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おさんぽ録 野草編(夏W)



近くの多摩川の河原やその途中で撮影した季節を彩る野草や低木です。

< トピック >

今回、新たに判明した下記の野草を追加しました。

マツバゼリ(未同定だったもの)



ここでは、APG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
イネ目
イネ科(ジュズダマ、エノコログサ、ムラサキエノコロ、キンエノコロ、セイバンモロコシ、カモガヤなど)
カヤツリグサ科(カヤツリグサ、アオガヤツリ、マスクサ)
ショウガ目
カンナ科(カンナ)
マメ目
マメ科マメ亜科(ラッカセイ)
キジカクシ目
アヤメ科(ヒメヒオウギズイセン)
キジカクシ科(ヤブラン)
ヒガンバナ科(ニラ、ハタケニラ、アガパンサス、アフリカハマユウ)
ツユクサ目
ミズアオイ科(ホテイアオイ)
アオイ目
アオイ科(モミジアオイ、ウキツリボク、オクラ)
セリ目
セリ科(ヤブジラミ、マツバゼリ)
 
ハラタケ目
ハラタケ科(オオシロカラカサタケ)
ヒダナシタケ目
タバコウロコタケ科(カワウソタケ)
多摩川とその近隣の夏の野草
和名インデックス


ラッカセイ(Arachis hypogaea)
<マメ目・マメ科・マメ亜科・クサネム連・ラッカセイ属>

マメ科ラッカセイ属の一年草で、南米原産の移入種。
16世紀に、世界中に栽培が広がったとされている。

2012/9/3
多摩川に行く途中の道端で、栽培されているのを見かけました。
野草ではないのですが、その花を間近で見ることは少ないので撮影しました。
お昼頃にはしぼみ始めてしまいますので、開いているところを撮影できたのはこの日が初めてです。
花のある所から、下の方に茶色の根のようなものが下に伸びているのが分かると思います。
これが地中に刺さって、その先によく見るラッカセイの殻ができます。


ジュズダマ(Coix lacryma-jobi)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・ジュズダマ属>

イネ科ジュズダマ属の多年草で、熱帯アジア原産の帰化植物。
日本では本州から四国、九州に分布している。
ジュズダマの栽培品種がハトムギ(Coix lacryma-jobi var. ma-yuen)である。

2012/6/29
多摩川に行く途中の道端で見かけます。
本来、水辺に生育する植物なので、河川敷にあってもおかしくないのですが、多摩川では見かけません。

ジュズダマの花は、変わっていて、穂の先に雄花、基部に雌花があります。
その基部の丸い実のようなものは、雌花を苞葉の鞘が変化して硬化したものです。
その玉状の実の先端から雌花のひも状の柱頭(写真1の白っぽいひも状のもの)が伸び出します。
雌花が受粉して果実になると、苞葉鞘の中で成熟し、鞘ごとポロリと落ちます。

ハトムギは、ジュズダマの栽培品種で、苞葉鞘が比較的柔らかで、簡単に取れるそうです。
写真のものが、ジュズダマなのか、ハトムギなのか、秋になったら確認しようと思います。

※ 確認した結果ですが、非常に硬い苞葉鞘でしたので、ジュズダマに間違いないです。


2013/7/31
昨年の写真は、ピンボケ気味でしたので、撮り直したものです。
雄花穂のオシベの形がよく分かると思います。
雄花穂が開花する前のものでは、雌花の柱頭が先んじて伸びています。


メヒシバ(Digitaria ciliaris)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・メヒシバ属>

イネ科メヒシバ属の一年草で、世界の温帯から熱帯に広く分布する。
日本では北海道から四国、九州に分布している。

2012/8/23
多摩川に行く途中の道端でも、河原でも見かけます。
花は、茎が立ち上がり、その先に数個の穂を、最初は束になって出します。
その後、しだいに放射状に広がっていきます。
小穂がその穂の軸の下面の左右に1列ずつ付きますが、オヒシバのように密ではないので、ひょろっとしています。

 
2013/8/27
多摩川の土手の則面では、メヒシバの大きな群落がみられます。といっても、除草されるまでの事ではありますが。
ちょうど、メヒシバの開花している穂がありましたので、アップで撮影してみました。
この撮影の後、すっかり除草されてなくなってしまいました。


