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おさんぽ録 野草編(春U)



近くの多摩川の河川敷への散歩がてら撮影した、季節を彩る野草です。

< トピック >

今年新たに見かけた、下記の野草を追加しました。

7つ葉、杯葉付5つ葉、色変りの5つ葉、変則4つ葉、2つ葉、変則3つ葉のクローバー
白花のヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)、スズメノエンドウ



ここでは、被子植物はAPG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
キク目
キク科(フキ、セイヨウタンポポ、ノゲシ、ハハコグサ、キツネアザミ、ペラペラヨメナ、ハルジオン、アメリカオニアザミなど)
カタバミ目
カタバミ科(カタバミ、タチカタバミ、アカカタバミ、オオキバナカタバミ、ムラサキカタバミなど)
マメ目
マメ科(ヤハズエンドウ、コメツブツメクサ、クスダマツメクサ、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、ベニバナツメクサなど)
多摩川とその近隣の春の野草
和名インデックス


カタバミ(Oxalis corniculata)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>
 
カタバミ科カタバミ属の多年草。
日本では、北は北海道から九州まで、全国に広く分布している。
日本の含め、世界の暖温帯から熱帯に広く分布する。

2012/4/25
散歩ルートの多摩川河川敷では、道路脇などに普通にみられます。
ただ、他の草にまぎれると、徒長したようになり、タチカタバミとの区別が難しいです。


タチカタバミ(Oxalis corniculata f. erecta)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>

カタバミ科カタバミ属の多年草で、北米原産の帰化植物。
帰化植物としては、比較的新しい部類に入るらしい。
主根があって地中に延び、抜けにくいが、オッタチカタバミは根が浅く、抜けやすいことで識別できる。
花が終わっても花柄は、オッタチカタバミと異なり、下には垂れない。

2012/5/7
散歩ルートの多摩川河川敷では、木の根もとなどでたまに見かけます。
ただ、他の草と混じってしまうと、カタバミと見分けるのが難しくなります。


オッタチカタバミ(Oxalis dillenii)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>

カタバミ科カタバミ属の多年草で、北米原産の帰化植物。
日本では、本州から九州の温暖帯に分布している。
帰化植物としては、比較的新しい部類に入るらしい。
オッタチカタバミは根が浅く、抜けやすいので引き抜いてみると判別できる。
花が終わるとタチカタバミと異なり、花柄が下に垂れる。しかし、刮ハは上向きに付く。

2012/5/8
散歩ルートの多摩川河川敷では、土むき出しの荒れたところで見かけましたが、数は少ないです。


2015/5/11
多摩川からの帰り道、道路脇でオッタチカタバミの大きな株を見つけました。
以前撮影したものは不鮮明な所がありましたので、撮り直すことにしました。
花と刮ハの付き方が分かると思います。カタバミの花は良く似ているので、花だけでは判断できません。

ウスアカカタバミ(Oxalis corniculata f. atropurpurea)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>

カタバミ科カタバミ属の多年草。
日本では、北は北海道から九州まで、全国に広く分布している。
日本の含め、世界の暖温帯から熱帯に広く分布する。

2012/5/7
散歩ルートの多摩川河川敷では、道路脇などでたまににみられる。
どちらかというと、途中の道路脇や公園などで見られることの方が多いです。
カタバミと比較すると葉が赤みを帯びることと、花の芯近くにうっすらと赤が入ります。
ただ、アカカタバミと比較すると、葉の赤みも花の赤みも淡いです。

 
2013/5/23
果実の付いている写真がなかったので追加しました。
オッタチカタバミのように花柄が下に垂れています。

アカカタバミ(Oxalis corniculata f. rubrifolia)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>
 
カタバミ科カタバミ属の多年草。
日本では、北は北海道から九州まで、全国に広く分布している。
日本の含め、世界の暖温帯から熱帯に広く分布する。

2012/5/9
散歩ルートの多摩川河川敷では、道路脇で1ヶ所確認したのみです。
この写真がそうですが、たまたま、八重咲きになっていました。

 
2012/5/31
河原に行く途中で見かけたアカカタバミです。
これは普通の一重の花でした。

オオキバナカタバミ(Oxalls pes-caprae L.)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>

カタバミ科カタバミ属の多年草で、南アフリカ原産の帰化植物。
日本では、関東以西の温暖帯で帰化している。
近年、観賞用のものが野生化し、あちこちで群生しているのを見かけるようになった。

2012/4/5
散歩コースの多摩川河川敷では土手の道路脇で見かけただけで、それ以外では見かけません。
どちらかというと、途中の道路沿いの民家の庭先やその近くの側溝脇などの方が多いです。
写真は、土手の道路脇では撮れなかったので、途中の道路脇で咲いていたものを撮ったものです。

イモカタバミ(Oxalis articulata DC.)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>
 
カタバミ科カタバミ属の多年草で、南アメリカ原産の帰化植物。
江戸時代末期に観賞用として渡来して以降、野生化して、日本に広く分布している。
日本以外にも、北アメリカ、オーストラリアなどに帰化している。

2012/4/20
同じような色合いのものに、ムラサキカタバミがありますが、雄しべの葯がイモカタバミは黄色なので見分けがつきます。
繁殖は地下の鱗茎によるので、全て取り去るのがこんななため、駆除が難しい雑草です。

 
2015/5/8
イモカタバミが群生し、一斉にたくさんの花を咲かせている所がありました。
これくらいまとまって咲くと、かなりのインパクトがあります。

ムラサキカタバミ(Oxalis corymbosa DC.)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>

カタバミ科カタバミ属の多年草で、南アメリカ原産の帰化植物。
江戸時代末期に観賞用として渡来して以降、野生化して、日本に広く分布している。
日本以外にも、北アメリカ、オーストラリアなどに帰化している。

