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境川近辺 野草編(秋T)



相模原市の自宅近くを流れている境川、そこへの道すがらや境川で撮影した、季節を彩る野草などです。

< トピック >

新たに見かけた、下記の野草を追加しました。

イヌガラシ、タイワンツナソ[モロヘイヤ]



ここでは、被子植物はAPG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
アオイ目
アオイ科(カラスノゴマ、タイワンツナソ[モロヘイヤ]、アプランド綿)
アブラナ目
アブラナ科(イヌガラシ)
イネ目
イネ科(オギ、ススキ、メヒシバ、セイバンモロコシ)
カヤツリグサ科(カヤツリグサ、チャガヤツリ)
ウリ目
ウリ科(カラスウリ)
キク目
キク科(イエギク、セイタカアワダチソウ、ハキダメギク、キバナコスモス、ヨモギ)
キントラノオ目
トウダイグサ科(オオニシキソウ)
キンポウゲ目
キンポウゲ科(シュウメイギク)
境川近隣の秋の野草
和名インデックス


カラスノゴマ(Corchoropsis crenat Sieb. et Zucc.)
<アオイ目・アオイ科・Dombeyoideae亜科・カラスノゴマ属>
   
2012/10/14           2012/10/14           2012/10/14
   
2012/10/14           2012/10/21           2013/11/16

アオイ科アオイ属の1年草で、在来種。 日本では、本州の関東以西から四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国に分布する。
草丈は30〜90cmほどで、茎、葉、萼、刮ハなどには、星状毛が多い。
葉は互生し、長さ5p前後の卵形で、先が尖る。
花期は8月〜10月で、葉腋に1個ずつ黄色い花を付ける。直径は20oほどで、花弁は5個。
萼片は線状披針形で、反り返る。長い仮オシベが5個あり、その外をオシベ10個前後が取り巻く。
刮ハは、長さ3p前後で、細長く、熟すと3片に裂開する。

2012/10/14 境川に向かう途中、林縁の石垣の上で黄色い花をたくさん付けていました。
見上げるようにして撮ったものですが、花が下向き加減なので丁度良かったです。
この時点で、下の方などでは、既に若い果実は出来ていました。
2012/10/21 それが先の方から熟して赤みを帯び始めていました。
2013/11/16 1年後となっていますが、11月には熟して褐色になっていました。
果実を良く見ると、一部で裂開が始まっており、割れ目が見えています。

タイワンツナソ(Corchorus olitorius)
<アオイ目・アオイ科・ツナソ属>
   

 
アオイ科ツナソ属の1年草で、原産地はインド。
タイワンツソナの和名よりも、別名のモロヘイヤの名前の方が知られている。
モロヘイヤは、アラビア語(molokheiya)のエジプト方言で、王様の野菜を意味する。
真夏の高温下でも旺盛に生育する高温性植物で、草丈は1〜2mになる。
茎は直立してよく分枝し、全体に無毛。
葉は互生し、葉身は長楕円形で先は尖り、鋸歯がある。
また、葉身基部の小さな裂片は、先が暗紫色で、糸状に長く伸びる。
葉柄の基部には、暗紫色をした耳状の小突起がある。
短日性のため、花期は日照時間が12時間以下になる9月〜10月になる。
花は、葉に対生するように付き、直径が8o前後の黄色の5弁花である。
果実は、直径5mm前後、長さ8pほどの円柱状で、先が嘴状にすぼまる。

若葉と茎の柔らかい部分を食用とし、カロテン、カルシウム、カリウム、鉄などミネラル分が多い。
特にカロテンとカルシウムの含有量は野菜の中ではトップクラスで、ムチンも含まれます。
そのため、細胞や血管の老化予防、骨粗しょう症予防、ムチンによる糖尿病予防効果もある。
ただし、シュウ酸も多く含むため、尿路結石などの要因となり、体質によっては控えたほうが良い。
また、果実や種にはストロフェチジン含まれ、心臓の筋肉の収縮力に強い影響を及ぼす。
摂取によりめまいや嘔吐などの中毒症状を引き起こすので、果実や種は摂取しないこと。

