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境川に暮らす生き物たち 昆虫編(U)



神奈川県相模原市と東京都町田市の間を流れる境川、二級河川で、流路は52kmほどだそうです。
二級河川ですが、古より相模の国と武蔵の国の国境を分ける川として、境川と呼ばれていたようです。
源流は、城山湖の北、500mほどの所にある沢で、江ノ島付近で相模湾に流れ込んでいます。

その境川やその近くで見かけた昆虫たちです。
といっても、散歩途中で見かけた極一部の昆虫のみです。
探せばもっといろいろな昆虫がいると思います。

< トピック >

今回、新たに出会った下記の昆虫を追加しました。
コマルハナバチの女王バチ



ここでは、下記の昆虫を掲載しています。
コウチュウ目・カブトムシ亜目・コガネムシ下目
クワガタムシ科(コクワガタ)
コガネムシ科(コフキコガネ、コアオハナムグリ)
センチコガネ科(オオセンチコガネ)
コウチュウ目・カブトムシ亜目・ヒラタムシ下目
ツチハンミョウ科(ヒメツチハンミョウ)
ゾウムシ科(カシワクチブトゾウムシ)
カミキリムシ科(タケトラカミキリ、カタシロゴマフカミキリ、キボシカミキリ)
テントウムシ科(ナナホシテントウ、ナミテントウ)
ハエ目・ハエ亜目
ハナアブ科(コシアキモモブトハナアブ、アシブトハナアブ、オオハナアブ、ミナミヒメヒラタアブ
        フタホシヒラタアブ)
ミバエ科(ミスジミバエ)
ベッコウバエ科(ベッコウバエ)
ハチ目・ハチ亜目
アナバチ科(アメリカジガバチ)
アリ科(クロヤマアリ)
クモバチ科(アオスジクモバチ)
コシブトハナバチ科(ナシモンキマダラハナバチ)
スズメバチ科(ヒメスズメバチ、コアシナガバチ)
ツチバチ科(キオビツチバチ、ヒメハラナガツチバチ、キンケハラナガツチバチ)
ミツバチ科(コマルハナバチ)
ハチ目・ハバチ亜目
ミフシハバチ科(ルリチュウレンジ)
バッタ目・キリギリス亜目
コオロギ科(ヒガシキリギリス、アオマツムシ)
バッタ目・バッタ亜目
バッタ科(ショウリョウバッタ)
昆虫
和名インデックス


コクワガタ(Dorcus rectus rectus)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・コガネムシ下目・コガネムシ上科・
クワガタムシ科・オオクワガタ属・コクワガタ亜属>

クワガタムシ科オオクワガタ属の1種で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に広く分布している、最も普通に見られる。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、東アジアに広く分布している。
名前に「コ」(=小型)が付くが、国内のクワガタムシの中では小さくはなく、中型種である。
体長は、オスで18〜55o、メスで21〜33mmで、オスの体長には大きなばらつきがある。
他のオオクワガタ属同様に、体は平たく、光沢の鈍い黒色で、体幅が細く、スリムな体型をしている。
オスの大顎は、細長く前に伸び、その中央より少し前寄りに大きな内歯が1対ある。
あまり目立たないが、大顎の先端近くに、極小さな内歯がもう1対ある。
なお、小さなオスでは、この先端の内歯は消失していることが多い。

2016/11/2
2015年11月、マンションの外廊下で、ひっくり返ってジタバタしている所を保護しました。
12月頃になって、カゴから脱走していなくなってしまいました。
春になったある日、ゴミだらけになってゴソゴソと床を這っているのを見つけました。
部屋のどこかの隅で、越冬していたようです。一夏過ごして、まだ、元気にしています。

※ と書いたのですが、1週間ほどたったころに覗くと、動かなくなっていました。

コフキコガネ(Melolontha japonica)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・コガネムシ下目・コガネムシ上科・
コガネムシ科・コフキコガネ亜科・コフキコガネ族・コフキコガネ亜族>
 
2016/7/28<オス>              2019/8/18<メス>
   
コガネムシ科コフキコガネ族の1種で、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布する。海外では朝鮮半島に分布する。
平地から低山地に生息し、昼間はコナラなど広葉樹の葉の上等で休息し、夜間、活発に活動する。
オスの触角の片上部は大きく発達し、扇のように広がる。
成虫は、体長25mm強で、6月〜8月に出現し、クヌギ、コナラ、クリなどの葉を食害する。
成虫の背面は、黒褐色の地に黄灰色の微毛が密集して、粉を吹いたように見える。
幼虫は、クヌギ、コナラなどのコナラ属、サクラなどのバラ科など広葉樹の根を食害する。
幼虫で越冬するが、冬季でも地中で活動し、休眠する事はない。

2016/7/28 マンションの外廊下で、コフキコガネを見つけました。
この辺りでは、アオドウガネは良く見かけるのですが、 コフキコガネは珍しいです。
で、写真を撮るまでと思い、持ち帰ってコクワガタのカゴに入れておきました。
翌日、写真を撮ろうと取り出すと、前翅に折れたような跡があり、胸部に穴があいていました。
夜中に、コクワガタと争い、大顎で挟まれたようです。
2019/8/18 マンションの外廊下で、コフキコガネがひっくり返ってジタバタしていました。
表に返して、近くに移動させておいたのですが、翌日、その近くで死んでいました。
上記の写真は、死んでいたコフキコガネのメスを整形して撮影したものです。
オスとメスの違いは、触角の形を見れば一目瞭然ですよね。

コアオハナムグリ(Gametis jucunda)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・コガネムシ下目・コガネムシ上科・
コガネムシ科・ハナムグリ亜科・ハナムグリ族・ハナムグリ亜族・ハナムグリ属>

コガネムシ科ハナムグリ族の1種で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、ロシア東部、インドシナ半島に分布する。
日当たりの林の周辺や原っぱで普通に見られ、白い花によく集まる。
体長は10〜16mmで、出現時期は4月〜10月。
体色は個体差があり、緑色から赤褐色が多いが、稀に黒い個体も現れる。
背面に白斑があり、短毛が密生する。腹面は黒色。
成虫は花蜜や花粉を食べ、幼虫は植物の根を食べる。
成体で越冬し、春に交尾して産卵し、秋には新成虫が出現する。

2017/9/25
境川に近い草原で、ヨモギの茎にコアオハナムグリが留まっていました。
花によく集まっているハナムグリですが、茎に留まって休んでいるのでしょうか。

オオセンチコガネ(Phelotrupes auratus auratus)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・コガネムシ下目・コガネムシ上科・
センチコガネ科・センチコガネ亜科・センチコガネ属>

センチコガネ科センチコガネ属の甲虫の1種で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州、対馬、屋久島に分布している。
海外では、東シベリアや朝鮮半島など東アジアに分布している。
体長は16〜22mmで、上翅には細かな筋があり、強い金属光沢がある。
体色は変異があり、赤褐色や赤紫色、緑色、青緑色、藍色のものがいる。
成虫の出現時期は4月〜11月で、獣糞や動物の死がいに集まる。
メスは、地中に糞を埋め込んで産卵し、幼虫はそれを食べて成長する。
センチコガネとよく似ているが、頭楯板の形や前胸背板中央にある縦溝の長さで区別する。
頭楯板が短く半円形であればセンチコガネ、長めで台形のような形だとオオセンチコガネである。
また、縦溝が半分ほどしかないのがセンチコガネで、前方まで達するのがオオセンチコガネである。

