の大きさですが、右の個体の方が若干小さいようで、番なのかもしれません。


2022/12/6
今年は柿が豊作で、食べきれる量ではなかったので、しばらく放置していました。
そのため、それを食べにいろいろな野鳥がやって来て、食べ放題状態でした。
良く知っていて、熟したものから順番に食べるので、被害は微々たるものです。
来ていたのは、スズメ、メジロ、ムクドリ、ヒヨドリ。新顔のハッカチョウも確認できました。
最も多いのはムクドリで、十数羽が一斉に来ますが、ヒヨドリは数羽程度しか来ません。
いずれも野鳥なので、人の気配に敏感で、なかなか近づけさせてくれません。
写真のヒヨドリが1羽だけ残って食べていたので、カメラを向けた途端に飛ばれました。
左上に写っている枝に居たのですが、慌ててシャッターを切ったので、ピントが甘いです。

メジロ(Zosterops japonicus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・メジロ科・メジロ属>

メジロ科メジロ属に分類される鳥類の一種で、留鳥。
日本をはじめ、東アジアから東南アジアにかけて分布し、日本では全国で見られる。
体長は12cm前後で、翼開長は18cm前後になる。
緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、目の周りの白いわが特徴。
雑食性だが、ハナスイの別名から分かる通り、蜜が大好物である。
舌の構造もそれに適応していて、二股に分かれた舌先は筆のように細かく割れている。
下の中央には溝があり、蜜などが吸いこみやすい構造になっている。

2015/2/1
実家の近くを散歩していた時、センダンの木にメジロが来ていました。
2羽で行動していましたので、番なのかもしれません。




2017/1/17
実家の庭にあるモミジにメジロの番が止まっていました。
近くを飛び回った後、キンモクセイの木に移動し、枝に止まりました。
何か、木の実のような物をくわえています。近くにあるイヌツゲの果実のようです。


2020/1/10
今年の暖冬で、ソシンロウバイの花が既にほころび始めています。
その蜜を求めて、メジロの番がやって来ていました。
メジロは蜜のみを吸いますが、同時時期に来るヒヨドリは花の基部から食い千切ってしまいます。
おまけにヒーヨヒーヨとうるさく鳴くので、あまり歓迎されないお客さんです。


2020/1/16
餌台に置いておいた柿にやってきたメジロの番です。
過熟して、ドロドロになった果実を盛んに啄んでいました。


2023/2/8
最近、毎日のようにやって来るメジロの番です。
柿の木やモミジで見る事が多いのですが、直ぐ近くのソシンロウバイに来ているようです。
来ると独特のかわいらしい鳴き声が聞こえてくるので、直ぐに分かります。
しかし、写真を撮ろうとすると逃げていくので、なかなか思うようには撮らせてもらえません。
このときはモズを追いかけていたのですが、柿の木の枝にメジロが止まっているのに気が付きました。
チャンスと、反対側に回って撮ったのが上記の写真で、この位置をしばらく動きませんでした。
なお、西日を浴びていたので赤味が強く出ていて、上の写真とは色味が異なっています。

シジュウカラ(Parus minor)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・シジュウカラ上科・シジュウカラ科・シジュウカラ属>

シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される鳥類の一種で、留鳥。
日本をはじめ、東アジア、ロシア極東部に分布する。
日本では、周年生息する留鳥で、4亜種が生息する。
スズメくらいの大きさで、上面が黄褐色や黒褐色、下面が淡褐色で、頭頂は黒い。
頬および後頸には白い斑紋が入るが、胸部とは黒斑で分かれる。
その黒斑から尾羽の基部まで下面に黒条がある。
このネクタイの様な黒条が太いのがオスで、細いのがメス。

2018/11/2
実家の庭にあるキンモクセイの木にシジュウカラが来ていました。
このキンモクセイの木には、いろいろな野鳥がやってきます。
シジュウカラもその内の1種で、よくやって来ます。


シジュウカラの雌雄

   .
<シジュウカラのオス>           <シジュウカラのメス>
シジュウカラのオスは、首から腹にかけての黒条の幅が広い。
一方、シジュウカラのメスは、首から腹にかけての黒条の幅が狭いので、雌雄を判別できます。