2012/5/7
同じような色合いのものに、イモカタバミがあります。
しかし、雄しべの葯がムラサキカタバミは白色なので見分けがつきます。
繁殖は地下の鱗茎によるので、全て取り去るのがこんななため、駆除が難しい雑草です。

オキザリス・プルプレア(Oxalis_purpurea)
<カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属>
 
カタバミ科カタバミ属の多年草で、南アフリカのケープ地方が原産の帰化植物。
日本には明治中頃に渡来したとされているが、日本に広く分布し、帰化状態にある。
日本以外でも、世界各国で帰化状態になっている。
無茎植物で、葉は全て根出葉となる。花柄は10cmほどになり、3出複葉。
春から秋に15cm程の花茎を立ち上げ、直径3cm強の5花弁を付ける。
花色は豊富で、白花以外に、赤、黄、紫、橙などがある。

2015/4/1
多摩川への道路脇の公園で、樹の下に群生しているのを見かけました。
生い茂った葉の間から、真っ白な花を所々から出しています。
花の形が芙蓉(ふよう)の花に似ていることから、和名はフヨウカタバミです。

ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)(Vicia sativa subsp. nigra)
<マメ目・マメ科・マメ亜科・ソラマメ連・ソラマメ属>
 
地中海沿岸が原産の帰化植物で、越年草。日本では、全国的に分布している。
標準和名は「ヤハズエンドウ」であるが、「カラスノエンドウ」という名前が一般には知られている。
いたるところで極普通に見られる雑草であるが、古代には食用にされていたとか。

2012/4/20
多摩川では、河原や土手も含めていたるところで見られます。
まだ完熟していない緑色の鞘は、開いて豆を取り除き、両端を切って草笛にできます。

 
2013/1/30                        2013/3/7
1月末では、草丈も低く、春の到来を待ちわびていたヤハズエンドウですが、
3月の初旬には、蔓が伸びあがり、花を咲かせ始めました。

白花のヤハズエンドウを見つけました!


2016/4/5                2016/4/6               2016/4/6
いつものように多摩川の土手を散歩しているとき、ヤハズエンドウの群落の中に白い花を見つけました。
何だろうと近づいてみると、真っ白な花のヤハズエンドウでした。
全く赤みの残っていない、純白の花で、このようなヤハズエンドウを見かけたのは初めてです。
インタ−ネットで調べてみると、いくつか見かけたとの報告があるようです。
とはいえ、全国に普通に分布する本種の数からみて、それほど多くはないものと思われます。

スズメノエンドウ(Vicia hirsuta)
<マメ目・マメ科・マメ亜科・ソラマメ連・ソラマメ属>

マメ科ソラマメ属の越年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州、南西諸島に分布する。
海外では、ユーラシア大陸などの温暖帯に広く分布する。
葉は、12〜14枚の小葉からなり、先端は巻ひげになる。
花は、葉腋から伸びた花柄の先に4個前後付き、花色は、白に近い淡青色。
豆果は、長さ1cm程で短毛があり、下向きに付く。豆は2個入っていることが多い。

2016/4/8
散歩途中の道端で、コンクリートの隙間から生えていました。
ヤハズエンドウにしては葉が小さいと思い、よく見るとスズメノエンドウでした。
名前は知っていたのですが、現物を見るのは初めてです。
花は咲いていましたが、虫メガネがいるほど小さな花でした。

 
2016/4/14
気を付けていると、所どころにポツリポツリと小さな株が生えていました。
ところが、ある道路脇の草むらに、その一角だけスズメノエンドウが群生している所がありました。
その周りには、ヤハズエンドウがたくさん生えているのに、そこでは極わずかしか見当たりません。
そこだけ棲み分けている理由は不明です。


コメツブツメクサ(Trifolium dubium)
<マメ目・マメ科・シャジクソウ属>
 
マメ科・シャジクソウ属の多年草で、ヨーロッパ - 西アジア原産の帰化植物。
日本では、全国的に分布している。
コメツブウマゴヤシと間違われることがあるが、コメツブツメクサは地を這うように背が低い。

2012/4/25
シロツメクサなどと比較すると、小さくて目立たないので、よく見ていないと見落としそう。


2014/5/9
多摩川の河川敷では、この季節、通路脇にはコメツブツメクサがたくさんの花を咲かせています。
とはいっても、小さな花なので、それほど目立つ存在ではありません。

クスダマツメクサ(Trifolium campestre)
<マメ目・マメ科・シャジクソウ属>

マメ科・シャジクソウ属の一年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
日本では、主に本州と四国に分布するが、北海道や九州にも分布が広がっている。
コメツブツメクサは地を這うように背が低いが、本種は茎が立ち上がり、草丈は数十cmになる。

2013/5/24
多摩川の土手の上で、通路脇の草むらの中で見かけました。
見かけた場所では、この株のみで、周りには見当たりませんでした。
花に止まっているホソヒメヒラタアブとの比較で、花の直径は1cmに満たない大きさです。
2枚目の写真で、白っぽい花が付いていますが、授粉が終わったものです。
授粉の終わった花弁は、下向きに垂れ、花が終わっても落ちずに残ります。

この数日後に、土手の則面の除草作業が行われ、その際、本種も除草されてしまいました。
そのため、以降の写真は撮れずじまいです。


2014/5/19
昨年見つけた本種ですが、今年もあるかと探しましたが見当たりません。
諦めかけていた頃、別の場所で本種を見つけました。
しかし、最近、好天が続いているためか、なんだか元気がありません。
葉には生気がなく、萎れかけているようで、なんとか花を咲かせているといった感じです。
雨が降った後、再び訪れたのですが、今年も除草されてしまっていました。