2016/10/16
マンションの外廊下を歩いている所を見かけて、保護したオオセンチコガネです。
その後、死んでしまったので標本にしたのですが、頭楯板や前胸の形から本種と分かります。

ヒメツチハンミョウ(Meloe coarctatus Motschulsky,1857)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・ヒラタムシ下目・ゴミムシダマシ上科・
ツチハンミョウ科・ツチハンミョウ亜科・ツチハンミョウ族・ツチハンミョウ属>
 
ツチハンミョウ科ツチハンミョウ属に属する昆虫で、日本固有種。
日本では、本州から四国、九州と対馬、佐渡、伊豆諸島に分布する。
体長は9〜23mmで、体色は黒藍色。前胸背の幅は狭く、上翅が短くて腹部はむき出しになる。
メスの腹部は、オスよりはるかに大きく発達して、膨れて伸びる。
また、メスの触角は真っ直ぐな鞭状で、第1節と第2〜4節の長さがほぼ同長である。
一方、オスの触角では、第6〜7節が著しく肥大して、第7節は幅広の倒心形になる。
成虫は年1回の発生で、9月〜11月と3月〜5月に見られる。
成虫で越冬して、メスは春先に土中に産卵する。孵化した幼虫は草に登って花にたどり着く。
そこで飛来したマルハナバチに捕まって巣まで運ばれ、卵や花粉などを食べて成長する。
本種は変態に特徴があり、3齢幼虫では蛹に似た形態となり、動くことも摂食も行わない。
その後脱皮して蛹となるが、このような変態は過変態と呼ばれる。
9月〜11月頃に羽化して成虫となり、その後、成虫の状態で春先まで土中で越冬する。
なお、成虫は、林縁や草原などの地上を歩き回っていることが多く、多くの草本の葉を食べる。
触ると死んだふり(擬死)をして、この時に脚の関節から黄色い液体を分泌する。
この体液にはカンタリジンが含まれており、接触すると水疱性皮膚炎(水膨れ)を引き起こす。

2017/9/25
境川に近い草原で、地表をノソノソ歩いていました。
実家の方で見かけたことはあるのですが、関東で見かけたのは初めてになります。
似たものが幾つかいるのですが、触角の形状や節の長さから本種のメスと判断しました。

カシワクチブトゾウムシ(Nothomyllocerus griseus)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・ヒラタムシ下目・ゾウムシ上科・ゾウムシ科・クチブトゾウムシ亜科>

ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科の1種で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国各地に広く分布している。
体長は5o前後と小型のゾウムシで、体色は赤褐色から暗褐色に灰白色の鱗毛が密生する。
そのため、見た目の体色は淡褐色になる。口吻は太短い。
カシワ、ナラ、クヌギ、ハンノキなどで見られる。

2016/5/20
境川近くのクリ園(といっても収穫などはしていないよう)で見かけました。
クリの新芽にできた赤い虫こぶ(クリタマバチによる)を撮っていて、交尾中の本種に気が付きました。

クリタマバチによる虫こぶは、新芽に産卵することで発生します。
虫こぶが出来ると、枝の成長は阻害され、花が咲かなくなります(当然、クリもできません)。
放っておくと、数年でクリの木が全滅する事もある中国原産の検疫有害動物です。

タケトラカミキリ(Chlorophorus annularis)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・ヒラタムシ下目・ハムシ上科・
カミキリムシ科・カミキリ亜科・トラカミキリ族・クロトラカミキリ属>
 
カミキリムシ科クロトラカミキリ属のカミキリムシで、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布する。海外では東アジア一帯に分布する。
成虫の体長12o前後で、5月〜8月に見られる。
黄色地に黒い模様が特徴的で、このトラカミキリ特有の模様から種類が判断できる。
幼虫は、マダケ、メダケなど肉厚な伐採後の竹内部を食い荒らす害虫で、羽化には2年ほど要する。
竹で作られた垣根とか、樹の支えに竹が使われていたりすると発生しやすい。幼虫で越冬する。

2013/7/20
境川近くの草むらに生えているスペアミントの花に、タケトラカミキリが付いていました。
幼虫は枯れた竹などを食害するのですが、成虫はハナカミキリのように花の蜜でも吸うのでしょうか。
このタケトラカミキリは、何かに寄生されているようで、右肩部分に橙色の卵状のものが付いています。
カミキリムシには、よくダニが付いているので、ダニと思われます。

カタシロゴマフカミキリ(Mesosa (Perimesosa) hirsuta hirsuta Hayashi)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・ヒラタムシ下目・ハムシ上科・
カミキリムシ科・フトカミキリ亜科・ゴマフカミキリ族・ゴマフカミキリ属>
 


カミキリムシ科ゴマフカミキリ属のカミキリムシで、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布している。
本土の基亜種に加え、島嶼部に4亜種が生息している。
海外では、朝鮮半島と極東ロシアに別亜種が分布している。
成虫の体長は15o前後で、5月〜10月に見られる。
全体が灰色、黒色、白色のまだら模様で、上翅肩部に白色が集まって模様となっている。
ただし、模様は不明瞭で、見にくい個体もあるので、注意が必要。
体形や色合いなどは、ナガゴマフカミキリと似ているが、全身、特に触角に立毛があることで区別できる。
シイなどの広葉樹やマツ科の倒木や枯れ木に見られる。

2014/8/14
マンションの廊下で見つけた小型のカミキリムシです。自宅へ持ち帰り撮影しました。
あまり見かけないカミキリムシでしたので、いろいろ調べ、下記の立毛がある点から本種としました。

ナガゴマフカミキリ:体形、模様は似ていますが、全体に立毛はほとんど見られない。
カタシロゴマフカミキリ:体形、模様は似ており、触角も含めて全身に立毛が見られる。
キボシカミキリ(Psacothea hilaris hilaris)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・ヒラタムシ下目・ハムシ上科・
カミキリムシ科・フトカミキリ亜科・ヒゲナガカミキリ族・キボシカミキリ属>
 
カミキリムシ科キボシカミキリ属のカミキリムシで、外来種。
日本では、本州から四国、九州に分布し、周辺の島しょ部を含めて10亜種が分布している。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾に分布する。
移入個体群によって起源が異なると考えられており、東日本型は台湾または中国北部由来と考えられている。
成虫の体長は15〜30oで、5月〜11月に見られる。
黒い体に黄色い斑紋、長い触角を持つ。なお、、生息場所によって色や斑紋は変異が大きい。
オスはメスよりいく分小さく、オスの触角はメスより長くて体長の倍以上になる。
幼虫は、クワ科のヤマグワ、イチジクなどに穿孔し、材内で摂食しながら越冬する。
成虫は、同じくクワ科のヤマグワ、イチジクなど葉や樹皮を食べる。クワ科植物の大害虫である。

