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おさんぽ録 野草編(夏U)



近くの多摩川の河原やその途中で撮影した季節を彩る野草や低木です。

< トピック >

今回、新たに見かけた、下記の野草を追加しました。

ナガエコミカンソウ
ショウジョウソウの花の解説を追加しました。



ここでは、被子植物はAPG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
ナス目
ナス科(ワルナスビ、トマト、タマサンゴ、イヌホオズキ、クコ)
ヒルガオ科(ヒルガオ、コヒルガオ、マルバアサガオ、マルバルコウ)
アブラナ目
アブラナ科(イヌガラシ)
キク目
キク科(ハキダメギク、カントウヨメナ、キクイモ、ハルシャギク、コセンダングサ、キツネアザミなど)
キキョウ科(ホタルブクロ)
キンポウゲ目
ケシ科(タケニグサ)
キントラノオ目
コミカンソウ科(コミカンソウ、ナガエコミカンソウ)
トウダイグサ科(ショウジョウソウ、コニシキソウ、エノキグサ)
トクサ目
トクサ科(トクサ)
多摩川とその近隣の夏の野草
和名インデックス


ナス(Solanum melongena)
<ナス目・ナス科・ナス属>

ナス科ナス属の1年草で、インド東部が原産地ではと言われている野菜。
その後、ビルマを経由して中国、日本に伝わったと考えられている。
中国や日本では広く栽培され、世界的にもいろいろな品種が各地で栽培されている。
日本では、冬を越せずに枯れてしまうが、熱帯地方では多年生植物。
一般に南方ほど、大きな果実になる傾向がある。

2013/7/5
多摩川への途中の民家の庭先に植えられていたナスです。
もちろん野草ではなく、栽培されていたものですが、比較のために入れています。


ワルナスビ(Solanum carolinense)
<ナス目・ナス科・ナス属>

ナス科ナス属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に広く分布している。
海外でも、アジア、ヨーロッパ、オセアニアと世界各地に帰化している。
本種は、種子だけではなく、地下茎でも繁殖し、さらにその切れ端からも再生するので、厄介な雑草。
草丈は50cm前後まで成長し、花は白色から淡紫色まで変化に富む。
果実は、球形で未成熟な時には縞模様があるが、黄色く熟すと縞は消える。
全草が有毒なソラニンを含んでおり、家畜などが食べると中毒を起こす。

2013/5/29
多摩川への途中にある幹線道路の中央分離帯に1株生えているのを見かけました。
タケニグサの隙間から顔を出して花を付けていました。花色は極淡い紫色でした。


2013/6/18
多摩川の土手で、ワルナスビが大きく育っていました。
昨年は全く見かけませんでしたので、除草のタイミングによって大きくなったものと思います。
このワルナスビも、花色は淡い紫色でしたが、上記のものよりはいくぶん濃いめでした。


2013/6/25
多摩川の土手下の通路脇でも、ワルナスビが成長を始めていました。
まだ小さな株ですので、今年、芽吹いたものと思われます。
花色は、白色に近いもので、一部に紫がかった所がありました。

 
2013/7/31
上記のワルナスビですが、一旦除草された後、再び、大きくなっていました。
やはり、簡単には除草できないようですね。地下茎ごと掘り起こさないと無理なようです。
なお、花色は純白になっていました。


トマト(Solanum pseudocapsicum)
<ナス目・ナス科・ナス属>

ナス科ナス属の1年草で、南アメリカ(アンデス山脈)原産の緑黄色野菜。
日本では、冬を越せずに枯れてしまうが、熱帯地方では長年にわたって実り続ける。

2012/8/17
多摩川の川縁に、アレチウリに交じってトマトが花を付けていました。
なぜ、このような場所に生えているのかは分かりませんが、ここで世代を重ねてきたのかもしれません。
日本では、野草ではないのですが、頑張って花を咲かせていたので掲載しました。


2012/10/5
どんなトマトがなっているか見てきました。
ミニトマトだったようです。たくさん実を付けていましたが、誰も取れません。
完熟して、実が落ちて、それが翌年に芽を出すのかもしれません。


タマサンゴ(Solanum pseudocapsicum)
<ナス目・ナス科・ナス属>
 

 
ナス科ナス属の非耐寒性常緑低木で、ブラジル原産の常緑低木。
別名、フユサンゴ(フエサンゴと誤記されている場合もある)、リュウノタマ。

2012/5/29
多摩川に行く途中の道端で見かけました。草に見えますが、れっきとした常緑低木です。
ナスの花を白くしたような直径1cmほどの花を付け、最初、緑色の実を付けます。

2012/8/17
実が熟すに従い、黄色から赤へと変わり、晩秋から初冬まで見ることができます。
非耐寒性とはいえ、南関東以南では屋外で冬越しするようです。
最近は、野生化したものがあちこちで見られ、かなり大きくなったものも見られます。
写真の大きな株は、幹線道路の路肩で街路樹の横に生えていたものです。