 
2015/5/20
今年は、土手の除草のタイミングがずれ、クスダマツメクサが残っていました。
最初に気付いた時には、1株だけでしたが、徐々に増え、今年はかなり増えていました。
ムラサキツメクサに混じって、たくさんの花を付けています。ただ、花が小さいので目立ちませんが。
花も元気に咲いていましたので、拡大して撮影できました。

シロツメクサ(Trifolium repens)
<マメ目・マメ科・シャジクソウ属>
 
マメ科・シャジクソウ属の多年草で、ヨーロッパ・北アフリカ原産の帰化植物。
日本では、全国的に分布している。
名前のツメクサ(詰め草)は、ガラス器の緩衝材として、シロツメクサの干し草を使用していたことに由来する。
日本には、明治時代に家畜用の牧草として導入され、それが野生化したもの。

2012/5/7
多摩川の河川敷では、整地された広場のようなところに一面に生えています。
固体によって、四葉のクローバーが出来やすい固体があるそうですが、私が出会ったのは1回きりです。


2014/5/29
いつものように河川敷を歩いていると、シロツメクサの一角にピンクっぽい花を見つけました。
ムラサキツメクサかと思ったのですが、良く見るとピンクのシロツメクサでした。
調べてみると、モモイロシロツメクサ(Trifolium repens f. roseum)という変種だそうです。


モモイロシロツメクサとムラサキツメクサ

       .
<モモイロシロツメクサ>      <ムラサキツメクサ>  .
  モモイロシロツメクサの側に咲いていたピンクのムラサキツメクサとの比較です。
モモイロシロツメクサは、根元から花茎を立ち上げ、その先に花序を付けますが、花茎には葉はつきません。
ムラサキツメクサは、立ち上がった茎の上部に、花穂を付けるので、花序の近くに葉が付きます。
中央の写真は、両者を並べて撮った写真です。


7つ葉のクローバーを見つけました!

 
2016/3/29
今年も四つ葉のクローバーは多数、5つ葉のクローバーを2つ見つけました。
今年も、たくさん出会えそうだと思ったとき、モジャッとした物に気付きました。
よく見ると小葉がたくさんあり、数えると7つありました。
なんと、人生初の7つ葉のクローバーとの出会いでした。
一説によると、発生確率は2億5000万分の1とのこと。


2016/4/8
7つ葉のクローバーを見つけた所で、何か他にもないかと見ていたとき、4つ葉が目に付きました。
しかし、よく見ると後から変な小葉が出ています。
後で調べると、奇形葉の1つで、ラッパ状、袋状などの葉を総称して杯葉と呼ぶとのこと。
イチョウなど他の植物でも見られることがあるそうですが、見かけたのは初めてです。
この杯葉も、珍しいようで、めったに見かけないものだそうです。
葉柄の付いた小葉が、天使の吹く笛に似ているので、天使の角笛と表現されている方がいました。
言い得て妙。何とも素敵な呼び方ですね。


2016/4/13
多摩川の散歩途中で、4つ葉のクローバーを見かけました。
しかし、よく見ると葉柄が途中で2股に分かれ、その先に小葉が2つ付いています。
これは、2つ葉が2つと言うべきか、4つ葉と言うべきか微妙です。
どちらにしても、このような葉は見たことがありませんし、インターネットで調べても見当たりませんでした。
かなり珍しいものではないかと思っています。

 
2016/4/26
7つ葉のクローバーを見つけた所を通りかかった時、枯れたような葉が目に付きました。
その周りは、青々とした葉が覆っている中に、ポツリと1つだけ色付いた葉があります。
気になったので、近づいて良く見ると、葉の周囲が赤く色づいている5つ葉のクローバーでした。
右側のように枯れて茶色くなるのは分かりますが、赤い色が出た葉を見るのは初めてです。
押し花にすると右側のように茶色くなりますが、赤かった所は濃くなっています。
それにしても、1本だけ他の葉と異なり、なぜ赤く色付いているのかは謎です。
シロツメクサの変種に、葉が赤くなる「赤葉クローバー」と呼ばれる品種があります。
シロツメクサには、赤が出る要素があるのかもしれません。


2016/5/19
久しぶりに7つ葉のクローバーがあった所を通りかかったら、2つ葉のクローバーを見つけました。
Webには紹介されているので、あるとは思っていましたが、見つけたのは初めてです。


2016/5/19
上記のこともあって、変則4つ葉のクローバーを見つけた所にも行ってみました。
特に変わったものはないなと離れかけた時、ちょっと歪な3つ葉に気が付きました。
1つ葉の所から葉柄が伸び、その先が2つ葉になっている3つ葉のクローバーです。
この株は、こういった形の葉が出来やすい性質を持ったものかもしれません。

ムラサキツメクサ(アカツメクサ)(Trifolium pratense)
<マメ目・マメ科・シャジクソウ属>
 
マメ科・シャジクソウ属の多年草で、ヨーロッパ、西アジア及び北西アフリカ原産の帰化植物。
日本には、シロツメクサと同時期に牧草として移入され、野生化したもの。
地上を這うシロツメクサと異なり、茎は数十cmの高さになる。

2012/5/16
多摩川の河原では、シロツメクサより少し遅めに咲きはじめ、ハマダイコンに埋もれるように咲いています。
花色には、色変りが多くて、昨年は、赤に近いものからピンク、白まで交じって咲いていました。
残念ながら、今年は白いものはまったく見かけません。


2012/7/5
多摩川のいつもの散歩コースの土手の則面が6/1に除草され、生い茂っていた野草がきれいさっぱりなくなりました。
その後、多くの野草が新芽を伸ばしてきた中で、ムラサキツメクサが最も速く花を付けました。
そのとき、以前は見られなかった、白いムラサキツメクサがあちこちで見られるようになりました。
上記の写真は、色のバリエーションの主なものを撮影したものです。