※ タイワンツナソとシマツナソ、モロヘイヤの名前に混乱があるようである。
シマツナソをモロヘイヤとした記述が見受けられるが、シマツナソは別種で、以下の違いがある。
・タイワンツナソ[Corchorus olitorius]の果実は、円筒状で先が嘴状に細くなる
・シマツナソ[Corchorus aestuans]の果実は、円筒状で先が4裂する     
ちなみに、ジュートの原料となるツナソの果実は、球形で見た目がまったく異なる。

2018/10/16
境川近くの道路脇にある畑や国道16号線沿いの畑で見かけました。
何かの野菜と分かったのですが、見たことがなく、しばらくは何なのか分かりませんでした。
しばらくして、花が咲いているのに気が付き、改めて調べ直してモロヘイヤと分かりました。
しかし、別名としてタイワンツナソとシマツナソの名があり、これらが別種との情報もありました。
両種を同一視する情報が多かったのですが、果実の形状に違いがあり、別種とするのが正しいようです。
写真の果実の形状から判断して、タイワンツナソ(モロヘイヤ)としました。

アプランド綿(Gossypium hirsutum)
<アオイ目・アオイ科・ワタ属>
   
アオイ目アオイ科の1年草で、メキシコから中央アメリカが原産地。
現在、世界で栽培されている綿花の90%がアプランド綿と言われている。
草丈は1〜2mになり、クリーム色〜黄色の花を付ける。
開花後、時間が経つと花の色がピンクに変わる。

2012/10/14
境川に向かう道路脇の畑で、綿花が栽培されていた。
写真を見たことはあっても、実物の綿花を見たのは初めてでした。
アオイ科の植物ですので、花の形もアオイ科の花と良く似ています。
この綿花は、白い花を付け、しぼむ頃にはきれいなピンクに変わっていました。
花や花後の果実の大きさなどから、アプランド綿と思われます。

 
2012/10/14            2012/10/21   .
2012/10/14時点で裂開した果実はなかったのですが、裂開しかかっているものはありました。
1週間後に見に行くと、見事に裂開して、棉(めん:種のあるもの)が出来ていました。

※ 種を取り除いたものが綿(めん)で、綿(わた)と読むと繊維の塊(ex.布団綿など)のことになります。


綿花に付いて

現在、世界の綿花は以下の4種類に分類される。
1. Gossypium arboreum (アルボレウム)
2. Gossypium herbaceum (ヘルバケウム)
3. Gossypium barbadense (バルバデンセ)
4. Gossypium hirsutum (ヒルスツム)

●アジア綿(Asian Cotton)系の綿 [短繊維綿]
アルボレウムとヘルバケウムは、古くはインドを原産地とし、旧大陸に広く行き渡っている。
主としてアルボレウムはインドより東方へ、ヘルバケウムは西方、北方へ広がった。
日本や中国で古くより栽培されている綿花はアルボレウムと考えられている。

●海島綿(Sea Island Cotton)系の綿 [長繊維綿]
バルバデンセとヒルスツムは新大陸が原産地で、バルバデンセはペルー北部が発祥地と考えられている。
そこから中米や西インド諸島を北上し、ペルー綿、シーアイランド綿、さらにエジプトに渡り、エジプト綿、
スーダン綿となり、現在では超長繊維の生産地としては、この両国と中国、ソ連、インドが大部分を占めている。

●アップランド綿(Upland Cotton)系の綿 [中繊維綿]
ヒルスツムは、メキシコ南部、中央アメリカが原産地で、米国で品種改良されたものと言われる。
19世紀に世界各国に広がり、現在では世界の綿花生産の90%を占めるといわれている。


イヌガラシ(Rorippa indica)
<アブラナ目・アブラナ科・イヌガラシ属>
 
アブラナ科イヌガラシ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、インド、フィリピン、東南アジアなどに分布する。
草丈は10〜50cmで、短い根茎があり、根元から株立ちとなる。茎は赤味を帯びた暗緑色。
葉は互生し、下部の葉は羽状に裂けるが、上部の葉はほとんど切れ込みがない。
葉の縁には細かい鋸歯があり、基部には小さな耳があり、茎を抱く。
花期は4月〜6月で、直径4〜5mmの黄色い4弁花。オシベは6個あり、子房上位で、萼片は4個。
果実は長さ15〜25mmの細長い円柱状の長角果。弓状に少し曲がる。
種子は2列に並び、熟すと花被が裂開して、種子が落ちる。