 
2013/1/17
昨年の5月に撮影したタマサンゴですが、まだ、雪の残る中、花を咲かせていました。
雪の重みで枝が1本折れていましたが、まだ、その枝に赤い実も残っていました。


イヌホオズキ(Solanum nigrum)
<ナス目・ナス科・ナス属>

ナス科ナス属の一年草で、史前帰化植物とされている。
日本全土で見られ、世界の温帯から熱帯にかけて広く分布する。

2012/8/20
多摩川に行く途中の道端で、イヌホオズキが生えていることに気づきました。
当初、タマサンゴと思っていたものが、果実が黒くなっていたので気が付いたものです。
よく見ると、果実の色以外に、花の大きさがかなり小さく、半分ほどの大きさです。
なお、イヌホオズキは、全草にソラニンを含むため、有毒です。

※ イヌホオズキの黒い果実は、つやがありません。
黒い果実に光沢がある場合は、本種ではなく、アメリカイヌホオズキです。


クコ(Lycium chinense)
<ナス目・ナス科・クコ属>
 
ナス科クコ属の落葉低木で、中国原産の帰化植物。
日本以外にも、台湾、朝鮮半島、北アメリカにも移入されて分布が広がっている。

2012/8/20
多摩川の土手で花を咲かせているのを見かけました。
根元から束状に枝をだし、各枝はあまり枝分かれしないのが特徴です。

クコの果実は、果実酒(クコ酒)、生食、ドライフルーツとして利用され、薬膳にも使用されます。
また、果実、根皮、葉が、各々枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)として生薬に利用されます。


2012/12/12              2012/12/26                 2012/12/26 .
多摩川の川縁でクコがきれいな実を付けていました。
土手などで見かけたクコは、除草されてしまいましたが、川縁は対象外のため結実したようです。


ヒルガオ(Calystegia japonica)
<ナス目・ヒルガオ科・ヒルガオ属>

ヒルガオ科・ヒルガオ属の多年草で、日本各地で見られる。
アサガオ同様、朝に開花するが昼になっても花はしぼまないので、この名がある。

2012/5/16
あちこちでヒルガオが花を咲かせ始めました。
ヒルガオは1種類かと思っていたのですが、調べてみると2種類ありました。
それで、写真をよく見ると、その2種類を写していることに気付きました。
一見、同じに見えますが、よく見ると違いがあるんですね。

この2種類以外に、海岸などの砂地に生えるハマヒルガオや帰化植物のセイヨウヒルガオというのがあるそうです。


2012/8/23
散歩コースの多摩川の土手にもヒルガオがたくさん咲いています。
土手に見られるのは、ほとんどがヒルガオです。
コヒルガオと異なり、一回り花が大きいことに加え、花柄にひだがなく、丸くてつるっとしています。
また、その葉の基部に張り出しがないか、あってもあまり目立ちません。



アイノコヒルガオ(Calystegia hederacea x C. pubescens)
<ナス目・ヒルガオ科・ヒルガオ属>
さて、下記の3枚の写真ですが、コヒルガオのように葉の基部に張り出しがあります。
しかし、中央の葉の幅や張り出し具合は、コヒルガオと異なります。
また、コヒルガオのように花柄にひだはありません。
ヒルガオとコヒルガオの交雑種で「アイノコヒルガオ」と呼ばれているようです。

   .



コヒルガオ(Calystegia hederacea)
<ナス目・ヒルガオ科・ヒルガオ属>

ヒルガオ科・ヒルガオ属の多年草で、日本各地で見られる。
ヒルガオ同様の形態で、ヒルガオよりいくぶん小型の花なのでこの名がある。

2012/6/29
ヒルガオのつもりで撮った写真を後で調べて、コヒルガオと判明したものです。
違いの1つは葉の形で、コヒルガオでは葉の基部の両サイドが外に大きく張り出していることです。
ヒルガオでも両サイドに張り出しが見られるものがありますが、中央の葉の幅が異なります。


2012/8/17
よく観察してみると、河原までの道路脇などで見かけるのは、ほとんどがコヒルガオでした。
ヒルガオとの見分けのポイントは、花柄にひだがあることで、右端の写真(右下の花柄)で確認できます。


マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)
<ナス目・ヒルガオ科・ヒルガオ亜科・サツマイモ属>

ヒルガオ科・サツマイモ属の一年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では、江戸時代に多くの変異が生まれ、極めて多くの変化を遂げた。
また、ソライロアサガオやマルバアサガオはまとめて「西洋朝顔」と呼ばれることもある。