   
2012/10/30
寂しくなった多摩川の土手で、頑張って咲き続けているムラサキツメクサです。
花の数はぐっと減ってしまいましたが、まだ、主な花色の花を咲かせています。

 
2013/3/7                        2013/3/29
3/7 冬の間、土手では枯れ草の下で春を待っていましたが、少し暖かくなって若葉を出し始めました。
3/29 ムラサキツメクサもどんどん伸び始め、それらしい草形になってきました。

 
2013/4/22                        2013/4/25
ムラサキツメクサが花を咲かせ始めました。
土手では、ハマダイコンが一面に花を咲かせていますので、目立つ色の割に目立ちません。

ベニバナツメクサ(Trifolium incarnatum)
<マメ目・マメ科・シャジクソウ属>
 
マメ科・シャジクソウ属の1年草で、ヨーロッパ、西アジア原産の帰化植物。
日本には、明治時代に牧草として移入され、野生化したもの。
茎は束生して数十cmに立ち上がり、その先に濃紅色の花が円錐形に集まった花序を付ける。
葉は、先端が浅くへこんだ3枚の小葉からなる複葉で、互生する。
ムラサキツメクサのように茎の途中にも葉を付けるが、白い輪紋は無い。
別名として、クリムゾンクローバー(英名)やストロベリーキャンドルの名を持つ。

2014/5/20
多摩川への道路脇の公園で、花壇に1輪だけベニバナツメクサが咲いていました。
周りには、他の雑草しか見当たらず、なぜか、1本だけ本種が混じっていました。
昨年は、見かけた記憶はありませんので、今年、ここで芽吹いたものと思われます。

アメリカオニアザミ(Cirsium vulgare)
<キク目・キク科・アザミ亜科・アザミ連・アザミ属>
 
キク科アザミ属の多年草で、名前に「アメリカ」が入っているが、ヨーロッパ原産の帰化植物。
紛らわしいので「セイヨウオニアザミ」と呼ばれることもある。
日本では、北海道から本州、四国に分布している。
海外では、アジア、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアに移入分布している。

2014/2/27
多摩川に行く途中の道端で見かけた、アメリカオニアザミのロゼット状根生葉です。
直径は40cm程ある巨大なロゼットで、すでにこの時期から葉の棘は鋭く、とても触る気になりません。

 
2014/4/4
アメリカオニアザミのロゼット状根生葉ですが、中央が少し盛り上がって来ています。
春の訪れを感じて、茎を伸ばし始めたようです。
葉も、2月の頃より綿毛が少ないのか緑が濃くなっています。

 
2014/4/23
アメリカオニアザミの茎がしっかり伸び始め、立ち上がった茎が確認できるようになりました。

 
2014/5/13
アメリカオニアザミですが、分岐した茎が10本以上立ち上がり、先端にたくさんのツボミを付けています。
この株の花が咲くのはもう少し先になるようですが、早い株では既に開花しています。

 
2014/6/4                 2014/6/23
6/4 ずいぶんと大きな株に成長し、開花を始めました。
ここまで大きくなると、除去するのはちょっと骨が折れるでしょうね。
6/23 多くの花が開花し、早いものは綿毛を飛ばしています。


2014/4/28               2014/5/8               2014/5/8
上記の株の近くにあった、小さなアメリカオニアザミですが、一足早くツボミを付けていました。
10日ほどで開花し、薄紫の筒状花が顔を出していました。

キツネアザミ(Hemistepta lyrata)
<キク目・キク科・アザミ亜科・アザミ連・キツネアザミ属>
 
キク科キツネアザミ属の越年草で、史前帰化植物とされている。
日本では、本州から、四国、九州、沖縄まで分布している。
海外では朝鮮半島、中国、インド、オーストラリア等に分布している。
アザミの名が付くがアザミ属ではなく、独立したキツネアザミ属に属する。
アザミではないので、葉にはアザミのような棘はない。

2013/4/25
昨年見かけた多摩川への道路脇で、キツネアザミが花を付けていました。
昨年は1株のみでしたが、今年は、元生えていた場所の近くで、10株ほど確認できました。

 
2013/4/26
アザミの花に似ていますが、アザミではないので、キツネを冠したこの和名になったとのこと。
紅紫色の頭花を複数付け、上向きに咲いた頭花から筒状花がこぼれるように咲きます。

 
2015/5/11                  2015/5/19
今年は、昨年とは異なり、道路の反対側で花を咲かせていました。
開花後の花の様子ですが、左写真の手前の花がちょうど咲き切った所です。
その後ろの花は、ピークを過ぎて少し萎びてきています。
右の写真は、8日後の様子ですが、咲き終わって、筒状花はすっかり枯れていました。

ヨモギ(Artemisia indica var. maximowiczii)
<キク目・キク科・キク亜科・キク連・ヨモギ属>
 
キク科ヨモギ属の多年草で、日本では本州から四国、九州に分布する。
国外では、朝鮮半島に分布する。
地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌する(アレロパシー)。

2013/4/25
昨年から今年にかけて、幼葉で春の到来を待っていたヨモギですが、
気が付くと、大きく育ち、高さが30cmを超えていました。
葉の緑が鮮やかで、若々しく感じられます。

 
2013/5/24
多摩川の土手のヨモギですが、場所によっては、1ヶ月も経っているのにそれほど成長していません。
それほど日当たりが悪いわけではないので、日照とは関係なさそうです。

ノボロギク(Senecio vulgaris)
<キク目・キク科・キク亜科・サワギク連・キオン属>
 
キク科キオン属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国的に分布する。
また、世界的には寒冷地から亜熱帯に広く分布する。

