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城山湖、城山かたくりの里の風景



公園ではありませんが、純揚水式の城山発電所建設にともなって誕生したのが人造湖の城山湖です。
この城山湖の周りには散策路があり、自然を楽しみながら散策できます。
また、城山湖に向かう途中、相模川沿いを走りますが、そこにもいろいろな自然が見られます。
城山湖から少し下った所に「城山かたくりの里」があり、個人所有の山林ですが、春の一時期一般公開されます。
これらに時々出かけて撮りためた風景の写真をまとめたものです。
限られた時期だけですが、何かの参考にしていただければ幸いです。

< トピック >

ちょっと遅い時刻になってしまったのですが、久しぶりに城山湖に行ってきました。
かなり風が強かったのですが、その風のおかげで都内のビルや東京スカイツリーが肉眼でも確認できました。
ただ、時刻が遅かったのでゲートが閉じていて、ダムの堤の方へはいけませんでした。
そのため、翌日、そのためだけに城山湖を再訪しました。
あまり風はなかったので遠くは霞んでよく見えませんでしたが、ススキが見頃を迎えていました。
陽も傾いて、逆光に輝くススキをいろいろな方向から楽しんできました。



城山湖、城山かたくりの里の風景 インデックス
 
城山湖
城山かたくりの里
相模川の風景


城山湖

城山湖の周りにある散策路は、1時間ほどで一周することができます。
高低差もあまりないので、ときおり散歩をする方やトレランする方などに会います。
私は、いつも写真を撮りながらの散策なので、数時間はかかります。


2017/5/19
城山湖の周りにある散策路を一周した際、ほぼ中間点から撮った城山湖です。
正面の直線部分が、人造湖とするための提で、そのバックに見えているのは八王子方面です。
湖の中に見える白いやぐらのようなものは、揚水した水の出口付近にある側水塔です。


2018/11/29
上の写真とは、ちょうど反対側から撮った写真になりますが、水がないので違和感がありますね。
左側にあるお椀を伏せたような形のものが、2つの取水口で、発電機への水の出入り口です。
その右にある塔が側水塔で、上の写真では頂部の一部だけが見えています。


2017/5/19
上の写真で、正面に見えていた提の上から撮った城山湖です。
湖面にカワウが何羽かいたのですが、右手に見える湖岸の方へ飛び去っていきました。


2018/11/29
上の写真の秋バージョンを撮ろうと思っていたのですが、水のない写真となってしまいました。
これはこれで、めったに撮れない写真ではありますが、いささかイメージが異なります。
以下は、水のない湖底を中心に撮ったものです。


2018/11/29 2個の取水口
城山湖の駐車スペースから見下ろした2個の取水口です。
まだ、抜水工事は続いているようで、右の取水口は防水処理されていますが、左側は作業中でした。

   
   2018/11/29<取水口>      2018/11/29<側水塔>    2018/11/29<干上がった湖底>
取水口の近くには、若干水が残っていましたが、その他の部分には水は残っていませんでした。
抜水してから時間がたっているのでしょう。湖底の泥が乾燥して、ひびが入っていました。


2018/11/29 ダムの提から見た湖底
本沢(ほんざわ)ダムの堤の上から見た城山湖(本沢調整池)の湖底です。
大半は干上がっていましたが、取水口の近くには若干水が残っていました。


2018/11/29 ダムの提から見た八王子方面
上の写真のちょうど反対側の写真です。見えているのは八王子方面です。
中央やや左に薄っすらと高いビルが見えますが、八王子駅前のサザンスカイタワー八王子です。


2021/2/19 駐車スペースから見た八王子方面
この日は良く晴れていて、八王子の町並みがよく見えていました。
右手に見える鉄柱の少し左側に見える高層ビルは、八王子駅前のサザンスカイタワー八王子です。
「しろやまこ」の下に見えているのがダムの提で、1つ前の写真はこの堤の上から撮ったものです。


2021/2/19 駐車スペースから見た山並み
1つ前の写真の左端辺りをアップで撮ったのが上記の写真で、遠くに薄っすらと山並みが見えています。
山頂付近には雪が残っているようで、相応の標高がある山と思われます。
地図で調べてみると、左側に薄っすらと見えているのは日光白根山(標高2,578m)、
中央付近に見える高い山は、おそらく男体山(標高2,486m)と思われます。