2012/10/26
多摩川の川縁近くで、以前からアサガオが咲いているのには気が付いていました。
たまたま、近くを通った際、見慣れない形のアサガオであることに気が付き、撮影したものです。
もう、10月も末ですが、まだ、真夏と同じようにたくさんの花を、真昼間にたくさん咲かせています。
花形や種子の付き方からマルバアサガオと判断しましたが、花弁が五裂しています。
そして、花弁の中心に紅を注したように色の濃い部分が見られます。


マルバルコウ(Ipomoea coccinea)
<ナス目・ヒルガオ科・ヒルガオ亜科・サツマイモ属>
 
ヒルガオ科・サツマイモ属の一年草で、熱帯アメリカ原産の帰化植物。
日本では、本州中部以南、四国、九州で見られる。
また、日本も含めたアジア、南アメリカ、オセアニア、アフリカに移入分布する。

2012/8/20
多摩川に向かう道路脇の空き地に一輪、赤い小さな花が咲いているのに気が付きました。
近寄ってみると、マルバルコウ(ソウ)でした。
周りで見かけたことがないので、どこから紛れてきたのか不思議です。



マルバルコウの群生地


2012/10/21
この写真ですが、16号線沿いの空き地でマルバルコウが群生しているところに出くわし、撮影したものです。
この一角には一面にマルバルコウが這い、たくさんの花を付けていました。



イヌガラシ(Rorippa indica)
<アブラナ目・アブラナ科・イヌガラシ属>
 
アブラナ科イヌガラシ属の多年草で、日本各地で見られる。
日本以外では、朝鮮・台湾・中華人民共和国・インド・フィリピンに分布する。

2012/5/9
多摩川の河原に向かう途中の道路脇で見かけました。
アブラナ科の植物ですが、黄色い花の花びらが比較的小さく、あまり目立ちません。
この個体は、草丈が20cmほどしかありませんでした。


ハキダメギク(Galinosoga ciliata)
<キク目・キク科・キク亜科・メナモミ連・コゴメギク属>
 
熱帯アメリカ原産の帰化植物で、日本全国に定着している一年生草本。
現在では、南アメリカやヨーロッパ、アフリカ、アジアと広範囲に帰化し、分布している。

2012/6/25
多摩川の散歩コースに行く途中の道端に生えています。
写真の通り、極小さな白い花弁を付けますが、ほとんど目を引くことがありません。
最初に発見されたのが掃き溜めだったことから、この名前になったようですが、ちょっとかわいそうな気もします。


カントウヨメナ(Aster yomena var. dentatus)
<キク目・キク科・キク亜科・シオン連・シオン属>
 
関東以北の本州に分布する。
本州中部以西、四国、九州に分布するのはヨメナ(Aster yomena)である。
中国の一部に帰化して定着している。

2012/9/4
多摩川では、土手の則面に小さな群落をつくっています。
写真では白っぽく写っていますが、実際にはもう少し濃い薄紫色です。
ノコンギク(Aster microcephalus var. ovatus)と非常に似ていますが、以下の点で区別できます。
カントウヨメナ:花序が基部で分岐するので個々の花の柄は非常に長く、種子に冠毛がない。
ノコンギク:花序が上部で分岐するので、個々の花の柄は短くて花が集まって見え、種子に冠毛がある。

ヨメナの春の若芽は食用(結構美味しいらしい)となるが、カントウヨメナは食用となりません。

 
2012/11/15
除草された後、伸びてきたセイバンモロコシの隙間にカントウヨメナが所々で顔を出していました。
除草された後なので、背が低く、30cmほどしかありませんが、その分、花が集まっていました。
他に目ぼしい花がないので、ベニシジミをはじめ、いろいろと集まっていました。

 
2013/8/21                      2013/9/27
今年は、除草のタイミングで土手の花はほとんどなくなってしまいました。
土手の肩部分が若干刈り残されており、そこにカントウヨメナが花を咲かせていました。
個体差なのでしょうか、ほぼ純白の花と、極淡い紫の花があります。


キクイモ(Helianthus tuberosus)
<キク目・キク科・キク亜科・ヒマワリ連・ヒマワリ属>
 
キク科ヒマワリ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
現在では、南アメリカやヨーロッパ、オセアニア、アジアと広範囲に帰化し、分布している。

2012/8/21
多摩川の川縁近くの一角にキクイモが黄色い花を咲かせ始めました。
キクイモの名前の通り、芋ができるそうで、食用になるそうです。
芋といってもでんぷん質はほとんどなく、多糖類のイヌリンが主成分。
料理としては、牛乳煮、バター焼き、スープ、煮物などに使えます。
で、消化によってキクイモオリゴ糖になります。
そのため、加工して健康食品として市販もされているそうです。


2012/9/12
多摩川のキクイモが満開になり、大きな群落があちこちで見られます。
写真の通り、大きな黄色い花が集まって咲いていますので、弥が上にも目立ちます。


