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境川近辺 野草編(秋U)



相模原市の自宅近くを流れている境川、そこへの道すがらや境川で撮影した、季節を彩る野草などです。

< トピック >

新たに見かけた、下記の野草を追加しました。

ボタンクサギ、タニウツギ、シシユズ、ユズ



ここでは、被子植物はAPG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
シソ目
キツネノマゴ科(キツネノマゴ)
シソ科(ボタンクサギ)
モクセイ科(キンモクセイ)
ショウガ目
ショウガ科(ハナシュクシャ)
ツツジ目
ツバキ科(チャノキ)
モッコク科(ヒサカキ)
ナス目
ナス科(ヒヨドリジョウゴ)
ナデシコ目
ヒユ科(ホウキギ)
ブドウ目
ブドウ科(ツタ)
マツ目
イチイ科(キャラボク)
ヒノキ科(コノテガシワ)
マキ科(イヌマキ)
マツムシソウ目
スイカズラ科(タニウツギ)
マメ目
マメ科(ナツフジ、ヤブツルアズキ)
ムクロジ目
ミカン科(ユズ、シシユズ)
モチノキ目
モチノキ科(ソヨゴ、モチノキ)
ヤマノイモ目
ヤマノイモ科(ヤマノイモ)
リンドウ目
アカネ科(ヘクソカズラ)
 
ヒダナシタケ目
マンネンタケ科(マンネンタケ)
境川近隣の秋の野草
和名インデックス


キツネノマゴ(Justicia procumbens var. procumbens)
<シソ目・キツネノマゴ科・ハアザミ亜科・キツネノマゴ連・キツネノマゴ属>
 
キツネノマゴ科キツネノマゴ属の1年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布している。
海外では中国、台湾から東南アジア、インド、ネパールなどに分布する。
草丈は10〜40pほどで、茎には6稜があり、下向きの曲った短毛が生える。
葉は対生し、長さ3p前後の卵形で先が尖り、縁は全縁。
花期は8月〜10月で、枝先の穂状花序に淡紅紫色の唇型の花を、同時に数個咲かせる。
長さ8o程で、上唇は先が2裂して小さく、下唇は先が3裂して丸く大きい。
下唇の中央に白い掌状の模様があり、その周囲が色が濃くなる。
オシベは2個で、上唇に沿うように付く。苞が1個と小苞2個が付き、萼は5深裂する。
ただし、萼片の1つは小さく糸状。また、萼と苞は縁が膜質で白い長毛がある。

2012/10/14
境川に向かう途中の国道16号線、その街路樹の根元にキツネノマゴが花を付けていました。
大量の車が行き来し、環境は決して良くないと思いますが、しっかりと繁茂していました。

ボタンクサギ(Clerodendrum bungei)
<シソ目・シソ科・クサギ属>
 
シソ科クサギ属の落葉低木で、中国南部からインド北部が原産の帰化植物。
日本では、北海道から本州、四国、九州で植栽として利用されており、暖地では野生化している所もある。
背丈は1m程度で、小枝は類円柱形、皮目がある。葉は対生し、単葉で鋸歯縁。
葉身は長さは10〜15cmの広卵形で、葉柄は長さ4〜17cmになる。
若葉には密に褐色〜黄褐色の軟毛があり、その後、無毛になる。
花期は7月〜8月で、枝先に淡紅紫色の小花が集まった散房花序を付ける。
小花は5深裂し、萼片は紅色、花被片は淡紅色で、四本の白色のオシベは長い。

2018/10/16
夏に見たとき、境川に向かう途中、道路脇の小さな草原にボタンクサギがたくさん咲いていました。
その時にも撮っておけばよかったのですが、何となく撮らずに流してしまいました。
久しぶりに前を通ると花はすっかり終わってしまい、数個だけ花が残っていました。
花期はとっくに過ぎているので、超遅咲きですね。

キンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)
<シソ目・モクセイ科・オリーブ連・モクセイ属>
 
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、ギンモクセイの変種。
中国南部原産の帰化直物で、中国名は「丹桂」。
金桂(ウスギモクセイ)、銀桂(ギンモクセイ)も含め、「桂花」と呼ばれることもある。
雌雄異株であるが、日本には雄株しかなく、結実する事はないといわれている。
幹は淡褐色で、樹皮には細かい縦の割れ目が入る。
葉は対生し、長さ10p前後の楕円形で、先が尖る。縁は、前縁か葉先半分に細かい鋸歯がある。
花期は9月〜10月で、葉腋に集散花序をつけ、強い芳香のある花を多数つける。
苞は長さ3o前後の広卵形で、小花柄は長さ4〜10o。萼は長さ1o程。
花冠は、黄色〜橙色で、直径5o、長さ4o程で、筒部の長さは1mm前後。
オシベは2個は筒部の中程に付き、不完全雄しべも2個付く。