2013/3/8
多摩川への途中にある幹線道路の街路樹の下で、ノボロギクが咲いていました。
舌状花がなく、筒状花のみのため、ツボミなのか、咲いているのか、判然としません。
ただ、非常に鮮やかな黄色なので、結構目に付きます。
理由は分かりませんが、葉が丸まっていびつに歪んでいます。

 
2013/3/18
同じ場所で撮影したものですが、その後きれいに成長し、葉も普通の状態になっていました。
花の数も増え、かなりにぎやかです。
よく見ると、総苞はきれいな黄緑色で、黄色との組み合わせはきれいです。


2013/4/11
公園の脇で見かけたノボロギクです。ちょっと、アップで撮ってみました。
ノボロギクも、気を付けて見るとあちらこちらで見かけます。
昨年は、全く気が付いていなかったのに、不思議なものです。
一度、目に止まると、見えていなかったものが見えるようになるものですね。

ペラペラヨメナ(Erigeron karvinskianus)
<キク目・キク科・キク亜科・シオン連・ムカシヨモギ属>
 
キク科ムカシヨモギ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
関東以西、四国、九州に分布している。
海外では、アフリカ、ヨーロッパ、アジアに分布している。

2013/4/17
多摩川への道路脇の草地で、ペラペラヨメナが花を開き初めていました。
花期が非常に長くて、これから晩秋の11月頃まで咲き続けます。
舌状花は、ツボミが開きかけの頃は淡紅紫色ですが、開花すると白色になります。

アレチノギク(Conyza bonariensis)
<キク目・キク科・キク亜科・シオン連・ムカシヨモギ属>
 
キク科ムカシヨモギ属の越年草で、南アメリカ原産の帰化植物。
日本では全国に広がっており、道端などでよく見かけるが、最近はオオアレチノギクに押されて減少している。
海外では、熱帯から温帯にかけて、広く分布している。
秋に芽生えて、ロゼットで越冬し、翌春に茎を伸ばして花を付ける。

2013/4/23
多摩川への道路脇の草地で、1株ですが、アレチノギクが花を付けていました。
最初の茎は、花を付けると伸びなくなるので、数十cmと背は低くなります。
その後、根元や途中からの横枝が大きく成長するので、中央が低く、周りの枝が高い草形になります。
頭花は、ずんぐりした樽型で、舌状花は目立たないので、花弁がないように見えます。

ハルジオン(Erigeron philadelphicus)
<キク目・キク科・キク亜科・シオン連・ムカシヨモギ属>

キク科・ムカシヨモギ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では、全国的に分布している。
ハルジオンは、春に咲く紫苑の意味で、同じような場所に生育するヒメジョオンと混同されやすい。
違いは写真のように蕾が下を向いていることと、舌状花が細くて多いこと。

2012/4/24
ハルジオンは、名前も花も似ているヒメジョオンと混同されやすいが、漢字で書くと「春紫苑」と「姫女苑」です。
散歩コースの多摩川の河原では、花の時期が早いハルジオンのみ確認しています。


 
2012/5/21
これらのハルジオンは、ひたちなか市の平磯の海岸で撮影したものです。
紫を帯びた個体があったのですが、空気がきれいだとこのような色の花を付ける事があるそうです。

ヒメジョオン(Erigeron annuus)
<キク目・キク科・ヒメジョオン属>

参考までにヒメジョオンの写真(2012/5/28撮影)を掲載しておきます。
ハルジオンとヒメジョオンが混生している場合は、よく比較すると違いが分かります。
ただ、単独で見た場合には、花だけでは判断が難しい場合があります。
その違いは、下記のようになりますが、最も確実な判別方法は茎を折ってみることです。

ハルジオン
ヒメジョオン

根本に葉がある

根本がすっきりしている

蕾が下を向いて垂れている

蕾は上を向いている

舌状花が細く数も多い

舌状花の幅は広く数も少ない

(注)紛らわしい場合もある

葉が茎を抱くように付く

葉は茎を抱かない

茎には真ん中に空洞がある

茎には空洞がない


ハハコグサ(Gnaphalium affine)
<キク目・キク科・キク亜科・ハハコグサ連・ハハコグサ属>
 
キク科ハハコグサ属の越年草で、日本では全国に広がっており、道端などでよく見かける。
中国から、インドシナ、マレーシア、インドにまで分布している。
秋に芽生えて、ロゼットで越冬し、翌春に茎を伸ばして花を付ける。
春の七草の1つ、「御形(オギョウあるいはゴギョウ)」であり、若い茎葉を使う。

2012/5/9
日本中で普通に見られるが、実は古い時代に渡来した「史前帰化植物」だそう。
かつては草餅に使われたそうですが、蓬(ヨモギ)に取って代わられ、現代ではほとんど使われないとのこと。
ヨモギに比べると、小さなロゼットでは、集めるのが大変だからかも。


2013/3/1
昨年の冬から咲き続けているハハコグサですが、さすがに傷みがひどいですね。

 
2013/4/22
ロゼット状で冬を越したハハコグサが、花茎を伸ばして花を咲かせ始めました。
ノボロギクと同じように、筒状花のみからなる頭花は、やはり黄色で目立ちます。
総苞もやはり黄緑色ですが、かなり黄色に近いので、頭花が多数集まっていると全体が黄色く見えます。

チチコグサ(Gnaphalium japonicum)
<キク目・キク科・キク亜科・ハハコグサ連・ハハコグサ属>
 
キク科ハハコグサ属の越年草で、日本では全国に広がっており、道端などでよく見かける。
海外では、朝鮮半島から中国に分布している。
秋に芽生えて、ロゼットで越冬し、翌春に茎を伸ばして花を付ける。
根元から匍匐茎(ほふくけい)を出して増えるので、固まりになってなえていることが多い。

