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おさんぽ録 野草編(夏T)



近くの多摩川の河原やその途中で撮影した季節を彩る野草や低木です。

< トピック >

今回、分類が古いままになっていたので、修正しました。

クサギカズラ目 → キジカクシ目
ネジバナ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ

クサギカズラ科 → キジカクシ科
ジャノヒゲ



ここでは、被子植物はAPG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
フトモモ目
アカバナ科(マツヨイグサ、ユウゲショウ、ヒルザキツキミソウなど)
ツユクサ目
ツユクサ科(ツユクサ、ムラサキツユクサ、トキワツユクサ、メイドンズブラッシュ、ムラサキゴテン、ヤブミョウガなど)
コショウ目
ドクダミ科(ドクダミ)
ウマノスズクサ科(ウマノスズクサ)
ツツジ目
サクラソウ科(アカバナルリハコベ)
ナデシコ目
タデ科(イヌタデ、ママコノシリヌグイ、アレチギシギシなど)
ヤマゴボウ科(ヨウシュヤマゴボウ)
オシロイバナ科(オシロイバナ)
スベリヒユ科(スベリヒユ、ハゼラン)
ヒユ科(ヒナタイノコヅチ、シロザ、アカザ)
ナデシコ科(ムシトリナデシコ)
キジカクシ目
キジカクシ科(ジャノヒゲ)
ススキノキ科(ヤブカンゾウ、ノカンゾウ)
ラン科(ネジバナ)
多摩川とその近隣の夏の野草
和名インデックス


マツヨイグサ(Oenothera stricta)
<フトモモ目・アカバナ科・マツヨイグサ属>

アカバナ科マツヨイグサ属の多年草で、南米が原産地の帰化植物。
嘉永年間(1851年頃)に観賞用に移入され、その後逸出して野生化した。
本来は、河原や山火事跡などの荒れ地や痩せ地に最初に生えるパイオニア植物である。
また、同じような環境の線路沿いとか路肩などでも見られる。
ただ、他の植物が成長してくると徐々に姿を消してしまうので、草地では見られない。
現在は、北陸、関東以西に分布しているが、同属のメマツヨイグサに押されて数が減っている。
草丈は25〜100cmで、茎は直立して赤みを帯びる。全体に毛が多い。
根生葉は花期にもあり、茎葉は互生して、長さは5〜10cmの楕円状披針形で縁に波状鋸歯がある。
花期は4月〜5月で、花は葉腋に単生して、直径3〜4cmの黄色い4弁花。花弁の基部に赤い点がある。
夕方から早朝に開花して、昼間には萎む。萎むと赤みを帯び、オレンジ色になる。
萼片は長さ14〜20mm。花托筒は長さ20〜45mmと長く、花柄に見えるが下位には子房がある。
刮ハは長さ30〜40mmで、熟すと4裂して、裂片が反曲する。

2012/5/8
散歩コースからの帰り道、街路樹の脇でマツヨイグサを見かけました。
未整備の荒れ地などではよく見かけますが、整備の進んだところではほとんど見かけません。
黄色のきれいな花ですが、しぼむと赤というか濃い橙色になります。
夕方に開花し、朝方からしぼみ始めます。2枚目の写真はしぼみ始めて赤みが付きはじめた花です。

若い根茎や新芽を食用として利用することもできるようですが、胃腸に不快感が出ることがあるそうです。
また、生薬として漢方で利用されることもあるようです。

マツヨイグサは「月見草」、「宵待草」(よいまちぐさ)とも呼ばれることがあります。
「宵待草」は、竹久夢二の詩による流行歌のタイトルで、誤記なのか、わざとそうしたのかは不明です。
なお、標準和名では、黄花をマツヨイグサ、白花をツキミソウ、赤花をユゲショウとして区別しています。


メマツヨイグサ(Oenothera biennis)
<フトモモ目・アカバナ科・マツヨイグサ属>

アカバナ科マツヨイグサ属の越年草で、北米が原産地の帰化植物。
日本では、北海道から本州、四国、九州とほぼ全国に分布する。
海外でも、アジア、南アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカと広範囲に分布する。
本来は、河原や山火事跡などの荒れ地や痩せ地に最初に生えるパイオニア植物である。
また、同じような環境の線路沿いとか路肩などでも見られる。
ただ、他の植物が成長してくると徐々に姿を消してしまうので、草地では見られない。
草丈は50〜150cmで、茎は赤色を帯び、下部からよく分枝して、上向きの毛が生えている。
秋に芽生えて、ロゼットで越冬するが、根生葉には柄があり、先が尖る。
茎葉は互生して葉柄はなく、葉身は長さ3〜6cmで、先が尖る。
なお、根生葉、茎葉とも、葉の縁には浅い鋸歯があり、中央脈は赤色を帯びることが多い。
花期は6月〜9月で、茎の上部に多数の花を付け、順次咲き上る。
花には花柄はなく、子房下位で、長さ3〜5cmの円柱状の萼筒とその基部に子房がある。
花は直径3〜4cmの黄色い4弁花で、萼片は4個、オシベは8個で、メシベの柱頭は4裂する。
花は1日花で、夕方に開花し、朝にはしぼみ始めるが、しぼんでも赤くならない。

