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境川に暮らす生き物たち 野鳥など


更新:2018/04/16

神奈川県相模原市と東京都町田市の間を流れる境川、二級河川で、流路は52kmほどだそうです。
二級河川ですが、古より相模の国と武蔵の国の国境を分ける川として、境川と呼ばれていたようです。
源流は、城山湖の北、500mほどの所にある沢で、江ノ島付近で相模湾に流れ込んでいます。

カワセミを見かける場所付近は、両岸がコンクリートでなどで護岸工事されています。
普段は、川の中程に流れがあるだけで、その両脇には樹やアシなどの植物が茂っています。
しかし、上流で大雨が降ると一気に水位が上昇し、護岸ギリギリ近くまで水位が上がります。
そのような厳しい環境ですが、カワセミを初め、多くの生き物たちが暮らしています。

< トピック >

今回、新たに見かけた下記の野鳥を追加しました。

オナガガモ、コチョウゲンボウ、スズメ



境川で通年で見られる野鳥


境川で季節によって見られる野鳥


境川に暮らす魚類、爬虫類など


境川の近くで見られる野鳥


写真はありませんが、カワウが小魚を追いかけて潜っているのを見かけたことがあります。
水深が浅く、透明度も高いため、水中でのカワウの動きが良く見えていました。
カメラを持っていなかったのが、つくづく残念でなりません。

と書きましたが、カワウの写真が撮れました。曇りだったので、水中の写真はいくぶん不明瞭です。
このとき写真を撮っていると、コサギを伴ったカワウが2羽近づいてきました。
カワウが移動すると、コサギも後を追いかけて移動します。
どうも、カワウに驚いて逃げ出す小魚を狙っているようです。
この2羽のカワウ、頭部の色などが茶色っぽいので、幼鳥のようです。
先にいたカワウの子供で、巣立ったばかりなのかもしれませんね。

なお、写真は載せていませんが、ツバメも季節には、川の上を餌の昆虫を追いかけて飛び回っています。

水中に住む魚類などは、川の上から確認できたもののみを掲載しています。
魚類や両生類(要はカエルの仲間です)などは、調査すればもっといろいろな種類がいると思います。


オウム目・インコ科


ワカケホンセイインコ(Psittacula krameri manillensis)
<オウム目・インコ科・インコ亜科・ホンセイインコ属>

北緯20度以南のインド、スリランカに分布している。
世界各地でペットとして飼われていたものが野生化する現象が起きている。
日本でも野生化しており、東京工業大学、大岡山キャンパス(東京都目黒区)が有名です。
体長は40cmほどになり、緑色の体色。オスの成鳥には喉から首にかけて黒帯が走る。
首の後ろでは、細いピンクの帯となる。オスの黒帯は幅広く目立つが、メスでは目立たない。
ただし、若い個体では黒帯が不鮮明で、雌雄の判断は難しいので注意が必要。
クチバシは赤くて大きい。尾羽は長く、青味を帯びる。

   
2013/11/16
境川に近いクスノキで見かけました。右端は、クスノキの果実で、この実を食べに来たようです。
別の場所でも、クスノキの果実をめぐってヒヨドリと縄張り争いをしているのを見たことがあります。
餌の乏しくなるこの時期、餌を求めて広範囲に移動しているのではないかと思われます。
このとき見かけたのは数匹のみでしたが、喉にくっきりと輪が見えていましたのでオスと思われます。

多摩川の近くでも見かけます。アップの写真などはこちらをどうぞ。

 
2017/3/21
私の暮らすマンションにも、時折、ワカケホンセイインコが飛んできます。
どうやら近くの部屋のベランダに餌になるものがあるようで、そこに来ているようです。
この写真は、その場所に行く前に近くに止まったときのものです。この後、飛び立ってベランダに消えました。
右の写真は、その時のものですが、カメラで追い切れず、一部が切れてしまいました。
飛んで行ったベランダを見上げると、長い尾羽の先が出ていて、それが動くのが見えました。
なお、写真に白い斑点が見えていると思いますが、これらは雨粒です。

カツオドリ目・ウ科


カワウ(Phalacrocorax carbo)
<カツオドリ目・ウ科・ウ属>

世界的には、アフリカ、ユーラシア、オーストラリア、ニュージーランド、北アメリカ大陸東部などに分布する。
日本では、本州、四国、九州で繁殖し、留鳥。ただし、本州北部は夏鳥として繁殖する。
体長は80cm強、翼開長は130cm強あり、全身がほぼ黒一色。ただ、背や翼には褐色みがある。
クチバシの基部にある黄色い口角部分に丸みがあることで、ウミウと区別できる。
全体が黒い本種も、繁殖期には婚姻色として首回りが白くなり、腰の両側に白斑が現れる。

※ 増えすぎて漁業被害等が問題となっており、2007年6月1日付で、狩猟鳥獣に指定されています。
といっても、むやみな狩猟はカワウの分散を招き、被害拡大につながるので、関係者との調整が必要なようです。

 
2016/4/2
境川で久しぶりにカワウを見かけます。今回はカメラを持っていたのでバッチリ撮れました。
岩の上で休んでいたのですが、しばらくすると潜水を始めました。

   
2016/4/2
曇りだったのでいささか不明瞭ですが、水深が浅いので水中を泳ぐ様子を撮れました。
多摩川では、毎日、見ることはできますが、深いので潜っている所を撮るのは不可能でした。
その点、境川の普段の水深は数十pほどなので、潜ってもよく見えます。

   
2016/4/2
上流側から、コサギを伴って現れた2羽のカワウです。
先のカワウと比べると、全体に茶色っぽく、特に頭部あたりに黒味がありません。
今年、巣立ったばかりの幼鳥だと思われます。上記の子供なのかもしれませんね。
この2羽の後を、コサギが執拗に付いて回っていました。
おそらく、カワウに驚いて逃げ出す小魚を狙っているものと思われます。

   
2017/2/27
この日、カワウが1羽、潜水しているのを見かけました。
写真を撮ろうとしたのですが、カメラが間に合わず、飛ばれてしまいました。
しばらくすると戻ってきたのですが、潜ってくれません。
待っていると、再び、飛び去ってしまいました。

   
2017/11/7
境川を通りかかった時、ちょうどカワウが羽を広げて日向ぼっこをしていました。
カワウの翼は油分が少なく、あまり水をはじかないため、潜水した後はこのポーズで乾かします。

 
2017/12/26
この日、境川を通りかかった時、婚姻色の出ている個体が、翼を乾かしていました。
いままで、婚姻色の出ている写真を掲載していなかったので、追加しました。
上の婚姻色が出ていない写真と見比べると、どこが違うのか良く分かると思います。