2013/5/9
多摩川への道路脇の草地で、数十本の花茎を伸ばしているチチコグサに気が付きました。
地味な色なので、毎日、そばを通っていたのに気が付きませんでした。
全体に白い綿毛に覆われていますが、葉表は少ないので、緑色に見えます。
葉裏は、綿毛が密生しているので、白っぽく見えます。
花茎に葉は少なく、頭花は先端に密生し、花序の下に苞葉が放射状に付いています。

 
2013/5/31
久しぶりにチチコグサを見ると、多くが種子を付け、すでに種子が飛んでしまったものもあります。

チチコグサモドキ(Gnaphalium affine)
<キク目・キク科・キク亜科・ハハコグサ連・ハハコグサ属>
 
キク科ハハコグサ属の越年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
ウスベニチチコグサ属として、ハハコグサ属と分けることもある。
日本では北海道から本州、四国、九州と全国に広がっており、道端などでよく見かける。
また、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアにも移入分布する。
秋に芽生えて、ロゼットで越冬し、翌春に茎を伸ばして花を付ける。

2012/12/27、2013/2/5
多摩川に向かう道路脇でハハコグサに交じって、昨年から花を咲かせ続けていたチチコグサモドキ。
花茎を立ち上げて花を付けている株の横に、根生葉をロゼット状に広げた新しい株が控えています。

チチコグサモドキの葉は、表裏とも綿毛に覆わていますが、表面はそれほど多くないので緑色に見えます。
また、花茎に付く葉は、チチコグサよりかなり多く、総苞は尖がり帽子風に先細りとなります。
総苞は綿毛に覆われ、その中に淡褐色の筒状花がかたまって付き、舌状花はありません。


2013/4/1             2013/4/26                2013/4/26    .
4/1 昨年から花茎を伸ばしていた株では、花が鈴なり状態で、たくさんの花を咲かせています。
4/26 今年になって花茎を伸ばしてきた新しい株も、若々しい葉の間に花を付け始めました。
まだ、若いこともあってか、頭状花は団塊状に集まり、チチコグサ風です。

ウラジロチチコグサ(Gamochaeta coarctata)
<キク目・キク科・キク亜科・ハハコグサ連・ハハコグサ属>

キク科ハハコグサ属の多年草で、南アメリカ原産の帰化植物
ウスベニチチコグサ属として、ハハコグサ属と分けることもある。
日本では関東から四国、九州に広がっており、道端などでよく見かける
世界的に温帯、暖温帯に移入分布しており、多くの国で見られる。
主な花期は夏であるが、長期にわたって開花し、風邪で種子を飛ばして繁殖する。

2013/4/8
大きな株になると50cmを超える大型のハハコグサ属。
花は、茎の上部に集まり、直径は4mmほどになり、総苞片は光沢のある黄緑色をしています。
多年草である事によるのか、数的には圧倒的に多く、そこらじゅうで見かけます。


2013/4/22、4/26
多摩川に向かう道路脇で、ハハコグサ、チチコグサモドキと混生しています。
両者と異なり、ウラジロチチコグサの葉の表面は濃い緑色で、毛がほとんどないので光沢があります。
3種が混生している写真で、左の光沢があるのが本種、右の光沢がないのがチチコグサモドキです。
黄色い花は、言うまでもないかもしれませんが、ハハコグサです。


2013/5/15
ウラジロチチコグサも花が終わり、花序の先の方には綿毛(冠毛)が見えます。
すでに種子が飛んでしまって、開いた萼片のみが見えているものもあります。

フキ(Petasites japonicus)
<キク目・キク科・キク亜科・フキ属>

キク科・フキ属の多年草で、日本原産。
日本では、北海道から九州、沖縄まで広く分布する。
日本以外では、樺太や朝鮮半島、中国にも分布している。

2012/4/2
キク科に属するというのは、ちょっと意外性がありますね。
フキの花茎がフキノトウで、出たばかりのフキノトウは天ぷらにして美味(^^)です。
この写真は、フキノウトウが大きく伸びて花を付けたものです。
葉柄、葉は食用となりますが、肝毒性が強いピロリジジンアルカロイドが含まれているためあく抜きが必須です。


2013/2/8
今年も同じ場所で、日当たりの良い場所でフキノトウが顔を出しました。
日当たりの良い場所は、霜も降りるので、フキの葉はなく、落ち葉の中にポツンと出ています。
日当たりの良くない場所では、冬の所で紹介しましたが、まだ、葉が残り、フキノトウは見当たりません。
ちなみに、天ぷらにするには、これくらい顔を出し、開いていないものが良いようです。


2013/2/26
2週間ほど経ちましたが、そこここからフキノトウが顔を出しています。
まだ、葉が残っていた所も例外ではありません。たくさんのフキノトウが葉の間から顔を出しています。
その場所では、少し開いて花が顔を出した程度ですが、日当たりの良い方ではかなり伸びています。
ただ、何度か霜が降りるほど寒い日がありましたので、花が傷んで茶色く枯れてしまっています。


2013/3/7               2013/3/7                2014/3/7
フキノトウも大きく伸びて、白い花を咲かせ始めました。
1年後の同じ日の写真ですが、やはり、同じような咲き具合ですね。


2013/3/13
フキノトウが大きく伸びて花を咲かせる一方、背は低いですがフキの葉が出始めました。
フキの花を拡大したのが下の写真ですが、フキは雌雄異株で、写真は雄株です。
雄株の頭花は筒状花で、両性花(柱状に伸びたメシベをオシベが取り囲む)ですが稔りません。
そのため、雄株では両性花でも、雄花としての機能しか持たないことになります。
雌株の写真はありませんが、細いメシベの花柱のみが密集し、ちょっと地味な感じのようです。