ヤマガラ(Sittiparus varius)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・シジュウカラ上科・シジュウカラ科・ヤマガラ属>

シジュウカラ科ヤマガラ属に属する鳥類で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州などに分布、海外では朝鮮半島に分布する。
体長は13〜15cmで、頭部は黒く、額から頬、後頸部にかけて淡黄色。
下クチバシの基部から胸部にかけて黒い帯模様が入り、尾羽は黒褐色。
初列風切や次列風切はか黒褐色で、外縁は青味がかった灰色。雨覆や三列風切も青味がかった灰色。
クチバシは黒く、後肢は青味がかった灰色。卵は白い殻に淡褐色〜青灰色の斑点がある。
標高1500m以下の広葉樹林に生息し、雑食性で昆虫や果実などを食べる。
主に樹上で採餌し、夏季は動物質を、冬季は果実が主食となる。
日本には、専用の「ヤマガラかご」があり、古くから飼育されてきた歴史がある。
学習能力が高いので芸を仕込むことができ、神社でおみくじを引かせる小鳥としてはやった。
その他、つるべを上げたり、鐘を突かせるなど、いろいろと芸達者であった。
現在は、鳥獣保護法によって捕獲が禁止され、こういった芸は見られなくなっている。

2021/3/30
姫路城の周囲を散策中、姫山公園を通りかかたとき、頭上からきれいなさえずりが聞こえてきました。
どこだと見上げると、直ぐ上の枝にヤマガラがいて、さかんにモミジの花を啄んでいました。
それが、ただ啄むのではなく、さえずりながら枝から枝にピョンピョンと移動していたのです。
直ぐ近くに人が居るのに、委細構わず、ひたすらさえずりながら花を啄んでいました。

カワラヒワ(Carduelis sinica)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・アトリ科・ヒワ亜科・カワラヒワ属>

中国、モンゴル、ロシア東南部、朝鮮半島から日本にかけての広範囲に分布する。
日本では、ほぼ全国で見られる留鳥だが、北部のものは寒い季節には南に移動する。
体長は14cmほどで、翼開長は24cmほどになる。
全体に黄褐色で、太い嘴と翼の初列風切、次列風切に混じる黄色が良く目立つ。
ピンクの太い嘴と羽の黄色い模様が特徴的で、飛翔時には特に黄色が目立つ。

2021/3/29
実家の庭にカワラヒワらしい小鳥が飛来していました。
確認しようと双眼鏡を出している間に、逃げられてしまいました。
カメラを準備し、まだ居ないかと探しているとき、突然、2羽が目の前の柿の木に飛来しました。
近すぎて動きようがないので、その場から撮ったのが上記の写真です。
よく見ると番だったようで、手前にオス、奥の上の方にメスが止まっていました。
オスの方が色が濃く派手目です。特に頭頂部の色が異なり、メスは褐色味が強いです。

スズメ(Passer montanus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・スズメ科・スズメ亜科・スズメ属>


ユーラシア大陸(ポルトガルから日本まで)の広範囲に分布する留鳥。
ただし、あまり寒い地方にはいない。
生息地は、都市、農村など人と関わりのある場所に生息している。
しかし、近年、瓦屋根の減少とともに生息数が減少しているところも見られる。
体長は15cmほどで、雌雄同色。頭部が赤褐色で、背中が褐色に縦の黒斑がある。
頬から首の後、腹にかけては白く、耳翅、眼先から喉は黒い。翼には2本の細い白帯がある。

2020/1/4,5
実家の庭で最もポピュラーな野鳥がスズメで、通年で見られます。
以前は屋根瓦の隙間などに営巣していましたが、最近はそれが出来なくなって数が減ったようです。
柿の実が残っている頃には、柿の枝にムクドリやシジュウカラなどと一緒に集まっていました。
その柿の実を全て収穫してしまったので、下部にエサ台を作って、食べかけの柿を置いておきました。
警戒されたのでしょうか、数日は、そこに集まる野鳥は見られませんでした。
そのエサ台に、最初に取り付いたのはスズメでした。周りを警戒しながら啄んでいました。
少しでも音などがすると、一斉に上の柿の枝に移って様子を見て、元に戻るか、逃げ去ります。
下段は、左端が枝に着地する直前、中央は飛翔中の姿です。右端は、私を警戒してじっと見ている所です。