2012/8/12
多摩川へいくときに渡る線路の則面で見かけました。
夕方に咲いて、朝にはしぼんでしまいますが、マツヨイグサのように赤くはなりません。

2012/9/10
いつもはしぼんでしまっているメマツヨイグサの花が、まだ、昼でも開いていました(写真2)。
日中でも咲き残ることがあるようです。

 
2012/10/27
いつもの散歩コースより10kmほど上流の河川敷で見かけたメマツヨイグサです。
先の方で枝分かれし、これでもかと言わんばかりに花と果実を付けていました。


メマツヨイグサの1日の変化

   .
2012/8/12
メマツヨイグサの開花の様子です。左から7:46→19:19→20:35となっています。
朝(7:46)、しぼみかけた花が、夕方(19:19)には完全にしぼんで淡い橙色になっています。
また、前日に咲き、しぼんでいた花は落下し、基部の子房のみが残っています。
そして、しぼんだ花の反対側の1輪が、咲く準備を始めており、20:35には満開になっています。



コマツヨイグサ(Oenothera laciniata)
<フトモモ目・アカバナ科・マツヨイグサ属>

アカバナ科マツヨイグサ属の二年草で、北アメリカが原産地の帰化植物。
日本では、本州、四国、九州に分布し、川原、裸地、農耕地などに自生する。
海外でも、アジア、アフリカに移入分布している。
草丈は20〜60cmと幅があり、茎は毛が密生し、基部からよく分岐して、斜上あるいは匍匐する。
そのため、しばしば地表にグランドカバーのように広がることがある。
葉は互生し、葉身の長さは2〜10cmほどで、深く切れ込むものから、鋸歯状のものまで変異がある。
花期は5月〜10月で、葉腋から単生し、直径2cm前後の淡黄色の花を付け、夕方に咲き、翌朝にはしぼむ。
花弁、萼片とも4個で、萼片は開花後、垂れ下がる。花弁はしぼむと赤色を帯びる。
子房の上に長さ30o前後の円柱状の花托筒があり、子房も含めて花柄のように見える。
刮ハは長さ20〜50oの円柱状で、上向きの短毛があり、4分果。熟すと先が4裂する。

2012/8/12
多摩川へいく道端の荒れ地で見かけました。
コマツヨイグサは、地面を這うように広がり、あまり立ち上がりません。
花は小型で、2cm強しかなく、花弁は淡い黄色です。しぼむと赤くなります。


ユウゲショウ(Oenothera rosea)
<フトモモ目・アカバナ科・マツヨイグサ属>

2012/5/24              2012/5/24              2012/6/14
アカバナ科・マツヨイグサ属の多年草で、南米から北米南部が原産地の帰化植物。
現在は、世界中の温暖な地域に広く分布している。
草丈は20〜30cmであるが、条件によっては50cmを超えることもある。
茎には軟毛があり、葉は互生して、葉身はやや幅広の披針形である。
花期は5月〜9月で、茎の上部の葉腋に直径15mmほどの紅紫色の花を付ける。
花弁は4個で、紅色の脈があり、中心部は黄色い。なお、稀に白花も見られる。
オシベは8個あり、葯は赤味を帯びた白で、メシベの先は淡紅紫色で4裂する。
熟した果実は、雨に濡れると裂開し、種子が飛び散る。

ユウゲショウは、5月に入ってからちらほら見かけるようになりました。
マツヨイグサの仲間ですが昼間に花を咲かせ、河川敷の通路脇などでちらほら咲いています。
濃いピンクの15mm前後の花ですが、目立つ色なので、目に止まります。
6月も半ばになると、場所によっては大きな群落をつくっています。


ヒルザキツキミソウ(Oenothera speciosa)
<フトモモ目・アカバナ科・マツヨイグサ属>
 
2012/5/16                      2012/5/11
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草で、北米が原産地の帰化植物。
観賞用に輸入されたものが野生化し、各地で見かけるようになった。
草丈は30〜60cmで、横に伸びる根茎で群生し、茎の下部は木質化する。
葉は互生し、上部の葉には波状の鋸歯があるが、下部の葉では深い切れ込みがある。
花期は5月〜8月で、直径5cm前後の淡紅色か白色の4弁花を付ける。
花弁は広倒卵形で、基部は黄色味を帯びる。オシベ8個あり、メシベの柱頭は十字に4裂する。
花弁のすぐ下に萼片が4個あり、片側に捲れ上がる。
その下に長さ10〜20o程の花托筒があり、花後、花托筒から落下する。

