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おさんぽ録 昆虫編W



近くの多摩川の河川敷への散歩がてら撮影した、昆虫たちです。

< トピック >

今年新たに見かけた、下記の昆虫を追加しました。

コシアキトンボ、アオモンイトトンボ



ここでは、下記の昆虫を掲載しています。
トンボ目・イトトンボ亜目
イトトンボ科(アオモンイトトンボ)
カワトンボ科(ハグロトンボ)
トンボ目・トンボ亜目・トンボ科
アカネ亜科(ナツアカネ、アキアカネ、ノシメトンボ、コフキトンボ、ショウジョウトンボ)
ウスバキトンボ亜科(ウスバキトンボ)
ベニトンボ亜科(コシアキトンボ)
ヨツボシトンボ亜科(シオカラトンボ)
トンボ目・トンボ亜目・ヤンマ科
ヤンマ亜科(ギンヤンマ)
カマキリ目
カマキリ科(オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリ)
バッタ目・バッタ亜目
バッタ科(トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、イボバッタ、ハネナガイナゴ、コバネイナゴ、ショウリョウバッタなど)
バッタ目・バッタ亜目
オンブバッタ科(オンブバッタ)
バッタ目・キリギリス亜目・キリギリス下目・キリギリス上科
キリギリス科(ホシササキリ)
バッタ目・キリギリス亜目・コオロギ上科
コオロギ科(エンマコオロギ)
和名インデックス


アオモンイトトンボ(Ischnura senegalensis)
<トンボ目・イトトンボ亜目・イトトンボ上科・イトトンボ科・アオモンイトトンボ亜科・アオモンイトトンボ属>

日本では、本州の岩手県以南から四国、九州、南西諸島に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、東南アジアからアフリカに至る熱帯、亜熱帯に広く分布している。
オスは、アジアイトトンボと似ているが、水色の部分が第8節と第9節の下半分にあり、区別できる。
※ アジアイトトンボのオスは、水色部分は第9節にある。
メスは、オスと同色のもの、異色型(胸部が黄褐色から緑褐色)の2種が存在する。
その異色型の未成熟成虫は、橙色をしていて、アジアイトトンボのメスと酷似している。

2014/7/28
河川敷の川縁にオオブタクサの壁が出現し、ブタクサハムシが大量発生しています。
そのブタクサハムシを撮影中、目の前をオレンジ色のイトトンボが横切り、少し離れたオオブタクサの葉に止ました。
ただ、場所が悪くて、撮影方向が限定され、レンズも105mmのため、あまりアップで撮影できませんでした。
そのため、同定しようとして、アジアイトトンボか、本種の異色型未成熟成虫かで困りました。
撮影方向が限定されたため、眼後紋は見えず、腹部第1節、第2節背面の黒色部分も怪しい写真しかありません。
不鮮明ではありますが、腹部第1節背面、第2節背面の前半分に黒色部分がないように見えます。
この点のみでの判断ですが、アオモンイトトンボのメスで、異色型の未成熟成虫としています。


ハグロトンボ(Calopteryx atrata)
<トンボ目・イトトンボ亜目・カワトンボ上科・カワトンボ科・カワトンボ亜科・アオハダトンボ属>

2012/6/13                 2012/6/13                 2012/7/5
日本を含め、東アジア、北米に生息している。
日本では、本州・四国・九州に生息している。
体色は、オスは全体的に黒くて緑色の金属光沢があるのに対し、メスには金属光沢がない。
飛び方にも特徴があり、パタパタとゆっくりと羽ばたくように飛ぶ。

6/13 川岸の草むらからパタパタとハグロトンボが現れ、刈り込まれた芝生の上に止まりました。
新潟の小川で多数のハグロトンボが群れているのを見たことはありますが、多摩川では初めて見ました。
右端の写真では金属光沢はないように見えますが、中央の横からの写真では金属光沢が確認できます。

7/5 今日は、多摩川の土手の外側でハグロトンボを見かけました。
この日は天気が良くて、金属光沢があるのが良く分かります。




2009/8/30
新潟の小川で群舞していたハグロトンボを撮影したものです。
右下のハグロトンボ♂に金属光沢があるのに対して、左のハグロトンボ(♀)には金属光沢がないことが分かります。



ウスバキトンボ(Pantala flavescens)
<トンボ目・トンボ亜目・トンボ上科・トンボ科・ウスバキトンボ亜科・ウスバキトンボ属>
 
全世界の熱帯・温帯に広く分布するトンボで、長時間、長距離飛行ができる。
日本では、4月中旬に南西諸島や九州、四国で見られるようになる。
その後、5月頃には本州南部、6月には本州中部、7月には東北、9月には北海道で見られるようになる。
これは、本種が産卵後数日で孵化し、1ヶ月ほどで羽化と、短期間に繰り返し増殖できるためである。
また、本種は、体長の割に翅が大きく、体も華奢で軽くできており、長距離飛行に適応している。
そのためか、水辺から遠く離れて飛び回ることが多く、早く拡散する理由の1つと思われる。
しかし、南方系のトンボのため、寒さに弱く、寒さの訪れと共に見られなくなる。
本種は、複眼が赤く、全身が淡黄色で、腹部背面に黒い縦縞と細い横縞がある。