ハクセキレイ(Motacilla alba lugens)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・セキレイ科・セキレイ属>

2012/8/11<メス夏羽>            2015/2/3<オス冬羽>
セキレイ科セキレイ属に分類される鳥類の一種で、留鳥。
世界中に広く分布するタイリクハクセキレイの一亜種。
ロシア、ハバロフスクの沿海部、カムチャッカ半島、千島列島、樺太、北海道、本州では留鳥。
体長20cm程で細身。頭部から肩、背にかけてが暗灰色、腹部は白色で、胸部は黒色になる。
顔は白くて、黒い過眼線が入り、眼下部が白い。
なお、ハクセキレイは雌雄でも、夏と冬でも換羽により色が変わる。
オスは、夏には頭も背も黒くなり、冬には背が灰色〜暗灰色になる。
メスは、夏には頭は黒く、背は暗灰色になり、冬には頭も背も灰色になる。

2012/8/11 実家近くを散歩中に見かけた夏羽のメスのハクセキレイです。
頭部は黒く、背部の色は暗灰色ですね。見た目は右のオスの冬羽に近いです。
2015/2/3 足柄SAで見かけた冬羽のオスのハクセキレイです。比較のために載せました。
頭部は黒く、背部の色が暗灰色になっているので、左のメスの夏羽に近いです。
オスの夏羽とメスの冬羽に関しては、下記の「よく見られるセキレイ属」を参照ください。


2020/1/10<オス冬羽>      2020/1/10<オス冬羽>      2020/1/11<メス冬羽>

2020/1/10 道路の上で何かを銜え、盛んに振り回しているハクセキレイがいました。
比較的近づいても、一心不乱に振り回しているためか、逃げようとしません。
諦めて、一気飲みしてしまいました。そして、私に気づいたようで、その時の写真が中央です。
初めて正面から見たのですが、虚を突かれてキョトンとしている白髭を蓄えた人の顔に見えました。
この後、慌てて離れて行ったのですが、水浴びでもした後なのでしょうか、羽が濡れていました。
2020/1/11 漁港の波打ち際で採餌中のハクセキレイのメスです。背面がオスより淡い灰色をしています。


よく見られるセキレイ属


2014/11/15<メス冬羽>
   .
2014/11/15<セグロセキレイ>   2013/7/20<オス夏羽>    2018/3/13<キセキレイ> .
<ハクセキレイ>
自宅近くの境川で撮影した日本でよく見られるセキレイ属です。
セグロセキレイは、ハクセキレイのオスの夏羽とよく似ています。頭部の白い部分の形で見分けます。
キセキレイは、黄色い色が入りますので、間違えることはないでしょう。


ホオジロ(Emberiza cioides)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・ホオジロ科・ホオジロ属>


ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類の一種で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州、種子島、屋久島に分布する。
なお、北海道など寒冷地では、夏鳥として渡来し、寒くなると暖地へ移動する。
海外では、朝鮮半島から中国沿海地方、シベリア南部と東アジアに広く分布する。
体長は17cmほどであるが、尾羽がスズメなどより長い。翼開長は24cmほどである。
成長の顔は、喉、頬、眉斑が白く、頭頂、過眼線、顎線は褐色で、明瞭な縞模様に見える。
なお、過眼線は、オスでは黒色であるが、メスでは褐色で、全体にメスの方が淡色である。
また、幼鳥は顔の縞模様が不鮮明で、全体的に淡褐色をしている。
クチバシは、太短い円錐形で、頭頂部は褐色と黒色の羽毛が混じり、短い冠毛がある。
首から下は、全体的に赤褐色で、背中には黒い縦縞がある。
風切羽は褐色に縁取られた黒色で、尾羽の両外側2枚は白色である。