河川敷のゴルフ場脇で5月に見かけた、ピンクと白花のヒルザキツキミソウです。
河川敷は、この後除草が入り、すっかり刈り取られてしまいました。
しかし、多摩川への途中の道路脇の空き地や公園などで、その後もきれいな花を咲かせていました。


2012/7/3
そろそろ、花期も終わりに近いのですが、まだ、きれいな花を付けていました。
来年も、きっと花を次々と咲かせて、楽しませてくれることでしょう。


ツユクサ(Commelina communis)
<ツユクサ目・ツユクサ科・ツユクサ属>
 
ツユクサ科ツユクサ属の一年草。畑や道端などでよく見かける普通種。
日本では北海道から四国、九州まで全国で見られる。
世界的には、アジア全域、北米の東北部など、各地に分布する。
花色の青は、アントシアニン系の化合物で、容易に退色するため、染物の下絵書きに使われた。

2012/5/31
散歩コースからの帰り道、道端でツユクサを見かけました。
ずいぶん長い間、ツユクサを見た記憶がありません。
ツユクサが生えているような所に行っていないからでしょう。
2枚目の写真を見ればわかると思いますが、住宅のブロック塀の隙間に生えていました。

 
2012/7/2
神社の参道脇にある草地にツユクサがまとまって生えていました。
ただ、天気がよくないためか、蕾ばかりで、開いている花がありません。
それで、翌日、改めて出向いて撮影したものが、上記の2枚の写真です。


ムラサキツユクサ(Tradescantia ohiensis)
<ツユクサ目・ツユクサ科・ムラサキツユクサ属>
 
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草で、北米原産の園芸植物。
草丈は50p前後で、茎葉は紫色を帯びた粉白緑色。
花期は4月〜8月で、花径2〜3pの紫色の三弁花が茎先に集まって咲く。
1日花で、花色は青、紫、赤紫、淡赤紫色、白と変異に富む。
オシベは6本で、花糸には軟毛が多数密生する。
この軟毛は、細胞が一列に並ぶため、原形質の流動や細胞分裂などの実験によく使われる。

2012/5/7
散歩コースへ行く道端で、ムラサキツユクサが咲きはじめました。
花色は、青紫と赤紫のみで、まだ、他の花色の物は見かけません。


2012/5/23
散歩コースの途中で見かけるムラサキツユクサの花色も、いろいろと見られるようになりました。
赤紫の濃い色の物から、ピンク、紫と、個体によって微妙に花色が異なります。

 
2012/7/20
散歩コースの途中で見かけるムラサキツユクサの花色で、淡い色合いのものを見かけました。


トキワツユクサ(Tradescantia fluminensis)
<ツユクサ目・ツユクサ科・ムラサキツユクサ属>

2012/5/24                  2012/7/3                  2014/5/8
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草で、南米原産の帰化植物。
世界的には、北米、ヨーロッパ、オーストラリアにも帰化している。
トキワツユクサより少し大型で、茎や花柄が緑色の物はオオトキワツユクサ。

2012/5/24 多摩川に行く途中の道端で、小さな白い花を咲かせていました。
小さな花で、白花のため、気を付けないと見過ごしてしまうほどです。
茎はあまり立ち上がらず、横に這うか垂れ下っています。
トキワツユクサの茎や花柄は、紫色を帯びています
2012/7/3 一段と大きく広がり、大きな群落になっていました。
2014/5/8 花をアップで撮り直しました。ムラサキツユクサ属の花の特徴が良く分かります。


メイドンズブラッシュ(Tradescantia fluminensis "Maidens_Blush")
<ツユクサ目・ツユクサ科・ムラサキツユクサ属>

ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草で、南アメリカの帰化植物。
トキワツユクサの園芸品種で、別名は、ハツカンセツ(初冠雪)、コチョウノマイ(胡蝶の舞)など。
茎の先に集散花序を付け、花は小さな白色で、花弁の先端にピンク色が入る。
茎の先の方の葉には、白や赤紫の、斑が入り、観葉植物でもある。
寒暖の差が大きいほど斑はきれいにでるが、夏の間は斑が消えて普通の葉になる。

2014/6/9
多摩川への道路脇で、昨年の秋から気になっていたツユクサらしきものに花が咲きました。
その花で、ツユクサの仲間と分かり、調べ直したところ、本種と判明しました。
花は、白い花弁の先がほんのりとピンクになり、なんともかわいいですね。


2013/11/13
こちらは、昨年の秋から冬にかけて、見事な白と赤紫の斑が入った葉を見せていた本種です。
色合いは、花と同じですが、冬場は花が少ないうえ、葉は花より大きいので、インパクトはあります。