エノコログサ(Setaria viridis)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・キビ連・エノコログサ属>

イネ科エノコログサ属の一年草で、ネコジャラシの俗称がある。
日本全国に分布し、全世界の温帯に分布する。

2012/8/23
多摩川の土手や河原の草地に極普通に見られます。
緑色の円柱状の花穂をほぼ垂直に付けますが、いくぶん垂れる場合もあります(中央)。
子供の頃、猫相手に目の前で振って面白がっていたのを思い出します。

エノコログサを調べていて知ったのですが、アワ(Setaria italica Beauv.)もエノコログサの変種とのこと。
そのアワとエノコログサの雑種(オオエノコロ)もあるそうです。


エノコログサの紅葉

   .
2016/11/11
兵庫県の瀬戸内海沿岸近くで見かけた、紅葉したエノコログサです。
最初見たとき、ムラサキエノコロかと思ったのですが、ちょっと違和感がありました。
後でいろいろ調べてみて、違いが分かりました。葉や果実は紫色ですが、芒は白いのです。
ムラサキエノコロは、芒が紫色ですが、果実は緑がかっています。
季節がら、紅葉したエノコログサと分かりました。下記ムラサキエノコロの写真と比較してください。
なお、右端の写真には、紅葉していない緑色のエノコログサが散見されます。



ムラサキエノコロ(Setaria viridis form. misera)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・キビ連・エノコログサ属>

イネ科エノコログサ属の一年草で、日本全国に分布する。

2012/10/27
多摩川の土手といっても、いつもの散歩コースより10kmほど上流で見かけました。
いつもの散歩コースと異なり、あまり手入れされていないようなので、自然に近い感じの場所です。
そのため、かなり植生が異なっており、散歩コースでは見られない植物が散見されます。
このムラサキエノコロもその1つで、かなりの数が群生していました。
一見して、その色合いがエノコログサとはかなり異なることが分かると思います。


キンエノコロ(Setaria glauca)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・キビ連・エノコログサ属>
 
2012/8/23                 2012/9/6    .
イネ科エノコログサ属の一年草。
日本全国に分布し、全世的には北半球の温帯に広く分布する。

2012/8/23
多摩川の土手や河原の草地に極普通に見られます。
エノコログサとは円柱状の花穂が細めで長く、ブラシ状の毛が金色に見えるからです。
あまり区別したことがないのですが、日本にはエノコログサ属が7種分布しているそうです。


   2013/9/11                 2013/9/17            2013/9/18
多摩川の河川敷の通路脇で見かけたキンエノコロです。
逆光気味に撮影して、黄金色に見える芒を強調してみました。

 
2015/9/3                       2015/9/14
今年は、昨年より大きな群落が増え、多摩川の土手上の通路の両脇ではあちらこちらで見られます。
3年前に見かけた時は、小さな群落が所々に見られる程度でしたので、一気に繁殖した感じです。


アキノエノコログサ(Setaria faberi)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・キビ連・エノコログサ属>

イネ科エノコログサ属の一年草。
日本全国に分布し、朝鮮半島から中国、サハリン等に広く分布する。また、北米にも帰化している。

2012/9/12
多摩川に向かう途中の道端にメヒシバに交じって見られます。
エノコログサとは円柱状の花穂が長く、その花穂が重そうに垂れるので区別できます。
また、花穂の小穂が種子を完全に隠している(エノコログサ)か、はみ出している(アキノエノコログサ)かの違いもあります。
といっても、10倍くらいに拡大しないと見分けられません。
両者を比較できれば、アキノエノコログサの方が小穂がかなり大きいので、見分けられます。

 
2013/9/18
多摩川に向かう道路脇の学校の裏庭で、重そうに穂を垂れているアキノエノコログサを見かけました。
小学生が、大きな穂を持っているのを見かけたことがあるのですが、ここから採取したのかもしれません。


セイバンモロコシ(Sorghum halepense)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・モロコシ属>

イネ科モロコシ属の多年草で、地中海地域のヨーロッパ中東原産の帰化植物。
日本では本州から四国、九州に分布している。
世界的には、熱帯から温帯にかけて広く分布している。
根茎、種子の両方で繁殖するため、根絶が難しい雑草である。