2023/5/26
加古川の土手にマツヨイグサの写真を撮ろうと出かけた際、土手の際で見かけました。
最初に見た時、羽の色などからスズメだろうと思っていました(上段左)。
近づくと、頭部が白黒の縞模様で、スズメではないことが分かり、ホオジロと分かりました。
写真では見たことがあるのですが、実物を見たのは初めてとなります。
さらに近づくと、下の方へ逃げられました。常に一緒に行動しているので、番でしょうか。
ヨモギの枝に止まっていたので、撮りながら間をつめていったところで、さらに下に逃げました。
諦めてマツヨイグサなどの写真を撮っていると、また、飛んできました。
撮ろうとしてカメラを向けた所で飛ばれたので、追いながら撮ったのが下段右の写真です。

ツグミ(Turdus eunomus Temminck)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ツグミ科・ツグミ属>

2017/1/17                 2017/1/18
ツグミ科ツグミ属に分類される鳥類の一種で、冬鳥。
日本をはじめ、中華人民共和国南部、台湾、ロシア東部などに生息する。
日本では、冬季に越冬するために飛来する冬鳥で、体長は24cm前後、翼開長は39cmほどある。
頭頂から首の後ろは黒褐色で、体上面は褐色。尾羽は黒褐色で、翼は黒褐色に羽縁が赤褐色になる。
喉から胸部は淡黄色で、胸部から腹部の羽衣は、外縁が白い黒褐色になる。

実家でツグミを見かけるようになったのは、ここ数年の間で、庭や畑をちょこまかと飛び回っています。
2017/1/17 夕方、実家近くの電線の上に止まっているツグミを見かけました。
降りてこないかと、しばらく様子を見ていましたが、全く動きませんでした。
2017/1/18 翌日、お昼過ぎに柿の木の下にいるツグミを見つけました。昨日の個体でしょうか。
比較的近くまで寄れましたので、昨日よりはきれいに撮れていました。


2021/1/25
今年も実家の庭に、ツグミが訪れるようになりました。
畑の中を動き回っていることが多いのですが、この日は柿の木の枝に止まっていました。
この日は良く晴れていたので、羽の色がきれいに出ています。


ツグミの警戒態勢

   .
ツグミは警戒心が強い鳥で、普通、近づくと翼を下げてこのような体制になります。
左は背伸びして周囲を警戒している体勢で、背伸びすることで視点を上げ、見える範囲を広げています。
さらに近づくと体を沈めて、いつでも飛べる右側の体制になります。


イソヒヨドリ(Monticola solitarius Linnaeus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ヒタキ科・ノビタキ亜科・イソヒヨドリ属>

ヒタキ科イソヒヨドリ属に分類される鳥類の一種で、日本全国で見られる。
海外では、アフリカからユーラシア大陸、インドネシア、ニューギニアまで広範囲に分布する。
ヒヨドリよりは小さいが、ムクドリよりは大きく、体長は23cm前後。
体色は、亜種によって異なり、日本の亜種(M. s. philippensis)は、オスの頭部、喉、背部は青藍色。
胸腹部が赤褐色で、翼は黒色。変わってメスは、全身が青っぽい茶褐色で、鱗のような模様がある。
なお、若鳥のオスの体色は、メスと同じような色をしているので、雌雄の区別が難しい。
さえずりは、ツピーチョイチョイヒーチョピーと澄んだきれいな声で鳴く。

2019/6/26
数日前、樋の所でガサゴソ音がするので、何がいるのかと見に行きました。
すると、樋の上で小鳥が動いていました。と、目の前に吊り下げていた簾に飛び移ってきました。
そう、30cmの距離で見ることができました。胸から上に産毛のある、巣立ったばかりの幼鳥です。
暗褐色に淡色のまだら模様がある、大変地味な色合いなのですが、種類までは分かりませんでした。
上記の写真を撮っていて、数日前に見たのはイソヒヨドリのメスの幼鳥だったんだと気が付きました。
上記の写真は、オスの幼鳥で、産毛は残っていますが、背部の青、胸腹部の赤褐色の羽が確認できます。
数日前に見たとき、近くをもう1匹飛び回っていたのですが、それはこのオスの幼鳥だったかも。