カモ目・カモ科


カルガモ(Anas zonorhyncha)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属>

日本では本州以南、海外ではロシア東部から朝鮮半島、中国にかけて生息する留鳥。
都内で、雛のお引っ越しで有名になりましたが、あちこちで見かけるカモです。
体長は60cm前後、翼開長は90cmほどになる。全身は黒褐色の羽衣(うい)で覆われる。
オスの羽衣は、腹部が濃褐色で外縁の淡色部少なくなり、胸部との差が大きくなる。
また、上尾筒、下尾筒が光沢のある黒色。
一方、メスでは羽衣の差が不明瞭で、上尾筒、下尾筒が黒褐色で羽縁が淡色になる。
次列風切の光沢は青紫色で、次列風切や三裂風切の羽縁の白色部は不明瞭。

   
2013/8/31                2013/8/31                    2015/6/6     .
境川では常連組で、よく見かけます。
左2枚がメスで、右がオスです。上尾筒、下尾筒が光沢のある黒色かどうかで判断します。


コガモ(Anas crecca)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属>

ユーラシア大陸と北米大陸の中部から北部にかけてが繁殖地で、
冬季には、ヨーロッパ南部、北アフリカ、中近東、南アジア、東アジア、北米中南部で越冬する。
日本では、冬鳥として全国で、河川や公園の池などで普通に見られる。
オスは、体長40cm前後、翼開張が60cm前後。
茶褐色の頭部の目の周りから後頭部にかけての暗緑色(光の当たり方で暗紫色にも見える)の模様が特徴。
メスは、一回り小さく、頭部は一様に褐色で暗褐色の模様がある。

   
2013/2/23                   2013/2/23                 2014/11/15
冬になると境川にやってくる小型のカモです。
番だけでいる事の方が多いですが、たまに群でやってくることもあります。
飛翔する姿などはこちらを参照ください。

   
2018/1/17
毎年、冬にやってくるコガモです。今年もこの場所には10羽ほどが来ています。
この日、境川に行くとその群れで求愛行動が見られました。
オスが時折首を伸び縮みさせながら、ピィッ、ピィッと鳴いたり、伸び上がったりしていました。
小一時、10羽ほどが入り乱れて、川面がざわついていましたが、その後、落ち着くと飛び去りました。



マガモ(Anas platyrhynchos)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属>

北半球の冷帯から温帯に広く分布し、北方で繁殖するものは冬季には南方へ渡りを行う。
日本では、亜種マガモが冬鳥として、北海道から南西諸島まで広範囲に飛来する。
北海道と本州中部の山地で、少数の繁殖記録がある。
繁殖期のオスは鮮やかな体色で、クチバシは黄色、頭部は緑色で、白い首輪が目立つ。
一方、メスは、黒褐色の地に黄褐色のふちどりがある羽毛で、全身が覆われる。

   
2015/1/11                  2015/6/6                  2015/6/6
冬に見かけたので、マガモだと思っていました。それが、7月になっても居続けていました。
そのため、アイガモではないかと思っていますが、見た目では判別できません。
アイガモは、野生のマガモとアヒル(家禽化したマガモ)の交配種ですので、生物学的には全てマガモです。
そのため、ここではマガモとしています。

   
2015/7/11
境川に行ったとき、突然、川の中でグェーグェーと始まったのがこの騒ぎ。
グェーグェーと執拗に追いかけているのがオスであることは明白ですが、相手が曖昧です。
一緒にカルガモもいたので、マガモのメスなのか、カルガモのオス?なのかが、分かりません。
マガモだと夫婦喧嘩だし、カルガモのオスだと、ちょっかいを出したオスへの攻撃です。
1分ほどで収まり、2羽は分かれて行ったので、後者だと思うのですが、どうでしょうか。


オナガガモ(Anas acuta)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属>

北半球に広く分布する大型のカモで、名前通りオスの尾羽が長いのが特徴。
ユーラシア大陸の北部と北アメリカ北部の寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、
冬季はユーラシアおよび北アメリカの温帯から熱帯地域やアフリカ北部に渡り越冬する。
越冬地では湖沼、河川、海岸などに、群れを作って生息する。






2017/12/26
オナガガモは、冬季に越冬のために渡ってくる冬鳥です。
特に珍しいカモではありませんが、境川で見かけたのはこの日が初めてです。
この後、2018/2/13にも2番が境川に来て、採餌しているのを確認しています。

スズメ目・スズメ亜目・カラス上科


オナガ(Cyanopica cyana)
<スズメ目・スズメ亜目・カラス上科・カラス科・オナガ属>

ユーラシア大陸の東西両端の2地域に分かれて分布する留鳥である。
いずれの地域でも、分布は局所的で、飛び地状に生息している。
日本では、西日本での生息が確認できなくなり、九州と神奈川県以北で生息が確認されている。
体長は35cm前後で、尾羽が20cm以上と長い。雌雄同色。
頭部は濃紺で、喉元から後頭部と背の境界部部が白色。
胸と腹部が灰色で、背は濃い灰色。畳んだ翼と尾羽は青灰色。
最も長い中央の2枚の尾羽の先端は白い。

 
2012/6/17
境川からはちょっと離れた所で見かけたオナガです。
最近は、かなり離れたところにある小学校の校庭などで、時折見かけます。



 
2017/12/12
境川から少し離れた畑にある柿の木。誰も取らないのでたくさん残っていました。
その柿の実を目当てに、オナガがたくさん集まっていました。
撮ろうと近づくと、パッと近くの木に逃げます。しかし、待っているとすぐに戻ってきます。
柿の実がよほどお気に入りなのでしょうね。この分では、あっという間に食べ尽くされてしまいそうです。
食べ残した柿の実を狙って、メジロやスズメなども集まっていました。


ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)
<スズメ目・スズメ亜目・カラス上科・カラス科・カラス属>

ユーラシア大陸の東部に生息する。
日本ではほぼ全国に生息する留鳥で、都市部で見らるのはハシブトガラスが多いです。
体長は56cmほどで、翼開長は1mになる。全身が光沢のある黒色で、雌雄同色。
クチバシが太く、上クチバシが大きく曲がっていることと、額が大きく出っ張るのが特徴です。
ハシボソガラスと異なり、カアカアと澄んだ声で鳴き、鳴くときに体を動かすことはしない。


2017/1/27
境川で見かける、ハシボソガラスの方が多いですが、周辺には多くのハシブトガラスもいます。
ですので、たまに川の中で見かけることがあります。この日も石の上でじっとしていました。