2012/7/25
多摩川の土手で大繁殖し、2m近い穂を伸ばしています。
夏の前の除草後、一気に伸びて一面を覆い尽くしています。
大きいのと数が多いので、他の植物は通路脇など一部を除いてほとんど見られなくなりました。


2012/8/23                 2012/9/11                 2012/9/25
8/23 セイバンモロコシがさらに伸び、一面を覆い尽くしているので、見晴らしが悪いです。
9/11 9月に入って土手の除草が行われ、セイバンモロコシがなくなったため、見晴らしが戻りました。
ただ、多くが結実した後の除草のため、多くの種子が落ちて、繁殖を助長しているものと思われます。
土手にこれほどの大群落を作った原因の1つではないかと思われます。
9/25 2週間もすると、除草されて枯れ草色一色だった所に、緑の新芽が伸び始めています。
一方で、セイバンモロコシの実は、スズメ、ムクドリ、カワラバト(ドバト)にとっては天の恵みになっています。
普段では目にしないほどの数が集まり、さかんに啄んでいます。


2012/10/17
セイバンモロコシですが、よく見ると、小穂に芒(のぎ/ぼう)があるものと、ないものがあります。
左2枚の写真で、先の方から出ている髭のようなものが芒ですが、右2枚の写真では見られません。
この芒がまったくないものは、ノギナシセイバンモロコシ(ヒメモロコシ)と呼ばれます。
多摩川の土手では、両者が入り混じっていて、同じ場所に混生しています。

 
2013/8/21
多摩川の土手で、いまわ盛りと黄色い葯をたくさんぶら下げているセイバンモロコシの直ぐ横に、
たわわに実を付けて、垂れ下っているセイバンモロコシがありました。

 
2013/9/27
今年は、土手の除草のタイミングが遅く、多くの実を付けたセイバンモロコシが大量に残っています。
それが、野鳥にとって良い食料になったようです。特に小柄なスズメにとっては都合が良いようです。
たくさんのスズメが、穂に止まって盛んに啄んでいます。
場所によってはすっかり食べつくされて、左の写真のように穂の茎だけになったものが並んでいます。


シマスズメノヒエ(Paspalum dilatatum Poir.)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・スズメノヒエ属>

イネ科スズメノヒエ属の多年草で、南アメリカ原産の帰化植物。
日本では関東以西、四国、九州に分布している。
牧草として栽培されることがある。

2012/7/24
多摩川の土手や草原で見かけます。
スズメノヒエとよく似ていますが、オシベの葯が黒紫色(スズメノヒエは黄色)なので、区別は容易です。
また、小穂に毛があり、葉に毛がない(スズメノヒエは逆)事でも区別できます。


2013/7/1
多摩川への途中にある神社の境内で見かけたシマスズメノヒエです。
ちょうど開花して、たくさんの黒いオシベの葯が見えていました。


オギ(Phragmites australis)
<イネ目・イネ科・キビ亜科・ススキ属>
 
2014/8/5                             2013/11/11
イネ科ススキ属の多年草で、日本全国に広く分布している。
日本以外では、朝鮮半島から中国、台湾に分布する。
オギは、ススキによく似るが、ススキのような株を作らず、横に広がる。
また、ススキより花穂は大きく、小穂の基部に付く毛は白くて長く、また、芒がない。

2014/8/5
多摩川の河川敷で、川縁を覆い尽くしているオギの群落です。
秋にはオギも、右の写真のように穂を出してきますが、今は伸び盛りといったところです。


オヒシバ(Eleusine indica)
<イネ目・イネ科・ヒゲシバ亜科・オヒシバ属>
 

 
イネ科オヒシバ属の一年草で、世界の温帯から熱帯に広く分布する。
世界に数種あるが、日本では本州から四国、九州に本種のみが分布している。

2012/6/29
多摩川に行く途中の道端でも、河原でも見かけます。
花は、茎が立ち上がり、その先に数個の穂を放射状に付けます。
小穂がその穂の軸の左右に1列ずつ付くので、幅広く見えます。
その小穂に数個の小花が付きますが、左上の写真は、その小花からオシベやメシベが顔を出しているところです。