2012/10/21
境川に向かう途中の民家から、強烈なキンモクセイの芳香が漂ってきました。
見ると、大量の黄橙の花を付けていました。
キンモクセイは、花に気付く前に、その芳香で存在に気が付く樹ですね。

 
2017/9/25
100oマクロで撮り直したものですが、多少解像度が上がっています。

ハナシュクシャ(Hedychium coronarium)
<ショウガ目・ショウガ科・シュクシャ属>
   
2012/10/14
   
2014/9/13

ショウガ科・シュクシャ属の多年草で、インド〜マレーシア原産の帰化植物。
日本では、九州以南に野生化して自生している。
草丈は1〜2mに達し、葉は長い葉鞘があり互生する。
葉身は長さ20〜50pの長楕円形で、先が尖る。
葉表は光沢があり無毛、裏面は淡褐色の長毛が密生する。
花期は7月〜11月で、茎頂に長さ15pほどの花穂を出し、苞は倒卵形で重なる。
花は直径10p前後で、花被片は6個。外花被3枚は合着して花のつけ根にある。
内花被片3枚は、基部が合着し、その中の上弁は2裂して大きく、中央部は淡黄色を帯びる。
もう1枚、唇形の花弁があるが、これは雄しべが変化したもの。なお、花被片の色は、白と赤がある。
花筒は長さは6cmほどあり、花の中央から飛び出しているのは、オシベとメシベが1つになったものである。

2012/10/14
境川に向かう途中の畑の縁に、ハナシュクシャの大きな株があり、白い大きな花を付けていました。
花は大きいのですが、草丈があり、葉もかなり大きいので、花が大きいという印象は受けません。
2014/9/13
白花のハナシュクシャから少し離れた所に、橙色のハナシュクシャが咲いているのに気が付きました。
花が一回り小さく、中央から伸びる蕊(しべ)がかなり長く飛び出しています。

チャノキ(Camellia sinensis)
<ツツジ目・ツバキ科・ツバキ連・ツバキ属>
   
ツバキ科ツバキ属の常緑低木で、インド・ベトナム・中国西南部原産とされるが詳細不明。
野生化したものなども含め、アジアの熱帯〜暖帯に広く分布している。
樹高は1〜2mで、幹は株立ちとなり、樹皮は灰白色で滑らか。
葉は互生し、葉身は長さ6cm前後の楕円形で先が尖り、短い葉柄がある。
縁には波のような鋸歯があり、鋸歯の先には突起がある。表面は光沢がある。
花期は10月〜11月で、枝先の葉腋に直径3cm程の白い花を下向きに付ける。
花弁は5〜7個で丸みがあり、少し後に反り返る。
オシベは長さ10o程で、多数付き、基部が合着する。メシベは1個で、花柱は上部で3裂する。
萼片は緑色で5〜6個あり、内側ほど大きい。

2013/11/16
境川に向かう途中の畑で、生垣のように仕立てられたチャノキが花を付けていました。
チャノキがツバキ科と聞いてもピンとこないのですが、花を見れば納得できますね。


チャノキについて

チャノキには、大きく分けて下記の2つの変種がある。
中国種(Camellia sinensis var. sinensis)
アッサム種(Camellia sinensis var. assamica)

中国種は、中国南部に自生する灌木で、樹高は1〜5mほど。
丈夫な枝に細長い葉を付け、短期間なら霜にも耐えられる。
そのため、ダージリン地方、セイロンの山地、台湾などの高所での栽培に向く。

アッサム種は、湿潤な地域に自生する樹高8〜15mに達する高木。
大きな葉を付けるので、茶葉の収量としては多くなる。
インドのアッサム地方やスリランカなどで栽培されている。


ヒサカキ(Eurya japonica)
<ツツジ目・モッコク科・ヒサカキ属>
   
2017/8/1          2017/9/25          2017/9/25
モッコク科ヒサカキ属の常緑低木で、在来種。
日本では、本州から四国、九州、南西諸島に、海外では朝鮮半島から中国に分布する。
樹高は4〜8mで、樹皮は灰褐色。浅く縦裂する。
葉は互生し、長さ3〜8pの長楕円形で先が尖り、光沢があって、縁には鈍鋸歯がある。
花期は3月〜4月で、雌雄異株とされるが、両性花を付けるものもあり、明確ではない。
葉腋に花を下向きに1〜5個束生するが、雄花、雌花、両性花が混在することも多いらしい。
つぼみの内は、萼と同じ黒紫色で、開花すると花弁は淡黄白色か淡紅色になる。
雄花は、直径5mm前後で、オシベは12〜15個ある。
雌花は、直径3o前後の先の広がったカップ状で、花柱は先が3裂する。
果実は液果で、直径5mmほどの球形で、熟すと黒くなる。