グロリオサ・デージー(Rudbeckia hirta cv. Gloriosa Daisy)
<キク目・キク科・キク亜科・ヒマワリ連・オオハンゴンソウ属>
 
キク科オオハンゴンソウ属の1年草で、アメリカ中西部の帰化植物。
草丈は1m弱になり、花茎は20cm近い大きさになる。
日本では、北海道から本州の近畿地方以北、四国に分布している。
グロリオサ・デージーは、ルドベキア・ヒルタ種の品種改良種で、一重咲きと八重咲きがある。

2012/8/20
多摩川の河川敷への途中の公園脇で見かけました。
目立つ色の大きな花なので、否が応でも目に付きます。
最初は植栽されたものが、こぼれ種で増えたのかもしれません。


アレチノギク(Conyza bonariensis)
<キク目・キク科・キク亜科・イズハハコ属>

キク科イズハハコ属の越年草で、南アメリカ原産の帰化植物。
日本では全国的に見られるが、最近はオオアレチノギクに押されて減少している。

2012/8/20
多摩川の河川敷への途中の空き地で見かけました。
オオアレチノギクはあちらこちらでよく目にしますが、小さなアレチノギクはあまり目にしません。
最近は、減少傾向と聞きますが、やはり数的には減っているのかもしれません。


オオアレチノギク(Conyza sumatrensis)
<キク目・キク科・キク亜科・イズハハコ属>

キク科イズハハコ属の南アメリカ原産の帰化植物。
日本では、本州から四国、九州まで、道端や荒れ地に広く分布する。
秋に芽生え、ロゼットで越冬する越年草で、夏には2m程度まで生長し、茎の上部に多数の花をつける。
花は徳利型の頭状花で、舌状花は目立たず花弁がない花に見える。
頭状花の中心部には両性花である筒状花、周辺部に雌花である舌状花がある。
アフリカ、日本を含むアジア、オセアニアに移入分布し、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

2013/6/18
多摩川の河川敷への途中の空き地で、大きく育った本種がたくさん生えていました。
まだツボミの状態のものから、花を咲かせているものまでいろいろです。
拡大した花の写真では、黄色い筒状花が目立っており、周囲の舌状花は総苞に隠れて見えていません。


2013/7/1               2013/7/1              2013/8/15
早いものでは、既に果実が成熟して、冠毛を大きく広げていました。
タンポポと異なり、果実から直接冠毛が多数出ています。そのため、大きく開いても直径10mmに満ちません。
3枚目の写真は、ニョキニョキと立ち上がって、花を咲かせ、綿毛を広げている全体の様子です。
空き地などで、このようにオオアレチノギクがたくさん立ち上げっているのを見たことがあると思います。

 
2013/9/27
多摩川の土手の襟に少し固まって生えていたオオアレチノギクです。
散歩している多摩川の河川敷では、この場所以外では見かけません。
既に多くは果実が風で飛んでしまい、花托だけになっていました。


ハルシャギク(Coreopsis tinctoria)
<キク目・キク科・キク亜科・ハルシャギク連・ハルシャギク属>
 
キク科ハルシャギク属の一年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では全国的に見られる。

2012/8/21
多摩川の河川敷で、草原の一角にポツンと咲いていました。
周辺の黄色に中心の濃紅色が蛇の目模様になっていることから、ジャノメソウの別名があります。

 
2012/10/27
多摩川のいつもの散歩コースから10kmほど上流で、河川敷に咲くハルシャギクを見かけました。
一株だけですが、草むらの中で異彩を放っていました。やはり、目立ちますよね。

 
2013/7/9
今年は除草のタイミングで、河川敷ではハルシャギクを見ることはできませんでした。
しかし、帰りの遊歩道脇で、1株だけ咲いているハルシャギクを見つけました。
きれいな花が咲いているので、除草されずに生き残ったようです。


キバナコスモス(Cosmos sulphureus Cav.)
<キク目・キク科・キク亜科・ハルシャギク連・コスモス属>
 
2013/7/1                        2013/10/1
キク科コスモス属の一年草で、メキシコ原産の帰化植物。
コスモスの名が付いているが、オオハルシャギク(コスモス)とは同属別種である。
日本では、園芸品種のひとつとして広く栽培されているが、一部は逸出して野生化している。
葉は、オオハルシャギクよりも切れ込み方が深く、裂片の幅も広い。
花色は、黄色か橙色が多いが、濃赤色の品種もある。
一重咲きと八重咲きがあるが園芸品種は八重咲きが多い。
暑さに強いため、オオハルシャギクよりも早く咲き始め、6月〜11月が花期となる。

多摩川への途中の幹線道路の中央分離帯で、花を咲かせていました。
花色は黄色だけだと思っていたのですが、橙色のものも交じっていたようです。


コセンダングサ(Bidens pilosa var. pilosa)
<キク目・キク科・キク亜科・ヒマワリ連・センダイグサ属>

2012/6/25                 2012/6/25                 2012/9/4
キク科センダングサ属の1年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
世界の暖帯から熱帯にかけて広く分布する。