2019/7/4
畑の柿の木に、イソヒヨドリの成鳥のオスがやって来ました。
さすがに、背部の青藍色や胸腹部の赤褐色は色鮮やかですね。上記の幼鳥の親鳥でしょう。



2019/7/8
畑の方に、イソヒヨドリのメスの幼鳥がやって来ました。餌を探しているようです。
写真を撮ろうと近づくと、逃げられてしまいました。たぶん、最初に合ったのはこの幼鳥でしょう。
屋根の上に止まって様子をうかがっていたのですが、近くの柿の木に飛び移りました。
柿の新芽をくわえたりしていたのですが、また、畑に降りて餌探しを始めました。
最初に見かけたときは、頭部などに産毛がたくさんあったのですが、すっかりなくなっていました。


2020/1/8
実家の庭を、朝な夕な飛び回っているイソヒヨドリのオスです。
成鳥だと思って撮影したのですが、撮影後によく見ると白い斑点が多々残っていました。
おそらく、昨年の夏に見かけたイソヒヨドリのオスの幼鳥が残っているのではと思われます。
斑点状に白っぽい羽毛が残ってはいても、半年経って見かけは成鳥とほとんど同じです。


2020/7/10
車庫の表で何かが盛んに鳴いているので覗いてみると、イソヒヨドリのメスでした。
同じような場所を盛んに飛び回りながら鳴いていますが、同じ方を何時も見ていました。
不審に思ってのぞき込むと、そこにはネコが居て、イソヒヨドリの方をにらんでいました。
ネコも私を気にしながらも、その辺りをウロウロと行ったり来たりしています。
イソヒヨドリは警戒の鳴き声を出しており、近くに営巣しているものと思えました。


2020/7/16
庭のモミジの木にイソヒヨドリがやって来ていました。よく見ると2羽います。
その内の1匹が、何かを銜えて地面に下りてきました。それが上記の写真です。
銜えていたのは、私も昨日に10匹以上処分したイラガの幼虫、いわゆる毒毛虫です。
そのまま食べるとやばいことをよく知っているようで、地面にさかんに打ち付けています。
目に毒針が入らないように、瞬膜を度々閉じています。そこまでして食べるんですね。
この幼鳥はオスのようですが、さかんに親鳥(メスでした)におねだりしていました。
先日、さかんに警戒して鳴いていたのは、巣立った幼鳥が近くに居たためだったようです。


2020/7/23
今年もヒナは、オスとメスが各々1羽ずつだったようです。
メスのヒナは、隣の屋根の上で羽繕いしていました。


2020/7/23
もう1羽のオスですが、クマゼミを襲ってみんな逃げられてしまいました。
その時、枝の上にいたときと、地面に降り立った時の写真です。
7/16に撮ったものと比べると、胸から下の産毛はかなり抜け変わったようですね。


2020/8/6
散歩ついでに観涛処(かんとうしょ)に上って、下りてくる途中、突然2羽の野鳥が飛んできました。
そして、少し先の階段脇の手すりに止まったのです。見た感じはイソヒヨドリに似ていました。
写真を撮って後で調べたのですが、イソヒヨドリとは羽衣の色味が合わず、しばらく不明種でした。
その後、改めてイソヒヨドリの写真をWebで探していて、イソヒヨドリのメスと分かりました。
メスはかなり茶褐色味が強い印象を持っていたのですが、光の当たり方でこのような色味にもなるようです。


2020/8/11
実家の庭でナツズイセンの花の写真を撮っているとき、奥の木から何かが飛んできました。
同じ撮影方向にある岩に止まったので、とっさに撮影したのが上記の写真です。
青っぽい羽の色が見られたので、イソヒヨドリのオスの幼鳥かと思ったのですが、メスでした。
上記の観涛処で見かけたイソヒヨドリのメスと同じ色合いをしています。
なお、口にくわえているのはアオドウガネで、奥の木の所で取ってきたようです。
イラガの幼虫、クマゼミ、アオドウガネと庭には昆虫類が多いので、良い餌場になっているようです。


2021/1/30
実家近くの川岸を散歩中、センダンの枝に止まっているイソヒヨドリのオスを見かけました。
よく見ると胸の辺りに白っぽい羽毛が点々と残っています。昨年に巣立った若鳥のようです。