2017/8/1 花を見損ねたヒサカキですが、緑色の若い果実をたくさん付けていました。
2017/9/25 久しぶりに見に行くと、緑色の果実の所に、翌春の花芽と思われるものが付いていました。
果実が黒く熟して落果した後、翌春に向けて花芽は大きくなっていくものと思われます。

 
2018/10/16
久しぶりに訪れると、果実が真っ黒に熟し始めていました。
まだ、未熟な緑色の果実だけの枝もあれば、色付き始めたものや熟して真っ黒なものが混じっています。
12月頃には、ほとんどが完熟となり、真っ黒な果実と来春の花芽が並ぶこととなります。

ヒヨドリジョウゴ(Solanum lyratum)
<ナス目・ナス科・ナス属>
   
2014/9/13           2014/9/13           2014/9/13
   
2014/9/13           2014/10/25           2014/10/25

ナス科ナス属のつる性多年生植物で在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国の林縁などで見られる。
日本も含め、東アジアから東南アジアに広く分布する。
茎は長さ数mになり、茎や葉など全草には柔らかい毛が密生する。
葉は互生し、三裂、五裂したものから、卵状のものまで大きな変異がある。
花期は8月〜9月で、花は互生する葉の脇から伸びた枝に多数付く。
直径1cmほどの白い花冠は5裂し、裂片の長さは4o程。
基部に緑色の斑点があり、徐々に大きく外に反り返る。
オシベは5個あり、花糸は太短い。その数倍の長さの黄色い葯はメシベを取り巻く。
メシベの花柱は長さ7o前後で、取り巻く葯の中央から長く突き出る。
果実は液果で、直径1cm弱の球形で、緑色から赤く熟す。

2014/9/13 境川に向かう道路脇で、ヒヨドリジョウゴがフェンスに絡まるように張り付いていました。
花の盛りのようで、ツボミや、開花した花、若い果実が見られました。
2014/10/25 9月にはきれいな緑色だった果実は、10月の下旬になると赤く熟し始めていました。

   
2017/9/25
今まで、ツボミと開花した後の花は見たことがあるのですが、この日、初めて咲き始めた所を見ました。
左のツボミの状態から、中央のように先が開き、時間と共に右のように花弁が後方に反り返っていきます。
そして、左の花のようにほぼ真後ろまで反り返って、しぼみます。

ホウキギ(Bassia scoparia)
<ナデシコ目・ヒユ科・バッシア属>
   
ヒユ科バッシア属の一年草で、アジア原産の帰化植物。別名、ホウキグサ。
なお、旧分類がホウキギ属(Kochia)であったため、コキアの名でも知られている。
草丈は、30〜100cmで、株元からよく分枝し、多数の細い枝が直立して束状に伸びる。
根元から切って乾燥させると、そのまま箒として使用でき、それが和名の由来。
葉は互生し、葉身は長さ2〜3cmの線状披針形。秋には紅葉し、茎も赤くなる。
花期は8月〜10月で、葉腋に数個の花を固まって付ける。
花は直径2〜3oの淡黄緑色で、花弁はなく、雌花と両性花がある。
両性花では、オシベの葯がかなり目立つ。
畑のキャビアとして知られるトンブリは、本種の種子の大きな系統の果実から作られる。
この系統は草丈が高くなるが、紅葉はしない。

2017/9/25
境川から少し離れた畑の脇にホウキギが毎年のように見られます。
特に植えているように思えないので、毎年、種が落ちて繁殖しているようです。
秋に紅葉するまでは、こんもりとした緑の草姿で、それはそれで楽しめます。
この頃には、少し間延びして茎先に花を付けます。といっても小さくて目立ちません。
この写真の花は、オシベの葯が見られないので、雌花と思われます。

ツタ(Parthenocissus tricuspidata)
<ブドウ目・ブドウ科・ツタ属>

ブドウ科ツタ属のつる性の落葉木本で、在来種。
北海道から本州、四国、九州と全国の山野に分布し、ツルは太いもので数cmになる。
葉には2種類あり、花の付く短枝の葉は大きく、長い葉柄がある。
花の付かない長枝の葉は、小さくて葉柄も短い。
短枝の先に集散花序を出し、直径5mmほどの黄緑色の5花弁の花を付ける。

2017/10/2
境川の横にあるコンクリート製の壁にツタが張り付いていました。
そろそろ紅葉の季節が近いというのに、まだ、新葉を付けた茎をのばしていました。
この枝は花を付けない長枝のようで、葉も小さく、葉柄も短いです。
その葉の対面から巻ひげが出て、巻ひげの先にある円盤状のものが壁に張り付いています。