2012/7/5
少し前からナツアカネ(と思っていました)が飛んでいるのですが、動きが早くて撮影できていませんでした。
しかし、今日は10匹ほどが入れ替わり立ち替わり、比較的低く飛んでいたので撮影にチャレンジ。
10分ばかり、撮影にトライして、なんとか個体の識別が可能な写真が撮れました。
それを調べていて、ナツアカネではなく、ウスバキトンボと判明しました。ちょっと、意外。
本種も、成熟したオスは腹部背面が赤みを帯びることはあるそうですが、いわゆる赤トンボ(アカネ属)とは別種。
それにしても、止まることがなく、常にフワフワ、サッと移動するので、判別も、撮影するのも難しいです。

 

 
2012/7/25                      2012/8/21
7/25 飛翔中のウスバキトンボが、比較的よく撮れました。胸部の模様がないのもよく分かります。
なお、腹部第二節が平板で副性器がないように見えますので、メスの個体と思われます。
8/21 珍しく草に止まっているウスバキトンボに出会いました。
目が赤いところや、胸部が透き通るように華奢な感じもよく分かります。
また、腹部第二節に膨らみ(副性器)が見られますので、この個体はオスと思われます。

 
メスの腹部第二節                 オスの腹部第二節
メスの腹部第二節下側はツルっとした感じですが、オスには副性器があるので、出っ張りが見えます。

 
メスの尾毛           オスの上付属器
オスの腹部先端にある上付属器は少し湾曲して根元が細いので、メスの尾毛と見分けられます。

 
2012/9/26                      2012/10/26
9/26 枯れ草に止まっているウスバキトンボがいました。背面の模様がよく分かると思います。
10/26 しばらく見かけませんでしたが、ウスバキトンボが草に止まっていました。
寒さに弱いウスバキトンボですので、今年はそろそろ見納めかもしれません。

このポーズに何か意味があるのでしょうか?このような飛び方はあまり見かけません。


2013/7/19                 2013/8/19                 2014/8/6
2013/7/19 腹部背面の赤みが強い個体が飛んでいました。おそらく、オスと思われます。
2013/8/19 今日は、やたらと腹部を下に折り曲げて飛ぶ、ウスバキトンボが多かったです。
腹部第二節が平板で、体色も黄褐色なので、メスと思われます。
2014/8/21 腹部を下に折り曲げて飛ぶウスバキトンボのオスを見かけました。


ナツアカネ(Sympetrum darwinianum)
<トンボ目・トンボ亜目・トンボ上科・トンボ科・アカネ亜科・アカネ属>
 
2012/9/26                       2012/10/5
日本では、北海道から四国・九州にかけて広く生息している。
日本以外では、朝鮮半島から中国中部、台湾に生息している。
アキアカネと異なり、夏も平地で見られる。
夏場の未成熟期は橙色の体色であるが、秋の深まりとともに成熟して赤い体色になる。
特にオスは全体が赤くなり、まさに赤トンボの名にふさわしい色になるが、メスは腹部の上面のみ赤くなる。

9/26 多摩川の川縁で止まっているナツアカネを見つけて撮影しました。
10/5 一段と赤みが増したナツアカネです。

 
2012/9/14
多摩川の川縁で群舞しているトンボの群れです。数十匹が入れ替わり立ち替わり飛んでいました。
この中には、おそらくウスバキトンボ、ナツアカネ、アキアカネ交じっているものと思います。
しかし、動きが早いのと、ちょっと遠めなので、種類までは確認できませんでした。

 
2012/10/5                      2012/10/9
多摩川の河川敷に張られたロープで羽を休めるナツアカネです。
胸部の模様が分かりやすい写真を選んでみました。
なお、オスは、胸から頭部にかけて赤くなりますが、メスはそこまでは赤くなりません。

 
2013/9/30
今年も多摩川の河川敷にナツアカネとアキアカネがたくさん飛んでいました。
胸部の模様でアキアカネとナツアカネを識別しましたが、止まっていたのはナツアカネばかりでした。
このペアは、ナツアカネのオス(左側)メス(右側)です。
オスでは、腹部付け根はメスほど太くなく、副性器出っ張りがよく見えています。
メスの腹部付け根は太く、白く粉をふいたようになります。


アキアカネ(Sympetrum frequens)
<トンボ目・トンボ亜目・トンボ上科・トンボ科・アカネ亜科・アカネ属>
  
2012/9/26                  2012/9/28    .
日本の固有種で、極東アジアからヨーロッパにかけては、近縁種のタイリクアキアカネが分布する。
ナツアカネと異なり、夏には平地から高地に移動し、秋に成熟して平地に戻ってくる。
夏場の未成熟期は橙色の体色であるが、秋の深まりとともに成熟して赤い体色になる。
特にオスは赤くなるが、ナツアカネと異なり、胸や頭部までは赤くならない。

ナツアカネの数が増えたように思っていましたが、どうも、アキアカネが混じっていたようです。
ナツアカネの項で、群舞している写真がありますが、おそらく、混在しているものと思われます。
9月に入って、河原にいたナツアカネと合流したようで、数が増えたのはそのためと思われます。

1週間ほど経って、久しぶりに河川敷に行くと、アカネ属が全くいません。
よく止まっていた場所に行っても、全く姿を見かけません。
行っていない間に、子孫を残すという大役を果たし、天寿を全うしたのでしょうか。


2015/10/6
散歩からの帰り道、道路脇のフェンスに止まっていました。
副性器出っ張りが見えないので、アキアカネのメスです。そのため、色も橙色です。
河川敷で、ナツアカネは良く見かけるのですが、アキアカネは少ないようです。


ナツアカネとアキアカネの見分け方

   .