2018/10/16
境川近くの道路脇に小さな黄色い花が咲いていました。花の形から、アブラナの仲間と思われます。
秋に咲くアブラナの仲間を調べたのですが、該当するものがありません。
花や果実の特徴などからイヌガラシと思われるのですが、花が咲くのは春です。
他に該当するものがないので、イヌガラシの狂い咲きとしか思えません。

オギ(Phragmites australis)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・ススキ属>
   
イネ科ススキ属の多年草で、日本全国に広く分布している。
日本以外では、朝鮮半島から中国、台湾に分布する。
オギは、ススキに似るが株を作らず、根茎で横に広がる。草丈は2mを超えることもある。
茎(稈)の断面は円形で、内部にスポンジ状の髄があり、中実になったり、中空なっlたりする。
葉は、長い物は80pほどになり、線形。下部の葉は花期には無くなる。
花期は9月〜10月で、穂(花序)は40pほどで、ススキより大きく、ふさふさした感じになる。
小穂は、7o程と4o程の小梗が対になり、小穂自身は長さ5o程で、淡黄褐色で芒がない。
葯も柱頭も暗赤色で、基部に小穂の数倍の長さの銀白色の軟毛が生える。

2012/10/21
境川と交差する小田急線の法面に生えていたオギです。
左端の写真は、開花したばかりのオギですが、赤褐色の柱頭と暗紫色の葯が展開し始めています。
その周りに銀白色の長い軟毛が見られますが、下のススキと比較するとかなり長いです。

ススキ(Phragmites australis)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・ススキ属>
   
イネ科ススキ属の多年草で、日本全国に広く分布している。
日本以外では、朝鮮半島から中国、台湾に分布する。
なお、北米にも帰化しており、侵略的外来種として猛威をふるっている。
草丈は2mを超え、茎は叢生する。ケイ酸が多く、硬くて耐久力があるため、冬になっても茎が立って残る。
茎(稈)の断面は円形で、内部にスポンジ状の髄があり、中実になったり、中空なったりする。
葉は、長い物は80pほどになり、線形。中央に幅数mmの白い筋があり、裏面に少し毛がある。
葉の縁には堅くて鋭い刺歯があり、葉の基部、葉鞘、節には軟毛がある。
花期は8月〜10月で、穂(花序)は20pほどで、銀白色。
小穂は長さ5oほどで、基部に10o程の白毛が密集する。
小穂は2小花からなるが、第1小花は退化し、第2小花の護穎に長い芒が1本ある。
葯は黄色で、柱頭は褐色から暗紫色(稀に白色)である。

2012/10/21
境川と交差する小田急線の法面に生えていたススキです。オギとは離れた場所で、棲み分けているようです。
左端の写真は、開花して時間が経ったもので、オシベが少し褐色みを帯び、白い軟毛が大きく展開しています。
開花した間もないころは、中央の写真のように黄色い葯のため、穂が黄色く見えます。
白い軟毛に関してですが、オギよりも落ち着いた白さで、長さも短いです。


多摩川の近くで見かけたススキ

     .

多摩川の近くで見かけた独立して株立ちしているススキです。
開花直後では、この写真のように葯は淡黄色で、柱頭は暗紫色(白色のものもある)です。
開花直後では、基部の白毛はほとんど目立っていませんが、時間が経つと上の写真のようになります。


メヒシバ(Digitaria ciliaris)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・メヒシバ属>
 
イネ科メヒシバ属の一年草で、世界の温帯から熱帯に広く分布する。
日本では北海道から本州、四国、九州と全国に分布している。
草丈は30〜90cmで、葉は長さ10〜20p、広線形で葉質は柔らかい。
花期は7月〜11月で、茎先に花序を出し、数本の花序枝を掌状に斜上させる。
大きな株になると、花序枝が2段、3段と付く。花序枝は長さ5〜15cで、縁は翼状になり、微鋸歯が付く。
小穂は長さ3oほどの披針形で、縁に長毛が櫛の歯のように付くものもある。

2012/10/21
境川に向かう途中の草地で見かけたメヒシバです。
小穂に長毛が付くクシゲメヒシバと呼ばれるタイプでした。

セイバンモロコシ(Sorghum halepense)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・モロコシ属>
 