オオトキワツユクサ(Tradescantia albiflora)
<ツユクサ目・ツユクサ科・ムラサキツユクサ属>

2012/5/28                 2012/7/2                 2012/4/3
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草で、南米原産の帰化植物。
トキワツユクサより一回り大型で、茎や花柄は緑色です。

2012/5/28 多摩川に行く途中にあるお宅の庭にびっしりと生えていました。
花もトキワツユクサより少し大きめです。
2012/7/2,3 久しぶりにオオトキワツユクサを見に寄りましたが、一段と成長し、垣からはみ出していました。
日の当たるところでは、日焼けして葉が黄緑色になっていました。


2013/6/18
昨年の拡大写真では、オシベなどがピンボケになっていましたので撮り直しました。
中心のメシベと6本のオシベ、オシベの花糸から出ている細い毛の様子が分かると思います。


ムラサキゴテン(Tradescantia pallida)
<ツユクサ目・ツユクサ科・ムラサキツユクサ属>

ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草で、メキシコ原産の帰化植物。
園芸品種が雑草化したもので、寒さにはそれほど強くないため、関東以西でないと越冬できない。
花よりも葉を観賞する観葉植物。

2012/7/3
多摩川からの帰り道、植え込みから顔を出しているムラサキゴテンを見つけました。
どこかで植えられていたものが、千切れて運ばれたのかもしれません。
花は、葉の濃い紫色に近い濃いピンク色で小さめなので、あまり目立ちません。


ヤブミョウガ(Pollia japonica Thunb.)
<ツユクサ目・ツユクサ科・ヤブミョウガ属>
 
2013/7/9                         2013/7/17
ツユクサ科ムヤブミョウガ属の多年草で、在来種。
日本では、本州中部以南から四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島南部から中国、台湾、インドシナ半島に分布する。
林の中や藪に自生し、草丈は50cm以上になる。
7月〜9月頃に茎の先に円錐花序を付け、白い小花を輪生状に重なって付ける。
花は、両性花と雄花が混じって咲き、球形の果実を付ける。果実は熟すと黒紫色になる。

多摩川への途中にある公園の植え込みの陰から茎を伸ばして咲いているヤブミョウガを見かけました。
植えられたものか、自生していたものなのか不明ですが、1本だけ咲いていました。
右の写真で、花の後ろに見える淡い緑の球形の玉は、結実したばかりの若い果実です。

 
2013/7/10
ヤブミョウガが生えていた場所ですが、日陰で直接光が当たることのない場所です。
そのためうす暗くて、拡大写真を撮るのに、スローシャッターになって手を焼きました。


ドクダミ(Houttuynia cordata)
<コショウ目・ドクダミ科・ドクダミ属>
 

 
ドクダミ科ドクダミ属の多年草。
分布域は、日本も含め東アジアから東南アジアで、日本では本州、四国、九州に分布する。
白い花弁のようなものは苞で、中央の穂のようなものが花穂。花には花弁も萼もない。

2012/5/23
ドクダミが花を付け始めました。
強烈なにおいと、駆除が難しい最強の雑草の1つです。
花穂の1つ1つの花には、花弁も萼もないので、雄しべと雌しべのみが見えています。
3枚目の写真で、黄色い葯(花粉袋)を付けたのが雄しべで、人の字型の白いものが雌しべです。

ドクダミは、開花期の地上部を乾燥させたものが生薬(生薬名は十薬)となります。
その乾燥させたドクダミを煎じて使用するのですが、利尿作用や動脈効果の予防作用があると言われています。


ウマノスズクサ(Aristolochia contorta)
<コショウ目・ウマノスズクサ科・ウマノスズクサ属>

 
ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の多年生つる植物。
日本では関東以南で見られるが、数はそう多くはない。
日本以外では、中国に分布している。

2012/9/3
多摩川に行く途中の幹線道路の中央分離帯に咲いていました。かなり大きな株です。
よく通るところなのですが、さっさと通り過ぎるところなので、今まで気が付きませんでした。
独特の形をした花で、花弁に見えるのは、実際には萼です。つまり花弁はありません。
雌性先熟で、小さなハエなどを根元の球形部分に閉じ込めます(逆毛で阻止)。
授粉後、雄花になると逆毛が委縮して、花粉を付けたハエが外に出てきて、次の授粉に向かわせます。

昔から生薬(馬兜鈴、青木香、土木香など)として利用されてきました。
しかし、アルカロイド系のアリストロキア酸などの毒性物質を含むことが分かり、最近はあまり利用されないとのこと。

 
2013/7/3
拡大撮影では、被写界深度が浅く、一部にしかピントが合わないので、少しずらして撮影してみました。
基部の花柱や葯の収まる丸くなった部分とそこからロート状に湾曲して伸びる萼筒の様子が分かります。


<左側の縁の拡大>         2013/7/3              <萼筒入口の拡大>    .

