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早春の利尻島と礼文島を巡る旅
<日本の最北端の地を巡ってきました>

2018/5/10〜2018/5/12


新規:2018/07/01

一度は行ってみたいと思っていた高山植物が豊富な礼文島と利尻島。
その両方を巡るツアーがあったので、高山植物が咲き乱れる時期には早いのですが、参加することにしました。
ルートは、旭川空港からバスでサロベツ湿原経由で稚内へ向かい、そこで一泊。
翌日に、フェリーで礼文島へ渡り、午前中は礼文島巡りをして昼食。
午後にフェリーで利尻島へ渡り、利尻島を1周して鴛泊で一泊。
翌朝にフェリーで稚内に戻り、宗谷岬経由で旭川空港に戻って、帰途に就くという駆け足ツアーです。


早春の利尻島と礼文島を巡る旅 インデックス
一路 サロベツ湿原へ
稚内にて
礼文島 澄海岬へ
礼文島 須古頓岬へ
利尻島 姫沼へ
利尻島 オタトマリ沼へ
利尻島 仙法志御崎公園から鴛泊港へ
宗谷岬へ
旭川空港へ
今回の旅で見かけた野草
今回の旅で見かけた動物


<一路 サロベツ湿原へ> 2018/5/10

出発日はあいにくの天気で、離陸後はずっと雲海の上を飛び、到着後のバス移動時も曇り空でした。
旭川の近くではアキタブキの巨大なフキノトウがあちらこちらで見られました。
また、田んぼの畔などに黄色い花が群生している所もあります。セイヨウタンポポの群生でした。
なお、ちょうどこの辺りを桜前線が北上中だそうで、時折、山肌の一部をエゾヤマザクラがピンクに染めていました。
山間部に入ると、路肩の湿地に白いミズバショウと黄色いエゾノリュウキンカが所々で見られました。
高速道を降りて一般道に出ると、道路脇などでエゾエンゴサクの青紫色の花が目につき始めました。
場所によっては、エゾエンゴサクが群生していて、青紫色の絨毯を敷いたようでした。
途中に稲作の北限地があり、その辺りを境に田んぼが無くなり、広大な牧草地に変わります。
その牧草地にエゾジカがいました。ふと遠くを見ると、牧草地の外れでエゾジカの群れがのんびりとしています。
その手前の方では、乳牛の群れが牧草地の座り込んで、こちらものんびりとしています。
サロベツ湿原に着いたときも曇り空で、利尻島は姿を見せず、広大な湿原が延々と続いているのみでした。
この辺りは国立公園となっていますが、以前は湿原に堆積した泥炭の採掘が行われていたそうです。
その名残である浚渫(しゅんせつ)船が、ビジターセンターの近くに置かれていました。
その湿原も、雪解け水で増水して遊歩道が水没し、展望台までの行き来しかできませんでした。
そのような状態でしたので、時期的にミズバショウが点々と咲いているのが見られるのみでした。
それ以外では、枯れ枝と見間違うほど地味なヤチヤナギの花が見られた程度です。
エゾカンゾウ(ニッコウキスゲの名前の方が有名かな)やコバイケイソウなどは若葉の状態でした。
エゾカンゾウが咲き誇る時期に、また、来てみたいですね。
きっと、橙色の絨毯を敷き詰めたよう景色が見られるのではと思います。

※ 以下の写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。





田んぼの畦道などには、アキタブキやセイヨウタンポポが群生していました。
アキタブキのフキノトウは灰汁が強く、北海道の方はフキノトウを食べる習慣はないそうです。

 

桜前線北上中ということで、所々で山肌の一部をエゾヤマザクラがピンクに染めていました。
なお、北海道ではエゾヤマザクラが標準名のようですが、標準和名はオオヤマザクラになります。

 

エゾエンゴサクが群生していると、青紫色の絨毯を敷いたように見えました。
右の写真は、バスの車窓から撮ったものですが、手前側が被写体ブレで横に流れています。

 

牧草地で、エゾジカが餌を食んでいました。遠くには大きな群れがいて、のんびりとしています。
色が黒褐色のエゾジカには角があるのでオス、淡褐色のエゾジカには角がないのでメスのようです。