キャラボク(Taxus cuspidata var. nana)
<マツ目・イチイ科・イチイ属>
   
イチイ科イチイ属の常緑低木で、在来種。イチイの変種。
日本では、本州の日本海側(秋田県から鳥取県)に、海外では、朝鮮半島に分布している。
日本では、亜高山から高山帯の風衝地に自生している。
樹高は1〜3mになり、根元で分枝して、地面を這うように横に広がる。
大きく成長した後は、成長が鈍化するため、樹形が崩れにくく、庭木に適する。
葉は2p前後の線形で表面は濃緑色で、裏面は淡緑色。先は尖っているが、柔らかい。
なお、寒い地方では冬季に葉が茶色くなるが、翌春には緑色に戻る。
葉が2裂に並ぶイチイと異なり、葉は不規則な螺旋状に付く。
花期は3月〜5月で、雌雄異株。直径約3o強の小花を付け、雄花は淡黄色。
雌花には緑色の鱗片に包まれた胚珠が1個ある。
花後、直径4oほどの球形の種子は、肥大した仮種皮に包まれる。
種子が熟する頃には、仮種皮は杯状で真っ赤な多汁質になる。
この真っ赤な仮種皮、甘くて食べられる。ただし、種子は有毒なので要注意。

2017/9/25
生け垣のキャラボクの果実が赤く熟していました。
春に雌花を確認することができませんでしたので、場所を覚えておこうと思います。

コノテガシワ(Platycladus orientalis)
<マツ目・ヒノキ科・ヒノキ亜科・コノテガシワ属>
   
ヒノキ科コノテガシワ属の常緑高木で、中国原産の帰化植物。コノテガシワ属唯一の現生種である。
日本では、こんもりと丸みを帯びた樹幹の小低木となる園芸品種のセンジュ(千手)がよく栽培されている。
中国では樹高が20mにもなり、幹は直立して円錐状の樹形になる。
枝は密に出てほぼ直立し、平面的で表裏の区別がなく、両面とも緑色。
鱗葉は明緑色で、降霜時は褐色を帯びる。
花期は3月〜4月で、雌雄異花。雌花は白緑色で、種鱗の先端は反り返る。
雄花は短い枝先に単生し、黄褐色で種鱗の先端は徐々に反り返る。
球果は星型状で、直径2p前後。未熟な時は白緑色であるが、やがて褐色になり、裂開する。

2014/10/25
境川に向かう途中の道路脇で、コノテガシワが球果を裂開させていました。
熟してくると褐色味を帯び、裂開が始まるようで、種子が見えるほどに裂開する頃には褐色になっています。

イヌマキ(Podocarpus macrophyllus)
<マツ目・マキ科・マキ属>
   
マキ科マキ属の常緑針葉高木で、在来種。
日本では、本州の関東以西から四国、九州に分布し、海外では、中国、台湾に分布している。
樹高は10〜20mで、樹皮は白味がかった褐色で、細かく縦長に薄くはがれる。
葉は互生し、長さ10〜15pほどの広線形で、表は深緑色、裏は淡緑色。縁は全縁。
花期は5月〜6月で、雌雄異株。雄花は前年枝の葉腋に数個束生し、新芽の展開と同時に伸び出す。
色は淡黄緑色で、最初、斜上して開花するが、伸び切って役目を終えると淡黄褐色になって垂れ下る。
雌花は葉腋に単生し、長さ1p程の柄の先に小さな苞葉がある。
その中の1つが伸びて、長さ1p程の花托の先に1個の青白い胚球を付ける。
成熟するにつれて鱗片が肥大して種子を包み込む。
種子は直径1cmほどのややいびつな球形で、その基部には肉質の果床がつく。
10月〜12月に熟すと果床は赤紫色になり、果床は食べられる。

2014/9/13
境川に向かう途中、道路脇にイヌマキの生け垣があり、赤く熟した果実(正しくは果床)が目に付きました。
果床の先には、白く粉を吹いた深緑色の種子が付いていました。

 
2015/9/19             2014/10/25
2015/9/19 果床の水気が抜け、干からびていました。種子の白粉はまだきれいです。
2014/10/25 干からびた果床も大半が無くなり、果柄が見えています。
種子もいくぶん皺ができ、白粉も薄くなっていました。

   
2016/5/20          2016/6/6          2015/6/6
境川に向かい途中、先の種子が付いていた生垣の少し手前で見かけた雄株です。
最初に気が付いた時には、ほとんどの雄花は褐色になりかけていました。
翌年、気を付けて見ていて、雄花が新芽の下から顔を出し、開花する所を確認できました。
同じ6月6日の撮影ですが、年(気象条件)によって、開花の進み具合は異なります。