成熟した個体のどこまでが赤いかなど、いろいろ異なる所はあります。
ただ、最も分かりやすい違いは、胸の3本線の中央の形(白い丸印の中)です。
ナツアカネは、先が切り落とされたように、角張っています。
一方、アキアカネは、そのまま伸びてとんがっています。
そっと近づいて横から観察するか、捕えて観察してみてください。



ノシメトンボ(Sympetrum infuscatum)
<トンボ目・トンボ亜目・トンボ上科・トンボ科・アカネ亜科・アカネ属>
 
日本では、北海道から本州、四国、九州と広く分布する。
アキアカネと並んでよく見られるアカネ属の普通種で、赤トンボの仲間ではもっとも大型種。
ただ、成熟してもオスの腹部背面が暗赤色に変化する程度で、メスはほとんど変わらない。
特徴は、腹部の黒い熨斗目模様に似た模様と翅先端の褐色斑だが、褐色斑は変異が大きい。
成虫は6月下旬頃から11月下旬頃まで、平地から低山地で、林地近くの開けた沼地や水田に多い。

2013/9/30
多摩川の河川敷で、川縁近くでナツアカネに交じって、少し大型のトンボを見かけました。
翅の先端の褐色斑から、ノシメトンボと分かりましたが、多摩川で見かけたのは初めてです。
なかなか止まって写真を撮らせてくれなかったのですが、なんとか数枚写真を撮れました。
写真では見づらいですが、胸部の模様が3本並行していますので、ノシメトンボです。

 
2015/9/16
河川敷で、ずいぶん久しぶりに見かけたノシメトンボです。
腹部に副性器の出っ張りがありませんので、メスのようです。


ノシメトンボとコノシメトンボの見分け方

  ノシメトンボとコノシメトンボの違いは、胸部の3本の黒い線で見分けられます。
ノシメトンボの胸部の3本線は並行に走っていて途中ではつながりません。
一方、コノシメトンボでは、3本線の内、後の2本が上部で逆U字型につながっています。

上記の個体の胸部を分かり易いように拡大したのが、下記の写真です。
上部でつながっていないのが分かると思います。

     .
<ノシメトンボ♂>                 <ノシメトンボ♀>



ショウジョウトンボ(Crocothemis servilia mariannae)
<トンボ目・トンボ亜目・トンボ上科・トンボ科・アカネ亜科・ショウジョウトンボ属>
 
日本では、北海道南部から本州、四国、九州に分布する日本固有種。
なお、南西諸島に分布するものは、タイリクショウジョウトンボ(原名亜種)として区別される。
原名亜種は、台湾、中国南部からインドシナ、マレーシア、フィリピン、ボルネオ、スマトラなどに広く分布する。
羽化直後は、雌雄とも淡い黄色だが、オスは成熟すると眼まで含めて全身真っ赤になる。
メスは、くすんだ褐色になり、雌雄の区別は容易になる。
オスは、水辺の縁に縄張りを持ち、縄張りに沿って哨戒飛行をして、縄張りを守る。
なお、ショウジョウは、中国の伝説上の赤い顔をした動物「猩猩」から来てる。

2013/9/13
河川敷の土手の下で、やたらに赤いトンボが目に付きました。
アカネ属の赤色よりも鮮やかでしたので、直ぐにショウジョウトンボと分かりました。
この多摩川近隣で見かけたのは初めてですが、その赤の鮮やかさでは飛びぬけています。

 
2014/6/26
多摩川の土手で、セイバンモロコシの葉の上で、翅を休めているショウジョウトンボを見かけました。
この時期に、真っ赤なトンボは、非常に目を引きます。
羽化して間がないのでしょうか、まだ、赤い色が若干おとなし目です。

 
2013/5/27                       2013/7/24
画像をチェックしていて、ウスバキトンボと思っていた中に、ショウジョウトンボのメスが混じっていました。
成熟したオスは、名前の通り真っ赤になるので、直ぐにそれと分かりますが、メスは紛らわしいです。
5/27 成熟したメスの個体で、オスと違って体色は薄黄色です。
7/24 羽化後間もないメスの個体です。複眼が濁ったような灰色なのは未成熟な証拠だそうです。


コフキトンボ(Deielia phaon)
<トンボ目・トンボ亜目・トンボ上科・トンボ科・アカネ亜科・コフキトンボ属>
 
日本では、北海道南部から本州、四国、九州、沖縄の一部に分布している。
日本以外では、朝鮮半島から中国、台湾に分布している。
シオカラトンボによく似ていて、雌雄とも成熟すると胸部や腹部が白く粉を噴く。
なお、本種のメスには、翅に褐色の帯があるオビトンボ型があり、このタイプは粉を噴かない。
シオカラトンボと比べると小さく、腹部は長さの割に幅があるのでドテッとした印象を受ける。
本種は、腹部第2〜第4節までヒダがあることで、シオカラトンボと区別できる。