ハシボソガラス(Corvus corone)
<スズメ目・スズメ亜目・カラス上科・カラス科・カラス属>

ユーラシア大陸の東部や西部に生息する。
日本では、全国的に見られ、開けた河川敷や農耕地に多い留鳥です。
体長は50cmほどで、全身が光沢のある黒色で、雌雄同色。
皮膚に近い所には、短く白い柔らかな羽毛があり、寒さに強い。皮膚は暗灰色。
クチバシが細く、上クチバシの曲がりが少ないのと、額の出っ張りが小さくのが特徴です。
また、体を上下にしゃくるようにしてガアガアと濁った声で鳴くのも特徴です。


2013/7/20
この辺りで見かけるのは、ハシボソガラスの方が多いですね。
特に、川の中で見かけるのは本種のみで、ときどき水浴びをしています。

   
2017/2/27
この日、河川敷にはハシボソガラスが10羽以上たむろっていました。
その中に、セグロカモメが1羽いたのですが、魚をハシボソガラスと取り合っていました。
体格の良いセグロカモメには勝てず、隙を見て横取りを狙っていましたが、結局、食べられてしまいました。
なお、左端の写真で、左脚の横にベージュ色の棒のような物が映っていますが、排便した瞬間です。
偶然とはいえ、絶妙のタイミングで撮ってしまったようです。中央はその直後ですが、ガアと一鳴きです。

スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科


イワツバメ(Delichon urbica)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ツバメ科・ツバメ亜科・Delichon属>

日本をはじめ、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、日本、フィリピンに生息する。
日本では、繁殖のために九州以北に飛来(夏鳥)する。
体長は13cmほどで、尾羽はV字状になる。体型は細身。
上面は光沢のある黒褐色で、下面は灰白色、腰が白い羽毛で覆われる。
平地から山地にかけて生息する。

 
2015/6/13
境川の上を走る小田急線。その橋脚部分にイワツバメが営巣していました。
2羽が、境川の岸に降り立っては、泥を運んでいました。
巣は、乾いて白っぽくなっている所と、まだ、水分が多くて黒っぽい部分に分かれています。
黒っぽい部分は、ここ数日の内に積み重ねられた部分だと思います。ほぼ完成に近いようです。

   
2015/6/20
1週間後、巣の様子を見に行くと、作り直していました。
まだ、一番下の部分を作っている最中です。前の巣はどうなったのでしょうか。
考えられるのは、人為的に除去されたか、自然落下かです。
営巣場所は、川の真上で、川面から10m程の場所なので、人為的に除去された可能性は低いと思います。
このコンクリートは表面が滑らかなようなので、乾燥した時、剥がれ落ちた可能性が高いと思います。
この1週間後に見に行くと、やはり巣はなくなっており、イワツバメもいませんでした。
この場所での営巣は無理と判断し、場所を変えたものと思われます。


ヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ヒヨドリ科・ヒヨドリ属>

日本、朝鮮半島南部、台湾、中国南部等に生息している。
日本では、全国的に普通に見られる留鳥です。
体長は28cm程あり、翼開長は40cmほどになる。雌雄同色。
頭部から胴体は灰色で、頬に褐色の部分がある。頭頂部の羽毛はやや長く、冠羽となる。
翼や尾羽は灰褐色で、クチバシは黒くて、細く尖る。
ヒヨドリは、数回羽ばたいては滑空する飛び方をするため、波型の飛跡となります。
樹上生活が主なため、河原ではたまにしか見かけません。

 
2016/4/2
境川では、ほとんど見かけないヒヨドリですが、この日はタチヤナギに止まっていました。
境川にはいなくても、その周辺の樹には大概居て、ヒーヨッヒーヨッとけたたましく鳴いています。

   
  2017/3/7                 2017/3/21            2017/3/28
3/7 境川近くの桃の木にヒヨドリが来ていました。盗蜜でもしているのでしょうか。
3/21、28 自宅前のヤマザクラの樹には、年間を通じていろいろな野鳥がやってきます。
ヒヨドリもその内の1つですが、今まで撮っていないことに気が付きました。
いざ、撮ろうとすると枝が多くてなかなか良いチャンスがなく、やっと撮れたのが右の写真です。

 
2020/3/30
自宅前のヤマザクラが満開に近くなり、ヒヨドリが蜜を吸いにやって来ていました。
ヒヨドリは、花を食い破って吸うため、桜の木の下に花が萼ごと落ちているのはヒヨドリの仕業と言われます。
しかし、ここに来ていたヒヨドリは、メジロと同じようにクチバシを差しこんで吸っていました。
そのため、右の写真のようにクチバシに黄色い花粉がたくさん付いていました。


メジロ(Zosterops japonicus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・メジロ科・メジロ属>

日本をはじめ、東アジアから東南アジアにかけて分布する。
日本では、全国で見られる留鳥です。
体長は12cmほどで、翼開長は18cmほどになる。
緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、目の周りの白いわが特徴。
雑食性だが、ハナスイの別名から分かる通り、蜜が大好物です。
舌の構造もそれに適応していて、二股に分かれた舌先は筆のように細かく割れている。
下の中央には溝があり、蜜などが吸いこみやすい構造になっている。

 
     2016/4/2                             2017/12/12
2016/4/2 境川に近い民家の庭先に群れていました。何か食べ物でもと思ったのですが、何もありません。
近づくとパッと逃げますが、しばらくするとまた戻ってきます。
見える範囲には何もないようでしたが、見えない所に何かあるのかもしれません。
メジロもかなり生息しているようで、サクラなどの花ではよく見かけます。
2017/12/12 境川から少し離れた畑にある柿の木。誰も取らないのでたくさん残っていました。
その柿の実を目当てに、オナガがたくさん集まっていました。
そのなかに、メジロが混じって、オナガが食い荒らした後の柿の実を啄んでいました。

 
2020/4/2
自宅前のヤマザクラでは年間を通じていろいろな野鳥がやって来ます。
メジロも通年でやって来ますが、ヤマザクラが満開に近くなり、多くのメジロが飛び交っています。
ただ、人影を見ると直ぐに逃げてしまうため、なかなか撮影のチャンスはありません。
この日は、粘って見ていると、何度か撮影のチャンスがあって、何とか撮影できました。

スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・シジュウカラ上科


シジュウカラ(Parus minor)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・シジュウカラ上科・シジュウカラ科・シジュウカラ属>

日本をはじめ、東アジア、ロシア極東部に分布する。
日本では、周年生息する留鳥で、4亜種が生息する。
スズメくらいの大きさで、上面が黄褐色や黒褐色、下面が淡褐色で、頭頂は黒い。
頬および後頸には白い斑紋が入るが、胸部とは黒斑で分かれる。
その黒斑から尾羽の基部まで下面に黒条がある。
このネクタイの様な黒条が太いのがオスで、細いのがメス。