2012/6/25
多摩川に行く途中の道端で、ママコノシリヌグイに交じって、1本だけ顔を出していました。
一見、花が散った後のように見えますが、これでも咲き始めです。
コセンダングサには花びらのある舌状花はなく、筒状花だけがあるためです。
ちなみに、秋に結実してそう果になると、先端に下向きの刺がある冠毛で服に付く嫌われ者です。

※ 花の拡大写真で、外周の筒状花に白く見えるところがあります。
コセンダングサとシロノセンダングサの雑種(アイノコセンダングサ)の可能性があります。

2012/9/4
コセンダングサが中央まで咲いて、盛り上がっている物がありました。
1枚目とは、異なる花のように見えますが、同じものです。

 
2012/9/14
多摩川の川縁近くに生えていたコセンダングサが咲きはじめました。
川縁の刈り残した部分に一列に並ぶように咲いています。

 
2012/10/17
多摩川の川縁近くに生えていたコセンダングサですが、そう果ができはじめました。
といってもまだたくさん花を咲かせ、いろいろな昆虫(主にチョウやハチ)が集まっています。


2012/12/26
多摩川の川縁に残っていたコセンダングサですが、すっかり枯れて、オブジェのようです。

コシロノセンダングサ(Bidens pilosa var. minor)
<キク目・キク科・キク亜科・ヒマワリ連・センダイグサ属>
 
キク科センダングサ属の1年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
本州中部以西に広く帰化しており、世界の熱帯に広く分布する。

2012/10/27
多摩川の土手といっても、いつもの散歩コースより10kmほど上流で見かけました。
コセンダングサと異なり、立派な4〜7個の白色の舌状花を持っています。
本種とコセンダングサの雑種が、次のアイノコセンダングサです。
なお、別名としてシロバナセンダングサ、シロノセンダングサと呼ばれることもあります。


アイノコセンダングサ(Bidens pilosa var. intermedia)
<キク目・キク科・キク亜科・ヒマワリ連・センダイグサ属>
 
キク科センダングサ属の1年草で、コシロノセンダングサとコセンダングサの雑種。
日本では、北海道から四国、九州と全土に広く分布する。

2012/10/3
多摩川に行く途中の道端に、コセンダングサの群落があります。
その中にアイノコセンダングサらしき個体があるとコセンダングサの所で記しました。
白い筒状花でしかなく、花弁状にはなっていませんでしたが、中に白い花弁を付けたものがありました。
白い花弁といっても、コシロノセンダングサほど立派な花弁ではありませんので、アイノコセンダングサとしました。

白い花弁を付けた株は、それほど多くありませんが、所々で見られます。
コセンダングサが大多数ですが、白い筒状花を持つものもあり、雑種化が進んでいるのかもしれません。

 
2012/10/9
多摩川に行く途中の道端に咲くアイノココセンダングサです。
この時期、花が少なくなるので、セイヨウミツバチが花粉や蜜を集める良い場所になっているようです。


2012/10/15
アイノコセンダングサのそう果です。
この状態になってしまうと、コセンダングサと区別するのは不可能ですね。


キツネアザミ(Hemistepta lyrata)
<キク目・キク科・アザミ亜科・キツネアザミ属>

キク科キツネアザミ属の越年草で、史前帰化植物とされている。
日本では、本州から、四国、九州、沖縄まで分布している。
海外では朝鮮半島、中国、インド、オーストラリア等に分布している。

2012/5/9
多摩川に行く途中の道端で見かけましたが、確認できたのはこの1ヶ所のみです。
アザミの花に似ていますが、葉に刺がなく、それで識別可能です。


アメリカオニアザミ(Cirsium vulgare)
<キク目・キク科・アザミ亜科・アザミ連・アザミ属>

キク科アザミ属の多年草で、名前に「アメリカ」が入っているが、ヨーロッパ原産の帰化植物。
紛らわしいので「セイヨウオニアザミ」と呼ばれることもある。
日本では、北海道から本州、四国に分布している。
海外では、アジア、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアに移入分布している。

2012/7/3
多摩川に行く途中の道端で見かけました。
花はきれいな紫色なのですが、その刺々しい姿が印象的なアザミでした。
とにかく、花の部分以外、茎や葉はもちろん、花の基部の総苞片にまで鋭い棘があります。
しかも、その棘は鋭く尖っていて、手袋もしっかりしたものでないと簡単に貫通しそうです。


2013/7/11
河川敷ではありませんが、武蔵小杉の綱島街道脇の工事現場に巨大な株を作っていました。
一部は、既に綿毛になっており、風に乗って飛ぶ準備をしていました。
良く見ると、綿毛には枝毛がたくさん出ていて、大きくても風に乗りやすい工夫があります。