2023/2/8
今年も実家の庭に毎日のように、イソヒヨドリのオスがやって来ていました。
畑にやってきたモズを追いかけていたとき、柿の木から隣の家の樋に逃げて行きました。
その後、鬼瓦の上に移動したのを撮っていたとき、何しとんじゃとばかりに眼見されてしまいました。
胸などに白っぽい羽毛が点々と残っているので、昨年に巣立った幼鳥のようです。
なお、左は日陰でしたが、右では西日を浴びているので、羽毛の色味が違っています。

ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus Pallas)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ヒタキ科・ノビタキ亜科・ジョウビタキ属>

ヒタキ科ジョウビタキ属に分類される鳥類の一種で、冬鳥。
日本をはじめ、チベットから中国東北部、南部、沿海州、バイカル湖周辺、インドシナ半島北部で見られる。
日本では、冬鳥として全国に渡来し、越冬する。
体長は15cmほどで、オスは頭頂が白くて、目の周りが黒いのが特徴。メスは、頭部が淡褐色。
胸から腹、尾にかけては雌雄とも橙色。翼は黒褐色で、中程に細長い白斑がある。

2018/10/26
実家の庭には、時折、ジョウビタキのメスがやって来ます。
この日も近くで鳴き声が聞こえていたのですが、フッと見ると、フェンスの上に止まていました。
胸元から腹部にかけての淡いオレンジ色がきれいで、翼にある白斑が良く目立ちます。


2020/1/9
昨年の秋に見かけたジョウビタキのメスと同じ個体だと思いますが、時折やって来ます。
遠くには行かないのですが、一定の距離を取ってチョコチョコと逃げて行きます。
そのため、近くで撮影で来ませんでしたので、解像度はあまり良くありません。


2021/12/10
今年もジョウビタキのメスがやってきて、時折、柿の木などでヒッヒッヒッと地鳴が聞こえます。
この日、モズの写真を撮っていると、モズと一緒に飛び立っていきました。
モズに気を取られていて、ジョウビタキに気が付いていませんでした。
しばらくすると、ジョウビタキが戻ってきたので、比較的近くで撮れました。


ジョウビタキの雌雄

   .
<ジョウビタキのオス>           <ジョウビタキのメス>
ジョウビタキのオス、頭部の白い羽衣がグレイヘアのような形で、かっこいいですよね。
胸から腹部にかけてのオレンジ色も、メスより濃くてメリハリが利いています。


ハッカチョウ(Acridotheres cristatellus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ムクドリ科・ハッカチョウ属>
 

ムクドリ科ハッカチョウ属に分類される鳥類の一種で、外来種。
ムクドリ科ハッカチョウ属に分類される鳥で、中国大陸南部やインドシナ半島が原産地。
日本では外来種で、福島、東京、大阪、京都、愛知、和歌山、香川、鹿児島などで観察の記録がある。
神奈川、兵庫などでは繁殖の記録もある。
全長は25cm強で、体色は黒色。翼に大きな白斑があり、飛翔時には目立つ。
頭部前方に突き出した冠羽が特徴的で、クチバシは橙色、肢は暗黄色である。
食性は雑食で、植物の種子、陸棲貝類、地中棲の昆虫、甲虫類とその幼虫、バッタ類を食べる。
鳴き声は、澄んだ声でさまざまな声を出す。また、ものまねをする習性がある。

2016/11/11
実家近くを散歩中、高架下に集まっているハッカチョウを見かけました。
ハッカチョウを見たのは横浜の三溪園近くで見て以来、2度目です。
横浜で見たのは1羽だけでしたが、ここは数十羽の集団でした。
群れで、ハス田(収穫後の枯れ田)に降りたり、電線に止まったりと動き回っていました。
これだけの群れで行動しているということは、この辺りで繁殖しているということですね。


 
2019/6/26
実家近くを散歩がてら、久しぶりにハッカチョウを見に行ってきました。
以前見かけた場所に行くと、数は少なくなっていましたが、やはり群れを作っていました。
植え付けの終わったばかりの田んぼに降りて、餌探しでしょうか。
流し撮りにチャレンジしてみましたが、動きが早くてうまく追いきれませんでした。
下段の写真は、シャッタースピードを上げて撮影したものです。
流し撮りで、これくらいきっちりと止まってくれれば良いのですが……