2013/7/25
多摩川の川縁で、枯れたギシギシに止まるシオカラトンボ(と思っていました)を見かけました。
撮影後、よく見ると、シオカラトンボと比較して腹部の幅が広く、腹端の黒色部分がありません。
それで調べ直してコフキトンボと分かりました。

※ 翅が白っぽく見えていますが、これは傷んでいるからで、本来は透明です。
コフキトンボ(体長40mm前後)は、シオカラトンボ(体長50mm前後)より小さいので、腹部が幅広く見えます。



似た者同士

 
  シオカラトンボ                 オオシオカラトンボ

 
シオヤトンボ                    コフキトンボ

   .
シオカラトンボ     オオシオカラトンボ         シオヤトンボ        コフキトンボ

見かけが似ているトンボですが、コフキトンボ以外はシオカラトンボ属です。
コフキトンボのみコフキトンボ属で、属が異なりますが見かけは良く似ています。
その大きな違いは、腹部第4節にヒダ(赤矢印)があることで、シオカラトンボ属は第3節(赤矢印)までしかありません。
オオシオカラトンボは眼が真っ黒(青矢印)で、シオヤトンボは翅の付け根が黄褐色(青矢印)なので区別できます。



シオカラトンボ(Orthetrum albistylum speciosum)
<トンボ目・トンボ亜目・トンボ上科・トンボ科・ヨツボシトンボ亜科・シオカラトンボ属>
 
2012/8/17                      2012/8/21
日本では、北海道から四国・九州にかけて広く生息している。
日本以外では、朝鮮半島から中国、台湾、極東ロシアに分布している。
成熟すると雄は体色が黒くなり、胸から腹部の頭部側に白い粉を噴いたようになるのでこの名がある。
未成熟なオスやメスは、黄色に黒の模様が入るので、ムギワラトンボと呼ばれる。
コフキトンボよりスリムで、腹部第4節にヒダがないことで区別できる。

8/17 なかなか撮影のチャンスがなかったシオカラトンボが、河川敷ゴルフ場のロープに止まっていました。
まだ、胸部や腹部の尾部に黄色が残っていますので、未成熟なオスのようです。

8/21 多摩川の川縁で、成熟したシオカラトンボのオスに出会いました。
両者を比較するとその違いが分かると思います。

 
2013/7/31
河川敷の草原で、シオカラトンボのメスを見かけました。
今年は、シオカラトンボをよく見かけます。
ただ、近づくとパッと逃げてしまうので、なかなか写真を撮らせてくれません。
左の写真は、普通の状態で、右の写真は、翅を下げて警戒態勢に入っています。
この状態で、これ以上近づくと逃げます。

 
2013/8/12
河川敷の枯れ枝に止まる、シオカラトンボの未成熟なオスを見かけました。
上のメスの写真と比較すると、腹部がうっすらと白い粉に覆われ始めているのがよく分かります。


2013/9/11
土手下の道路を散歩中、おつながり飛行中のシオカラトンボを見かけました。
少し先の草陰にとまったので、取りあえず草陰から撮影し、もっと良い位置に移動しようとしたら逃げられました。


2015/9/16
河川敷の通路を散歩していると、シオカラトンボが飛んできたのですが、何か違和感を感じました。
近くに止まったので、撮影して拡大すると、何か獲物を抱えていることが分かりました。
どうやら、その獲物を食べていたところらしく、近づくと逃げるのですが、直ぐに止まります。
後で、拡大して確認した所、捕えた獲物はハエだったようで、頭部がなく、胸部も半分だけになっていました。


コシアキトンボ(Pseudothemis zonata)
<トンボ目・トンボ亜目・トンボ上科・トンボ科・ベニトンボ亜科・コシアキトンボ属>
 
日本では、本州から四国・九州にかけて生息している在来種。
海外では、東南アジアから東アジアにかけて広く分布する。
地色は黒色で、腹部の上部が白く、白い部分が空いているように見える事が和名の所以。
なお、白いのは成熟したオスのみで、メスや未成熟なオスは黄色。
未成熟な成虫とオスは、生息水域上のせまい範囲を長時間、ホバリングしながら飛翔する。

2014/7/2
多摩川への道路脇の空き地を飛び回っているトンボを見かけました。
良く見ると、腹部の胸に近いところが、白っぽいので、コシアキトンボだと判断しました。
距離にして10m以内の範囲をせわしなく飛び回っていて、なかなか落ち着いてくれません。
そのため、追いかけながらピントを合わせての撮影となり、ピンぼけ写真の山となりました。
比較的ピントの合っていたのがこの2枚です。なんとか、判定には使えました。
写真で見ると、白ではなく黄色い縞模様でした。良く見るコシアキトンボとちょっと違います。
さらに調べると、メスか未成熟な個体がこのような黄色い縞模様になるようです。