虫が入りやすく出にくくするため、萼筒の縁から奥に向かって、内向きに毛が生えています。
入るときは、毛の向きに沿ってスルスルと入り、出るときは逆向きの毛が行く手を邪魔します。


アカバナルリハコベ(Anagallis arvensis f. arvensis)
<ツツジ目・サクラソウ科・ルリハコベ属>

サクラソウ科ルリハコベ属の1年草で、日本では北海道から本州、四国、九州に分布する。
海外では、ヨーロッパ、アジア、アフリカに自生しており、熱帯、亜熱帯に広く帰化している。
ルリハコベの母種とされている。
海岸近くのやや乾燥した草地に生え、草丈は20cm前後で、よく分枝して横に広がる。
上部の葉腋から花柄を出し、直径10mmに満たない橙色の花をつける。
花冠は深く五裂し、下部は筒状に一体化している。オシベの葯は黄色いので目立つ。
果実は球形で、最初、葉の下に隠れるように垂れ下るが、熟すとともに上向きに起き上がってくる。

2013/7/2
多摩川への道路脇で、1株だけ、本種が花を付けているのを見かけました。
小さな花ですが、朱色の花色なので、結構注意を引きます。

神奈川県内では、本種の記録は他でもあるようですが、ルリハコベは見つかっていないようです。
ヨーロッパでは地中海沿岸にルリハコベが多く、北に行くに従い本種が増えるとのこと。
日本でも、ルリハコベは暖地の沿岸部を好み、紀伊半島、四国、九州等に自生しており、
一方、本種は、日本でも北の方が多くなるようです。


イヌタデ(Persicaria longiseta)
<ナデシコ目・タデ科・タデ亜科・イヌタデ属>

タデ科イヌタデ属の一年草で、北海道から四国、九州まで全国で見られる。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、マレーシアに分布している。

2012/9/3
多摩川に行く途中の道端で、ところどころで花を付けていました。
写真は、比較的大きな株で、横に這うように枝を広げています。
そこから花穂が少し立ち上がって、小さな花(花弁に見えるのは萼で、花弁はない)を密に付けます。

花よりもその後に見られる真っ赤な果実の方が目に付くそうです。
その花や果実を赤飯に見立てた「アカマンマ」の別名を持ちます。
ちなみに、花が咲くまでのイヌタデは、和え物、炒め物、煮物や天ぷらで食べられます。

 
2012/10/24
多摩川の川縁で、イヌタデの大きな群生地を見つけました。
道端では複数の株が群生している事はありませんが、川縁では数十株が群生していました。


オオイヌタデ(Persicaria lapathifolia)
<ナデシコ目・タデ科・タデ亜科・イヌタデ属>

タデ科イヌタデ属の一年草で、北海道から四国、九州まで全国で見られる。
海外では、北半球の冷温帯・暖温帯に分布している。

2012/9/11
多摩川の川縁で花を付けていました。
写真は、上部のみが写っているため、大きさは分かりにくいですが、1m以上になります。
枝分かれは多く、そこから花穂をだします。花穂は10cmほどあり、先端は垂れ下ります。
花穂に淡紅色か白色の小さな花(花弁に見えるのは萼で、花弁はない)がびっしりと付きます。

 
2014/6/30                       2014/7/8
以前、オオイヌタデが見られた川縁が、護岸工事で消滅してしまいました。
久しぶりに訪れると、河岸近くで白いイヌタデ属の花を確認しました。
ただ、大きさが貧弱で、白花のイヌタデなのか、オオイヌタデなのか区別が付きませんでした。
そこで、改めて近くを探したところ、立派な茎を見つけ、オオイヌタデと確認できました。
オオイヌタデ:茎には、濃紫色の斑点があり、節はふくれて赤味を帯びる。托葉鞘のふちに毛はない。
イヌタデ:茎は赤みを帯びていることが多く、節のふくらみはあまりない。托葉鞘のふちには長毛がある。


オオケタデ(Persicaria orientalis)
<ナデシコ目・タデ科・タデ亜科・イヌタデ属>

タデ科イヌタデ属の一年草で、インド、マレーシア原産の帰化植物。
全体に毛が多いことから付いた名前ですが、オオベニタデの別名がある。
日本では北海道から四国、九州まで、全国に分布している。

2012/8/17
多摩川に行く途中の道端で、ポツンと1本だけ、花を付けていました。
1mを超える大きな野草ですが、その先端に10cmほどの花穂が付き、花自体は数ミリほどです。

オオベニタデとオオケタデに関しては、別名としている記載と、別種と記載している物があります。
両者を比較したことはないのですが、大学の研究室の記載に従い、別名としています。