 
シジュウカラの巣立ったばかりの幼鳥です。

   
親鳥(メス?)               幼鳥と親鳥(オス)                幼鳥2羽
2016/5/5
民家の生け垣近くで、聞きなれないツチーチー(と聴こえました)という鳴き声が盛んに聞こえてきます。
鳴き声の方をよく見ると、シジュウカラっぽいが、色の薄い鳥が数匹いました。
クチバシの根元が大きく割れ、黄色っぽいことで、幼鳥と分かりました。
近くに親鳥もいて、その親に餌のおねだりをしていたようです。
ときどき、戻って来ては餌を与えていました。

   
2017/3/7
この日、シジュウカラが水辺を歩き回ったり、枯れたヨシを突いているを見かけました。
どうも、ヨシの茎の中に虫がいるらしく、口ばしでこじ開けていました。
黒条の太さから見て、左の水辺にいたのはメスで、右のヨシの茎にいたのはオスのようです。

スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科


アトリ(Fringilla montifringilla)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・アトリ科・アトリ亜科・アトリ族>

日本には冬鳥として秋にシベリア方面から渡来する。
ユーラシア大陸北部の亜寒帯で繁殖する。
冬季は北アフリカ、ヨーロッパから中央アジア、中国、朝鮮半島に渡りをおこない越冬する。
日本には、日本海から山形県や富山県に飛来し、その後、各地に分散する。
体長は16pほどで、黄褐色をベースに黒や白の模様がある。胸部の羽毛は鮮やかな橙色。
オスの頭部は、夏羽では黒く、冬羽では褐色になる。メスはオスよりも色が淡い。
食性は雑食性で、果実や種子、昆虫類などを食べる。

   
2017/3/17
自宅前のヤマザクラの樹に、胸が橙色の小鳥が止まっているのに気が付きました。
最初、ジョウビタキのオスかと思ったのですが、頭頂部が白くありません。
急ぎ、カメラを準備して撮ったのですが、上記の写真です。実は、オスの後ろにメスもいたようです。
しかし、手前のオスに気を取られて、気が付いたのは、取り込んだデータを見ているときでした。
首の辺りに灰色が入り混じって、汚れたようになっています。夏羽に換羽中のようです。



カワラヒワ(Carduelis sinica)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・アトリ科・ヒワ亜科・カワラヒワ属>

中国、モンゴル、ロシア東南部、朝鮮半島から日本にかけての広範囲に分布する。
日本では、ほぼ全国で見られる留鳥だが、北部のものは寒い季節には南に移動する。
体長は14cmほどで、翼開長は24cmほどになる。
全体に黄褐色で、太い嘴と翼の初列風切、次列風切に混じる黄色が良く目立つ。
ピンクの太い嘴と羽の黄色い模様が特徴的で、飛翔時には特に黄色が目立つ。

 
2017/8/1
境川の岸近くにある岩の上で、カワラヒワの番が水浴びをしていました。
多摩川では良く見かけたカワラヒワですが、ここで見かけたのは初めてです。
左の写真で、右がオス、左がメスですが、オスの方が派手目で、大きく見えます。



スズメ(Passer montanus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・スズメ科・スズメ亜科・スズメ属>

ユーラシア大陸(ポルトガルから日本まで)の広範囲に分布する留鳥。
ただし、あまり寒い地方にはいない。
生息地は、都市、農村など人と関わりのある場所に生息している。
しかし、近年、瓦屋根の減少とともに生息数が減少しているところも見られる。
体長は15cmほどで、雌雄同色。頭部が赤褐色で、背中が褐色に縦の黒斑がある。
頬から首の後、腹にかけては白く、耳翅、眼先から喉は黒い。翼には2本の細い白帯がある。

   
2018/4/3
境川から少し離れた畑で、セイヨウカラシナが咲き乱れている所にスズメが集まっていました。
よく見ていると、セイヨウカラシナの花を啄んでいました。
花の蜜を狙っているようです。中央の写真では、食いちぎった黄色い花弁の破片が、肩の辺りに写っています。
左の写真では、畑の裸地で、何か種子のようなものを食べていました。


ハクセキレイ(Motacilla alba lugens)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・セキレイ科・セキレイ属>

世界中に広く分布するタイリクハクセキレイの一亜種。
ロシア、ハバロフスクの沿海部、カムチャッカ半島、千島列島、樺太、北海道、本州では留鳥。
体長20cm程で細身。頭部から肩、背にかけてが暗灰色、腹部は白色で、胸部は黒色になる。
顔は白くて、黒い過眼線が入り、眼下部が白い。
なお、羽衣の色味が雌雄とも夏と冬で変わり、夏羽の方が色味が黒くなる(下記比較表を参照ください)。

   
2013/2/23                  2013/7/20                  2014/11/15
ハクセキレイも良く見かける野鳥です。
羽の色味は、雌雄によっても、季節によっても異なります。詳しくは下記比較表を参照ください。

   
2014/11/15                  2015/6/20                  2015/6/20
ハクセキレイも、川ではよく水浴びをしています。

ハクセキレイの夏羽と冬羽の比較

2012/8/11 メス夏羽

2013/7/20 オス夏羽

2014/11/15 メス冬羽

2015/2/3 オス冬羽


セグロセキレイ(Motacilla grandis)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・セキレイ科・セキレイ属>

日本では、北海道から本州、四国、九州と全国の水辺に分布する。
日本固有種とされることが多いが、ロシア沿海地方、朝鮮半島、台湾、中国北部の沿岸部に観測記録がある。
体長は20cm強で、ハクセキレイよりいくぶん大きめ。
頭部から肩、背にかけてが黒色で、腹部が白色、胸部が黒色。
眼から頬、肩、背にかけて黒色がつながっており、この部分でハクセキレイと区別できる。

   
2014/11/15                2015/1/11                2015/1/11
最初ハクセキレイかと思ったのですが、目の下が黒く、セグロセキレイと分かりました。
境川では、たまに見かける程度です。ハクセキレイより少しふっくらとしています。


キセキレイ(Motacilla cinerea)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・スズメ上科・セキレイ科・セキレイ属>

日本では、九州以北の北海道から本州、四国の石の多い河原に多い。
海外では、ユーラシアからアフリカ中南部に分布する。
体長は20cmほどで、ハクセキレイとほぼ同じであるが、さらに細身。
頭部から肩、背にかけてが灰色、上腹部が白色、下腹部が黄色。

   
2015/1/11
境川で見かけたのは一度きりです。胸や尾の近くが黄色いので分かり易いですね。

   
2017/1/27
この日、久しぶりにキセキレイに会えました。
2羽(おそらく番)で、河川敷を飛び回って、採餌していました。

   
2018/3/13
この日、キセキレイが橋のたもと辺りを飛び回っていました。
そのため、近くから撮らせてくれなかったキセキレイを、かなり近づいて撮ることができました。

スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科


ツグミ(Turdus eunomus Temminck)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ツグミ科・ツグミ属>

日本をはじめ、中華人民共和国南部、台湾、ロシア東部などに生息する。
日本では、冬季に越冬するために飛来する冬鳥で、体長は24cm前後、翼開長は39cmほどある。
頭頂から首の後ろは黒褐色で、体上面は褐色。尾羽は黒褐色で、翼は黒褐色に羽縁が赤褐色になる。
喉から胸部は淡黄色で、胸部から腹部の羽衣は、外縁が白い黒褐色になる。

   
2016/3/19
一度、氷点下まで下がった冬の朝、植え込みの下で、しゃがみ込んでいるのを見かけました。
近づいた時、立ち上がったのですが、少し地面を掘ってうずくまり、寒さをしのいでいたようです。
ツグミを見かけたのは、それ以来ですが、境川の近くの畑を歩き回って、餌を探しているようでした。
その後、私の気配を察したのか、近くの桜の木に飛んで行ったのを、近づいて撮影したものです。

 
2017/3/7
この日、ジョウビタキのオスを追っているとき、対岸の縁にいるツグミに気が付きました。
境川で見かけたのは初めてですし、水の中を歩いているのを見たのも初めてです。


シロハラ(Turdus pallidus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ツグミ科・ツグミ属>

ツグミ科ツグミ属に分類される鳥類で、日本ではほとんどが冬鳥。
繁殖は、中国東北部からロシア沿海地方にかけての地域で行う。
冬季には、日本や朝鮮半島、中国で越冬する。日本では本州以南の積雪のない低地に多い。
全長は25p前後で、ヒヨドリより少し小さい。
ツグミ類らしいクチバシや脚がよく発達した体型をしている。
体色は大半が灰褐色で、腹部が白っぽく、それが和名の由来。
雌雄同色ではあるが、メスの方が顔や腹部は白っぽく、目の上に薄い眉斑がある。
森林の茂みの中に潜むことが多いが、都市部の公園や緑地帯などでも見られる。
単独で行動し、地上をピョンピョンと跳ねて獲物を探す様子が見られる。
食性は雑食で、地面に降りて昆虫やミミズなどの小動物を捕食するが、木の実もよく食べる。

   
2017/2/16             2017/2/16             2017/3/22
2/16に自宅前のヤマザクラの樹に、ツグミのような鳥が止まっているのに気が付きました。
肉眼では、のっぺりしたベージュ色で模様は確認できません。双眼鏡で見て、ツグミではないと確認できました。
急ぎ、カメラを準備して撮ったのですが、バックが明るくて露出がアンダーになっていました。
露出補正をしようとしたとき、下に飛び去りました。ベランダから下を見ると、植え込みの所にいました。
植え込みから出てきた所を上から撮ったのですが、直ぐに植え込みに戻ってしまい、以降、見失ってしまいました。
羽衣の色がよく分かる写真が1枚しかなく、それも上から背面を見たもののみのため、同定には不安がありました。
3/22にも木に止まっている本種に気が付きました。この日も日蔭のため発色は良くありません。
ただ、頭頂のぼさぼさ感は良くわかると思います。この後、また、逃げられてしまいました。

本種は、特徴からニシオジロビタキとしていましたが、薬師池公園でシロハラを見て間違いに気が付きました。
漫然と感じていた違和感は、脚の色であったこともわかりました。そう、脚の色が黒ではなく、橙色だったのです。
それと体長です。大きさが明確に推定できるものがなかったのですが、大きすぎる気がしていたのです。
それが、薬師池公園でシロハラを見て、ニシオジロビタキ(メス)ではなく、本種もシロハラだと気が付いたのです。
光の加減で、羽衣の発色が微妙に異なりますが、本種はシロハラのメスと思われます。


ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus Pallas)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ヒタキ科・ノビタキ亜科・ジョウビタキ属>

日本をはじめ、チベットから中国東北部、南部、沿海州、バイカル湖周辺、インドシナ半島北部で見られる。
日本では、冬鳥として全国に渡来し、越冬する。
体長は15cmほどで、オスは頭頂が白くて、目の周りが黒いのが特徴。メスは、頭部が淡褐色。
胸から腹、尾にかけては雌雄とも橙色。翼は黒褐色で、中程に細長い白斑がある。

   
2017/3/7
前日、雨の中、境川の河川敷を飛び回っているのを確認しました。
あいにくの天気でカメラを持っていなかったので、翌日、出直すこととしました。
今日も居てくれるか不安はあったのですが、同じ場所で飛び回っているのが確認できました。
メスは、他の場所で何度も確認出来ていたのですが、オスには会えていませんでした。
境川で出会ったジョウビタキがそのオスでしたので、二重にうれしい出会いでした。


ジョウビタキ(メス)

       .
2013/3/5
多摩川の河川敷近くで見かけたジョウビタキのメスです。
毎年のようにこの場所で見かけるので、同じ個体が毎年ここに渡ってきているのかもしれません。



ムクドリ(Sturnus cineraceus)
<スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ヒタキ上科・ムクドリ科・ムクドリ属>

日本をはじめ、東アジアに分布する留鳥で、日本のほぼ全域に生息している。
体長は24cmほどで、翼、胸、首は茶褐色。首から頭部にかけてと、腰に白い部分が混じる。
脚とクチバシが黄色い。オスは全体に黒っぽいのに対し、メスは褐色に近い色になる。

   
2014/11/15                  2016/5/20                  2018/4/3
2014/11/15 どこにでもいるムクドリですが、境川のここでは送電線の鉄塔に群れていました。
2016/5/20 ヤマザクラの木に群がり、赤く色づいた果実を食べていました。
2018/4/3 収穫の終わった畑で、掘り出された餌(幼虫やミミズなど)を探しまわっていました。

   
2017/2/27
ムクドリが河川敷に降りて、飛び回っていました。
河川敷で見たのは初めてですが、水でも飲みに来ているのかと思ったら、何かを啄んでいました。
冬場は昆虫などが少ないため、石に生えた藻でも啄んでいるのでしょうか。

チドリ目・カモメ亜目・カモメ科


ユリカモメ(Larus ridibundus)
<チドリ目・カモメ亜目・カモメ科・カモメ亜科・カモメ属>

ユーラシア大陸北部やイギリス、アイスランドなどで繁殖し、
冬はヨーロッパ、アフリカ、インド、東南アジアへ南下し越冬する。
日本では、冬鳥として北海道から南西諸島まで広範囲に渡来する。
体長は40cmほどで、翼開長は90cm強、脚とクチバシは赤色。
夏羽では頭部が黒褐色なり、冬羽では頭部は白くなり、目の後ろに黒い斑がある。