ギンヤンマ(Anax parthenope julius)
<トンボ目・トンボ亜目・ヤンマ上科・ヤンマ科・ヤンマ亜科・ギンヤンマ属>

ヤンマ科ギンヤンマ属の大型のトンボで、在来種。
日本では、北海道南部から本州、四国、九州に広く生息している。
日本に分布しているのは亜種(Anax parthenope julius)であり、東アジア全般に生息する。
基亜種は、東アジア、インド、カザフスタンまで分布している。
出現時期は4月〜11月で、体長が70〜80oの大型のトンボ。
頭部と胸部が黄緑色、腹部が黄褐色をしているが、境界部分が水色だとオス、黄緑色だとメスである。
翅は透明で、若干褐色味を帯びるが、メスの翅は褐色味が強く出る。
平地から低山地の池沼や水田などで見られ、オスは広い縄張りを持って、縄張り内を飛び回る。

2013/7/31
多摩川の河川敷で、フラフラ スッと飛び回るギンヤンマを確認しました。
この河川敷でヤンマを見かけたのは初めてです。
なかなか近づけさせてくれないのと動きが俊敏なので、カメラで追いかけるので精一杯です。
そのため、小さな画像で、ピントも甘く、なんとか色と形が分かる程度のものしか撮れませんでした。
この個体は、胸部と腹部の境界部分が水色なので、オスです。


オオカマキリ(Tenodera aridifolia)
<カマキリ目・カマキリ科・カマキリ亜科>
 
日本では、北海道から本州、四国、九州、沖縄に分布している。
海外では、朝鮮半島から中国、東南アジアに分布する。
日本最大のカマキリで、体長はオスで70〜90mm、メスで80〜110mmある。
南にいくほど大型化する傾向があり、北海道産では大きくても100mm程しかないが、
九州産では、オスでもメスと変わらない体長になるものもある。
体色は緑色型と褐色型があり、チョウセンカマキリやウスバカマキリと似ている。
これらとは、後翅を見る元ができれば、その後翅の付け根から多くが暗紫褐色な点で区別できる。
外観的には、ウスバカマキリとは前脚基節内側の黒い紋の有無(オオカマキリにはない)で、区別できる。
チョウセンカマキリとは、胸部、腹部の比率(オオカマキリは1:1.8程、チョウセンカマキリは1:1.5程)や、
前脚基部内側の色(オオカマキリは黄色で上縁がエンジ色、チョウセンカマキリは橙色)で区別できる。

2013/9/19
多摩川の河川敷にあるコスモス畑で、ニラの花とコスモスの花でメスのカマキリを見かけました。
ニラの方は、イチモンジセセリを捕えて食事中でしたが、そのすぐ横でイチモンジセセリも給蜜中でした。
仲間が犠牲になっている間は、自分に危害が及ぶことはないと知っているのでしょうか?
コスモスの方の個体は、かなりお腹が大きく、産卵が近いのかもしれません。
後翅や前脚の付け根を確認できれば良かったのですが、時間がなくてできませんでした。
そのため、見た目では、チョウセンカマキリかオオカマキリか即断できません。
写真を撮り、後で、特徴を比較して本種としました。
決め手は胸部、腹部の比率(どちらも1:1.8程)と、前頭部中央の縦縞模様です。


イチモンジセセリを捕えて食事中の個体を3方向から撮ってみました。
最初に見たときには、口吻がまだ動いていたのですが、頭部から食べたようで、3枚目ではなくなっていました。

 
2013/12/17
多摩川の川縁で、イタドリの枝にへばり付いているカマキリの卵塊を見つけました。
卵塊の形状から調べた結果、オオカマキリの卵塊と分かりました。


チョウセンカマキリ(Tenodera angustipennis)
<カマキリ目・カマキリ科・カマキリ亜科>
 
日本では、本州から四国、九州、沖縄に分布している。
海外では、名前の通り朝鮮半島、中国に分布する。
体長は、オスで60〜80o、メスで70〜90mmと、オオカマキリよりやや小型。
オオカマキリによく似ているが、その識別は、後翅の色などで可能(詳細はオオカマキリの項を参照)。
なお、一般にカマキリというと本種を指す。

2013/7/12
多摩川への途中にある公園で、トラマルハナバチを撮影していて本種に気付きました。
まだ、幼体でオオカマキリと区別が難しいのですが、体色が薄目なので本種としました。
褐色型の成虫は、全身茶色で、前翅の側面のみ緑色なのですが、幼体は全身茶色一色です。
オオカマキリとは、カマの付け根の色が鮮やかなオレンジ色かベージュかで区別できます。
鮮やかなオレンジ色であれば本種です。時間がなくて確認しなかったのを後悔しています。

 
2013/8/30
幼体を見かけた公園で、チョウセンカマキリの成虫を見かけました。
幼体と異なり、褐色型ではなく緑色型の成虫です。
カメラを向けただけで、上体をゆすって威嚇してきます。気が荒いですね。
写真撮影後、カマの付け根を確認するために、捕獲しましたが、かなりカマで引っかかれました。
確認した結果、付け根の色からチョウセンカマキリと判定しました。

 
2013/11/14
河川敷の元花壇と思われる脇に積まれていた木材の所で、チョウセンカマキリを見かけました。
ちょうど胸元がよく見える角度だったので、アップで撮影してみました。
カマの付け根の色がよく分かると思いますが、鮮やかなオレンジ色です。