ママコノシリヌグイ(Persicaria senticosa)
<ナデシコ目・タデ科・タデ亜科・イヌタデ属>
 

タデ科・イヌタデ属の1年草で、日本では北海道から四国、九州まで全国で見られる。
日本から朝鮮半島、中国にも分布する。

2012/6/25
以前から気になっていましたが、やっと花を咲かせてくれました。
非常に小さな花ですが、ピンクのグラデーションがきれいな花です。
しかし、茎には鋭い棘があり、迂闊には触れません。
2枚目の写真では見にくいですが、茎にびっしり棘が下向きに付いています。
そのとげがあるため、ママコノシリヌグイなどという、ありがたくない名前をもらってしまったようです。
こんな茎でお尻をなでられたら...想像するだけで目を覆いたくなりますね。


2012/9/4
ママコノシリヌグイですが、まだ、次々と花を咲かせています。
ずいぶん花期の長い花です。


2012/10/27
いつもの散歩コースより10kmほど上流の河川敷で見かけたママコノシリヌグイです。
たくさん集まって花を咲かせていましたが、その中に白花が混じっていました。
絡み合っているので、1株だけなのか、複数株なのかは分かりませんが、極一部のみで見られました。


アレチギシギシ(Rumex conglomeratus)
<ナデシコ目・タデ科・タデ亜科・ギシギシ属>

タデ科ギシギシ属の多年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
草丈は1m程になり、全体無毛で、粗大な根茎から茎を出し、上部で分岐する。
他のギシギシ属と比較すると花序が細くまばらな感じに見える。
根生葉は長柄があり、葉脈とともにしばしば暗紫色を帯びる。

2013/7/3
多摩川の除草されてなにもない土手の則面で、緑と暗赤褐色のコントラストがきれいな葉を見つけました。
葉の出方から、ギシギシかスイバの仲間と推測されましたが、葉しかないので区別できませんでした。
後でいろいろと調べた結果、葉に暗紫色の葉脈が見られるのは、アレチギシギシと分かりました。
葉以外は確認できていないので、断定はできませんが、ほぼ間違いはないと思われます。


ヨウシュヤマゴボウ(Phytolacca americana)
<ナデシコ目・ヤマゴボウ科・ヤマゴボウ属>

ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
アメリカヤマゴボウの別名を持つ。
日本全国に分布し、海外でも南アメリカ、オーストラリア、アジアに帰化している。

2012/8/20
多摩川に行く途中の道端で見かけました。1m以上になるので、弥が上にも目立ちます。
まだ、種子は熟していないので緑色ですが、熟すと毒々しい黒褐色になります。
熟した果実は柔らかく、つぶすと赤紫色の果汁が出てきて、これが付くと服でも皮膚でもなかなか取れません。
そのため、原産国のアメリカでは、着色料として利用されていた時期があるそうです。

ヨウシュヤマゴボウは、全草が有毒植物であり、毒性は、果実(種)、葉、根の順に強くなります。
なお、名前にヤマゴボウが付いていますが、山菜として売られている「山ごぼう」とは無関係です。
「山ごぼう」は、アザミの一種であるモリアザミの根ですので、毒性はありません。


2012/10/4
ヨウシュヤマゴボウの実も、完熟している実が増えてきました。
種をつぶさなければ果肉は食べられるという話は聞きます。
しかし、見た目はブルーベリーの実に似ていますが、種が有毒だけに食べる気はしません。
実際問題、ブルーベリーと間違えての誤食や、名前から市販の「山ごぼう」と誤認しての根の誤食があるそうです。
厚生労働省のサイトには、根の誤食による事故例が紹介されており、やはり、手は出さない方が良いようです。

 
2014/6/19
ヨウシュヤマゴボウが、ちょうどか花序を伸ばして花を咲かせ始めた所です。
上の咲き終わりに近い花と比べると、なんとなく初々しさを感じます。


オシロイバナ(Mirabilis jalapa)
<ナデシコ目・オシロイバナ科・オシロイバナ属>
 

オシロイバナ科オシロイバナ属の多年草で、南アメリカ原産の帰化植物。
日本全国に分布し、海外でも南アメリカ、アフリカ、オセアニア、アジアに帰化している。

2012/8/20
多摩川に行く途中の道端で見かけました。
花色は、赤や白、黄色の単色、絞り模様のものがあります。
なお、実際には花のように見えているのは萼で、萼のように見えているものは苞です。
そして、花弁はありません。

 
2012/9/24
なかなか撮影機会のなかった黄色のオシロイバナを、やっと撮影できました。
多摩川に行く途中のどこにあるかは分かっていたのですが、散歩の時間帯には開いていないんです。
黄色に赤が少し入っているものと黄色のみのものがありました。

 
2012/10/16
オシロイバナを久しぶりに見ると、花もちらほらになり、種ができていました。
真っ黒で、直径は5mmほどで、完熟するとポロリと落ちます。
左の写真は、引っかかって落ち損ねた種です。