カモガヤ(Dactylis glomerata)
<イネ目・イネ科・イチゴツナギ亜科・カモガヤ属>

イネ科カモガヤ属の多年草で、ユーラシア原産の帰化植物。
日本では北海道から四国、九州に広く分布している。
海外でもアフリカ、アジア、南北アメリカ、オセアニアと広範囲に移入分布する。
日本では牧草として移入され、野生化して広がった。

2012/7/24
多摩川の土手や草原で見かけます。
英名のオーチャードグラス(Orchardgrass)の名前でも知られた牧草です。
また、スギのシーズン後に起こる花粉症の原因としても知られています。


カヤツリグサ(Cyperus microiria)
<イネ目・カヤツリグサ科・カヤツリグサ属>
 
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の一年草で、日本では本州から四国、九州に分布している。
日本以外では、朝鮮半島から中国に分布している。
花を付ける花茎(稈[かん])は数十cmになり、細くてかたい。葉は、稈より短く、幅は数mmしかない。
花序は散形で、花序枝を複数出し、苞葉は5枚前後あり、内数本はかなり長い。
黄褐色で線形の小穂はまばらに付き、長さは10mm程。20個ほどの花を付ける。

2012/8/22
多摩川に行く途中の道端で見かけました。
全体的につやのある緑色で、茎の断面が三角形になっているのが特徴です。
小穂が花序枝にバラバラとばらけて付いています。


アオガヤツリ(Cyperus nipponicus Franch.et.Savat.)
<イネ目・カヤツリグサ科・カヤツリグサ属>
 
2012/6/29                      2012/7/2
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の一年草で、日本では本州から四国、九州に分布している。
日本以外では、朝鮮半島から中国に分布している。
花を付ける花茎(稈[かん])は20cm程。葉は、幅は2mm前後の線形。
淡緑色の小穂が多数密生し、球状に付く。
苞葉は5枚前後あり、内数本はかなり長い。

2012/6/29
カヤツリグサ科で、多摩川の土手や河原で見かけたのは本種のみでした。
写真は、河原の草地で、シロツメクサなどと混じって生えていたものです。
全体的につやのある緑色で、茎の断面が三角形になっているのが特徴です。
カヤツリグサのように小穂がばらけずに、まとまって球状に付く点が異なります。


2012/10/27
アオガヤツリも成熟が進み、緑色だった小穂も黄色みを帯びたり、茶褐色に変わってきました。

マスクサ(Carex gibba)
<イネ目・カヤツリグサ科・スゲ属・マスクサ亜属>
 
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の一年草で、日本では本州から四国、九州に分布している。
日本以外では、朝鮮半島から中国に分布している。
スゲの仲間は湿生のものが多いが、本種は道端から山野まで、広く分布する。
花茎は春に出し、その後、夏まで咲き続ける。
小穂は、花茎の先に少し離れて付き、小穂の下には苞がある。
苞はかなり長いが、特に下の苞は花茎よりも長くなる。
小穂には、雌花の花胞が密生しており、その基部には雄花があるが、鞘に隠れてほとんど見えない。

2014/7/31
多摩川の河川敷で、除草された後に伸び出してきた本種を見つけました。
大きく伸び始めたセイバンモロコシに交じって、花茎を伸ばし、小穂をたくさん付けていました。
以前から分布していたものと思いますが、他の野草にまぎれていて見落としていたようです。


カンナ(Canna indica hybrid)
<ショウガ目・カンナ科・カンナ属>
 
カンナ科カンナ属の一群の植物で多年草。多様な園芸品種がある。
球根で増やすが、暖かいところでは、宿根草として育てることもできる。
熱帯アメリカが原産地で、日本には江戸時代に渡来したとされている(和名:ダンドク)。
日本では、種類によるところがあるが、ほぼ全国で栽培可能。

2012/6/29
多摩川の川縁に野生化したカンナ(花カンナ)がちょっとした群落をつくっています。
写真は、黄色のカンナですが、別の場所に赤色のものも自生しています。


ニラ(Allium tuberosum Rottl.)
<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ネギ亜科・ネギ連・ネギ属>