ハラビロカマキリ(Hierodula patellifera)
<カマキリ目・カマキリ科・カマキリ亜科>

日本では、本州から四国、九州、沖縄に分布している。
海外では、東南アジアに広く分布する。
体長は、オスで45〜65mm、メスで50〜70mmと雌雄の差は少ない。
他のカマキリと比較して、横幅が広く見えるのでずんぐりした印象を受ける。
大半は緑色型であるが、まれに紫褐色の個体も見られる。
前翅に白斑が1個あり、前脚基節前縁に3〜5個の突起があるのが特徴。

2013/10/21
多摩川への途中にある公園で、アジサイの葉の上でハラビロカマキリを見つけました。
そのずんぐりとした体形から直ぐにそれと分かりましたが、オスかメスかは不明です。
カメラを持っていなかったので、携帯で撮影しましたが、ちょっと前ピン気味です。
見ずらいですが、前羽の中央前寄り右側面に白斑が見えています。


コカマキリ(Statilia maculata)
<カマキリ目・カマキリ科・カマキリ亜科>

日本では、本州から四国、九州、沖縄に分布している。
海外では、台湾に分布する。
体色は、褐色や紫がかった褐色が多いが、緑色や赤褐色の個体もいる。
特徴は、名前の通り小型であること以外に、前胸腹板の黒色帯、前脚基部と腿節内側の黒い模様。
草むらに生息しているが、地表を歩きまわっていることも多い。
また、敵にあうと死んだふりをする事がある。

2013/9/24
多摩川に向かう途中の道端で、コカマキリを見かけました。
久しぶりに見かけたコカマキリですが、カマの独特の模様で直ぐに分かりました。
写真を撮ろうとしたのですが、草がじゃまで良い位置に動いてくれません。
手で、下から突いていたら、地面に降りてきてしまいました。

 
カマの模様が分かるように拡大したのですが、黒と白とピンクの模様が内側にあります。

 
2013/11/5
多摩川に向かう途中の神社の境内で、コカマキリを見かけました。
いたずら心から、本当に死んだふりをするのか確かめたくて、突っついてみました。
その結果がこの写真です。本当に死んだふりをするんですね。ちょっとびっくりです。


トノサマバッタ(Locusta migratoria)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ科・トノサマバッタ亜科>
 
2012/7/9                      2012/9/11
ユーラシア大陸のヒマラヤ山脈の北側から、ヨーロッパ全域、アフリカ北部に生息する。
日本では、北は北海道から南は九州まで、ほぼ全国に分布する。

7/9 トノサマバッタは何度か見かけたのですが、撮影できたのは今日が初めてです。
この個体は、緑色の部分がない褐色型です。
枯れ草の中では目立ちませんが、青々とした草の中では、褐色型は比較的目立ちます。

9/11 久しぶりに河原の草むらを歩いていると、褐色型のトノサマバッタが飛び出してきました。
着地した所へそっと近づき、今度は横から撮影しました。
羽の模様がよくわかります。

 
2012/9/14
河原の草むらで、今度は緑色型のトノサマバッタに出会いました。
緑色型といっても、ショウジョウバッタとは異なり、羽は褐色のままです。

 
2013/9/4
土手の下の道を散歩中、目の前に褐色型のトノサマバッタが飛び出してきました。
近づいても逃げなかったので、前から、後から、横から撮影してみました。

 
2013/9/4                       2013/9/19
土手の下の道を歩いていると、トノサマバッタがよく飛び出してきます。
今年は除草されなかったので、かなり多くのバッタ類が生息しているようです。
飛び出してきて、道路に出てきた褐色型と緑色型のトノサマバッタです。


クルマバッタモドキ(Oedaleus infernalis)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ科・トノサマバッタ亜科>

日本では、本州の東北地方南部より南の地域に見られる。
背面に一対の白い「く」の字型の模様があり、上から見ると「X」字型に見える。
体長は、オスが30mm、メスが50mmほどで、クルマバッタに似ているがやや小型。
本種は、顎が体色と同じ(クルマバッタは青い)であり、オスの後脛節は赤い。
また、クルマバッタに比べて、後翅のクルマ状の模様は薄い。

2013/7/31
多摩川の河川敷を歩いていると、草むらからマダラバッタ飛び出してきました。
それを撮影しようとしていると、その横に飛び出してきました。
後で調べて、背中の白い一対の「く」の字模様から本種としました。


マダラバッタ(Aiolopus thalassinus tamulus)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ科・トノサマバッタ亜科>

日本では、本州から四国、九州、沖縄に分布する。
海外では、インドからオーストラリアにかけて分布する。
体長は、オスが30mm、メスが35mmほどで、見た目の差はそれほどない。
後脛節が赤・青・黒の斑模様で、翅にも斑模様がある。
体色は、緑色型と褐色型、まれにピンク色の個体もいる。

2013/7/31
多摩川の河川敷を歩いていると、草むらからバッタ飛び出してきました。
きれいなピンク色をした個体で、後で調べてマダラバッタと分かりました。
河川敷で初めて確認したマダラバッタが、まれにしかいないピンクの個体とは、ラッキーでした。