2008/9/15
鶴巻温泉近くの山裾で、イチジクの木にいるところを見つけました。
以前は、今住んでいる近くにクワの木がたくさんあったので、よく見かけたものです。
左の写真で、上になっているのがオスで、下がメスです。右の写真はオスです。
ナナホシテントウ(Coccinella septempunctata)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・ヒラタムシ下目・ヒラタムシ上科・
テントウムシ科・テントウムシ亜科・テントウムシ族>
   
テントウムシ科の昆虫で、在来種。赤色の前翅に7つの黒紋があり、これが和名の由来。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布している。
世界的には、アジア、ヨーロッパ、北アフリカと広く分布している。
体長は8o前後で、ほぼ円形に近く、背面は半球状に盛り上がり、腹部下面はほぼ扁平。
頭部、胸部は黒色で、胸部の左右に淡黄色の斑紋、頭部にもいくつかの横斑がある。
前翅は、赤いものと黄色味を帯びたものがあり、大きさに変異はあるが黒斑が4個ある。
なお、前翅を閉じたとき、前翅の基部近くにある黒斑はつながって1つになり、全体で7つに見える。
幼虫も成虫もアブラムシを餌としているので、益虫であり、天敵としての利用も研究されている。

2016/5/15
境川近くの道路脇の則面で、テントウムシの蛹を見かけました。
模様がかなり異なるのですが、どちらもナナホシテントウの蛹のようです。
黒味が少ない方は、ナミテントウも疑ったのですが、黒斑の数が多過ぎるので、本種と判断しました。

 
2018/5/21
蛹の写真しか載せていなかったので、成虫の写真を追加しました。
境川の縁で、ヒメジョオンの花でナナホシテントウがせわしなく動き回っていました。
比較的アブラムシが付きやすい花なので、餌探しにいそしんでいるのでしょう。

 
2019/4/29
自宅近くの道端で見かけたナナホシテントウの終齢幼虫と蛹です。
ナミテントウの幼虫はオレンジ色の斑紋が線状に並んでいますが、本種の幼虫は離れています。
どちらの幼虫かは一目で分かりますね。しかし、蛹は模様の変異が大きいので分かりにくいです。
この蛹は、最初の写真にある黒っぽいタイプのようです。


ナナホシテントウとナミテントウ

       .
<ナナホシテントウ>
     .
<ナミテントウ>

ナナホシテントウとナミテントウの幼虫は、背中のオレンジ色の斑紋の並び方の違いで容易に判別できます。
蛹になると変異があり、上の様に紛らわしいものもあります。
ナミテントウの蛹はこれ以外見たことがなく、変異に関しては不明です。
ナミテントウの成虫の斑紋には複数のタイプがあり、その蛹も異なるのか興味があります。


ナミテントウ(Harmonia axyridis)
<コウチュウ目・カブトムシ亜目・ヒラタムシ下目・ヒラタムシ上科・
テントウムシ科・テントウムシ亜科・テントウムシ族>
 
テントウムシ科の昆虫で、在来種。斑紋に変異が多いのが特徴。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布している。
世界的には、朝鮮半島から中国、シベリア、サハリンに分布している。
体長は8o前後でほぼ円形に近く、背面は半球状に盛り上がり、腹部下面はほぼ扁平。
ナミテントウの上翅の模様は変化に富み、同じ種類とは思えないくらい変異がある。
模様は、黒地に赤い紋が2つある「二紋型」、紋が4つの「四紋型」、多数ある「斑型」、
赤地に黒の斑がある「紅型」の4つが基本形である。
この四つの基本形に対応した斑紋遺伝子があり、その組み合わせで模様が決まる。
ちなみに、「二紋型」や「四紋型」は九州方面に、「紅型」は北海道や東北地方に多い。
幼虫も成虫もアブラムシを餌としているので、益虫である。

2018/4/3
境川に向かう途中の民家で、大きなモチノキが数本、たくさんの花を付けていました。
その新葉の所をうろうろしているナミテントウを見つけました。
新葉に付いているアブラムシを探しているようです。右の写真では、目の前にアブラムシがいます。
さて、このナミテントウは、赤地に黒紋が19個ある「紅型」と呼ばれているタイプです。

 
   <四紋型>               <変形四紋型> .
 
<二紋型>                <変形二紋型>
2018/5/21
この日は、なぜか二紋型と四紋型のナミテントウにしか出会えませんでした。
どちらも丸い斑紋の各々の正統派と紅型との組み合わせである変形型がいました。

 
   <若齢幼虫>              <終齢幼虫>
 
<脱皮間もない蛹>          <日の経った蛹>
 
<脱皮間もない成虫>           <日の経った成虫>  .
2018/5/21
この日は、若齢幼虫から脱皮間もない成虫まで、いろいろなナミテントウに出会えました。
脱皮間もない蛹の尾端には、脱皮した幼虫の抜け殻が付いていて、表面も柔らかそうです。
日が経つと表面に凹凸が現れて、硬くてしっかりとした感じになります。
脱皮間もない成虫は、前翅に透明感があり、黒色が淡くて赤味があります。


ナミテントウの斑紋

  ナミテントウの上翅の模様には、下記の4つの基本形がある。
・黒地に赤い紋が2つある「二紋型」
・黒地に赤い紋が4つの「四紋型」
・黒地に赤い紋が多数ある「斑型」
・赤地に黒の斑紋がある「紅型」
この四つの基本形に対応した斑紋遺伝子があり、その組み合わせで模様が決まる。

 
   .

ナミテントウの斑紋に関しては、型以外にも色に違いがあり、変異は多彩です。
純粋な二紋型や4紋型の斑紋は凹みなどはありませんが、紅型との組み合わせでは変形型になります。
黒色が優性になるようなので、紅型の黒い斑紋が二紋型や四紋型の斑紋の凹みとなって現れます。
紋の大きさや位置は同一ではなく、その重なりによって様々な形になるため、変化は更に多彩になります。

 

で、どういう組み合わせか分からないのですが、左のような二紋型の紋が三つに分かれたものも見ました。
右の「紅型」のナミテントウの黒斑ですが、よく見るものよりかなり斑紋が大きいです。


コシアキモモブトハナアブ(Matsumyia japonica)
<ハエ目・ハエ亜目・ハエ下目・ハナアブ上科・
ハナアブ科・ナミハナアブ亜科・ナガハナアブ族・オオモモブトハナアブ属>
   
ハナアブ科オオモモブトハナアブ属のアブで、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布する。
体長は18o前後で、5月〜8月に出現する。
体色は黒色で、胸部前半は淡黄褐色、腹部後半には淡黄褐色の毛が密集している。
胸部後半から腹部前半は黒く、胸部後半には黒い毛も生えている。

2016/5/5
マンション近くの植え込みで、見慣れない黒いアブを見つけました。
胸部の前半と腹部の後半に淡黄褐色の毛が密集し、その間が黒いアブです。
調べた結果、本種と分かりました。複眼が接しているのでオスです。