サロベツ湿原は雪解け間もないため、融水で遊歩道が水没して一部が通行止めとなっていました。
展望台からの眺めはご覧の通りで、まだ、枯葉色一色といった所。
やっとミズバショウが所々で咲き始めたばかりで、若葉と白い苞が目を引きます。

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<稚内にて> 2018/5/10

サロベツ湿原を後にして、宿泊先の稚内市の外れのホテルに向かいました。
海沿いの広大な湿地は、エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)の大群生地とのこと。
この荒涼とした景色が、開花時には花で埋め尽くされ、一面が橙色に染め上げられるそうです。
途中、道路脇の湿地で、エゾノリュウキンカが群生している所がありました。黄色い花が目を引きます。
ホテルの周りは湿地が広がり、そこここにミズバショウが咲き、コバイケイソウの若葉が見られます。
近くを散策した時、アキタブキのフキノトウが道路沿いなどで大きく立ち上がり、存在感を示していました。
時期的には少し遅く、フキノトウの花はほとんどが終わっていました。
シシウドやオオハナウド、オオイタドリは、若葉が伸び出したところです。
全て大型の雑草で、大きくなったらどのような景色になるのか、転がる枯れ枝を見るとゾッとします。
夕食後、部屋に戻ると稚内港の夜景が部屋から望めました。
曇天であることもありますが、空は真っ暗で、晴れていたら星がきれいに見えそうです。

※ 以下の写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。



サロベツ湿原を後にして、海岸沿いのオロロンラインを一路、稚内に向かった北上しました。
このオロロンライン沿いの景色が上記の写真です。今の時期は、笹が一面を覆い尽くしています。
しかし、エゾカンゾウやエゾスカシユリの開花時には、この辺り一面が橙色の花で埋め尽くされるそうです。

 

途中、道路脇の湿地で、エゾノリュウキンカが群生している所がありました。黄色い花が目を引きます。
本州のリュウキンカと比べかなり大型で、そのためヤチブキの異名が示す通り、山菜として利用されます。

 

 

ホテルの周りは湿地が広がり、そこここにミズバショウが咲き、コバイケイソウの若葉が見られました。
また、道路脇にはアキタブキが群生し、フキノトウが大きく伸びていました。
ちなみに、左の背の低いのが雄花で、右の背が高くなっているのが雌花です。



夕食後、ホテルの窓から稚内港の夜景が見られました。
外灯はありますが、空が暗く、晴れていたら星空が楽しめたのではと、ちょっぴり残念でした。
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<礼文島 澄海岬へ> 2018/5/11

翌朝は、フェリーの関係で朝食が5時半と早く、あたふたとバスに乗り込み港へ。
といっても、途中、別のホテルに立ち寄っても30分もかかりませんでした。
そそくさとフェリーに乗り込み、座る場所を確保。時期が早い事もあり、人は少ないようです。
今回では最も長い船旅で、朝早かったこともあり、気が付いたら寝ていました。
礼文島に近づいたときも、どんよりとした曇り空で、島の裾野は見えましたが、高い所は雲の中でした。
この後、バスで澄海(スカイ)岬、須古頓(スコトン)岬を巡り、景色と高山植物を楽しみます。
最初に行ったのは澄海岬。高台から見える湾は波があまりなく、澄んでいて海底の様子が良く見えました。
ここでは、キジムシロ、キバナノアマナ、エゾイヌナズナ、エゾエンゴサクが花を付けていました。

話は変わりますが、バスガイドさんが礼文は高山植物の島ですが、日食観測の島として有名だったと紹介。
そんな話が出るとは思っていませんでしたが、戦後間もない頃に金冠日食観測が行われた所です。
1948年5月9日、礼文島を幅1kmの極細い金冠帯が通り、たった1秒の金環日食の観測に多くの人が訪れました。
その時、米国からも観測者が訪れ、日食観測は成功裏に終わっています。
ちなみに、私の金環日食の初観測は、ひたちなか市の海岸で2012年5月21日に行いました。
その様子は、こちらに紹介させていただいています。

※ 以下の写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。


<利尻島>

<礼文島>
目が覚めたとき、雲で高い所は見えませんでしたが、左舷に利尻島、右舷に礼文島が見えました。
既に礼文島になかなり近づていたため、全体を見ることができず、見える部分も2分割となってしまいました。
上段は利尻島で、なだらかな裾野と利尻岳に残る残雪が少し見えています。右側は左舷からは見えませんでした。
下段が礼文島で、左側が2つに分かれたカニの爪のような岬の方です。島の左側は右舷からは見えませんでした。