ヒガンバナ科ネギ属の多年草の緑黄色野菜で、中国西部原産の帰化植物。
日本では、本州から四国、九州に分布している。

2012/9/3
多摩川の河原では、草むらに交じって生えています。
ニラの花は、花弁は3枚ですが、白い苞が3枚あるので、花弁が6枚あるように見えます。
雄蕊(おしべ)は6本、子房は3室になっています。


2012/9/11
一ヶ所、ニラが固まって花を咲かせているところがありました。
これだけ集まって咲いているとちょっと見ごたえがあります。


ハタケニラ(Nothoscordum gracile)
<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ネギ亜科・ギリエシア連・ハタケニラ属>

ヒガンバナ科ハタケニラ属の常緑多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では、関東以西で、東海、紀伊半島、兵庫、徳島など一部の地域に分布している。
海外では、アフリカやオーストラリアにも帰化している。

2012/5/24
多摩川に行く途中の道端や神社の参道で見かけました。
ニラのような葉ではあるが、花が異なるため、はじめは名前が分からず、未分類でした。
別の調べ物をしていて、偶然、名前がわかったのですが、ニラとは属が異なります。

※ 種子と地下茎にできる鱗茎で繁殖し、特に鱗茎による繁殖力が強力で、駆除が難しい雑草の1つだそうです。


アガパンサス(Agapanthus)
<キジカクシ目・ヒガンバナ科・アガパンサス亜科・アガパンサス属>

ヒガンバナ科アガパンサス属の多年草で、南アフリカ原産の園芸植物。
南アフリカでは20種程が知られるが、園芸品種は数百種類はあるようです。
冬でも葉が枯れない常緑種と、枯れてしまう落葉種、その中間種がある。

2012/7/3
野草ではありませんが、多摩川の河原に忘れられたようにポツンと咲いていました。
放任栽培が可能なようなので、以前、誰かに植えられたのか、捨てられて着生したのかだと思われます。


2014/6/17                 2014/6/17                 2014/6/25
今年も、アガパンサスが花茎を伸ばし、たくさんのツボミを付けていました。
ツボミを包んでいた苞(左端の写真でツボミの根元に付いている茶色いもの)が破け、開花までの変化です。


2014/6/27                 2014/6/27                 2014/7/31
6/27 アガパンサスの花をアップで撮影したものですが、紫のグラデーションがきれいですね。
7/31 アガパンサスの花が終わり、結実した姿です。


アフリカハマユウ(Crinum bulbispermum)
<キジカクシ目・ヒガンバナ科・ヒガンバナ亜科・ホンアマリリス連・ハマユウ亜連・ハマユウ属>

ヒガンバナ科ハマユウ属(ハマオモト属)の常緑多年草で、南アフリカ原産の園芸植物。
日本には明治時代初めに渡来し、インドハマユウとされていたが、最近になり本種と判明した。
初夏に花茎を伸ばして散形花序を付け、漏斗形のユリのような花を咲かせる。
花色は、原種では花被片に赤い筋が入ったものが多いが、日本では白花のものが多い。

2014/6/16
野草ではありませんが、多摩川の河原に忘れられたように大きな株があります。
毎年、白い花を咲かせており、ハマユウの仲間だと思っていましが、それ以上は調べていませんでした。
今年、気になって調べたところ、本種と分かりました。
ハマユウの花と比較すると、テッポウユリの花に近い形状と花色です。


ヤブラン(Liriope muscari)
<キジカクシ目・キジカクシ科・スズラン亜科・ジャノヒゲ連・ヤブラン属>
 
キジカクシ科ヤブラン属の多年草で、東アジアに分布する。
日本では、関東地方以西の温暖な環境で生育する。
葉に斑入りのものがあり、観賞用に庭に植えらる。

2013/7/25
今年の2月に見かけたヤブランが花茎を伸ばし、花を咲かせ始めました。
まだ、ちらほらですが、淡い紫の6弁の花がかわいらしいです。

 
2013/9/24
こちらは、斑入りの園芸品種ですが、花色も濃く、花数も多いので見ごたえはあります。
野生種に近いものと園芸品種の違いなのでしょうか。趣がかなり異なります。