アシブトハナアブ(Helophilus virgatus)
<ハエ目・ハエ亜目・ハエ下目・ハナアブ上科・
ハナアブ科・ナミハナアブ亜科・ナミハナアブ族>

ハナアブ科ナミハナアブ族のアブで、在来種。
日本では、北海道から四国、九州まで広く分布し、海外では中国に分布する。
体長は15o前後で、胸の二本の黄褐色の縦筋とバッタのように太くて大きい後肢が特徴。
腹部は黒く、細い黄横帯がある。オスの腹部基方の黄紋は、幅広の三角形になる。
幼虫は、腐敗した植物を食べ、成虫は花に集まる。

2016/5/25
境川近くのクリ園(といっても収穫などはしていないよう)で、雄花に止まっていました。
胸部の二本の黄褐色の縦筋とバッタのような後肢が特徴で、よく見かけるアブです。

オオハナアブ(Phytomia zonata)
<ハエ目・ハエ亜目・ハエ下目・ハナアブ上科・
ハナアブ科・ナミハナアブ亜科・ナミハナアブ族>

ハナアブ科ナミハナアブ族のアブで、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州、南西諸島まで広く全国に分布する。
海外では、中国、東南アジアに分布する。
体長は15mm前後で、ずんぐりとした体形をしており、体長はナミハナアブと大差ない。
体色は全体が黒色で、腹部に太い黄赤色の横帯がある。
頭部は半球状で大きく、複眼には迷路のような模様があり、複眼の間には3つの赤い単眼がある。
雌雄で体形や体色に大差はなく、他のアブ同様にオスの複眼は接し、メスでは離れる。
幼虫は、腐敗した植物を食べ、成虫は花に集まり、蜜や花粉を食べる。
幼虫は、水中生活をするため長い呼吸器官を持っていて、その姿からオナガウジと呼ばれる仲間である。

2018/3/13
境川へ向かう途中の道路脇で、葉に止まっているオオハナアブを見かけました。
よく見かけるオオハナアブに比較して、腹部の横帯模様が白っぽいので、写真を撮りました。
その写真を撮り始めた途端、糞を出し始めてしまったんです。
そんな写真見たくはない方は、下記の写真はスキップください。


オオハナアブの排泄
       .

尾端がスルスルと伸び出し、その先から淡黄色の糞と思われるものが、ヌルヌルと出てきました。
数mmほど伸び出したところで、ポトリと落ち、排泄は終了。伸びた尾端も元に戻りました。


ミナミヒメヒラタアブ(Sphaerophoria indiana (philanthus))
<ハエ目・ハエ亜目・ハエ下目・ハナアブ上科・
ハナアブ科・ヒラタアブ亜科・ヒラタアブ族・ヒメヒラタアブ属>
 
ハナアブ科ヒメヒラタアブ属のアブで、在来種。
最近まで、日本に分布しているのは、酷似するキタヒメヒラタアブ(Sphaerophoria philanthus)とされてきた。
それが、交尾器の形状調査で、ミナミヒラタアブであると判明し、学名、和名が変更されたものである。
しかし、キタヒメヒラタアブは、ヨーロッパから極東ロシアにかけて分布しており、日本にも分布している可能性はある。
いずれにしても、外見からホソヒメヒラタアブ、ミナミヒメヒラタアブ、キタヒメヒラタアブを識別するのは困難である。
日本では、本州から四国、九州、南西諸島に分布し、海外ではインド辺りまで広範囲に分布する。
体長は8〜10mmで、出現時期は4月〜11月。
胸部背面は、金属光沢のある暗褐色で、縞模様がある。側面は黄色。
腹部は細長く、暗褐色と黄色の縞模様があり、オスでは筒状であるが、メスではやや膨らむ。
幼虫は頭部が尖ったやや扁平なウジ虫で、アブラムシを食べる。成虫は、花蜜や花粉を食べる。

2017/10/2
境川近くの草原で、スペアミントの花に訪花していました。
良く似たホソヒメヒラタアブか本種か迷ったのですが、下記の記載があったので本種としました。
「ホソヒメヒラタアブのオスの胸背の側縁は、前半のみ光沢のある黄色である」
本個体の胸背の側縁は、全体に黄色くなっていることが確認できましたので、本種としました。
なお、複眼が接しているので、この個体はオスです。


2018/5/21
境川の縁で、ヒメジョオンの花を訪花中のミナミヒメヒラタアブです。
この個体は複眼が離れているので、メスです。

フタホシヒラタアブ(Eupeodes corollae)
<ハエ目・ハエ亜目・ハエ下目・ハナアブ上科・
ハナアブ科・ヒラタアブ亜科・ヒラタアブ族・フタホシヒラタアブ属>
 

 
日本では、北海道から本州、四国、九州まで広く分布する。壹岐、男女群島での記録もある。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、サハリン、北米大陸に分布する。
体長は10mm前後で、腹部には黒地に鮮やかな黄斑があり、全て左右に分かれている個体が多い。
胸部背色は黄褐色で、触角の付け根に黒い毛があり、小楯板にも黒い毛がある。
成虫は各種の花に訪れて蜜を食べ、幼虫はアブラムシを餌としている益虫である。

※ ナミホシヒラタアブと酷似しているが、下記の点で区別可能である。
フタホシヒラタアブ 胸部背色は黄褐色、触角の付根に黒い毛があり、小楯板の毛も黒色
ナミホシヒラタアブ 胸部背色は青銅色、触角の付根に毛はなく、小楯板の毛は淡褐色

腹部の黄斑は、フタホシヒラタアブでは、全て左右に分かれている個体が多いが、例外もある。
ナミホシヒラアタアブでは、第3〜4節は中央で繋がっている個体が多いが、例外もある。
そのため、黄斑のつながり具合だけでは判断できず、他の特徴を確認する必要がある。
なお、ナミホシヒラタアブのメスには、頭頂の黒い部分と触角の付根の間にY字型の黒斑がある。

2019/4/29
自宅近くの道端で見かけたフタホシヒラタアブで、かなりの数が飛び交っていました。
腹部の黄斑が全て左右に分断されているため、フタホシヒタラアブの可能性が高いと思いました。
黄斑の分断状態だけでは判断できませんが、胸部背色が黄褐色であるため、本種の可能性が高いと思われます。
しかし、不鮮明なことから触角付根の毛が確認できず、小楯板の毛が淡褐色に見えます。
この点から、ナミホシヒラタアブの可能性が残るのですが、過去の写真(下記)から本種としました。
右下の写真は、本種の蛹です。蝶の蛹と比べると、模様などもなく、とても蛹には見えませんね。


フタホシヒラタアブとナミホシヒラタアブ

     .
<ナミホシヒラタアブ オス>         <フタホシヒラタアブ オス>

  こうやって並べてみると両種の違いは分かり易くなりますね。
胸部背面の色の違いも明らかですし、フタホシの方が光沢が強いこともわかると思います。
ただ、触角の付根の黒毛の有無、小楯板の毛の色はこの写真では不明瞭ではっきりしません。