最初に行ったのは澄海岬で、階段を上って高台に出ると湾全体が望めます。
入り組んだ入江は波が少なく透明度も高いので、澄んだライトブルーの海と海底のコンブなどが良く見えます。

   
 <キジムシロ>             <キバナノアマナ>            <エゾイヌナズナ>

階段を上る途中や高台の上などで、あまり多くはありませんでしたが上記が咲いていました。
イワベンケイもあちらこちらで茎を立ち上げて、ツボミをたくさん付けていましたが、咲くのは少し先のようです。

※ これらの花の詳細については、こちらを参照ください。




<礼文島 須古頓岬へ> 2018/5/11

澄海岬を後にして、最も北にあるカニの爪の先っぽ、須古頓岬へ向かいました。
宗谷岬に最北端を譲ったので、現在は礼文島の最北限の地となっています。
ここでは風が強く、薄いダウンを2枚重ねでちょうど良いくらいの寒さでした。
岬の先に見える島は、トド島と呼ばれたトドの生息地でしたが、駆除されてほとんどいなくなったそうです。
実際には、この島が最北端を宗谷岬の先の島と争って破れ、最北端の呼称を譲る結果になったようです。
岬の周りには岩礁が多いのですが、ここにウミネコがたくさん住み着いているようで、糞で白くなっていました。

※ 以下の写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。

 



岬から続く岩礁の先にある島。トド島と呼ばれ、冬にトドが集まっていたそうです。
現在は、漁業害獣として駆逐が進み、ほとんどいないそうです(他に移動したそう)。
以前は、この島にも季節には漁師の方が住んで作業をしていたそうですが、今は無人だそうです。
須古頓岬の近くには岩礁が多いのですが、一部の岩礁はウミネコが住み着いて、糞で白くなっています。
また、岩場には多くのウミネコが巣を構え、繁殖地にもなっているようです。




<利尻島 姫沼へ> 2018/5/11

港に戻って昼食後、フェリーで利尻島に向かいます。礼文島は相変わらず雲に覆われたままでした。
利尻島が見え始めたときは、こちらも雲に覆われ、すそ野が見えているだけでした。
しかし、さらに港に近づくと、雲が晴れて利尻岳の雄姿が、その全貌を現しました。
この後、島を1周する間、一時、雲が出ましたが、その姿を常に見せてくれていました。
バスガイドさんの話では、こんなに見える時は少なくいそうで、大変ラッキーだとのことです。
鴛泊港からバスで姫沼に向かいます。湖面が静かで逆さ利尻岳(利尻富士)が見られる所です。
きれいに利尻岳が見えていましたが、期待通りの見事な逆さ利尻富士を見ることができました。
沼を1周したとき、たくさんのザゼンソウ、ヒメイチゲが咲いていました。
そのほか、エンレイソウやレブンナニワズが一部で咲いているのが見られました。
マイヅルソウやツバメオモトも見られましたが、ツボミが開くにはもう少しかかるようでした。

※ 以下の写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。

 

フェリーから利尻島が見え始めた頃は、利尻岳の上部は雲で隠れて見えていませんでした。
それが、利尻島に近づくにつれ、雲が晴れ上がってきて、山容がはっきりと見えてきました。



姫沼は、湖面が波立つことが少なく、逆さ利尻富士が見られる場所として有名です。
この日は、良く利尻岳が見えていたので、期待して姫沼の方に行くと上記の通りでした。
風がなければ、もっとはっきりと見えたのでしょうが、ここまで見えれば合格点でしょう。

   
 <ヒメイチゲ>               <ザゼンソウ>              <エンレイソウ>
   
 <ナニワズ>            <エゾエンゴサク>          <ツバメオモト>

姫沼を1周する際、最初に姿を見せてくれたのはヒメイチゲでした。可憐な白い花が1輪ずつ咲いています。
次に姿を見せたのはザゼンソウです。この後も多々見られましたが、ここにはミズバショウは見当たりませんでした。
その近くでエンレイソウが赤褐色の花を咲かせていました。ここではオオバナノエンレイソウは見当たりませんでした。
下段に行って、次に目についたのはナニワズの黄花でした。見かけたのはこの1本だけです。
エゾノエンゴサクも所々で見かけました。この花には、セイヨウオオマルハナバチなどに盗蜜された穴が見られます。
ツバメオモトも1ヶ所だけでしたが、花茎の先のツボミが白く見え、咲くのはもうすぐのようでした。