スベリヒユ(Portulaca oleracea)
<ナデシコ目・スベリヒユ科・スベリヒユ属>

スベリヒユ科スベリヒユ属の多年生草本で、日本全土で見られる。
海外でも熱帯から温帯にかけて広く分布している。

2012/9/3
多摩川に向かう道端で見かけました。河川敷では見かけません。
マツバボタンと同じ属ですので、葉が肉厚とか、花の形とか、何となく似ている気がします。

スベリヒユは、健康食品として利用されるω-3脂肪酸を多量に含むことが知られています。
そのため、茹でたり、干したりして、山菜として扱われている地域もあるそうです。


ハゼラン(Talinum crassifolium Willd)
<ナデシコ目・スベリヒユ科・ハゼラン属>

スベリヒユ科ハゼラン属の多年生草本で、南米原産の帰化植物。
日本では、本州から四国、九州に分布している。

2012/8/17
多摩川に向かう道端で見かけました。河川敷では見かけません。
大きな葉に、細いヒョロっとした花茎、小さな蕾らしきものがたくさん付いています。
ただ、花が咲いているところは見たことがありませんでした。
ある時、別の調べ物をしていて、ハゼランと分かりました。
その花は3時頃に開花し、夕方には萎んでしまうため、お昼の散歩時には、咲いていることがなかったのです。

 
2012/9/24
運よく、夕方近くに撮影するチャンスがあり、やっと、その花を見ることができました。
ピンクの5弁のかわいらしい花です。
この花や赤い蕾の付いている様が、線香花火の爆ぜているのに似ていることが名前の由来だそうです。
たしかに、茎を折って逆さまにすると、そんな風に見えなくもないですね。

後で知りましたが、3時頃に咲くことから、「三時花(サンジカ)」の別名があるそうです。


ヒナタイノコヅチ(Achyranthes bidentata var. fauriei)
<ナデシコ目・ヒユ科・イノコヅチ属>
 

 
ヒユ科イノコヅチ属の多年生草本で、日本では北海道の一部、本州、四国、九州に分布する。
海外では、日本以外では中国に分布する。

2012/8/20
多摩川の土手や河原の草むらで見かけました。
毛が非常に多い茎は太くて紫色を帯び、枝先に穂状の花序を出し、緑色の花を密に付けています。
なお、果実はくっ付き虫の1つで、基部にある2本の刺状の小苞が刺さるようにして服などに付きます。


シロザ(Chenopodium album)
<ナデシコ目・ヒユ科・アカザ属>
 
ヒユ科アカザ属の1年草で、日本では北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
海外では、ユーラシア大陸に広く分布する。
インド原産で、中国を経由して、日本には古い時代に帰化したという説もある。
若葉では両面に白い粉状の毛があるが、成熟すると上面は緑となり、下面のみに毛が残って白っぽくなる。

2013/5/31
多摩川の土手下の通路脇で、まだ、背の低いシロザを見かけました。
若葉の表面に白っぽい粉が吹いたように見えるのが特徴です。

 
2013/7/1
河川敷のシロザは除草されてしまいましたが、多摩川への途中の公園で、大きくなったシロザを見かけました。
大きくなっても、若葉の表面は、白っぽい粉が吹いたように見えます。


アカザ(Chenopodium album var. centrorubrum)
<ナデシコ目・ヒユ科・アカザ属>
 
ヒユ科アカザ属の1年草で、日本では北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
海外では、日本以外では中国に分布する。
アカザはシロザの変種とされていますが、両者を区別しないという話もある。
アカザが、肥沃な畑から逸脱すると、特徴である紅紫色がシロザに近い色になるという話もある。
アカザは、野菜として栽培されていたこともあり、仲間のホウレンソウのような味で食用となる。
ただし、ホウレンソウ同様シュウ酸を多く含むため、茹でて水にさらす必要がある。

2013/6/11
多摩川に向かう途中の道端で、ピンクの粉を吹いたような個体に出会いました。
アカザの紅紫色ほどではないですが、シロザの白とも異なります。
一般的には、このような個体もシロザに分類されるそうです。
残念ながら、この後すぐに除草されてしまい、後が追えませんでした。


ムシトリナデシコ(Silene armeria)
<ナデシコ目・ナデシコ科・マンテマ属>

ナデシコ科マンテマ属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
日本では北海道から四国、九州と全国に広く分布する。
海外でも、温暖な地域に広く分布する。

2012/8/20
多摩川へ行く道端で見かけました。
周りに何もないのに花色が目立つので、弥が上にも目を引きます。
茎上部の葉の下から粘液が出るらしいので、確認しようとしたのですが、既に除草された後でした。

 
2012/10/29
多摩川に行く途中の道端で、ムシトリナデシコが咲いているのに気が付きました。
以前、確認できなかった茎の上部から分泌される粘液を確認する事ができました。