ミスジミバエ(Zeugodacus scutellatus)
<ハエ目・ハエ亜目・ハエ下目・ミバエ上科・ミバエ科・ミバエ亜科>
 
ミバエ科ミバエ亜科の1種で、在来種。ミバエの仲間は幼虫が植物の果実を食べるものが多い。
日本では、本州から四国、九州、南西諸島に分布している。
体長は7o前後で、背中に3本の白い筋があるのが名前の由来。
幼虫は、野生ウリ類の雄花やウリ科植物に寄生するタマバエ類の虫こぶ(ゴール)を食べる。
最近になって、南西諸島で野菜のキュウリの食害が確認されている。
成虫は枯れ葉の中で、集団で越冬する。

2013/11/10
マンションのエレベータホールの壁に止まっていました。
ずんぐりとした体に似合わない小さな頭部と金属光沢がある眼が特徴です。
これ以降も、晩秋になると蛍光灯の脇などに集まって止まっているのが見られました。
それらも徐々に減って、最後にはいなくなりますので、越冬のために移動しているようです。
調べた所、胸部の3本の淡黄色の縦筋と複眼の特徴から本種と分かりました。
ミバエの仲間は良く似ていて、カボチャミバエは一回り大きく、縦筋が黄色です。
南方にいるウリミバエは一回り小さく、褐色の体色に、縦筋が黄色です。
ウリミバエは、南西諸島に侵入した外来害虫で、不妊虫放飼法により根絶されました。

 
2017/8/22
この頃、エレベータホールの天井でミスジミバエをよく見かけるようになりました。
前回は105oに接写リングを付けたマクロ撮影でしたが、今回は100oマクロで撮ってみました。
フラッシュを使っていますが、色合いがずいぶんと異なります。

ベッコウバエ(Neuroctena formosa)
<ハエ目・ハエ亜目・ハエ下目・ヤチバエ上科・ベッコウバエ科>
 
ベッコウバエ科のハエで、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州、南西諸島と全国に分布する。
体長は、オスが15o前後で、メスは12o前後。
体色は黄褐色で、胸部背面に黒褐色の縦条がある。翅は黄褐色で、片側5個の黒斑がある。
オスの腹部は光沢のある赤褐色で、黄色い長毛が密生する。
メスの腹部は光沢のある黒褐色で、毛はオスほどには多くない。
薄暗い林内などに生息し、樹液や腐ったキノコ、動物の糞に集まる。幼虫は獣糞で育つ。

2013/10/21
マンションのエレベータホールの壁に止まっていました。
ベッコウ色の体色に黒褐色縦縞、翅に斑紋があり、糞に集まっているのを見たことがあります。
そのため、ちょっと近づきたくないハエですが、色合いはきれいな部類です。
腹部が黒褐色なので、メスのようです。

アメリカジガバチ(Sceliphila caementarium)
<ハチ目・ハチ亜目・ミツバチ上科・アナバチ科・Sceliphrinae亜科・Sceliphron属>

アナバチ科のハチで、北アメリカ原産の移入種。
日本では本州の関東以西、四国、九州に分布し、ハワイやアジア各国にも移入している。
直径1cm、長さ4cm程の泥の筒に小型のクモを10匹程入れて卵を産みつけ、蓋をする。
この筒を10個ほど、泥の固まりのようにして作る。

2015/6/13
境川近くの通路に出来ていた水たまり。その脇で吸水しているのでしょうか、本種がいました。
濡れた地面にへばり付いて、しばらくこのポーズのまま動きませんでした。

クロヤマアリ(Formica japonica)
<ハチ目・ハチ亜目・スズメバチ上科・アリ科・ヤマアリ亜科・ヤマアリ属・クロヤマアリ亜属>
 
ヤマアリ亜科クロヤマアリ属に属するアリで、在来種。
日本では、ほぼ全国に分布し、海外では朝鮮半島から中国、台湾、東シベリア、モンゴルなどに分布する。
草原などで、日当たりの良い土の露出した場所に、深さ1mほどの巣を作る。
主にアリマキの出す甘露や花蜜、昆虫の死骸などを食料としている。
営巣には関東型と関西型があり、関東型は1つの巣に1匹の女王アリ、関西型は複数の女王アリが暮らす。
働きアリは体長4〜6mm、女王アリは10o前後で、体色は光沢の内暗灰色〜黒褐色。
クロオオアリと似ているが、胸部を横から見たとき、2山になるのが本種で、1山になるのがクロオオアリ。

2017/9/25
境川近くの草原で、ヤブツルアズキを訪花していました。
よく見かけるアリの代表格です。


大型のアリ

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 <クロヤマアリ>         <クロオオアリ>         <ムネアカオオアリ>
クロヤマアリは「ヤマアリ属」、他の2種は「オオアリ属」のアリです。
この中ではクロヤマアリの働きアリが4〜6mmと最も小型のアリとなります。
クロオオアリとムネアカオオアリの働きアリは、7〜12mmと倍近い大きさがあります。
ヤマアリ属とオオアリ属の外見の違いは、胸部を横から見たときの背縁の形です。
ヤマアリ属は中央がくぼみ、2山に見えるのに対し、オオアリ属はへこみがなく1山に見えます。

※ 比較しやすくするため、画像を回転して方向をそろえてあります。


アオスジクモバチ(Paracyphononyx alienus)
<ハチ目・ハチ亜目・スズメバチ上科・クモバチ科>
 
クモバチ科のハチで、在来種。日本では、本州から四国、九州に分布する。
体長は12〜15mmほどで、出現時期は4月〜10月。
体は黒色で、腹部に灰青色の微毛からなる線斑があるが、光のあたり方ではっきり見え無いこともある。
本種は、クモに毒針を刺して麻痺させ、そこに産卵して、そのまま放置する。

2017/10/2
境川近くの草原で、スペアミントの花に見慣れない真っ黒なハチが訪花していました。
調べた所、翅も含めて全身真っ黒に見えましたので、最初、トゲアシオオクモバチかと思いました。
しかし、トゲアシオオクモバチの出現時期は春から初夏までで、時期が合いませんし、翅に斑紋もありません。
そして残ったのが本種でした。よく見ると腹部に淡いながらも淡青色の帯が2本見えます。
光の加減で、帯は見えにくいこともあるとのことなので、翅の特徴も合うことから本種としました。

ナシモンキマダラハナバチ(Nomada pyrifera)
<ハチ目・ハチ亜目・ミツバチ上科・コシブトハナバチ科・キマダラハナバチ亜科>

コシブトハナバチ科キマダラハナバチ亜科の仲間で、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布する。
体長は10o程で、出現時期は4月〜6月。
暗赤色の体色で、腹部第3節に大きな黄紋が1対あり、尾端近くに小さな黄紋が2対ある。
幼虫はハナバチ類に寄生し、成虫は花の蜜を食べる。