   
2017/1/20                  2017/1/20                  2017/1/27
1/20 この日、境川の近くを通りかかるとユリカモメが数羽、川面を泳いでいました。
羽の生え方から昨年生まれた幼鳥の、第1回冬羽ではないかと思われます。
1/27 この日もユリカモメが川面を泳ぎ回っていました。前回見た時より多く、10羽ほどいました。
遠くの方でも飛んだり、泳いだりしているのが見えましたので、全体ではかなりの数がいたものと思われます。


セグロカモメ(Larus argentatus)
<チドリ目・カモメ亜目・カモメ科・カモメ亜科・カモメ属>

ユーラシア大陸の中部、北部からイギリスや北アメリカ大陸北部などで繁殖する。
北方に生息する個体は、冬季には南に渡り越冬する。
体長は60cm、翼開長は1.5mになる。雌雄同色。
背中と翼上面は明るいグレーで、頭部、首、腹部、尾は白い。
翼の外側初列風切羽は黒く、先端に白斑がある。
くちばしは黄色く、下くちばしの先端近くに1つだけ赤い斑点がある。
日本では冬鳥として渡来し、よく見かける大型種のカモメです。

   
2016/2/27
この日、河川敷にたむろするハシボソガラスの群れの中に、1羽のセグロカモメがいました。
ハシボソガラスが、セグロカモメの周りを遠巻きにして、ウロウロしています。
しばらく見ていると、セグロカモメが動いて、何かを突き始めました。
良く見ると、半分ほどにちぎれた魚です。ハシボソガラスは、これを狙ってウロウロしていたようです。
セグロカモメは、魚をくわえて振り回したりしていましたが、最後には呑み込んでしまいました。

   
2016/2/27
魚を飲み込んで、しばらくすると、不意に翼を大きく振り上げ、飛び去って行きました。

ツル目・クイナ科


オオバン(Fulica atra)
<ツル目・クイナ科・クイナ亜科・オオバン属>

日本も含め、アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸、ヨーロッパの一部と広範囲に分布する。
日本では、夏季に北海道、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬する。
体長は35cm前後、翼開長は70cmを超える。虹彩は赤褐色で、クチバシは白く、白い額板が特徴。
頭部から首にかけては黒く、頭頂や首の後には光沢がある。
体上面は青味がかった灰色、下面は暗灰色で、下尾筒は黒く、尾羽は黒褐色。

   
2014/11/15
境川で見かけたのは、このときだけです。岸を歩いたり、泳いだりしていました。
水深が浅いので、潜らなくても餌の藻類が取れるので、採餌は楽かもしれません。
オオバンは、多摩川では年々増えており、その様子はこちらをどうぞ。

ハヤブサ目・ハヤブサ科


コチョウゲンボウ(Falco columbarius)
<ハヤブサ目・ハヤブサ科・ハヤブサ属>

ハヤブサ科ハヤブサ属に属する鳥で、北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部で繁殖する。
冬季はアフリカ北部、インド、中国東南部、北アメリカ大陸中部から南部、西インド諸島に渡り越冬する。
日本へは冬鳥として、北海道から九州まで各地に渡来するが、数はそれほど多くない。
全長は、オスで27cm、メスで31cmと、メスの方が若干大きい。
オスは、頭頂部と背面、翼の上面が青灰色で、尾の先端に黒帯がある。
頚部や腹面は、白〜黄褐色の地色に、褐色の縦斑がある。
メスは、上面が灰褐色で黄褐色の斑がある。尾には数本の黒帯がある。
頚部や腹面は、黄白色で黒色の太い縦斑がある。
なお、クチバシから下方に向かう黒斑(ハヤブサ髭)は、ないかあっても不明瞭。
食性は動物食で、小型の鳥類や哺乳類、昆虫類等を食べ、海岸や草原、農耕地など様々な環境に生息する。



 
2018/4/5
最寄り駅から10mも離れていないビルからタカらしき鳥が、隣のマンション屋上に飛んでいきました。
尾羽を扇状に広げていましたが、数本の縞が見えました。飛んできた方を見ると、もう1羽、窓枠にいます。
急いで戻り、撮影機材を持って引き返しました。何年か前にも同じ所で見かけ、後でと思ったら、消えていたからです。
この辺りはカラスの縄張りで、その時もカラスとやりあっていました。カラスより小さい本種が追い払われたのでしょう。
戻るとまだ同じ所に居ました。急いで準備をし、撮影したのですが、窓枠の所が狭いのか、方向を変えません。
そのため、背中方向からの写真しか撮れませんでした。反対側は駐車場の壁で、見られる方向が制限されるためです。
撮影するときはツミではないかと思っていたのですが、羽衣の色や模様が合いません。
タカ科を調べたのですが、一致するものが見当たりません。まさかと思いながら、ハヤブサ科の方を見るといました。
タカだと思っていたのですが、ハヤブサの仲間だったんですね。不明瞭ですが、ハヤブサ髭も見られます。
なお、背中の羽衣の色や尾羽の縞模様から、この個体も飛んで行った個体もメスのようです。

ブッポウソウ目・カワセミ亜目・カワセミ科


カワセミ(Alcedo atthis)
<ブッポウソウ目・カワセミ亜目・カワセミ科・カワセミ亜科・カワセミ属>

水辺に生息する小鳥で、鮮やかな水色の体色と長いくちばしが特徴で、ヒスイ、渓流の宝石と呼ばれることもある。
全長は17cmほどでスズメよりも大きいが、くちばしが長いため、体はスズメほどの大きさしかない。
オスのくちばしは全体が黒いが、メスは下のくちばしが赤いのでオスと区別できる。
頭、頬、背中は青く、頭は鱗のような模様がある。喉と耳の辺りが白く、胸と腹と眼の前後は橙色。足は赤い。
幼鳥は、全体に黒っぽく、光沢が少ない。また、脚も赤くなく、黒っぽい色をしている。

ヨーロッパ、アフリカ北部からインド、東南アジアにかけて分布し、いくつかの亜種に分かれている。
暖かい地方では定住するが、高緯度の寒い地方では冬には暖かい地域に移動する。
日本には、亜種カワセミ(Alcedo atthis bengalensis)が生息し、北海道以外では留鳥として通年で見られる。

   
2013/2/23                   2013/2/23                   2013/7/20
NHKの番組でも紹介されましたが、ビル群が直ぐ近くにあるような場所で暮らしています。
子育ての時期には、よく飛び交っています。詳細は、カワセミの部屋をご覧ください。

ペリカン目・サギ科


アオサギ(Ardea cinerea)
<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・アオサギ属>