※ アメリカオニアザミの成長過程など、詳細はこちらを参照ください。


オニタビラコ(Youngia japonica)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・オニタビラコ属>
 
キク科・オニタビラコ属の越年草で、北海道から九州まで平地や丘陵地で見られる。
日本以外では、朝鮮半島や中国、東南アジアに分布する。

2012/5/24
春先には、あちこちで見かけましたが、この個体は、散歩コースの多摩川の土手の草むらの中にまぎれていました。
2枚目の写真の奥に、オニタビラコの種(そう果)がみえるが、白い冠毛がある。
なお、似ているヤブタビラコ属のヤブタビラコやコオニタビラコには、そう果に冠毛がないので区別できる。


マメカミツレ(Cotula australis)
<キク目・キク科・マメカミツレ属>

キク科マメカミツレ属の一年草で、オーストラリア原産の帰化植物。
暖かい地方に分布している。

2012/5/9
多摩川に行く途中の道端で見かけました。切り株の根元に生えていたマンネンタケの直ぐ横です。
最初見たとき、花なのかどうかよくわかりませんでしたが、よく見ると黄緑色の花でした。
マメカミツレの頭花は中心に両性の筒状花、その周りに雌しべのみの雌性花が並びます。
その周りを総苞片がぐるりと一列に取り囲んでいます。

果実は、周辺の雌性花のものは翼があり、中心の両性化のものは翼のない楕円形をしているそうです。
残念ながら、成熟する前に除草されてしまい、それを見ることはできませんでした。

 
2012/12/26
多摩川の河川敷で、マメカミツレの花を見かけました。
小さな株で、花は数個確認できただけです。

 
2013/1/11、17
多摩川に向かう道端で、マメカミツレがたくさん咲いているのに気が付きました。
以前は、ドクダミなどが生えていた場所です。
それらが除草された後、生えていたようですが、気が付きませんでした。
1/11に撮影した後、1/15に大雪で埋もれてしまっていたのですが、1/17には一部が顔を出していました。


ペラペラヨメナ(Erigeron karvinskianus)
<キク目・キク科・キク亜科・ムカシヨモギ属>

キク科ムカシヨモギ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
関東以西、四国、九州に分布している。
海外では、アフリカ、ヨーロッパ、アジアに分布している。

2012/8/21
多摩川に行く途中の道端で見かけました。
なかなか、名前が分からなかったのですが、他の植物を調べていて、ペラペラヨメナと分かりました。
絡み合った茎の先に1つだけ花を咲かせているのですが、直径15mm程の大きさなので、あまり目立ちません。
白い舌状花と中心の黄色い筒状花なので、見た目はヒナギク(デージー)を小さくした感じです。


オオブタクサ(Ambrosia trifida)
<キク目・キク科・キク亜科・ブタクサ属>

キク科ブタクサ属の一年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では、ほぼ全国に分布している。海外でもヨーロッパ、アジアに帰化し、分布している。

2014/8/6
多摩川の川縁で護岸工事を行ったためと思われますが、巨大なオオブタクサの群落が出現しました。
今までは、他の野草などが茂っていたこともあり、これほど草丈は高くならず、株もそこそこでした。
それが、護岸工事の際、他の野草が抜き取られたことで、一気に繁茂したようです。
草丈は2mを超え、生えている数も半端な数ではなくなったため、大きな壁になっています。

花粉症の原因にもなりますので、秋の開花時には要注意ですね。


2014/9/2
川縁のオオブタクサですが、枝先に大量の花穂を出し始めました。
既に、一部の花穂では黄色く開花が始まっています。

 
2014/9/18
オオブタクサが満開状態となり、青空をバックに黄色い雄花が目立ちます。
その雄花の下には、しっかりと雌花も開花していました。


2014/10/3
川面が見えないほど枝葉を茂らせていたオオブタクサですが、10月になるとご覧のとおりです。
下部の葉などは枯れ落ちて、川面が見えるようになりました。


ホタルブクロ(Campanula punctata)
<キク目・キキョウ科・ホタルブクロ属>

   2013/6/12               2013/6/28            2013/6/28
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、在来種。
日本では北海道南部から本州、四国、九州に分布し、日本以外では、朝鮮半島から中国に分布する。
開けた乾燥気味の草原や道ばたなどで見られる草本で、初夏に釣鐘型の花を咲かせる。
花は下向きに咲き、花色には淡赤紫色のものと白色のものがあり、前者が関東に、後者が関西に多い。
山間部で見かけるものには、変種のヤマホタルブクロが多く、見かけは良く似ている。

多摩川への途中の公園で、ホタルブクロが植栽され、花を付けていました。
花色は白に近く、花冠の先の方がわずかに淡い赤紫色になっている程度です。



ホタルブクロ(左)とヤマホタルブクロ(右)