タニウツギ(Weigela hortensis)
<マツムシソウ目・スイカズラ科・タニウツギ属>
 
スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木で、日本固有種。
日本では、北海道西部、本州の東北地方、北陸地方、山陰地方に分布する。
日本海型気候の山地の谷沿いや斜面などで、日当たりの良い所に多い。
樹高は2〜5mで、下部からよく分枝して株立ちになる。樹皮は灰褐色で縦に裂ける。
新しい枝は茶褐色〜紫褐色で、ほぼ無毛。新枝は長く伸びるが、やがて上部は枯れる。
葉は対生し、長さ4〜10cmの卵状楕円形で、基部は円形で先は尾状に尖る。縁には鋸歯がある。
葉柄は長さ3〜10mmで、葉裏には全体に白毛があるが、特に葉脈の両側に多く、脈状は少ない。
花期は5月〜6月で、枝先や上部の葉腋に淡紅色〜紅色の花を数個付ける。
花冠は漏斗状で、長さ25〜35mm、直径20oで、先は5裂する。
花冠の内側より外側の色が濃く、開花しているものよりツボミの方が色が濃い。
萼は5深裂し、裂片は長さ4〜7mmで、その下部に長さ8〜10mmの筒状の子房がある。
オシベは5個で、花筒とほぼ同じ長さがあり、メシベの花柱はそれより長く、花筒から飛び出る。
果実は刮ハで、長さ12〜18oの細い筒状で硬く、10月頃に熟す。
熟すと上部が2裂して、長さ1mmほどの楕円形の種子を多数出す。種子の周囲には翼がある。

2018/10/16
境川に向かう道路脇で、タニウツギが花を付けていました。
しかし、タニウツギの花期は晩春〜初夏であり、今頃は果実くらいしかないはずです。
他に今頃咲くタニウツギの仲間があるのではと調べてみたのですが、見当たりません。
他に該当するものがないので、タニウツギの狂い咲きとしか思えません。

ヤブツルアズキ(Vigna angularis var. nipponensis)
<マメ目・マメ科・マメ亜科・インゲンマメ連・インゲン亜連・ササゲ属・アズキ亜属>
 
   
マメ科ササゲ属のつる性1年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布し、海外では朝鮮半島から中国などに分布している。
つるは長く、3m以上になり、周りの草などに巻き付く。
茎、葉、葉柄、果柄など全体に黄褐色の粗い毛がある。
葉は3出複葉で互生し、小葉の長さは3〜10pほどの先の尖った狭卵形で、不規則に2〜3残裂する。
花期は8月〜10月で、葉腋から短い総状花序を出し、長さ2pほどの黄色い花を固まって付ける。
旗弁は左右非相称で、竜骨弁は左に寄って捻じれる。
左翼弁は竜骨弁の上に被さり、竜骨弁の距を右翼弁が覆う。
なお、オシベ10個とメシベ1個は、竜骨弁の中にあって、竜骨弁に沿って曲がる。
萼は4裂し、萼に接して2個の小苞がある。小苞は内に巻き込んで先が尖り、萼の倍くらいの長さがある。
豆果は垂れ下り、長さ5〜10pほどの線形で無毛。種子は1列に入る。
熟すと黒くなり、2つに裂開して捻じれ、種子を飛ばす。

2014/9/13
境川の近くの草むらで、セイバンモロコシに巻き付いたヤブツルアズキを見かけました。
黄色い、捻じったような花と、その下に緑色で未成熟な細長い豆果がぶら下がっていました。

 
2017/9/25
今年もヤブツルアズキがセイタカアワダチソウ等に絡みついて、花を咲かせていました。
100oマクロでアップを狙ったのですが、花は少々オーバー露光になってしまいました。
   
2017/9/25        2017/10/2           2017/10/2  .
果実(豆果)が成熟する様子です。緑色の鞘が、濃緑色になり、さらに茶褐色に熟します。
この後、乾燥して黒褐色になると、鞘が2つに割れて捻じれ、種子が弾き飛ばされます。

ナツフジ(Wisteria japonica)
マメ目・マメ科・マメ亜科・フジ連・フジ属>
 
マメ科ササゲ属のつる性1年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布し、海外では朝鮮半島から中国などに分布している。
つるは長く、3m以上になり、周りの草などに巻き付く。
茎、葉、葉柄、果柄など全体に黄褐色の粗い毛がある。
葉は3出複葉で互生し、小葉の長さは3〜10pほどの先の尖った狭卵形で、不規則に2〜3残裂する。
花期は8月〜10月で、葉腋から短い総状花序を出し、長さ2pほどの黄色い花を固まって付ける。
旗弁は左右非相称で、竜骨弁は左に寄って捻じれる。
左翼弁は竜骨弁の上に被さり、竜骨弁の距を右翼弁が覆う。
なお、オシベ10個とメシベ1個は、竜骨弁の中にあって、竜骨弁に沿って曲がる。
萼は4裂し、萼に接して2個の小苞がある。小苞は内に巻き込んで先が尖り、萼の倍くらいの長さがある。
豆果は垂れ下り、長さ5〜10pほどの線形で無毛。種子は1列に入る。
熟すと黒くなり、2つに裂開して捻じれ、種子を飛ばす。

2017/9/25
境川に沿った通路の脇で、キンモクセイの木にナツフジとノブドウが絡みついていました。
ノブドウがもう少し色づいていたらカラフルだったのですが、ちょっと地味なショットになってしまいました。