日本も含め、、フリカ大陸、ユーラシア大陸、イギリス、インドネシア西部、
フィリピン北部、マダガスカルに分布している。
日本では、北海道では夏鳥、九州では冬鳥で、本州では留鳥になる。
日本では最も大きなサギで、全長は1m弱に達する。
正面から見ると白く見えるが、横や後ろからは青味がかった灰色にみえる。
成鳥の首の部分は白く、頭部の黒い冠羽が良く目立つ。

   
2013/8/10                 2013/11/16                 2014/10/25
境川では、ときどき見かけます。図体が大きいため、あまり俊敏な動きはできないようです。
コサギとは異なり、流れの横に立ち、魚が寄ってくるのを待ち続けていました。


ダイサギ(Ardea alba alba)
<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・アオサギ属>

サギ科アオサギ属の鳥で、シラサギ(全身が白いサギの総称)と呼ばれるサギ類の1種。
熱帯、温帯に分布し、世界中で見られる。なお、温帯に生息するものは冬には熱帯方面へ移動する。
日本では、亜種チュウダイサギが夏鳥として、亜種オオダイサギ(ダイサギ)が冬鳥として観測される。
そのため、渡り鳥ではあるが、年中観測される。
全長90cmほどになる大型のサギで、脚と首がかなり長いのに加え、くちばしも長い。
夏羽時にはくちばしは黒いが、冬羽時には黄色くなる。脚は、全体に黒い。

   

 
2017/11/7
境川で見かけたのは2回目です。最初に見かけたときは、カメラを持っていなかったので撮れませんでした。
コサギと比べると首の長さが際立っています。体と大差ないほどの長さになります。
上段右端の写真では、体をひねったためか、脚ががに股に開いて、ちょっと不格好です。
ちなみに、冬季なのでこの個体は亜種オオダイサギ(ダイサギ)になります。


コサギ(Egretta garzetta)
<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・シラサギ属>

熱帯、温帯に分布し、アフリカ、アジアで見られる。
なお、温帯に生息するものは冬には熱帯方面へ移動する。
日本では、本州から九州までの各地に分布する。
日本でシラサギ(全身が白いサギの総称)と呼ばれるサギ類の1種。
全長は60cm程と小柄なサギで、足の指が黄色いことが特徴。
夏羽になると、頭部に2本の長い冠羽が見られるようになる。

   
2013/2/23                 2013/11/16                 2015/9/23
境川では良く見かけます。
水の中を歩き回り、岩の根元辺りで足を震わせて、魚を追い出すなど、なかなかの知恵ものです。

 
2014/10/11
   
2014/10/11
また、小柄なためか、なかなか動きは俊敏で、流れをさかのぼってくる魚を待ち構えています。
魚を見つけると、羽を斜め後ろに振り上げてバランスを取りながら、首を魚に向かって伸ばします。
いつも成功するわけではないようですが、下の写真では、見事に銜えていました。

 
2017/11/7
コサギの飛翔している姿を捉えることができました。
首を縮め、脚を後ろに真っ直ぐ伸ばした形で、重量バランスが取れるようです。


ゴイサギ(Nycticorax nycticorax)
<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・ゴイサギ属>

サギ科ゴイサギ属に分類される鳥で、河川、湖、池沼、湿原、水田、海岸などに生息する。
日本では、北海道には夏季に飛来(夏鳥)し、本州以南では周年見られる(留鳥)。冬季に南下する個体もいる。
海外では、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、フィリピン等に分布する。
全長は58〜60cmで、翼開長は105〜112cm。上面は暗青灰色で、下面は白色。翼は灰色。
虹彩は赤く、眼から嘴までは羽毛がなく、青灰色の皮膚が露出する。嘴は黒く、後肢は黄い。
繁殖期には、後頭に白い羽毛(冠羽)が3本伸長し、後肢の色彩が赤みを帯びる。
2亜種に分かれ、日本で見られるのは「Nycticorax nycticorax nycticorax」。
ユーラシア大陸、サハラ以南のアフリカ、南北アメリカに分布する。
単独もしくは小規模な群れで生活し、夜行性のため、昼間は水面に張出した樹上などでひっそりと休む。
食性は動物食で、両生類、魚類、昆虫、クモ、甲殻類などを食べる。

 
2017/11/7
境川で、コサギが歩き回っているのを見ていた時、その少し先の草陰にゴイサギがいるのに気が付きました。
境川でゴイサギを見かけたのは初めてです。もう少し手前に来ないかと待ったのですが、その場から動きません。
しびれを切らして、対岸側に移動したのですが、ちょっと眼を離した隙に逃げられました。
右側の後ろ向きの写真では、石の上に黄色い脚が見えています。


コイ目・コイ科


コイ(Cyprinus carpio)
<コイ目・コイ科・コイ亜科・コイ属>

もともとは中央アジア原産とされるが、現在は、世界中に分布している。
日本では、化石が発見されており、古来より生息していたものとされている。
コイには、ノゴイと呼ばれる体高の低いものと、養殖、放流される体高の高いものがいる。
前者が、古来より分布していたもので、遺伝子的に種レベルの差異が報告されている。
体長は、多くは60cm程度までであるが、1mを越すものも報告されている。

   
2015/6/20                  2015/6/20                  2013/8/31
コイは、いつもこの場所では10匹程が群れています。他の場所では単独行動です。
ここに群れているのは、流れのないことと、餌をくれる人がいるからのようです。
右端の写真で、手前右側に写っているのがギンブナ、左側はオイカワです。


ニシキゴイ(Cyprinus carpio carpio)
<コイ目・コイ科・コイ亜科・コイ属>

コイの変種であり、観賞用に養殖されたものである。
黒以外のコイを「色鯉(いろごい)」、特に赤いものを「緋鯉(ひごい)」と呼ぶ。
特に観賞用に体色を改良されたものを「錦鯉(にしきごい)」と呼び、多くの品種がある。
最も有名なのは、御三家と呼ばれる紅白、大正三色、昭和三色である。

 
2015/6/20
コイの群れの中に、時折、ニシキゴイが混じります。
見かけからの判断ですが、オレンジ黄金と呼ばれている種類に近いと思われるニシキゴイです。


ギンブナ(Carassius auratus langsdorfii)
<コイ目・コイ科・コイ亜科・フナ属>

日本、台湾、朝鮮半島、中国に分布する。
河川、湖沼、ため池、用水路など、水の流れのゆるい淡水域などに生息する。
体高はゲンゴロウブナよりは低くキンブナよりは高い。体色は緑褐色。
体長は、20cm以下のものが多いが、30cmに達するものもある。
形態的にギンブナと言えるのはほとんどがメスで、雌性発生する。

   
2012/10/21                 2013/11/16                 2013/11/16
境川の浅瀬で見かけたギンブナです。コイなどに交じって泳いでいました。
3枚目の写真は、そのコイとのツーショットです。大きさが分かると思います。
なお、この大きさのものばかりではなく、小さなギンブナもたくさんいます。