イネ科モロコシ属の多年草で、ヨーロッパ地中海地域原産の帰化植物。
日本では本州から四国、九州に分布している。世界的には、熱帯から温帯にかけて広く分布している。
根茎、種子の両方で繁殖するため、根絶が難しい雑草である。
世界的に広く帰化してしまった畑の害草。日本で広がったのは戦後、現在では道端で普通に見られる。
太い根茎が横に広がり、茎は無毛で滑らか、硬くて光沢がある。節に短毛がある。
草丈は2mを超すものもあり、葉は長さ20〜60cmで幅は1〜2pで無毛、縁はざらつかない。
花期は、7月〜10月で、茎頂に長さ20〜50pの円錐状の花序を付け、花序枝は半輪生状に付く。
小穂は、芒のない有梗(有柄)の雄性小穂2個と、大きくて芒のある無梗の両性小穂が対になっている。
無梗の小穂は長さ5oほどで苞頴に包まれ、苞頴は光沢のある革質、護頴は膜質で長さ10o程の芒がある。
なお、芒が無い場合もあり、ヒメモロコシ(別名ノギナシセイバンモロコシ)として変種扱いする見解もある。
霜や乾燥などのストレスによりシアン化水素を植物体内に生産する。また、硝酸塩を含む。
そのことから、日本では飼料として利用されることは、ほとんどない。

2012/10/21
境川の畔の草原で、セイバンモロコシが大きな赤褐色の穂を垂れていました。
中央の写真で、上向きになって離れて見えているのが有梗の雄性小穂で、葯が出て垂れ下っています。
一方、その下で黄褐色の葯の後に見えているのが両性小穂で、赤褐色の柱頭が覗いています。
この小穂には芒があるのですが、この個体には見当たりません。ヒメモロコシと呼ばれている品種です。

 
2017/9/25
以前の写真は解像がもう一つだったので、100oマクロで撮り直しました。
ブラブラしている黄色い葯と、赤紫色でブラシ状のメシベが飛び出しているのが分かると思います。


多摩川のセイバンモロコシ


2012/7/25
多摩川の河川敷にはセイバンモロコシが大繁殖しています。
夏になるとご覧の通り、背丈ほどもあるセイバンモロコシで覆い尽くされます。
秋までに除草作業が行われるのですが、除草後は一気に視界が開けます。

         .
 <芒なし>      <芒あり>       <芒あり>     <熟した頴果>
多摩川の河川敷では、芒あり、芒なしのセイバンモロコシが混生しています。
その小穂の色や葯の色もいろいろで、黄色い物から赤紫色のものまで、これまた混生しています。
右端は、花後の小穂で、熟してきた頴果の苞頴が黒褐色になり、光沢が増しています。


カヤツリグサ(Cyperus microiria)
<イネ目・カヤツリグサ科・カヤツリグサ亜科・カヤツリグサ連・カヤツリグサ属>
 
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の1年草で、在来種。田畑や路傍に普通に見られる。
日本では、本州から四国、九州に分布する。日本以外では、朝鮮半島から中国に分布している。
草丈は30〜50pほどで、稈は叢生し、断面は3角形。葉は根元に付き、稈より短い。葉幅は数mm。
苞葉は5枚前後あり、葉と同形状。その内、何枚かは花序より長くなる。
花期は7月〜10月で、稈は数十cmになり、細くて固い。稈の先に花序枝を複数出す。
花序は散形で、花序枝の先に黄褐色の小穂をまばらにブラシのように付ける。
小穂は長さは10mm程の線形で、20個ほどの花を付ける。鱗片は広倒卵形で長さ1.5o程。

2015/9/19
境川に向かう道路脇で見かけたカヤツリグサです。
下記のチャガヤツリと比較すると、小穂の花序枝への付き方が異なることが分かると思います。

チャガヤツリ(Cyperus amuricus)
<イネ目・カヤツリグサ科・カヤツリグサ亜科・カヤツリグサ連・カヤツリグサ属>
   
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の1年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布する。海外では、朝鮮半島から中国、台湾、ロシアに分布する。
草丈は30〜40pほどで、稈はあまり叢生しない。葉は根元に少数付き、稈より短い。
苞葉は4枚前後で、葉と同形状。苞葉の半数ほどは花序より長くなる。
花期は7月〜10月で、稈の先に長短、不揃い花序枝を付け、その先に固まって小穂を放射状に付ける。
小穂は長さ10o前後で、扁平な線形。鱗片は褐色で、中肋は緑色。先が芒状に突き出て、やや反り返る。
カヤツリグサに良く似ているが、やや乾燥した場所を好み、小穂が茶褐色を帯びる。