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ホタルブクロとヤマホタルブクロの識別の決め手は、萼片の形です。
ホタルブクロの場合は、付属体の副萼片が反り返っています。
ヤマホタルブクロの場合は、萼片と萼片の間が盛り上がるだけです。



タケニグサ(Macleaya cordata)
<キンポウゲ目・ケシ科・タケニグサ属>

ケシ科タケニグサ属の多年草で、在来種。
日本では本州から四国、九州に分布し、日本以外では、東アジアに分布する。
荒れ地や空き地などに最初に見られるパイオニア植物の代表種で、草丈は1mを超える。
葉には大きな切れ込みがあり、裏面は細毛があり白っぽく見える。
茎の先に円錐花序を付け、小花をたくさん付ける。
花には花弁はなく、ツボミの時に白く見えているのは、2枚の萼。
開花と共に萼も落ち、多数の細いオシベが目立つ。

2013/5/29
多摩川への途中の幹線道路の中央分離帯で、植栽に交じってタケニグサが生えていました。
まだ、若い株のようで、草丈は50cm程しかなく、未開花の円錐花序が付いていました。


2013/6/27
1ヶ月ほど経過したタケニグサの様子です。
花は、円錐花序の先の方に一部が残っているだけで、後は果実になっていました。
花は、中央に花柱が伸び、花頭は赤褐色を帯びています。
多数のオシベが花柱の周りにあり、白い部分が花糸で、その先のくすんで折れ曲がっている部分は葯です。
花後、花柱の部分が成長して果実になりますが、まだ、未成熟な状態でした。
果実は、熟すると垂れ下り、白い粉を吹いたようになります。


コミカンソウ(Phyllanthus urinaria)
<キントラノオ目・コミカンソウ科・コミカンソウ属>
 

 
コミカンソウ科コミカンソウ属の一年草で、在来種。別名をキツネノチャブクロという。
日本では、本州から四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、ジャワ島、スリランカ、インド東部に分布する。
草丈は40cm程になり、直立茎は紅色を帯びる。そこから分枝のない小枝を横に出す。
小枝には、左右二列に分かれて密に互生し、小枝は羽状複葉の様を呈する。
小枝の葉は、就眠運動を行い、夜になると二列が上向きに閉じる。
花は単性で、7月〜10月に小枝の中央より先に雄花、中央より基部に雌花を付ける。
果実は、直径3mm程の潰れた球形で、熟すと赤っぽいミカンのような形状になる。
それが本種の名前の由来でもある。

2013/10/3
多摩川への道路脇で、以前からどのような花が咲くのかと気になっていた野草が、大変身していました。
その果実を見て、コミカンソウであったことに気が付いたのですが、小枝にたくさんの果実を付けています。
コミカンソウの花は、直径1mmに満たない非常に小さな花ですので、良く見ないと分かりません。
小枝の先の雄花が、まだ、咲き残っていましたが、花と言われなければ気が付かないでしょう。
果実は、熟したものは朱色に近い色ですが、未成熟なものは黄色っぽく、ミカンを思わせる色と形です。

 
2014/11/17
昨年見かけたコミカンソウを、もっと早い時期に撮影しようとしたのですが、夏には見かけませんでした。
秋になって、通りかかった時、小さなコミカンソウがたくさん生えているのに気が付きました。
夏に見かけなかったのは、除草されたためと思われ、その後発芽したもののようです。
数は多いのですが、高さが10cmにも満たない小さなものが大半です。
道路際で、少し大きめ(といっても20cmもありませんが)ものを見つけて、撮影しました。
昨年より撮影時期が遅いためか、オレンジと言うよりは赤に近い色をしています。


ナガエコミカンソウ(Phyllanthus tenellus)
<キントラノオ目・コミカンソウ科・コミカンソウ属>

コミカンソウ科コミカンソウ属の一年草で、アフリカおよびインド洋のマスカレーヌ諸島が原産の帰化植物。
日本では、本州の関東以南に分布する。元々は、温室などで繁殖していたものが逸脱したと思われる。
原産地では、木本状にまで成長するようですが、本州では越冬できず、1年草になっている。
葉は、互生し、2cmほどの卵形で短い葉柄があり、全縁で両面無毛です。
葉腋に、直径が2mmにも満たない、花被片が5枚の淡緑色の小花を咲かせる。
雄花と雌花が同居するが、雌花の方が花柄は長い。
果実も直径2mmほどの扁球状で、葉の上に乗るように生る。

2014/7/18
多摩川への道路脇で、ハギの葉のような草本が数株密集していました。
良く見ると、ツボミのようなものが、葉の上に乗っかっていました。
そのため、開花はまだ先と思い、取りあえず写真に撮り、後で調べることにしました。
写真を拡大して、誤解していることが分かりました。ツボミと思ったのは果実です。
そして、目立たない淡緑色の花を咲かせていたのです。
果実の形状等からコミカンソウの仲間と判断して探したところ、本種と分かりました。