オイカワ(Opsariichthys platypus)
<コイ目・コイ科・Oxygastrinae亜科・ハス属>

日本国内では、利根川水系と信濃川水系以西の本州各地、四国の吉野川水系、九州に自然分布する。
海外では、朝鮮半島から中国東部、台湾に分布する。
成魚は、体長15cmほどになる。オスの方がメスより大きくなる。
背中は灰青色で、体側から腹側は銀白色で、体側には淡いピンクの横斑がある。

   
2013/8/31
浅瀬に群れていたオイカワです。この日、水が澄んでいて、よく見えました。
その群れの中に、1匹だけ婚姻色が出ている個体がいました。
カワセミやサギの餌になっているのは、このオイカワだと思っています。

ナマズ目・ナマズ上科・ナマズ科


ナマズ(Silurus asotus)
<ナマズ目・ナマズ上科・ナマズ科・ナマズ属>

ナマズ目ナマズ科に属する硬骨魚類で、別名としてマナマズとも呼ばれる。
2005年に特定外来生物に指定されたアメリカナマズと区別して、ニホンナマズと呼ばれることもある。
日本に分布する3種のナマズ属の1つで、東アジアに広く分布する。他の2種は日本固有種である。
在来魚としては少数派の大型肉食魚で、扁平な頭部と長い口髭、貪欲な植生が特徴。
日本での分布は、北海道と沖縄諸島を除く日本各地の流れの緩やかな河川、湖沼、水田などに生息している。

 
2013/7/20
この日、境川の川面を見ていると、ナマズが川上に向かってゆっくりと泳いできました。
境川で確認できたのはこの時のみです。

カメ目・潜頸亜目


ミシシッピアカミミガメ(Trachemys scripta)
<カメ目・潜頸亜目・リクガメ上科・ヌマガメ科・アミメガメ亜科・アカミミガメ属>

アメリカ合衆国、メキシコ原産で、日本には輸入され、野生化している。
幼体はミドリガメの商品名で夜店等で売られたこともあり、各地に広がっている。
甲長は28cmになり、オスよりメスの方が大きくなる。
背甲の色は、淡緑色から濃緑色で、黄色く細い複雑な筋模様が入る。
腹甲は、甲板毎に大型の暗色斑が入り、斑紋が繋がる個体もいる。
眼の後から鼓膜上部にかけて赤くやや太い筋模様が入り、これが和名の由来。

   
2013/7/20                 2015/6/13                 2015/7/4
ご多分にもれず、この境川にもミシシッピアカミミガメが住んでいます。
時折、岩の上に登って甲羅干しをしています。同じ場所にスッポンも甲羅干しに来ます。
中央と右の写真では、そのスッポンとのツーショットです。


2016/5/7
この日もミシシッピアカミミガメが、小さな岩の上で甲羅干しをしていました。
そこにスッポンが割りん込んで来たので、ミシシッピアカミミガメは水中にドボンと飛び込んで行きました。
しばらくして、ふっと川面を見た時、ミシシッピアカミミガメが水中を歩いて移動していました。
そして、時々立ち止まり、底に付いている藻を食んでいました。
水中を歩いて移動しているのも、藻を食んでいるのも見たのは初めてです。



   
2017/2/17
この日は天気が良くて、暖かかったこともあってか、石の上でミシシッピアカミミガメが甲羅干しです。
良く見ると、右端のミシシッピアカミミガメの上に、小さなミシシッピアカミミガメが乗っていました。
小さなカメが割り込める場所がないからでしょうか、まさに、親亀の上に子亀を乗せて〜 状態です。
反対側に回って、写真を撮った時、上のカメが滑り落ちました。下のカメが少し動いたようです。
しばらくして、ふと見ると、落ちたカメが、また、同じカメの上によじ登ろうとしています。
よほどお気に入りなのでしょうか。下のカメにとっては迷惑千万な話ではあります。


スッポン(Pelodiscus sinensis)
<カメ目・潜頸亜目・スッポン上科・スッポン科・スッポン亜科・キョクトウスッポン属>

本来の分布域は、日本では本州以南とされるが、養殖場からの逃亡個体のため、不明点が多い。
海外では、朝鮮半島から中国、ロシア南東部、台湾、東南アジアに分布する。
甲長は40cm弱になる。甲羅表面は角質化していないため柔らかく、そのため他種よりも軽い。
噛みつく力は強く、体に触った場合は自己防衛の為に噛みついてくる。
噛みつくと、首を甲の内側に引っ込める。
噛みつかれた場合、水に戻すか、じっと動かさずに離すまで待つ(10秒程で離す)。
水中生活に適応しており、水中に長時間留まれる。これは喉の毛細血管が魚の鰓のように働くためである。
また、首が長く、鼻が長く突き出ており、シュノーケルのように水上に出して呼吸できる特徴も持つ。
そのため、めったに陸上に上がることはないが、皮膚病に弱いため、時折、甲羅干しを行う。

   
     2015/6/13                    2015/6/13                2015/6/20
境川でスッポンを見たのは、2014年の夏。水底を動いている姿を見て、スッポンと気が付きました。
急いでカメラを出したのですが、写野に捉えた時には、対岸のアシの下に入る所で、撮れませんでした。
こんな都会に近い場所で、野生のスッポンがいるというのはちょっと意外でした。
それ以降見ることはなかったのですが、この日、岩の上で甲羅干しをしているのを確認しました。
スッポンの尾や後脚の所がきれいな黄色であること、首の所にも黄色い斑紋があることを知りました。
その後、2匹が甲羅干ししているのを見かけましたが、この辺りで繁殖しているものと思われます。

※ 臆病なため、実家のある田舎でも見たことがないスッポンを、ここで見られるとは予想外でした。

マイマイ目・キセルガイ科


ナミギセル(Phaedusa japonica)
<マイマイ目・キセルガイ科・アジアギセル亜科>

日本には、アジアギセル亜科の仲間が200種程生息しているが、固有種も多い。
本種は、本州、四国北部、九州に分布するが、北日本には少なく、西に行くほど多くなる。
殻は細長く、左巻きで、中程で多少膨らむ。殻口は卵形で、縁はまるく、厚くなってる。
普通、殻の色は褐色。卵胎生で、生まれる子供は大きく、1回に生まれるのは数匹。


2015/9/19
陸生の貝類に、このような細長いものがいるとは知りませんでした。
調べてみると、キセルガイ科の仲間は結構な種類がいることを知りました。
おそらく、今までにも出会った事があるのではと思いますが、気が付いていなかったのでしょう。
形状からナミギセルとしていますが、キセルガイ科は似たものが多数いるとのこと。
この写真しかありませんので、異なっている可能性は大いにあると思います。








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