2013/11/16
境川に向かう道路脇の畑の縁で見かけたチャガヤツリです。
カヤツリグサと異なり、花序枝の先に小穂が集まって付く点が異なります。

カラスウリ(Trichosanthes cucumeroides)
<ウリ目・ウリ科・アレチウリ連・カラスウリ属>
   
2014/9/13         2012/10/21         2013/11/16
ウリ科カラスウリ属のつる性の多年草で、雌雄異株。
中国、日本原産の植物で、日本では本州以南に自生する。
花期は8月〜9月、日没後から開花し、翌朝の日の出前にはしぼんでしまう。
カラスウリの花冠の裂片は楕円形で先がすぼまり、その先が細長い糸状になる。
雄花は、1ヶ所に複数付き、数日間連続して開花するが、雌花はほぼ単独で付く。
果実は、未熟時は縦に線の入った緑色であるが、熟すと濃い橙色になる。
カラスウリの果実の周りの果肉は、非常に苦く、食用にはならない。

2012/10/21
境川に向かう道路の途中にある林の縁で、橙色に色付いたカラスウリの果実に気が付きました。
まだ、縞模様が少し濃い橙色(未熟な時白かった部分)で残っていました。
なお、最初に白い部分が橙色になり、その後、緑色の部分も橙色に変わってきます。
その後、2013年には、縞模様も分からないほどに濃い橙色に熟した果実を、
2014年には、色付く前の緑地に白い縞模様の果実を確認できました。

 
2015/7/4
カラスウリの花ですが、日が落ちてから開花するため、なかなか見ることができません。
上記の写真は、15時頃に撮ったもので、左がツボミ(雌花)で、右はしぼんだものです。
その場で開花するまで待てればいいのですが、いろいろあってそれが出来なかったのです。
しかし、多摩川の近くで、その開花の様子を撮影する事ができました。
下記のカラスウリの写真がその時のものですが、詳細はこちらを参照ください。


カラスウリとキカラスウリの花

     .
<カラスウリ>2015/7/30          <キカラスウリ>2012/8/12

カラスウリは、多摩川の近くで見かけ、開花まで粘って撮影したものです。
この写真は雄花で、19:36の撮影です。
キカラスウリは、兵庫県で撮影したもので、撮影は20:39です。

 
2015/7/30(雄花)           2015/8/18(雌花)

カラスウリの花は、その基部を見れば雄花か雌花(子房がある)か分かる。
また、上記の写真のように花芯にあるオシベとメシベの違いでも、見分けることができます。


イエギク(Chrysanthemum × morifolium Ramat.)
<キク目・キク科・キク亜科・キク連・キク属>
 
2012/10/21

 
2014/10/25

キク科キク属の多年草で、観賞用として発展した品種群。
日本で発展した品種群を和菊、西ヨーロッパで育種されて生まれた品種群を洋菊と呼ぶ。
短日性植物で、本来は秋に咲く花であるが、電照などを用いて周年で見られるようになっている。
イエギクには、花が直径20cm前後になる大菊、花の直径が数p程度の小菊、その中間の中菊などがある。
その他に、切り花などに適したスプレー菊、「矮化剤」で背を抑えたクッションマム(ポットマム)がある。
また、古くから作られている古典菊(嵯峨菊、美濃菊など)や食用にする食用菊といった呼称もある。
キク属の主な特徴は、総苞片が乾膜質、花柱の先が切形、冠毛が無いの3点である。
また、茎にも白毛が多く、葉の裏には、丁字状毛か普通の毛が密生し、腺点が多い。
葉表にも腺点があり、筒状花の花冠にも腺点がある。

2012/10/21
境川に向かう途中の畑の際に植えられている小菊です。
このイエギクは、特に手入れを行わなくても、このようなこんもりとした半球形に仕上がるようです。
父が菊に凝っていた時期があり、大菊の三段仕立てや、小菊の懸崖づくりに丹精込めていたのを思い出します。