 
2014/7/22
左の葉腋に付くように咲いている、白く縁取られた淡緑色の花被片の花が雄花です。
右の葉腋から長く突き出た花柄の先に付いているのがナガエコミカンソウの果実です。
葉の上の果実は、かなり大きくなっていますが、右の茎に沿っている方は、子房膨らみ始めたばかりのようです。
コミカンソウと違い、ナガエコミカンソウの果実は、緑色でツルっとしています。


ショウジョウソウ(Euphorbia heterophylla var. cyathophora)
<キントラノオ目・トウダイグサ科・トウダイグサ亜科・トウダイグサ連・トウダイグサ属>

2013/7/3                2013/11/13                 2013/11/13
トウダイグサ科トウダイグサ属の一年草で、北アメリカ南部、ブラジル原産の帰化植物。
草丈は1mほどに成長し、葉は長卵形または中央のくびれたバイオリン型で互生する。
茎の上部に葉が集まって苞状となり、その中心に、雌雄異花の小花が集まった花序を作る。
花期には、花の周囲の苞や葉が、全体か一部が赤色に変わる。

多摩川への道路脇の民家の隙間に生えている本種を見かけました。
7月に見た時には、背も低く、小さな株でしたが、11月には大きな株になっていました。


2015/10/27
今年もショウジョウソウが大きく育ち、花の周りに赤い葉を展開していました。
トウダイグサ科の花は、特殊なもので、1つの花のように見えるものが杯状の1つの花序です。
そして、その中から横に飛び出しているのが雌花で、大きな子房とその先に3裂した花柱があるのみです。
雄花は、1個のオシベのみで、雌花同様に萼片も花被片もない無花被の花です。
杯状花序から、1個の雌花と複数の雄花が飛び出しているので、1つの花序が1つの花のように見えます。
なお、杯状花序には、たらこ唇のような腺体が1個あり、蜜を供給しています。


コニシキソウ(Chamaesyce maculata)
<キントラノオ目・トウダイグサ科・トウダイグサ亜科・トウダイグサ連・トウダイグサ属・ニシキソウ亜属>

トウダイグサ科トウダイグサ属ニシキソウ亜属の一年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では、北海道から四国、九州とほぼ全国で見られる。
海外でも、東アジアやニュージーランドに帰化している。

2012/9/10
多摩川への道端で大きな株がいくつも見られます。
写真の通り、四方八方に地面を這うようにして広がります。
葉には暗紫色の斑紋がありますが、ないものもあります(写真2参照)。
また、茎を切ると白い汁がにじみ出てきます。

花など咲いていないように見えるのですが、葉の付け根あたりに花序を付けています。
カップ状の総包が花弁のように見えます(写真1のピンクや白のU字状のもの)。
その内側に雄蕊のみの雄花と、その中央に雌蕊のみの雌花がありますが、小さ過ぎて見えていません。
そして、全体で1つの花のようになっている、非常に特殊化した雌雄異花の草本です。


エノキグサ(Acalypha australis)
<キントラノオ目・トウダイグサ科・エノキグサ亜科・エノキグサ連・エノキグサ属>
 

 
トウダイグサ科エノキグサ属の一年草。
日本では、北海道から四国、九州とほぼ全国で見られる。
海外では、東南アジアから東アジアにかけて分布する。

2012/9/6
多摩川への道端や河川敷の土手で見られます。
花序は葉腋から出て、苞葉から突き出た穂状の花序に小さな雄花多数付ける(写真1)。
その苞葉の基部に瘤のような雌花を付ける(写真2)。

写真3の中央の花序ですが、花序の先端にも雌花が付いています。
根元にも雌花があり、この位置に付くのが本来の姿です。
このような花序は、これ1本だけで、他では見たことがないので、奇形なのでしょう。


トクサ(Equisetum hyemale)
<トクサ目・トクサ科・トクサ属>
 
2013/7/1
 
2013/7/2
トクサ科トクサ属の常緑多年草で、在来種。
日本では、本州中部以北で、湿地に自生している。
海外では、サハリンから千島、朝鮮半島から中国、シベリア、欧州、北米に分布する。
地下茎で広がり、そこから多数の濃緑色の地上茎を林立させる。
地上茎は、直立して枝を持たず、棒状に1m近くまで伸びる。
葉は、地上系の数cm毎の節の部分に輪生するがごく小さい。
夏に、茎頂にツクシの胞子嚢穂と良く似た穂を付ける。
茎にケイ酸を含み、細かい溝が合ってざらつくので、工芸品の研磨に利用されていた。

多摩川への道端脇の公園の一角でトクサが大きな群落となっていました。
除草されることもなく、放置されているからでしょうか、好き放題に広がっています。
幾つかの地上系の先に、胞子嚢穂が付き、大きくなっていました。









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