ネジバナ(Spiranthes sinensis var. amoena)
<キジカクシ目・ラン科・ネジバナ亜科・クラニチス連・ネジバナ属>

ラン科ネジバナ属の多年草で、日本の全土に分布する。別名としてモジズリの名がある。
分布域はヨーロッパ東部からシベリア、温帯・熱帯のアジア全域、オセアニアと極めて広い。
ラン科の植物としては、珍しく身近に見られる。
湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育する。
花茎は10〜40cmになり、根際に数枚の葉を付ける。
葉は柔らかくて厚みがあり、冬季は楕円形をしているが、生育期間中には細長く伸びる。
花色は通常淡紅紫色(稀に白花)で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるように付ける。
その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来である。
右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体もある。
なお、右巻きと左巻きの比率は、ほど同率である。

2012/6/19
河原の草むらを歩いていて、ネジバナが咲いているのに気がつきました。
小さくてもラン科の植物なので、よく見るとカトレアのような形をしています。


2012/6/29
ネジバナもあちこちで見られるようになりました。
庭先の芝生に生えているところもあります。
河原の方も、結構あちこちで見られるようになりました。
よく見ると、右巻きと左巻きがありますが、発生比率は五分五分だそうです。


2013/6/18
今年もネジバナがあちらこちらで咲いていました。
今年は少し拡大率を上げて撮影してみました。ラン科の花の特徴がよく分かると思います。


ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva var. kwanso)
<キジカクシ目・ススキノキ科・キスゲ亜科・ワスレグサ属>
 
2012/6/25                2013/6/24
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草で、中国原産の帰化植物。
日本では、本州以南の野原や藪で見られる。
なお、別名のワスレグサで呼ばれることもある(ワスレナグサではない)。
葉は、長さ50cm前後の広線形で、花茎は1mほどになり、先に数個の花を付ける。
花期は7月〜8月で、花色は朱色に赤が混じる。
オシベとメシベの全部または一部が花びらのようになるので、八重咲きになる。
本種は、三倍体のため結実しないので、匍匐茎(ほふくけい)を周りに伸ばして増える。

2012/6/25 この日、刈り取られた土手の斜面に立ち上がっているヤブカンゾウのツボミを確認しました。
多摩川の散歩コースでは、土手の斜面にちらほらと見られます。
ただ、まだ蕾ばかりで咲いているものは見かけませんでした。

2013/6/24 今年も除草後の土手で、ヤブカンゾウの花茎がニョキニョキと立ち上がっていました。
開花が近いツボミはありましたが、開花しているものはありませんでした。


2012/7/5
蕾も大きくなり、既に花を咲かせている株も見られました。
河原で咲く花の中では飛びぬけて大きいのと、花色が目立つので、遠くからでも咲いているのが分かります。
それにしても、雄しべが花びらになるので、ゴチャゴチャとした花です。


ノカンゾウ(Hemerocallis fulva var. longituba)
<キジカクシ目・ススキノキ科・キスゲ亜科・ワスレグサ属>
 
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州の原野に群生する。
海外では、朝鮮半島から中国、サハリンに分布する。
ヤブカンゾウより一回り小さく、葉幅は半分程度、花茎は70〜90cmになる。
花期は7月〜8月で、花の直径は7cm、花筒は4cmほど。ヤブカンゾウより細長く見える。
花色は、朱色で、花弁の中央に黄白色の筋が入る。1日花で、朝咲いて、夕方にはしぼむ。
花が咲くまでは、ヤブカンゾウと酷似しているので、区別が付かない。
なお、若葉は食用にされる。

2014/6/20
今年も、土手の斜面にはヤブカンゾウ咲き始めていますが、河川敷でノカンゾウを見かけました。
今まで、何度も近くを通っているのですが、ノカンゾウとは気が付いていませんでした。
たまたま、近くを通った時に、ちょうど花が満開状態だったので気付いたしだいです。


ジャノヒゲ(Ophiopogon japonicus)
<キジカクシ目・キジカクシ科・スズラン亜科・ジャノヒゲ連・ジャノヒゲ属>
 
キジカクシ科ジャノヒゲ属の常緑多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国の林床に自生する。
日本以外でも、東アジアからフィリピンの森林に秘匿分布する。
草丈は10cm程しかなく、細い葉を多数出す。その葉の様子が竜の髭に似ているのが名前の由来。
その葉の間から花茎を出し、総状花序に淡紫色の花を下向きに付ける。
果実の果皮は薄く、成熟途中で敗れて種子がむき出しになり、秋に成熟して濃青紫色になる。

2013/7/2
多摩川へ行く途中の道路脇の斜面で、積もった落ち葉に交じって本種が花を付けていました。
まだ、ちょっと時期的に早いようで、花が開花しているのは数輪しかありませんでした。
下向きに咲いているので、無理やり上に向けて撮影したものです。
花被片は6個のはずですが、この花には7個見えます。










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