ヨモギ(Artemisia indica var. maximowiczii)
<キク目・キク科・キク亜科・キク連・ヨモギ属>
 
キク科ヨモギ属の多年草で、在来種。 日本では本州から四国、九州に、海外では、朝鮮半島から中国に分布する。
草丈は50〜120cmで、地下茎を伸ばし、群生する。
地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌する(アレロパシー)。
茎は直立し、紫色を帯びることが多く、白い綿毛が密生する。茎の基部はやや木質化する。
下部の葉は長さ6〜12cmで、羽状に深裂し、裂片は2〜4対で、縁には鋸歯がある。
上部の葉は披針形で、全縁かいくつかの切れ込みがある。葉裏には白い綿毛が密生する。
根生葉や下部の葉は、花期の頃には枯れる。
花期は9月〜10月で、茎先に大きな円錐花序を出し、小さな頭花を下向きに多数付ける。
頭花は、直径1〜2mm、長さ3o前後の長楕円状鐘形で、中心部に両性花、周囲に雌花がある。
両性花の花柱の先は切型、雌花の花柱の先は2裂する。オシベの先の付属体は細く尖る。
総苞片は、4列に並び、縁は乾膜質、外片は短い。
春先の若葉は特有の香りがあり、おひたしや汁物、草餅などに使用される。
また、葉の裏側に密生する綿毛を採取したものが「もぐさ」で、灸に使われる。

2012/10/21
境川の側にある草原で、ヨモギが茶褐色の頭花をたくさん付けていました。
花が茶褐色なので、咲いているのか枯れているのか、パッと見ただけでは分かりません。
よく見ると、花が咲いている所と分かり、撮影しました。
中心部の両性花が赤味を帯びているのに対し、周辺の雌花は茶褐色なので、枯れたような色です。

セイタカアワダチソウ(Solidago canadensis var. scabra/Solidago altissima)
<キク目・キク科・キク亜科・シオン連・アキノキリンソウ属>
 
キク科アキノキリンソウ属の多年草で、北米原産の帰化植物。
日本では、北海道から四国、九州まで全国に広く分布する。
日本以外でも、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ニュージーランドなどに帰化している。
草丈は50〜200cmで、地下茎で横に広がり、そこから茎を真っ直ぐに立ち上げる。茎等には短毛が密生する。
葉は互生し、長さ5〜15pの披針形で、先が尖り、縁には細かい鋸歯がある。
花期は10月〜11月で、茎頂に長さ10〜50pほどの大型の円錐花序を出す。
頭花は、直径5o前後で、黄色い。その頭花を枝の上面側に多数、偏って付ける。
中心の筒状花は4個前後で、それを取り巻く舌状花は雌性で10個前後あり、舌状部は長さ3o程で細い。
一時期、日本各地で群生して繁茂し、害草として問題となった。
本種は、根から化学物質を出して、周囲の植物の成長を阻害する(アレロパシー)。
その化学物質が、年を経ると自身をも抑制することとなり、現在では群生は減って来ている。

※ 時折、同時期に増えた帰化植物のブタクサと間違われることがあるが、全くの別種。

2012/10/14
境川の畔の草原で、セイタカアワダチソウとセイバンモロコシが、陣取り合戦をしていました。
どちらも強靭で、繁殖力が強いので、お互い譲らず、にらみ合いといったところでしょうか。

キバナコスモス(Cosmos sulphureus Cav.)
<キク目・キク科・キク亜科・ハルシャギク連・コスモス属>
   
キク科コスモス属の一年草で、メキシコ原産の帰化植物。
コスモスの名が付いているが、オオハルシャギク(コスモス)とは同属別種である。
日本では、園芸品種のひとつとして広く栽培されているが、一部は逸出して野生化している。
葉は、オオハルシャギクよりも切れ込み方が深く、裂片の幅も広い。
花色は、黄色か橙色が多いが、濃赤色の品種もある。
一重咲きと八重咲きがあるが園芸品種は八重咲きが多い。
暑さに強いため、オオハルシャギクよりも早く咲き始め、6月〜11月が花期となる。

2017/9/25
境川の畔の草原で、セイタカアワダチソウとセイバンモロコシが、陣取り合戦をしていました。
どちらも強靭で、繁殖力が強いので、お互い譲らず、にらみ合いといったところでしょうか。