※ これらの花の詳細については、こちらを参照ください。




<利尻島 オタトマリ沼へ> 2018/5/11

姫沼を後にして、島の反対側にあるオタトマリ沼に向かいます。
オタトマリ沼に着いたときには見えていた利尻岳ですが、しばらくすると薄雲がかかり始めました。
このまま雲の中に入ってしまうのかと思ったのですが、また、風が雲を飛ばしてくれました。
ここにはウミネコが数十羽いて、その風に乗って飛び回っていました。
1周する時間はなかったので、近くを散策したとき、たくさん咲いているキバナノアマナに出会いました。
オオバナノエンレイソウも見られましたが、咲くのはもう少し先になりそうでした。


※ このページの写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。

 

着いたときには雲はなかったのですが、しばらくして左からの風に流されて雲が流れ込んできました。
ここにはウミネコが数十羽いて、この沼に吹く風に乗って飛び回っていました。
オタトマリ沼は大きくて遮るものが少ないのでさざ波があり、姫沼の様にきれいに利尻岳は写り込みません。
写真に撮るとある程度写って見えますが、常に動いているので肉眼では良く見えません。
なお、オタトマリ沼に突き出した通路脇には、ダイサギも1羽混じっていて、盛んに歩き回っていました。

   
<オオバナノエンレイソウ>          <キバナノアマナ>            <オオウバユリ>   .

1周するほどの時間はなかったので、近場を少し散策しました。その時に出会った花です。
散策路を少し進んだところに、オオバナノエンレイソウが大きなツボミを付けていました。
来る途中の道路脇では、たくさんの白い花が咲いていましたが、標高のためかここではツボミでした。
駐車場近くに戻った時、空き地でキバナノアマナがたくさん花を付けていました。
その脇では、オオウバユリが新葉を展開していました。赤褐色の葉脈が目を引きます。
ここでは、アキタブキのフキノトウもまだ開花したばかりです。下とは気温差があるのでしょう。

※ これらの花の詳細については、こちらを参照ください。




<利尻島 仙法志御崎公園から鴛泊港へ> 2018/5/11

オタトマリ沼を後にして、仙法志御崎公園に立ち寄りました。ここにはコンブの加工場があります。
いろいろな種類があり、良心的な対応がされているとかで、コンブを買うならここでとのこと。
海岸線は岩礁地帯で、その岩礁にオオセグロカモメがいました。近くには営巣している所もありました。
駐車場の下に狭い草原があり、そこにイワベンケイの大きな株が見られました。
買い物も一段落したところで、一路、宿泊先である鴛泊港に戻りました。
港でも、利尻岳は晴れた夕暮れの空にくっきりとその姿を見せていました。
残念ながら夕食の時間になってしまい、夕日に染まるその姿は見ることができませんでしたが、
夕食後、港からはとっぷりと暮れた青黒い空に、利尻岳が残雪の残る山容を見せていました。

※ このページの写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。



オタトマリ沼から仙法志御崎公園に向かう海岸線は、風上のために波が高く、大きな白波が立っていました。
いく分霞んではいますが、利尻岳の尾を引くような稜線が見られるのは、ここ仙法志御崎公園だけとのこと。
このなだらかな稜線が、利尻富士と言われる理由の1つではと思います。

 
<寝熊の岩>                           <人面岩>

仙法志御崎公園から鴛泊港に戻る途中、2つの奇岩が紹介されました。
左は熊の頭部で、右はアイヌの人の頭部だそうですが、そのように見えますでしょうか。
熊の方は2つの見方ができ、上部に突き出した岩に2つの耳と目、その先が鼻と口に見えます。
もう1つは、上部に突き出した岩が耳で、右の方に突き出た鼻と、その手前が開いた口に見えるというものです。
アイヌの人の頭部は、民族的な紐が巻かれているので分かりやすいですね。
堀の深い目と鼻が見て取れます。でも、ウミネコの住処になっているようで、営巣も確認できます。