イボバッタ(Trilophidia japonica)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ科・トノサマバッタ亜科・イボバッタ属>
 
バッタ目バッタ科の昆虫で、日本では、本州から四国、九州に生息する。
海外では、朝鮮半島に分布する。

2012/9/3
多摩川へ行く道端で、イボバッタを撮影できました。
多摩川の河原でも見かけますが、草むらに潜られるとまず見つけられません。
といっても、土の上でも写真の通り、よく見ないと見えてきません。


ハネナガイナゴ(Oxya japonica japonica)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ科・イナゴ亜科・イナゴ属>
 
バッタ目バッタ科の昆虫で、日本では、本州以から四国、九州に分布する。
海外では、中国、台湾、東南アジアからインドに広く分布する。
翅は、腹端や折り曲げた後ろ足よりも長いのが特徴。

2012/9/3
多摩川の川縁の草原で、ハネナガイナゴを確認しました。
明るい緑色に、こげ茶色のツートーンカラーで、精悍なイメージです。

ただ、農家の方には稲の大害虫として、嫌われ者です。

なお、イナゴの佃煮には本種とコバネイナゴが使われえるそうです。


2014/9/12
多摩川の川縁でカナムグラの葉に、どこからともなくハネナガイナゴが飛んできました。
このような良く見える所で、ハネナガイナゴを見るのは久しぶりです。


コバネイナゴ(Oxya yezoensis)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ科・イナゴ亜科・イナゴ属>
 
バッタ目バッタ科の昆虫で、日本では、北海道から四国、九州まで全土に分布する。
海外では、台湾に分布する。
通常は、翅が腹端を超えることはない。しかし、腹端を超える長翅型を生じる事がある。

2012/9/3
ハネナガイナゴを撮影していると、このコバネイナゴが直ぐ近くに飛び込んできました。
体色が、全体的に淡い色合いです。脱皮後、まだ日が浅いのでしょうか?
この個体は、後足の片方が取れてしまっていますが、そのため翅の長さが確認しやすいです。
ハネナガイナゴと比べて、翅の長さが短いことがよくわかります。

ハネナガイナゴ同様、稲の大害虫です。

なお、イナゴの佃煮には本種とハネナガイナゴが使われえるそうです。


2012/10/31
多摩川の河川敷の近くで、葉の裏で足の手入れをしているコバネイナゴを見かけました。
腹部の長さと翅の長さの違いがよくわかります。


ツチイナゴ(Patanga japonica)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ科・ツチイナゴ亜科・ツチイナゴ属>
 
バッタ目バッタ科の昆虫で、日本では、本州から四国、九州、南西諸島に分布する。
海外では、中国、インドまで広く分布する。
独特の模様がある褐色のバッタで、成虫の体長はオスが5cm、メスが6cmほどと大型。
背中には黄白色の線が頭部から尾部まで走っていて、複眼の下に黒い線、胸部の側面にも黒い縦しまがある。
日本に分布するバッタ類は、卵で越冬する種類ばかりだが、本種は成虫で越冬し、翌年の初夏に産卵する。

2013/8/30
多摩川の河川敷を散歩していると、突然、草むらから大型のバッタが飛び出してきました。
トノサマバッタかと思いましたが、背中にベージュの線が走り、色も異なります。
後で、調べて本種と分かりましたが、見かけた時期が中途半端です。
越冬した個体にしては遅すぎ(6月くらいまで)、今年の成虫にしては早すぎ(10月頃から)ます。
写真をよく見ても、傷んだ所は全く見当たりませんので、早熟な今年の個体と判断しました。


ショウリョウバッタ(Acrida cinerea)
<バッタ目・バッタ亜目・バッタ科・ショウリョウバッタ亜科・ショウリョウバッタ属>
 
2012/7/2                 2012/7/20
ユーラシア大陸の熱帯から温帯にかけて広く分布する。
日本では、北は北海道から南は九州まで、ほぼ全国に分布する。
雌雄で大きさが倍以上異なり、オスはメスの半分くらいしかない。
オスは飛ぶときに「キチキチキチッ」と音を立てるので、キチキチバッタの別名で呼ばれることがある。
メスの両方の後ろ足の先を持つと、体をしゃくるように上下させる動きをするので、ハタオリバッタの別名がある。

精霊舟に似ることから「ショウリョウ」の名が付いたといわれる。
しかし、雌雄の大きさの差が甚だしいことから「霄壤」の名(ショウジョウバッタ)を別名として持つ。

7/2 草むらが動いたように感じたので、よく見るとショウリョウバッタの幼虫が葉の上にいました。
緑色で小さい(推定30mm以下)ため、よく目をこらしても草むらの中では見つけるのは難しいです。

7/20 草むらでショウリョウバッタの幼虫を見かけました。
前回見たときから2週間経過していますが、大きさも倍くらい(推定50mm)になっていました。

 
2012/8/17                      2012/9/6
8/17 久しぶりに草むらを歩いていると、キチキチキチとショウリョウバッタのオスが飛び立ちました。
メスも居ないかと探してみましたが、会えませんでした。
9/6 草むらを歩いていると、茶褐色のショウリョウバッタのオスが飛び立ちました。
草むらでは、緑色の個体の方が多いのですが、茶褐色の個体はちょっと珍しいですね。