 
2017/10/2
上の1週間ほど後ですが、ナツフジの青々として若々しい果実と、熟して褐色になった果実です。

ユズ(Citrus junos)
<ムクロジ目・ミカン科・ミカン亜科・ミカン連・ミカン属>
 
ミカン科ミカン属の常緑小高木で、柑橘類の1種。ホンユズとも呼ばれる。
原産地は、中国の中央〜西域、揚子江上流と言われている。
飛鳥時代・奈良時代の歴史書に栽培されていたと記載されている。
日本では、東北以南で栽培され、特に高知県の馬路村が有名。
樹高は2〜5mになるが、幹や若枝にも鋭い刺がある。
非常に成長が遅いのが特徴で、「桃栗3年柿8年、ユズの大馬鹿18年」と言われる。
葉は互生し、葉身は長さ6〜9cmの卵状楕円形で、葉柄には広い翼がある。
花期は5月〜6月で、葉腋に単生するか総状花序を出し、白い5弁花を咲かせる。
花の直径は3cm前後で、わずかに紫色を帯びた白色で芳香がある。
多数のオシベが花糸の中部まで筒状に合着し、その中心にメシベの柱頭がある。
果実は6〜7cmの扁球形で、黄色く熟し、その表面には凹凸がある。
果実には強い酸味があり生食には向かないが、芳香のある果皮と共に和食などに利用される。
ユズには、「木頭系」、早期結実品種として「山根系」、種無しユズとして「多田錦」がある。
多田錦は、果実が小さめで香りが少し劣るとされるが、トゲが少なく、種がほとんどなくて果汁が多い。
ユズと名が付く、ハナユズ(ハナユ、1才ユズ)は、ユズと混同されることが多いが別種である。
ユズと比べて、樹高が数mと低く、短年で結実する。果実は小ぶりで香りが弱いが、花にも香りがある。
また、シシユズ(鬼ユズ)は、ブンタンに近い品種で、果実の見た目はユズに似ている。
ただし、直径15〜20cmと大型で、表面の凹凸大きいのが特徴。観賞用や正月飾りなどに利用される。

2018/10/16
境川に向かう道路脇の民家の畑で見かけた、ナツミカンではと思っていたの正体が分かりました。
ナツミカンではなく、ユズ(本ユズ)だったようです。
よく見ると葉柄に大きな翼が付いています。ナツミカンの葉柄には翼はありません。
果実を見るまでもなく、この翼に気が付いていれば、ナツミカンでないことは分かったはずです。
花を見るだけではなく、他の部分ももっと観察しなくてはと、反省したしだいです。
シシユズ(Citrus pseudogulgul)
<ムクロジ目・ミカン科・ミカン亜科・ミカン連・ミカン属>


 
ミカン科ミカン属の常緑小高木で、柑橘類の1種。オニユズとも呼ばれる。
原産地は中国と考えられており、日本には奈良時代に渡来した。
日本では、本州の関東地方から九州にかけて植栽されている。
樹高は2〜4mで、幹は直立して分枝し、樹皮は灰褐色である。
葉は互生し、葉身は長さ10〜15cmの長楕円形で、葉柄には広い翼がある。
葉質は革質で分厚くて艶があり、先は尖る。両面とも無毛で、油点が点在し、強い芳香がある。
花期は5月〜6月で、葉腋に白い5弁花を咲かせる。花には芳香がある。
果実は、直径が15〜20cmで、重さ1kg前後になり、果皮が分厚くて、表面に凹凸がある。
10月〜1月くらいに黄色く熟し、芳香がある。果肉は酸味が強くて生食には向かない。
そのため、観賞用や正月飾り、加工食品(ジャムなど)に使われる。

2018/10/16
境川に向かう道路脇の石垣の上に大きな柑橘類の果実を見かけました。
果実の直径は20cmほどあり、これほど巨大なものはザボン(文旦)くらいしか見たことがありません。
しかし、ザボンにはこのような凹凸は見られませんので、写真を撮って、後で調べました。
調べると、直ぐにシシユズと分かりました。名前にユズと付きますが、ザボンに近い品種だそうです。
生食用ではなく、見た目のインパクトから観賞用途や飾りなどへの利用が目的とのこと。納得です。

 
2018/12/5
シシユズの近くを通ったので様子を見に行くと、すっかり黄色く色付いていました。
大きさを無視すれば、見た目の凸凹感はユズよりもハナユズの方に似ているように思います。