2018/4/3
境川から少し離れた畑で、その一角を黄色く埋め尽くしていたセイヨウアブラナ。
その花を撮ったのですが、後でその写真を見ていて、本種が写っていたのに気が付きました。
頭部は花柱に隠れてしまっていますが、体色や腹部の黄斑に見覚えがあり、本種と気が付きました。
涸沼で見かけて以来、見かけたのは2度目です。これからが出現時期になるハチです。

ヒメスズメバチ(Vespa ducalis)
<ハチ目・ハチ亜目・スズメバチ上科・スズメバチ科・スズメバチ亜科・スズメバチ属>
   
日本には、本州から四国、九州産、対馬産、八重山産の3亜種が生息。
他のスズメバチと異なり、女王バチ、オスバチ、働きバチ(メス)の大きさに差がなく、体長は30mm前後。
オオスズメバチに次ぐ大きさではあるが、攻撃性は弱く、毒性もあまり強くはない。
しかし、威嚇性は非常に強く、巣に近づくとまとわりつくように飛び回る。
日本では、活動期間が短いため、小規模な巣しか作れず、全盛期でも働き蜂は数十匹程である。
※ 餌のアシナガバチが年中活動する東南アジアでは、大きな巣を作り、攻撃性も強くなる。
本種は、他のスズメバチ類(腹端は黄色)と異なり。腹部の末端が黒いため、容易に区別できる。

2014/9/13
境川近くにある駐車場、そのフェンスに絡み付いているノブドウに来ていました。
数匹が飛び交い、ノブドウの花から蜜を集めているようでした。

 
2016/10/7
マンションのエレベータホールをヒメスズメバチが飛び回っていました。
天井に止まったので、この写真を撮影後、捕獲して処分しました。
捕虫網の中で、顎をガチガチ鳴らして威嚇し、捕虫網を食い破ろうとしていました。
網を揺らしてさらに興奮させ、食い破られないようにしながらビンに移してなんとか処理しました。


都市部で出会うスズメバチとアシナガバチの仲間

都市部でも比較的良く見られるスズメバチとアシナガバチの仲間です。

   
 <ヒメスズメバチ>     <コガタスズメバチ>     <キイロスズメバチ>
  [体長:30mm前後]    [体長:25mm前後]    [体長:20mm前後]

キイロスズメバチは体長は20o前後と最も小型ですが、凶暴さはオオスズメバチと大差ありません。
その巣の規模においても最大級で、直径50cm、5,000匹以上の規模になります。
この中では、最も注意を要する種で、むやみに近づくのは非常に危険です。
ヒメスズメバチは、この中では最も大型で威嚇性が強いですが、攻撃性は最も弱い種です。
そのため、まとわりつくように飛び回ることもありますが、手を出さなければ、攻撃されることは稀です。
コガタスズメバチも比較的攻撃性が弱い種ですが、被害が最も多い種です。
開けた場所に営巣するため、住居近くに営巣する事が多く、気付かずに近づいて刺される事が多いようです。

   
<セグロアシナガバチ>    <フタモンアシナガバチ>    <コアシナガバチ> .
[体長:23mm前後]    [体長:16mm前後]    [体長:14mm前後]

一方、アシナガバチの仲間の巣は、単層で部屋数も数百以下と規模は小さいです。
直接、巣を揺らすとかしなければ、近づいても襲ってくることは稀です。
しかし、その毒はスズメバチよりは弱いとはいっても強烈です。
子供の頃、知らずに巣の近くを歩き、フタモンアシナガバチに刺されたことがあります。
その動きは、極めて速く、サッと飛んできて、腕を毒がなくなるまで刺し続けて飛び去りました。
その間、数秒の出来事で、腕には直径数pから数oまで、徐々に小さくなる刺し後が残りました。
その痛さは、今でも忘れません。以来、再び刺されることがないよう細心の注意を払っています。
2度刺されればアナフィラキシーショックを起こすこともありますので、注意が必要です。


コアシナガバチ(Polistes snelleni)
<ハチ目・ハチ亜目・スズメバチ上科・スズメバチ科・アシナガバチ亜科・アシナガバチ族・アシナガバチ属>
 
スズメバチ科アシナガバチ属のハチで、在来種。攻撃性はやや強い。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布している。
海外では、朝鮮半島から中国に分布している。
体長は11〜17mmと、和名の通り、日本産のアシナガバチ属の中では、最も小型の種である。
出現時期は4月〜10月で、オスバチや女王バチは、8月〜9月に出現する。
体色は黒色で、赤褐色と黄色の斑紋がある。
巣は、巣柄を起点に一方向に伸長し、大きくなると上向きに反り返る。
巣の規模としてはかなり大きくなり、本州では500育室の記録がある。働きバチは50匹規模になる。
本種とよく似たキボシアシナガバチとは、腹部第3、第4節の黄斑の有無で区別可能。
黄斑があるのが本種。なお、巣の繭の蓋でも区別可能で、白が本種、黄色がキボシアシナガバチ。
成虫の餌は、樹液、花蜜で、幼虫には青虫などを肉団子にして与える。

2017/9/25
境川から少し離れた草原で、ヤブガラシの花に訪花していました。
キボシアシナガバチと比べると、黄色い斑紋が良く目立ちます。


キボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)
<ハチ目・ハチ亜目・スズメバチ上科・スズメバチ科・アシナガバチ亜科・アシナガバチ族・アシナガバチ属>

 
スズメバチ科・アシナガバチ亜科のハチで、日本では北海道から南西諸島まで全国に分布する。
体長は15mm前後で、体色は黒色で赤褐色の斑紋がある。
低山地から山地に分布し、樹木の枝や葉裏に営巣する。
巣は黄褐色で、繭のふたは鮮黄色で育室から数mm飛び出す。
営巣規模は少なく、働き蜂は多くても数十匹程度にしかならない。
本種は、他種と比較して威嚇性、攻撃性がやや強いので、注意が必要。

2013/8/3
八ヶ岳自然文化園で見かけたキボシアシナガバチです。
コアシナガバチの腹部にある黄斑は、キボシアシナガバチにはありません。
また、巣の繭の蓋が黄色いのも、キボシアシナガバチの特徴です。


キオビツチバチ(Scolia oculata)
<ハチ目・ハチ亜目・スズメバチ上科・ツチバチ科・ツチバチ亜科・ツチバチ族>

ツチバチ科のハチで、在来種。樹林とその林縁、畑地、公園、社寺境内、人家の庭などに生息する。
日本では北海道から本州、四国、九州まで分布し、朝鮮半島、中国、台湾にも生息する。
体長は、オスで15o前後、メスでは20o前後。成虫の出現時期は6月〜10月。メスは触角が短い。
コガネムシの幼虫に卵を産みつける寄生バチで、成虫は花の蜜を餌とする。
メスは、腹部に2個の黄斑があり、その黄斑の中に黒い模様があって目玉模様に見える。
オスでは、腹部に2個の黄斑は接近してつながり、帯状に見える。

2015/6/20
境川の堰堤沿いに植えられているツツジの葉の上で、キオビツチバチのメスを見つけました。
腹部の目玉模様の黄斑が一部しか写っていません。
この後、直ぐに飛び立ってしまったので、この写真しか撮れていません。