鴛泊港のホテルは、目の前が漁港で、その先に利尻岳が良く見えていました。
上段はホテルに着いたとき(17:52)で、下段は夕食後(19:42)に撮ったものです。
上段の方は夕方なので、多少、夕日を浴びて赤みを帯びています。
この後、夕日に染まる所を見たかったのですが、食事が始まってしまうので断念しました。
下段の方は、食後、陽がとっぷりと落ちた後のもので、三脚がなかったので2秒露出は大変でした。




<宗谷岬へ> 2018/5/12

翌日は、鴛泊港からフェリーで稚内に戻り、最北の地、宗谷岬に向かいます。
昨日はよく見えていた利尻岳ですが、今日はすっかり雲の中で、全く見えません。
稚内港について、直ぐ近くにある稚泊航路記念碑へ。樺太との定期航路の後だそうです。
波が荒く、防波堤に打ち寄せる波に飲まれる人がいたため、作られた特異な形状の防波堤です。
夏の季節には、風雨がしのげるため、バイクなどで旅をする人たちの寝泊まりする場所になっているとのこと。
この後、港近くで早めの昼食を取り、一路、宗谷岬に向けて出発しました。
途中、時間があるとかで、普段は通らない新しくできた道路で、ちょっぴり寄り道をしてくれました。
放牧は5月の末くらいからだそうですが、残雪が所々に残る宗谷岬近くの広大な草原を見ることができました。
高台の草原から道を下って宗谷岬の駐車場に到着。ここには最北端の地以外にも、いくつかのモニュメントがあります。
宗谷岬の実際の北限の地は、岬から見える島だそうです。残念ながら43km先のサハリンは見えませんでした。
ここには流氷が保管されていると聞き、行ってみました。氷点下12.5℃の部屋はさすがに寒かったです。
TVでしか見たことがなかった流氷の実物を初めて目にしましたが、想像以上に分厚かったです。

※ このページの写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。



フェリーから見た利尻島ですが、見えているのは標高数十mまでで、それ以上は霧に包まれて見えませんでした。
バスガイドさんが言っていた、「利尻岳が良く見えるのはラッキー」の意味を改めて実感しました。

 

稚内港の直ぐ近くにある稚泊航路記念碑、その側にある特異な形状の北防波堤ドームです。
外からはギリシャ風の柱列にしか見えませんが、内部は右の写真の通り、ドーム状になっています。
このとき、防波堤の側の港には、稚内海上保安部に所属する巡視船「りしり」と「もとうら」が係留されていました。

 

昼食場所の裏手には稚内駅があり、最北端の線路の碑が、外部と内部にありました。

 

稚内から宗谷岬へは海沿いを走りますので、左手には稚内、右手には宗谷岬が見えます。
この辺りはまだ日本海で、宗谷岬でオホーツク海に変わります。

※ 正確には、サハリン南端のクリリオン岬と北海道北端の宗谷岬とを結ぶ線が境界線

 

宗谷岬に近づいたところで、時間があるとかで新しくできた脇道に寄ってくれました。
道を上っていくと、残雪が所々に残る広大な草原に出ました。
牧草地になっていて、5月末くらいから放牧が始まるそうです。

 

宗谷岬では、いろいろなモニュメントが見られます。
その中でも、駐車場を降りて最初に訪れる場所になるのが、このモニュメントでしょう。
宗谷岬が日本最北端の地であることを示していますが、実際の最北の地は、その先に見えている島のようです。
右は、宗谷岬とサハリンの位置関係を示したもので、その距離は43kmしかありません。
残念ながら、この日は海上に雲が広がっていて、その姿は見えませんでした。