 
<日光白根山>                  <男体山> .
上記写真を部分拡大したもので、鮮明さには欠けますが、山容は分かります。
地図での方角確認や山容の特徴から、日光白根山(標高2,578m)と男体山(標高2,486m)としました。

 
 
<新宿、東京スカイツリー方向> 2021/10/29      <川崎方向>    .
この日は風が強く、いつもは霞んでいることが多い都内などが良く見えました。
左側の写真では、中央辺りに東京都庁とすぐ右手に東京スカイツリーが見えています。
右側の川崎方向の写真では、左寄りに武蔵小杉あたりの高層マンションなどが見えています。
下段は、各々の高層ビルなどの部分を拡大したものです。

 
2021/10/30                  2021/10/30
 
2021/10/30                  2021/10/30
前日、16時を過ぎていて、ダムの堤の方に下りられなかったので、今日、出直しました。
何があるという訳ではなかったのですが、行ってみるとススキが見頃を迎え、穂が輝いていました。
堤の上の通路の両脇にススキが生い茂っていて、上段左は手前から全体を撮っています。
上段右は、そのススキを逆光で撮ったもので、バックの森がそれを一層引き立てています。
下段左は、通路の反対側のススキを湖に反射している光をバックに撮ったものです。
下段右は、そのススキを青空をバックにして撮ったもので、雰囲気ががらりと変わります。
左の写真は涼秋を誘い、わびしい雰囲気を出せたのではないかと思っています。
右の写真では、あまりわびしさは感じないのではないかと思います。天高くといったところでしょうか。




城山かたくりの里

城山湖から少し下った所に「城山かたくりの里」があります。
個人所有の山林ですが、春、カタクリが咲く頃だけ一般公開されます。
カタクリは自生していたものらしいですが、かなりの数が一斉に咲くので見応えはあります。
カタクリ以外にもいろいろな山草が見られ、最近はキバナカタクリも植栽されました。
カタクリの花が咲き終わる少し前ぐらいからキバナカタクリが咲きだします。


2002/3/17
この時は、カタクリの花もあまり多く咲いていませんでした。


2010/3/22
上記の8年後ですが、花数も増え、ご覧の通り見事に咲きそろっていました。
カタクリは、種から開花するまでに7〜8年要するそうです。
ですので、上記の頃のこぼれ種もちょうど開花していることになります。
その前からも増えてきていると思いますので、この後、毎年増え続けていくのでしょうね。


2010/4/10
キバナカタクリを見たくて再訪した時の写真です。
カタクリと違い、1茎2花となるのと、色が鮮やかなので写真映えはします。


2010/3/21
カタクリの群落をバックにして、アカバナミツマタが鮮やかな赤色を見せていました。




2010/4/10
キバナカタクリの開花を見に行った時、斜面ではテルテモモ(ホウキモモ)が満開でした。
神奈川県農業総合研究所が、ハナモモを品種改良した立性の品種だそうです。
ピンクの品種名はテルテモモですが、白いテルテシロ、赤いテルテクレナイなどがあるようです。
写真で、淡紅紫色で横幅のあるこんもりした花はミツバツツジで、黄色い花はヤマブキです。


2010/4/10
ここにはミツバツツジの大きな株もあり、ご覧のように迫力のある姿を見せていました。



相模川の風景

城山湖に向かう途中、相模川沿いの道路を走りますが、そこにもいろいろな自然が見られます。
特に花の多い春先には、いろいろな花が見られます。



 
2017/5/10
相模川の河川敷には、かなりの数のハリエンジュ(ニセアカシア)があります。
かなり大きな樹もあり、それらが一斉に白い花を咲かせます。
ただ、地味目な白い花ですので、咲いている花の数の割には目立ちません。


2017/5/10
相模川の河川敷の一角で、セイヨウカラシナが黄色い花をたくさん付けていました。
ただ、若干花のピークは過ぎているようで、果実が多く見られ、花数は少なめです。


2017/5/10
相模川の河川敷で、チガヤがたくさんの花穂を風に揺らしていました。
これを見たとき、富士山の太郎坊で見たカリヤスモドキの風景を思い出しました。
どちらも背の低いイネ科の植物ですが、チガヤの穂は春、カリヤスモドキの穂は秋に見られます。




2017/5/10
相模川の河川敷で、川岸に点々とキショウブの群生が見られました。
ごらんの通り、数がそろうと結構見栄えがしますが、「要注意外来生物」なんです。
他に分布が広がらないように、積極的な防除、分布拡大抑制策の検討が望まれています。








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