キオビツチバチのオスとメス

       .
2013/7/1 (オス)        2013/9/5(メス)           2014/6/17 .
多摩川の河川敷で見かけたキオビツチバチのオスとメスです。
オスの腹部にある2個の黄斑が接していること、メスの眼玉模様の黄斑も良く見えています。
右端の写真は、メスの写真を撮っていたら、横からオスが飛んできたものです。
雌雄の大きさの違い、体形や触角の違いが分かると思います。


ヒメハラナガツチバチ(Campsomeriella annulata)
<ハチ目・ハチ亜目・スズメバチ上科・ツチバチ科・ツチバチ亜科・ハラナガツチバチ族>

ツチバチ科のハチで、在来種。平地や山麓に生息し、各種の花にやってくる。
日本では、本州から四国、九州、屋久島に分布している。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、フィリピン、ジャワ、スマトラ、インドに分布する。
体長は、オスで15mm前後、メスで20o前後。成虫の出現期は5月〜10月。メスは触角が短い。
土中に巣を作り、スジコガネ類やマメコガネ類などの幼虫に寄生産卵する。
メスは、翅の端が褐色になり、腹部に白い4本の帯模様があるが、毛帯のみで白斑はない。
オスは、腹部に5本の淡黄褐色の帯紋があり、毛帯はメスに比べると目立たない。
他のハラナガツチバチとの明瞭な違いは、胸部背に黄紋があることで、識別は容易。

2014/10/25
境川近くに咲いていたセイタカアワダチソウに、ヒメハラナガツチバチのメスが訪れていました。
ツチバチの仲間は良く似ていますが、以下の点で区別可能です。
触角が短いのでメス。腹部の毛帯は4本。胸部背面に毛がほとんどなく、時期から本種としました。

オオハラナガツチバチ
メスは30o前後と大きく、腹部の白毛帯は3本で細く、帯紋はない。
オスは25o前後で、腹部の淡黄色の帯紋は5本で、帯紋の幅はやや狭い。
オスの腹面の帯紋は両側に短く残る。メスの胸部背面には、黄褐色の毛が密集する。
キンケハラナガツチバチ
メスの胸に黄褐色の褐色毛があり、腹部は4本の毛帯のみで帯紋はない。
オスは20oで、腹部の黄色の帯紋は4本で、腹面の帯紋は細く中程で消失。
秋に見られる。
ハラナガツチバチ
メスは30o前後と大きく、胸部は毛が少なく黒い。腹部には4本の白毛帯のみ。
オスは20oで、腹部の淡黄色の帯紋は4本で、帯紋の幅はやや太め。
春から夏に見られる。
ヒメハラナガツチバチ
メスは20o前後で、胸部は毛が少なく黒い。腹部には4本の白毛帯のみ。
オスは15o前後で、腹部に5本の淡黄褐色の帯紋があり、胸背部に黄紋がある。
春から秋に見られる。


ヒメハラナガツチバチのオスとメス

     .
2012/9/3(オス)          2012/9/27(メス)
多摩川の河川敷で見かけたヒメハラナガツチバチのオスとメスです。
オスの腹部にある5本の淡黄褐色の帯紋、胸背部の黄紋が確認できます。
メスの腹部にある4本の白毛帯、胸背部が黒くて毛が少ないことが確認できます。
オスとメスの触角の長さの違いも一目瞭然ですね。


キンケハラナガツチバチ(Campsomeris prismatica)
<ハチ目・ハチ亜目・スズメバチ上科・ツチバチ科・ツチバチ亜科・ハラナガツチバチ族>
 
ツチバチ科のハチで、在来種。平地や山麓に生息し、各種の花にやってくる。
日本では、本州から四国、九州、南西諸島に分布している。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、東南アジア、インドなどに分布している。
発生時期は4月〜10月で、年1回の発生。メスは、成体で越冬する。
そのため、春先にもみられるが、多くは晩夏から秋に現れて、セイタカアワダチソウなどでよく見れらる。
体長は、オスは16〜23mm、メスは17〜27mmで、メスが一回り大きい。
オスの体色は黒色で、腹部には幅広の黄色帯紋があり、後縁には淡色の毛帯がある。
メスの体色は黒色で、頭部や胸部には黄褐色の長毛が密生する。腹部に帯紋はなく、黄褐色の毛帯がある。
また、触角の長さが雌雄で異なり、オスでは長く、メスでは短い。
コガネムシの幼虫に毒針で麻酔して、卵を産みつける寄生バチで、成虫は花の蜜を餌とする。

※ ツチバチ科のハチの違いに関しては、こちらを参照ください。

2017/9/25
境川にほど近い草原で、スペアミントの花に多くのキンケハラナガツチバチが訪花していました。
ただし、訪花していたのはメスばかりで、オスは見当たりませんでした。

コマルハナバチ(Bombus ardens ardens)
<ハチ目・ハチ亜目・ミツバチ上科・ミツバチ科・ミツバチ亜科・マルハナバチ族・マルハナバチ属>

ミツバチ科マルハナバチ属のハチの1種で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国に分布している。
出現時期は3月〜10月で、越冬した女王バチが春先から活動を開始する。
他のマルハナバチ同様、林床の地中に営巣する社会性のハナバチだが、6月頃にはコロニーが解散してしまう。
そのため、6月頃にオスが見られるようになり、同時に新しい女王バチも巣立っていく。
オスの体長は15o前後で、淡黄褐色の毛で覆われ腹端がオレンジ色をしている。短命で、寿命は1ヶ月程度。
メスは、淡黄褐色の毛で覆われ腹端がオレンジ色をしており、女王バチも働きバチ(メス)も同様である。
なお、女王バチは体長20o前後、働きバチは15o前後で、オスと同じような大きさである。

コマルハナバチとクロマルハナバチのメスは酷似していて、見分けるのが困難であるが、下記の点で区別可能。
・クロマルハナバチの毛並みは、刈り揃えられたように上面が揃った長さで平らに見える
 コマルハナバチの毛並みは、長さがバラバラで、ボサボサしてみえる
・後脚の附節の形が異なり、瘤状の湾曲があればクロマルハナバチ、湾曲がなければコマルハナバチ

2005/6/12
相模原麻溝公園のサツキの花に花粉集めに来ていたコマルハナバチです。
そろそろコロニーを解散する時期ですが、まだ、花粉団子を足に付けているので働き蜂と思われます。

 
2020/3/23
マンションのエレベータホールで、じっと動かないハチを見つけました。
急に寒くなったので、動けなくなってしまったようです。
保護して自宅に持ち帰ったのですが、温度が上がるとブンブンと飛び回り始めてしまいました。
仕方がないので、網の袋に捕獲し、翌日、温度が上がったら逃がすことにしました。
その前に動き回るハチを何とか追いかけて撮ったのがこの写真です。
黒い体色に尾端のオレンジ色の毛から、コマルハナバチかクロマルハナバチのメスと思われました。
さて、翌日、気温が上がって来たので逃がしてやろうとしたのですが、動いていません。
どうしたのかと思ってよく見ると、全く動く気配がなく、死んでしまったようです。
昨晩は、ブンブンと元気だったのに、どうして死んでしまったのか、原因不明です。