ソヨゴ(Ilex pedunculosa Miq.)
<モチノキ目・モチノキ科・モチノキ属>
 
モチノキ科モチノキ属の常緑低高木で、在来種。
日本では、本州中部から四国、九州に分布する。海外では、中国と台湾に分布する。
樹高は3〜7mで、樹皮はなめらかで皮目が多い灰褐色。なお、本年枝は淡緑色。
葉は互生し、長さ6cm前後の先の尖った楕円形で、基部は丸みを帯び、2p程の葉柄がある。
縁は全縁で、ゆるく波打つ。両面とも無毛で、表面は深緑で光沢があり、裏面はやや白っぽくなる。
花期は5月〜7月で、本年枝の葉腋から長い柄を出して直径4oほどの白い花を付ける。
雄花序は2pほどの柄の先に付き、5個前後の花を散形状に付ける。
花弁は4〜5個で、同数のオシベと退化したメシベがある。萼片も同数ある。
雌花は4p程の柄の先に普通1個、稀に数個付き、花柄の途中に小さな苞葉がある。
花弁は4〜5個で、同数の退化したオシベとメシベがあり、子房は緑色の半球形で、柱頭は1個。
果実は核果で、直径8mmほどの球形。秋に赤く熟す。

2018/10/4
境川に向かう途中の道端で、緑色だったソヨゴの果実が、淡黄褐色に色づいていました。
昨年は真っ赤に色付いていたので、その後を期待したのですが、気が付くと落果していました。
残念ながら、今年は真っ赤に熟した果実を見ることはできないようです。

 
2018/11/24
全て落果してしまったと思っていたのですが、1個残っていることに気が付きました。
真っ赤に熟したことで、今まで見落としていた果実が、目についたんですね。
運よく、枝と来年の花芽の間に果柄が挟まったので、台風の影響を受けなかったようです。
それにしても、見事に真っ赤に熟したものです。


ソヨゴの果実

     .
2018/10/17
     .
2018/11/18

相模原北公園で見かけたソヨゴの果実です。
雄株と雌株が揃っているのでしょう。たくさんの果実が色づき始めていました。
下段は、上段の1ヶ月ほど後の様子ですが、赤く熟していました。


モチノキ(Ilex integra)
<モチノキ目・モチノキ科・モチノキ属>


 
モチノキ科モチノキ属の常緑高木で、自生種。
日本では、本州の宮城県、山形県から四国、九州、南西諸島の海縁の山地に自生する。
樹高は10m程になる。葉は互生し、葉身は5cm前後、楕円形で尖り、成木では全縁。幼木では鋸歯あり。
雌雄異株で、前年枝の葉腋に極短い枝を出し、4月頃に黄緑色の小さな花を束生する。
雄花は2〜15個、雌花は1〜4個ずつ集まる。花弁は4個で萼片も4個、オシベも4個ある。
雄花には、オシベ4本と、退化したメシベがある。
雌花は、緑色の大きな子房と退化した4本のオシベがある。メシベの柱頭は4残裂する。
果実は核果で、1cm程の球形。11月頃に赤く熟す。

2018/10/16
境川に向かう途中の民家で見かけた大きなモチノキですが、真っ赤に色付き始めていました。
緑色の葉や果実の中に、真っ赤な果実が混じるので、赤い果実がやたらと目立ちます。

   
2018/4/3         2018/4/10        2018/5/21
 
2018/10/16        2018/4/3
開花した雌花が果実として成長し、熟していく過程を並べてみました。
結実直後はみずみずしい緑色だったものが、落ち着いた黄緑色になり、赤く熟します。
ただ、熟した果実は全て落果するわけではないようで、残ったものは色あせて、茶褐色になるようです。

ヤマノイモ(Dioscorea japonica)
<ヤマノイモ目・ヤマノイモ科・ヤマノイモ属>
   
2014/9/13           2014/10/25           2014/10/25
 
2014/9/13             2014/10/25

ヤマノイモ科・ヤマノイモ属のつる性多年草で、日本固有種。
日本では、北海道南西部から本州、四国、九州に分布している。
海外では、朝鮮半島から中国に分布する。
葉は対生し、長さ10p前後の三角状披針形で、基部は針形。葉柄は数pある。
花期は7月〜8月で、雌雄異株。種子のほかムカゴでも繁殖する。
雄花序は、葉腋から数本が直立し、白色の小さな花を多数つける。
雌花序は、葉腋から下垂し、白色の花がまばらにつく。
地下には1本の芋があり、地上部の成長と共に縮小し、秋には新たな芋と置き換わる。
芋は、ジネンジョとうな名前で売られているが、食べられるようになるには4〜5年を要する。

2014/9/13 境川に向かう道路の途中にある林の縁で、ヤマノイモの若い果実を見かけました。
垂れ下る花序に、さく果は下向きに付き、3つの丸い翼がありました。
204/10/25 1ヶ月以上経った頃には、成熟途中の黄緑色のものや、熟して褐色になったものがありました。

   
2014/11/30
ヤマノイモの葉はすっかり枯れて無くなり、枯れた果実が風に揺られていました。
その一部を持ち帰って、割ってみました。1つの翼の中に、2つの種子が入っていました。
種子には、丸い翼が付いており、風に乗って良く飛びそうです。