ハキダメギク(Galinosoga ciliata)
<キク目・キク科・キク亜科・メナモミ連・コゴメギク属>
 
キク科コゴメギク属の1年草で、メキシコ原産の帰化植物。
和名は、牧野富太郎博士が東京世田谷のはきだめで見つけた事に由来するとか。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に定着している。
海外でも、南アメリカやヨーロッパ、アフリカ、アジアと広範囲に帰化し、分布している。
茎は、根元から2つに分枝する事を繰り返し、高さ15〜60cmになる。
葉は対生し、卵形〜卵状被針形で、波状の浅い鋸歯がある。茎や葉など全体に軟毛がある。
花期は6月〜11月で、上部の枝先に、直径5oほどの小さな頭花を1個付ける。
頭花の周りには、白い舌状花が普通は5個並び、その内側に多数の黄色い筒状花が付く。
総苞は半球状で、総苞片と花柄には腺毛がある。冠毛は薄い鱗片状で、縁が羽毛状に裂け、先が尖る。

2013/11/16
境川に向かう道路脇の畑の縁で白い小さな花を付けていました。
特に目新しくないほど、そこここで見かけるようになりました。


2017/9/25
100oマクロで撮り直したものですが、最近は道路脇や空き地では極普通に見られます。

オオニシキソウ(Euphorbia nutans)
<キントラノオ目・トウダイグサ科・トウダイグサ属・ニシキソウ亜属>
 
トウダイグサ科ニシキソウ属の一年草で、南北アメリカが原産の帰化植物。
畑や道端などでよく見かける普通種。
日本では北海道から四国、九州まで全国で見られる。
世界的には、アジア全域、北米の東北部など、各地に分布する。
草丈は20〜40pほどで、茎は表側が赤みを帯びて湾曲した白毛が生え、裏側は緑色で無毛。
オオニシキソウは茎が立ち上がるのに対して、ニシキソウとコニシキソウの茎は地を這うので、区別できる。
葉は対生し、長さが30o前後の長楕円形で、縁には不揃いで浅い鋸歯がある。
葉は、左右非対称で、葉表は普通緑色一色であるが、赤紫色の斑紋が葉の中央に出ることがある。
花期は6月〜10月で、杯状花序が枝先にまばらに付く。
苞葉が変化した杯に黄緑色の4個の腺体が付き、その周囲に4個の白い付属体が花弁のように付く。
杯状花序の雄花、雌花は退化して、それぞれオシベ、メシベになっている。
雄花(オシベ)は8個前後付き、葯は黄褐色。雌花(メシベ)は1個で、花柱は3裂し、先はさらに2裂する。
雌性先熟で、受粉すると直ぐに成長を初め、白い付属体の真ん中から丸い果実が伸びたしたようになる。

2017/10/2
境川の河岸に作られた花壇の中から伸び出していたオオニシキソウですが、まだまだ元気でした。
一段と大きく成長し、多くの枝先に独特の形状の花序をたくさん付けていました。
この時期だからなのか、葉の中央にある赤紫色の斑紋は見られませんでした。

シュウメイギク(Anemone hupehensis var. japonica)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・イチリンソウ属>
 
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、中国原産とされている。
名前にキクと付いているが、キクの仲間ではなく、アネモネの仲間。
日本では、本州から四国、九州に分布し、園芸品種として植栽されている。
草丈は50〜100cmほどで、地下茎を伸ばして群生し、茎は分枝する。
根生葉は長い柄がある。茎葉は互生し、葉柄は極短いか無い。
葉は、3出複葉で、小葉は広卵形で3〜5残裂する。
花期は8月〜10月で、茎の上部で分枝して、枝先に直径5p前後の花を付ける。
花色は、淡紅紫色と白色が主であるが、濃紅色の品種も作出されている。
花弁に見えるのは萼片であり、花弁ではない。そして、花弁はなく、オシベが多数ある。
全草が有毒で、むやみに触れたり、摘んだりすると皮膚炎を起こすので要注意。

2012/10/21
境川に向かう道路脇に植えられていたシュウメイギクが白い花を咲かせていました。
断定はできませんが、「オナリン・ジョバート」という品種に似ています。









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