 

 

 
2020/4/6
捨てるのは忍びないので、標本にすることとしました。それがこれらの写真です。
標本にして気が付いたのですが、腹部に上部で途切れた淡黄色の帯模様が見られました。
腹部第2節に明色の帯があるのはオオマルハナバチですが、淡く、腹背で途切れています。
コマルハナバチのメスにも帯模様がある場合があるが、途中で途切れるとの事なので本種と思われます。
もう1種、よく似たクロマルハナバチのメスとの違いは、毛並みと後脚の附節の形がポイントとの事。
中段は、その毛並みの様子を上面と側面ら撮ったものですが、毛の長さがバラバラで、ボサボサです。
クロマルハナバチの毛は、刈り揃えらえたように同長で、撫でつけたように寝ていてペタっとしています。
この点から、毛が不同長で、ボサボサ髪のコマルハナバチのメスと思われます。
下段左の写真は、後脚附節を拡大したものですが、ゆるくカーブしているのはコマルハナバチの特徴です。
クロマルハナバチは、片方が瘤状に湾曲しており、この点でもコマルハナバチと分かります。
右の写真は、触角の節の数を数えたもので、12個確認できるのでメスです(オスの場合は13節)。
なお、体長は20oあったのと、早春のこの時期に見られたので、越冬した女王バチだと思います。


コマルハナバチのオス

     .
2017/5/31
薬師池公園の萬葉草花園で、ウメモドキの花を訪花していたコマルハナバチのオスです。
メスと異なり、全体が暗黄色で、腹部の末節あたりが若干オレンジ色になっています。
逆光撮影のため、分かりにくいのですがその中に毛色が灰白色のもの(右側)が1匹混じっていました。
おそらく、オスのコマルハナバチの色変わり(※)と思われます。

※ 乙女高原ファンクラブの方に、ホンシュウハイイロマルハナバチでないことは確認済み。


ルリチュウレンジ(Arge similis)
<ハチ目・ハバチ亜目・ハバチ上科・ミフシハバチ科・チュウレンジ亜科>
 
日本では北海道から本州、四国、九州とほぼ全国で見られる。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾に分布する。
体長は10mmほどで、全体に黒色で、るり色の金属光沢がある。
翅は半透明で、触角は、3節からなり、第1節と第2節は短くて第3節が長いが、これが科名の由来。
幼虫はイモムシで、その食草はツツジ科の葉。集団で食害するので、放っておくと丸坊主にされる。
若齢時は集団行動を取るが、成長するにつれ分散していく。越冬は蛹。

2018/10/16
国道16号線に並ぶ街路樹の根元に生える雑草。その雑草の葉に止まっていました。
今年、実家のツツジをボロボロにされたのですが、ツツジ科の葉を食べる大害虫です。


ルリチュウレンジの幼虫

     .
     2018/5/28 中齢幼虫            2018/5/28 終齢幼虫

実家のツツジを食い荒らしていたルリチュウレンジの幼虫です。
卵は葉の縁に埋め込むように産卵され、孵化すると葉の縁から食べ始めます。
1齢幼虫は固まっていますが、大きくなるにつれて分散してしまいます。
中齢幼虫までは、頭部が黒く、体色も緑っぽい色をしています。
それが終齢幼虫になると、頭部はオレンジ色になり、体色もオレンジがかった色に変わります。
中齢幼虫までは頭部が黒いので眼がどこか分かりませんが、終齢幼虫では黒い眼が良く分かります。
なお、この段階になった幼虫の食欲は、すさまじいものがあります。


ヒガシキリギリス(Gampsocleis mikado)
<バッタ目・キリギリス亜目・キリギリス下目・キリギリス上科・キリギリス科・キリギリス亜科・キリギリス属>
 
キリギリス科キリギリス属のバッタで、日本では、本州の青森県から岡山県、淡路島に分布する。
本州西部の近畿、中国地方、四国、九州にはニシキリギリスが生息している。
元々は、両種はキリギリスの和名で同一種として扱われていたものが、1997年に前述の2種に分けられた。
北海道のハネナガキリギリスと沖縄のオキナワキリギリスを加えた4種が日本に生息する。
しかし、地域毎に特徴のある個体群が生息し、細かく分けられる可能性もある。
体長はオスが25〜36mm、メスが25〜37mmで、メスの方がやや大きい傾向があるが、大差ない。
体色は緑色型と褐色型があり、翅は短めで、側面に黒斑が多くある。

※ ニシキリギリスは、体長がオス29〜37mm、メス30〜40mmとやや大きい。
また、翅が長く、側面の黒斑はあって1列か、全くない。

2018/6/12
境川の側にある草原で、ヤマグワの葉に止まているヒガシキリギリスのオスの幼虫です。
成虫は草むらの奥にいて、鳴き声を頼りに探してもなかなか見つかりません。
近づきすぎると鳴き止んでしまうので、撮影に苦労する相手です。
たまたま、上に居ましたが撮影中もじっとしておらず、葉の上をうろうろしていました。

アオマツムシ(Calyptotrypus hibinonis)
<バッタ目・キリギリス亜目・コオロギ上科・コオロギ科・マツムシモドキ亜科・マツムシモドキ族>

コオロギ科マツムシモドキ族のコオロギで、外来種。原産地は中国南部との説もあるが不明。
日本では、本州から四国、九州に分布している。
美しい緑色をした樹上生活をする。メスは全身が緑色であるが、オスは背部中心部が褐色。
体形は背部が扁平でマツムシに近いが、鳴き声は全く異なる。
体長は20o強で、9月〜11月に出現し、樹上でリーリーと良く響く声で鳴く。

2013/9/29
マンションのベランダで、葉に止まっているのを見つけました。
触角を前方にそろえて突き出し、後脚を体そそわせて後に付きだした、独特なポーズです。
背面が緑色一色なので、メスのようです。産卵に訪れたのでしょうか。

ショウリョウバッタ(Acrida cinerea)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ上科・バッタ科・ショウリョウバッタ亜科・ショウリョウバッタ属>

ユーラシア大陸の熱帯から温帯にかけて広く分布する。
日本では、北は北海道から南は九州まで、ほぼ全国に分布する。
雌雄で大きさが倍以上異なり、オスはメスの半分くらいしかない。
オスは飛ぶときに「キチキチキチッ」と音を立てるので、キチキチバッタの別名で呼ばれることがある。
メスの両方の後ろ足の先を持つと、体をしゃくるように上下させる動きをするので、ハタオリバッタの別名がある。
精霊舟に似ることから「ショウリョウ」の名が付いたといわれる。
しかし、雌雄の大きさの差が甚だしいことから「霄壤」の名(ショウジョウバッタ)を別名として持つ。

2013/7/20
境川近くの草むらで見かけたショウリョウバッタのオスです。
境川の近くでは、バッタの類はあまり見かけません。
川が細くて、河川敷があまりなく、増水時に水没するなど、バッタ類には適さないのかも。









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