 
2013/7/22                  2013/7/23     .
今年も、河川敷の草原には、ショウリョウバッタのオスがたくさん見られます。
草原を歩くと、次から次に、キチキチキチと飛んでいきます。
しかし、メスのショウリョウバッタには、出会えません。


2013/8/19
草原を歩いていると、バサッと大型のバッタが飛びました。
緑色型のショウリョウバッタのメスです。しかし、草に埋もれて一部しか見えません。
もうちょっと撮りやすい所に飛び出してくれればいいのに。ちょっと残念。

 
2013/9/9
多摩川の河川敷では、初めて見る緑色に褐色の筋が入ったタイプのオスです。
緑色や褐色型の個体より、線が入るだけでダンディに見えます。


2013/9/10
前日見かけた緑色に褐色の筋が入ったタイプですが、今日はメスに出会いました。
近づいても逃げなかったので、前から、後から、横から撮影してみました。


オンブバッタ(Atractomorpha lata)
<バッタ目・バッタ亜目・オンブバッタ科・オンブバッタ属>
 
バッタ目オンブバッタ科の昆虫で、日本では、北海道から四国、九州まで全土に分布する。
海外では、朝鮮半島、中国、台湾に広く分布する。
メスの上にオス(メスよりかなり小さい)が乗り、子供をおぶっているように見えるのでこの名がある。

2012/9/3
多摩川へ行く道端で、オンブバッタのメスを確認しました。
ショウリョウバッタを太く短くしたような形をしています。

写真の個体の体色は、緑色ですが、淡褐色系の個体もいます。
この淡褐色系に、まれにピンク色の個体が見られるそうです。

 
2013/10/3
多摩川へ行く途中の道端で、オオケタデの葉に止まっているオンブバッタを見かけました。
オスが上に乗って、名前通りにおんぶしている状態です。
そのため、交尾中なのかと思ったのですが、そうではありませんでした。
メスの腹部末端が下の方に大きく曲がっていて、交尾できる体勢ではありません。
これが意図的に曲げられているのか、奇形なのかは分かりません。


ホシササキリ(Conocephalus maculatus)
<バッタ目・キリギリス亜目・キリギリス下目・キリギリス上科・キリギリス科・ササキリ亜科・ササキリ族>
 
日本では、本州の東北南部以南、四国、九州、南西諸島に分布する。
日本以外では、朝鮮半島、台湾、東南アジア、アフリカに分布する。
日本に生息するササキリの中では最も小型で、翅端まで20mm強程度です。
体色は、緑色か褐色。翅は淡い褐色で、側面に名前の由来でもある黒褐色の点が線上に並ぶ。
また、頭頂から前胸背面にかけて黒線と白線が並行して通る。
鳴き声は、シリリリリ…という鳴き方を続けるが、音が小さいため、よほど注意して聞かないと分からない。

2013/9/9
土手の草むらを横切った時、小さなバッタが飛ぶのが見えました。
よく見るとホシササキリのメスでした。赤みを帯びた産卵管が見えています。
以前から生息していたものと思いますが、全く気が付いていませんでした。


2013/9/10
翌日、改めて土手を調べてみると、かなりの数のホシササキリが生息していました。
草むらに踏み込むと、あちらこちらからホシササキリが飛び出してきます。
オスを探して撮影してみました。翅や胸部背面の模様の特徴がよく分かると思います。
なお、触角が体長の2倍ほどあるので、触角は一部しか写っていません。

 
2013/9/17
褐色型のホシササキリを探しに、土手の草むらに入ったのですが、直ぐに見つかりました。
前回は気が付きませんでしたが、褐色型の個体もかなり生息しています。
最初に見つけたのは、メスの個体でした。右はその一部を拡大したものです。
左の写真で、妙に上側や右側が空いていますが、これは触角が左隅に向かって伸びているからです。
見えづらいと思いますが、細い線が伸びているのが分かると思います。
この隅で触角の先が草陰に入ってしまっているので、途中までしか写っていません。


2013/9/17
次にオスの個体を見つけました。やはり、上部が空いているのは触角の1本が伸びているからです。
この写真では見づらいので、赤い線を触角の上に書き入れてみました。
奥の触角は、ほぼ真っ直ぐに上に伸び、体長の2倍ほどの長さであるのが分かると思います。
なお、もう1本の触角は、ほぼ90度曲げて手前に伸びていますので、基部のみ見えています。


エンマコオロギ(Teleogryllus emma)
<バッタ目・キリギリス亜目・コオロギ上科・コオロギ科・コオロギ亜科・エンマコオロギ属>
 
コオロギ科コオロギ亜科エンマコオロギ属のコオロギで、日本全土に広く分布する。
コオロギの中では最大種で、一般にコオロギといえば本種のことを指す。
名前の由来は、複眼の周りの黒い模様と、その上の淡褐色の帯が眉に見え、
閻魔大王の憤怒面に似ることによる。

2012/10/5
多摩川からの帰り、土手の階段でエンマコオロギのメスを見かけました。
河原の草むらから鳴き声が聞こえていましたので、居ることは分かっていました。
しかし、草むらで探すのは骨が折れます。よく見える所に出ていたのはラッキーでした。










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