2019/7/8
ハッカチョウを見に行ったしばらく後、実家の庭にハッカチョウが3羽飛んできました。
聞くと、最近、ときどき庭にやって来るようになったとのこと。
その内の1羽が、鬼瓦の上に止まったので、逆光ですが撮ってみました。


2020/7/19
この日、ハッカチョウがやって来て庭の樹で休んでいたクマゼミを襲っていました。
クマゼミをくわえているのが1羽いましたので、狩りに成功したのもいたようです。
失敗したのが、近くの電線に止まったので撮ったのが上記の写真です。



2023/1/15
荒井神社のどんと神事に行った帰り道、いつもたむろしている場所にカモが居ません。
少し上流の方に群がっているのが見えたので、行ってみました。
キンクロハジロとホシハジロが入り乱れて潜水していましたので、それを撮っていました。
その時、近くでハッカチョウの鳴き声がしたので、その方向を見ると法面に2羽いました。
2羽で仲良く何かをついばんでいましたので、おそらく番ではないかと思います。
その内、1羽がガードレールの上に乗りましたので、撮りながら近づきました。
もうちょっとアップでと思ったとき、対岸の方へ飛ばれてしまいました。
話は変わりますが、昨年の晩秋、柿の果実を食べにハッカチョウが来るようになりました。
その写真を撮ろうと思ったのですが、警戒心が強くて近づくことができず、撮れませんでした。
今回は、見通しが良くなかったのか、10m弱まで近づいて撮ることができました。

ムクドリ(Sturnus cineraceus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ムクドリ科・ムクドリ属>

日本をはじめ、東アジアに分布する留鳥で、日本のほぼ全域に生息している。
体長は24cmほどで、翼、胸、首は茶褐色。首から頭部にかけてと、腰に白い部分が混じる。
脚とクチバシが黄色い。オスは全体に黒っぽいのに対し、メスは褐色に近い色になる。
雑食性で、果物や種子から虫の幼虫などを好んで食べる。
そのため、地面に降り立って歩き回って採餌したり、枝に止まって実を啄んだりする。

2020/01/10
帰省した際、柿の木に残った果実を、スズメなどと啄んでいるのが見られました。
翌日に柿の果実をすべて収穫してしまったので、それ以降は見られなくなっていました。
この日、久しぶりに柿の木にムクドリが2羽止まっているのに気が付きました。
手前の枝が邪魔なので、撮影位置を変えようと動いた途端に、逃げられてしまいました。


2021/3/23
水を引く前の田んぼで、藁などの下に隠れている虫でも探しているのでしょう。
クチバシを突っ込んで、大きく開き、藁を押し広げています。
ムクドリの口って、こんなに大きく開くんですね。口が裂けているみたいです。
右は、田んぼに舞い降りてきたムクドリを撮ったものですが、ちょっとピントが甘いです。


2021/11/30
家の外が騒がしいので、気になって覗いてみると、ムクドリがたくさん集まっていました。
姫路のメインストリートの街路樹ほどではないと思いますが、数百羽は集まっていました。
このまま居座られると困ると思っていましたが、いつの間にかどこかに飛んで行ったようです。



2022/12/4
今年は柿が豊作で、数日前に数百個の柿を収穫しました。その際、小さなものを残しておきました。
紅葉した葉であまり見えなかった果実が、昨夜来の風雨で大半が落葉して良く見えています。
その果実を、十羽ほどのムクドリがやって来て啄んでいました。
その写真を撮ろうと近づいたら、さっさと飛んで逃げられてしまいました。
外で鳴き声がするので覗いてみると、電線に多くのムクドリが止まっていました。
そこに次々とムクドリが集まってきて、あっという間に100羽ほどの群れになりました。
電柱の下に糞がたくさん落ちていたので、ムクドリだろうと思っていたのですが、やはりそうでした。
昨年に見かけたほどの数ではありませんが、この辺りが集合場所になっているようです。


2022/12/6
この日もムクドリが来て、柿の果実を啄んでいました。
そっと近づいて何とか写真を撮った後、アングルを変えようとしたら飛ばれてしまいました。
後で写真を見ていて気付いたのですが、実に見事に果実のみ啄んで、皮だけを残しています。
右の拡大したものを見ていただくと、差し込んだ嘴が柿の皮越しに見えるのが分かりますね。









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