<旭川空港へ> 2018/5/12

宗谷岬を出発すると、後は、来た道を戻って旭川空港に戻るだけです。
来た時には日本海側へ抜けたのですが、帰りはオホーツク海側から日本海側へ曲がった所へ戻ります。
その途中、道路脇でキタキツネを見つけた前方の方が声を上げ、最後部に居た私も写真が撮れました。
さらに海岸線を進んでいると、ウミネコの大きな群れを見かけました。何を狙っているのでしょうか。
その先で、ホタテの加工場脇を通ったのですが、巨大なホタテ貝の貝殻塚が出来ていました。
高さは10m前後はありそうで、いったいどれくらいのホタテガイの貝殻が捨てられているのでしょう。
海岸線を離れ、内陸部に入ってくると北海道らしい広大な牧草地が見えてきました。
来るときにも見かけた放牧された乳牛と、牧草地で草を食むエゾジカが同じところに居ました。
この辺りまでくると、路傍の湿地にミズバショウやエゾノリュウキンカなどの群落など見られるようになりました。
来るときに通った巨大な雪捨て場を曲がって、日本最北の料金所から高速道路に入りました。
来るときには気が付きませんでしたが、田んぼに水が張られ、沈む太陽を反射して景色がモノトーン調です。
さて、行きは雲で見えなかった大雪山系や十勝岳などが、この日はその姿を見せてくれました。
十勝岳のさらに南方にある???まで見えるのはそう多くないそうで、空の透明度は高そうです。
ただ、空港に着いたとき、ちょうど日没となりましたが、夕日に染まる所は見れませんでした。
空港からでは、低空に雲があって、きれいな夕焼けにならなかったためです。

※ このページの写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、こちらをご覧ください。

 

宗谷岬を出発後、間もなく出くわしたキタキツネです。前席の方が見つけて、バスガイドさんからアナウンス。
アナウンスされた頃には横を通過していたので、前席の方以外は見られなかったかもしれません。
幸い、私は最後尾の席に居たので、後ろの窓越しに撮影できました。結構大きいと感じました。
その後、海岸の波打ち際にカモメの大きな群れを見かけました。何を狙っているのでしょう。
後で拡大してみると、ウミネコとオオセグロカモメが混じっているようでした。



海岸沿いにあるホタテの加工場脇を通ったのですが、巨大なホタテ貝の貝殻塚が出来ていました。
高さは10m前後はありそうで、いったいどれくらいのホタテガイの貝殻が捨てられているのでしょう。
その数は、間違いなく途方もない数になりそうな気がします。

 

この辺りには、海岸沿いにサルコツ沼からクッチャロ湖まで、いくつかの湖沼が点在しています。
左の写真奥に見えるのが、猿払村の近くにあるサルコツ沼(猿骨沼)です。
右の写真はポロ沼で、サルコツ沼と比較すると10倍近い大きさの沼です。
オホーツクラインは、クッチャロ湖の近くも通っているのですが、道路から湖は見えませんでした。



海岸線を離れ、内陸部に入ってくると、北海道らしい広大な牧草地が広がっていました。
ただ、放牧を行うには時期が早いのか、牧草地には牛などは全く見当たりませんでした。

 

さらに、山間部に入ってくると多くの残雪が見られ、牧草地もこじんまりとしたものになってきました。
行きに乳牛が見られたところでは、同じように、乳牛とエゾジカが草を食んでいるのが見られました。
また、路傍の湿地にミズバショウ、エゾノリュウキンカ、コバイケイソウの群落が良く見られます。



行きに見かけた巨大な雪捨て場です。車が止まっていたので、その巨大さが分かると思い、撮り直しました。
大きなスリットが作られているのが分かるともいますが、これは雪解けを促進するためのものだそうです。
ここを曲がると、高速道路の入り口までは、もう一息です。

 

日本最北の料金所である「士別剣淵」料金所です。北海道には"最北"と付く所があちこちにあります。



高速に入って少し進んだ所で、田んぼには水が張られていて、日没前の陽光が反射していました。
逆光での撮影になるので、明暗差が大きく、モノトーン調の写真になりました。



   

高速に入ってからは、行きは雲の中で全く見えなかった大雪山系の山々が、遠くに姿を現しました。
さらに進むと、大雪山系から十勝岳、さらにその右奥の山々まで見えてきました。ここまで見えるのは珍しいそうです。



高速を降りると空港まではあと一息。大雪山系がより大きく、近く見えてきました。
ただ、日没まではカウントダウン状態で、空港に着く頃にちょうど日没となりました。
ただ、低空に雲があるようで、きれいな夕日は見られず、山体が赤く染まることはありませんでした。
飛行機に乗る頃には、すっかり暗くなっており、羽田に着いたのは深夜となりました。




<早春の利尻島と礼文島を巡る旅で見かけた野草>

更新:2018/6/22
野草(T)

更新:2018/6/22
野草(U)

和名インデックス
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<早春の利尻島と礼文島を巡る旅で見かけた動物>

更新:2018/6/20
動物

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