 
2013/3/29
フキの葉も大きくなり、フキの花も終わりに近い状態です。
フキの上には盛りを過ぎたソメイヨシノがあり、散った花弁がフキの葉の上に積っています。
野鳥に根元を食い切られた花が、フキノトウの上に落ちて、フキの花のようになっていました。

 
2013/4/17
フキの花期も終わり、大きく育った葉の中に、茶色く枯れたフキノトウの名残がありました。
白い綿毛が見えますので、このフキノトウは雌株であったものと思われます。

マメカミツレ(Cotula australis)
<キク目・キク科・キク亜科・マメカミツレ属>

キク科マメカミツレ属の一年草で、オーストラリア原産の帰化植物。
暖かい地方に分布している。

2013/3/8
昨年から今年にかけて、雪にも負けずに咲き続けていました。
それと若い株も大きくなり、花を付け始めていましたが、1ヶ月もすると大きくなって花をたくさんつけていました。
昨冬からの株と比較すると、葉の緑が鮮やかで、若々しく感じられます。


2013/4/11
マメカミツレの花は、直径6mm前後で、中心部に黄白色の両性の筒状花が、周囲にメシベのみの雌性花が並びます。
萼は、雌性花の後ろに隠れてしまっていますが、1枚目の下を向いた花の裏に見えているのが萼です。
2枚目の写真の花は、成熟しかかっているところで、茶色くなり始めています。
マメカミツレの果実は、周辺の雌性花のものには翼があり、緑色が残る花弁のように見えています。
中心部の両性化のものは翼のない楕円形で、中心部で茶色く見えています。
翼のある果実が先に落ちます。後ろの花は、翼のある果実の大半が落ちた後で、萼が見えています。
3枚目の写真は落果後で、黄白色の部分は果実が取れた後の果柄で、その周囲に緑色の萼が見えています。


2014/4/8
マメカミツレの開花順に並べてみました。
左端は、開花直後で、中央部の両性の筒状花のみが目立っています。
中央は、周辺部の雌性花まで展開し、一回り大きくなったように見えます。
右端は、花後のもので、果実になっています。中央の茶色いものも、周辺の花弁状のものも果実です。
中央は、筒状花の棒状果実で、周辺部の雌性花の果実には翼があり、扁平に見えます。

セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・タンポポ属>
 

 
キク科・タンポポ属の多年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
日本以外にも北アメリカ、南アメリカ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、インドに移入している。
環境省指定要注意外来生物で、侵略的外来種ワースト100に入っている要注意植物である。
日本では全国に広がっている。

2012/4/24
ヒメオドリコソウと同じく早い時期から咲きだすが、色や大きさの違いから遠目でもよく目立ちます。
多摩川河原でも途中の通路でも、ほぼ独占状態です。かろうじて、下記のニセカントウタンポポを2株見ただけです。
セイヨウタンポポは、以下の点で日本の在来種とは区別できます。
● 外側の総苞がつぼみの時から反り返っている
● めしべが開花時からクルクルとカールしている

ニセカントウタンポポ(仮称)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・タンポポ属>

セイヨウタンポポや在来種との雑種なのか、新たな帰化植物なのか、詳細不明のタンポポである。
カントウタンポポのように外側の総苞が蕾の時から反り返らず、しかし、その花はセイヨウタンポポ風である。
あまり多くはないようであるが、最近、ポピュラーになりつつある。

2012/4/19
多摩川河原でも途中の通路でも、セイヨウタンポポがほぼ独占状態ですが、その中で2株確認できました。
外側の総苞が蕾の時から反り返らないのがカントウタンポポというのが、一般的な識別方法です。
しかし、本種が確認されて、この識別方法では間違いが生じることとなります。



カントウタンポポ(Taraxacum platycarpum Dahlst)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・タンポポ属>
   .
2012/5/21
参考までに、涸沼自然公園と平磯の海岸で撮影したカントウタンポポの写真を掲載します。
総苞の反り方、花のボリューム感、色合いの違いがありますが、全体的に華奢な感じを受けます。
右端の写真で、萼片の下の白いアワ状のものは、アワフキムシの出したアワです。


シロバナタンポポ(Taraxacum albidum)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・タンポポ属>

キク科・タンポポ属の多年草で、在来種。
日本では、本州の関東以西、四国、九州に分布し、西に行くほど多い。
葉は、地面から立ち上がる傾向があり、花茎は30cm以上になる。
白花のタンポポには、他にキビシロタンポポやケイリンシロタンポポなどが知られる。
前者は、岡山県、広島県等で、後者は朝鮮半島から中国東北部に多く、国内では九州北部や岡山県に分布する。
いずれにしても、関東で見られるのは本種のみのようである。
なお、本種は、カンサイタンポポとケイリンシロタンポポの交雑種とされている。
頭花を構成する舌状花は、他種よりも比較的少ないが、単為生殖可能なため繁殖力は強い。

2014/3/26
多摩川での散歩の帰り道、少し寄り道をしたら、シロバナタンポポが咲いているのに気が付きました。
関西では、それほど珍しくもありませんでしたが、関東に来てから見たのは初めてです。
枯れ枝の間から、1株だけ、ヒョロっと花茎を伸ばし、白花を咲かせているのは、何となく不気味です。

ノゲシ(Sonchus oleraceus)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・ノゲシ属>
 
キク科ノゲシ属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
日本では、全国的に道端や畑などに自生する。
また、世界各地にも広く分布する。