ヤマノイモとヤマイモ

ヤマノイモもヤマイモも同じヤマノイモ属に属する仲間ですが、芋には各々特徴があります。

ヤマノイモ=ジネンジョ(自然薯)は、日本固有種で、山に自生しているものです。

ヤマイモと一般に言われているものには、大まかに言って以下の3種類があります。
 ナガイモ:粘りが少なく、きめも粗い。栽培が容易なため、生産量も多い。
 イチョウイモ:関東で言う大和芋のことで、ナガイモよりムチンが多く、粘りも強い。
 ツクネイモ:粘り、きめが最も細かく、ヤマノイモと並び、美味。
       関西でヤマイモというと本種を指す。
       丹波地方の「丹波いも」、三重県、奈良県の「伊勢いも」などがあり、
       まとめてヤマトイモとも呼ばれています。

ダイジョは、あまり馴染みはないと思います。
      沖縄や九州で栽培され、「台湾山芋」、「沖縄山芋」とも呼ばれています。
      ヤムイモの一種で、熱帯から亜熱帯での栽培が多く、
      台湾→沖縄→九州と伝わったとされています。

粘り気では、「ヤマノイモ≒ツクネイモ>イチョウイモ>ナガイモ」の順となります。
ダイジョの粘りは、相当に強い様で、ヤマノイモ以上なのかもしれません。
ダイジョ以外は食べたことがあるのですが、ダイジョは見たことがないので上記はWebで調べた結果です。

関東地方では、上記の内、ヤマノイモとナガイモが、自生したり、逸出して野生化したものが見られます。
ムカゴが出来るなど、見た目は似ていますが、葉の形や付き方、花序が異なりますので、区別は容易です。

    .
<ヤマノイモの花>              <ナガイモの花>

ヤマノイモの雄花序はほぼ直立するのに対し、ナガイモの雄花序はバラバラです。
また、ヤマノイモの葉は対生で、基部の張り出しがないのに対し、
ナガイモの葉は互生(花期には対生)で、基部が大きく張り出すことでも区別できます。
上記のナガイモは花期なので葉は対生ですが、葉の基部が張り出しているので区別できます。

※ Webでの確認ですが、イチョウイモもツクネイモも、ヤマノイモ同様基部の張り出しはないようです。


ヘクソカズラ(Paederia scandens)
<リンドウ目・アカネ科・アカネ亜科・ヘクソカズラ連・ヘクソカズラ属>
 
アカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年草で、全国で見られる。
日本以外では、東アジア一帯に分布し、北アメリカやハワイなどに帰化している。
特有のいやな臭いがあり、これが和名の由来。
葉は対生し、楕円から狭卵形で、長さ4〜10p、幅1〜7p。
花期は7月〜9月で、葉腋から短い集散花序を出し、花をまばらにつける。
花冠は鐘状で長さは1p前後。灰白色で先は5残裂し、中央は紅紫色で毛が生える。
花糸の短い5個の雄しべは、花冠の内部に付く。花柱は2個で、基部で合着する。
果実は、直径5oほどの球形の核果で、黄褐色に熟す。

2014/9/13
境川に向かう道路脇で、ヘクソカズラがオレンジ色の果実を付けていました。
花が咲いている頃には気が付かなかったので、花の写真はありません。
参考までに、多摩川の近くで撮った花の写真を以下に掲載します。


ヘクソカズラの花

     .
2013/7/1
多摩川に行く途中の道端で見かけた、植木に絡みついているヘクソカズラです。
中心が紅紫色の白い花弁、白くて長いメシベの花柱の様子が分かると思います。
それにしても、何とも毛深い花ですね。


マンネンタケ(Ganoderma lucidum (Leyss. ex. Fr.) Karst)
<ヒダナシタケ目・マンネンタケ科・マンネンタケ属 >
 
マンネンタケ科マンネンタケ属の1年生のキノコ。
レイシの別名で呼ばれることも多いキノコで、表面に光沢がある事が特徴。
子実体は1年生、初期にはこぶ状、成長すると偏心生の扇状になり、ときに中心生になり、直立する。
傘は5〜20cmと幅があり、扁平か多少中央が盛り上がる。
傘の背面は環溝と放射状のしわがあり、黄褐色、赤褐色、紫褐色と変異がある。
成長すると表層は硬い殻皮となり、表面に光沢がでてくる。
柄は硬く、中実で長さは5〜15cm、不規則に曲がり、凹凸がある。

2017/3/7
境川への道路脇にある畑に植えられている梅の木の根元で見つけました。
形が歪で、良い形ではありませんが、キノコの形状や環溝と放射状のしわから本種としました。

 
2018/3/13
1年経ったマンネンタケです。
1昨年に成長したものは灰褐色に変色し、昨年に成長したものが横に見えます。









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