2012/4/6
多摩川の河原といっても、土手の道の際などで見かけるだけで、川の近くでは見かけません。
名前にケシが入っているのは、葉の形がケシに似ていることに由来するそうです。
別名には、ハルノノゲシやケシアザミがある。

 
2013/4/19                       2013/3/28
多摩川への途中にある神社の参道脇で、ノゲシが大きく育ち、花を付けていました。
その中に、下記のウスジロノゲシが交じって咲いていました。

ウスジロノゲシ(Sonchus oleraceus f. lilacina)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・ノゲシ属>
 
キク科ノゲシ属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
ウスジロノゲシは、ノゲシの変種で、舌状花が白色のもの。
日本では、全国的に道端や畑などに自生する。
また、世界各地にも広く分布する。

2013/4/19
多摩川への途中にある神社の参道脇で、ノゲシに交じってウスジロノゲシが咲いていました。
何本かのノゲシの中に、1本だけ本種が入っていました。
昨年は、この場所でノゲシを見た記憶がありません。
除草後の草の廃棄場所になっており、どこかから持ち込まれたのかもしれません。
残念なことに、写真を撮ったしばらく後、除草されてしまいました。

 
2013/5/14                  2013/5/21    .
多摩川への道路脇でノゲシらしきものを見かけました。
ただ、その葉の形状が独特で、途中の切れ込みがない矢じり型です。
まだ、株が貧弱で、十分な大きさの葉を出せないためでしょうか?
花を確認したかったのですが、なかなか開花状態で確認できませんでした。


2013/5/23                2013/5/24                  2013/5/30
種子ができているので、開花しているのは確かなのですが、昼に見に行くとすぼんでしまっていました。
やっと開花している花を確認できたのは、5月末になってからで、ウスジロノゲシと分かりました。

オニタビラコ(Youngia japonica)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・オニタビラコ属>

キク科・オニタビラコ属の越年草で、日本では全国に広がっており、道端などでよく見かける。
日本をはじめ、中国からインド、ミクロネシア、オーストラリアまで広く分布する。

2012/4/9
オニタビラコは、「鬼田平子」と書き、「田平子(コオニタビラコのこと)」の大きなものの意味というのが通説です。
ただ、コオニタビラコは、小さいオニタビラコの意味ですが、名前がループしてます。
散歩のルートでは、ノゲシ同様、多摩川の河原といっても、土手の道の際などで見かけるだけす。

<参考>コオニタビラコは、春の七草の「ホトケノザ」のことです。
このオニタビラコを、コオニタビラコと間違えて七草がゆに使うこともあるらしいです。
でも、食べても問題はないようです。


2013/3/1
今年もオニタビラコが花と付け始めました。
まだ、花茎は10cm程しか伸びていませんが、しっかりと開花していました。
左側の大きな葉は、ノゲシのものです。こちらは、まだ、花茎を伸ばし始めたばかりです。

 
2013/3/28
しっかりと花茎を50cm程伸ばしたオニタビラコです。花がほころびかけています。


2013/4/22
多摩川への道路脇で、ちょっと群生しているところがありました。
その中で、果実の白い冠毛がきれいに開いているのがありました。

コウゾリナ(Picris hieracioides L. subsp. Japonica)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・コウゾリナ属>
   
2015/5/20                  2015/5/20                  2016/4/26
キク科コウゾリナ属の越年草で、低地から山地の草地に生育する在来種。
日本をはじめ、中国からインド、ミクロネシア、オーストラリアまで広く分布する。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
草丈は数十cmになり、茎頂で枝分かれして、直径3cm程の黄色い頭花を付ける。
我が国の山地に普通に目にする野草である。根出葉はロゼット状に多数出る。
根生葉の形状は長楕円状披針形。草丈は50〜150p程度。全草に赤褐色の剛毛がある。
茎葉は互生し、倒披針形で、長さ10〜20p程度。
6〜10月頃、黄色で径2〜2.5p程度の花を散房状につける。

2015/5/20 多摩川の土手を歩いていて、コウゾリナが花を付けているのを見つけました。
珍しい花ではありませんが、多摩川で見かけたのは初めてです。
総苞外片、内片とも、剛毛があるので、見分けやすいです。
2016/4/26 今年もコウゾリナが花を付けていました。数は少ないですが、定着しているようです。

ブタナ(Hypochaeris radicata)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・エゾコウゾリナ属>

キク科エゾコウゾリナ属の多年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
日本では、北海道から本州の広い範囲に分布する。
海外でも、アメリカ大陸やオーストラリア、ニュージーランドなど多くの地域に帰化している。
葉はロゼット状で裏面には毛がびっしりと生えている。
その中心から30〜50cm程の花茎を出し、花茎は途中で枝分かれする。
花茎には、葉は付かないが、葉が退化した鱗片状のものは付いている。
花茎の頂部に、直径3cm程の黄色い舌状花のみからなる頭花を付ける。
ブタナの名前は、フランス語の「Salade de porc」(ブタのサラダ)に由来する。

2015/5/19
多摩川に行く途中の道端で、見かけました。
最近は、あちらこちらでよく見かけますが、いつもの散歩コースで見るのは初めてです。
いよいよ進出してきたな〜 といった感じです。

オオジシバリ(Ixeris debilis / Ixeris japonica)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・ニガナ属>

キク科・ニガナ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾にも分布する。
よく似たジシバリとは、大きさが一回り大きいことと、葉の形状が異なる点で判別できる。
ジシバリの葉は円形に近い楕円なのに対し、本種はさらに細長いへら状である。

2013/5/15
多摩川への道路脇の空き地で小さく群生していました。
群生の中にオオニワゼキショウやチチコグサも交じっています。
走出枝を地表に伸ばして繁殖するので、手前の小さめの部分は新たに広がった所かもしれません。









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