ヒメヒオウギズイセン(Crocosmia x crocosmiiflora)
<キジカクシ目・アヤメ科・ヒメトウショウブ属/クロコスミア属>
 
アヤメ科クロコスミア属の多年草で、種間交雑種。
南アフリカ原産の「檜扇水仙(ひおうぎずいせん」と「姫唐菖蒲(ひめとうしょうぶ)」をフランスで交配作出。
日本へは、明治時代の中期に渡来し、現在では各地で野生化している。
花茎は、50cmを超え、上部で分枝して朱色の花を付ける。

2013/6/18
多摩川への道路脇の斜面で、ササや木々の間から花を咲かせている本種を見かけました。
長く伸ばした花茎の先に多くのツボミを付け、数輪が咲いていました。

 
2013/7/1                   2013/7/9
近くの公園の一角に、ヒメヒオウギズイセンが植栽され、たくさん花を付けていました。
花の部分をアップで撮影していました。


ホテイアオイ(Eichhornia crassipes)
<ツユクサ目・ミズアオイ科・ホテイアオイ属>
 
ミズアオイ科ホテイアオイ属の水性浮上多年草で、南アメリカ原産の帰化植物。
日本では、本州の関東甲信越から四国、九州に分布する。
寒さに弱く、冬はほとんど枯れるが、一部でも越冬すると翌年には大繁殖する。

2012/10/3
野草ではありませんが、民家の庭先の水瓶でポツンと咲いていました。
本来は夏の花なので、真夏にはもっと咲いていたのかもしれません。
今年は、残暑が厳しかった後、急激に涼しくなりましたので、残暑を恋しがっているのかも。

※ 日本では大きな問題になっていませんが、世界的にはその繁殖力の強さから「青い悪魔」と呼ばれています。
肥料分の多い水域では、あっという間に水面を覆い尽くし、他の水草や水生動物への悪影響が懸念されます。


モミジアオイ(Hibiscus coccineus)
<アオイ目・アオイ科・フヨウ属>
 
アオイ科フヨウ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
日本では、園芸品種として全国で栽培されているが、逃げ出して野生化しているところもある。
ハイビスカスと同じフヨウ属で、10cm前後の大型の赤い花を付けるのでよく目立つ。

2012/7/20
野草ではありませんが、民家の庭先で大きな花を咲かせていました。
フヨウと同じ構造の花ですが、花弁の間に隙間があり、重なり合うことはありません。
葉は、紅葉のように深裂し、それが名前の由来となっています。


ウキツリボク(Abutilon megapotamicum)
<アオイ目・アオイ科・アブロチン属>
 
2013/10/1             2013/11/5
 
2013/11/5             2013/11/5
アオイ科アブロチン属の常緑半蔓性低木で、ブラジル原産の帰化植物。
日本では、園芸品種として栽培されており、別名は「チロリアンランプ」。
花期は6月〜10月で、葉の脇から長い花柄を垂れ下がらせて、花を付ける。
最初、赤い筒状の萼が大きく膨れてきて、その赤い萼を割るように、黄色い花が付き出して来る。
その黄色い花から濃赤褐色のオシベとメシベが飛び出している。

野草ではありませんが、公園で独特な形の花を咲かせていました。
漢字で書くと「浮釣木」。花が釣り下げられて、宙に浮いているように見えることに由来しているそう。
別名のチロリアンランプは、チロル地方のデコレーションランプに似ていることに由来するそうです。


オクラ(Abelmoschus esculentus)
<アオイ目・アオイ科・トロロアオイ属>
 
2014/9/3                        2014/10/1
アオイ科トロロアオイ属の1年草で、アフリカ北東部原産の野菜。
原産地では多年草であるが、耐寒性がなく、少しの霜でも枯れてしまうため、日本では1年草。
和名は「アメリカネリ」で、別名を「陸蓮根(おかれんこん)」と言う。
普及前から「ネリ」の名で食べられていた地域(沖縄や鹿児島など)以外では、英名のオクラ(okra)が一般名。
花は、黄色い花弁に中心が赤色で、トロロアオイの花と良く似ている。
果実は、先が尖って五つの稜があり、表面に短毛が生えている。
熟すと木質化して固くなるので、若い果実を食用とする。

9/3 野草ではありませんが、民家の庭先で大きな花を咲かせていました。
野菜の花としては、見ごたえのある大きく目立つ花です。
しかし、残念ながら1日花で、早朝に咲いて、昼にはしぼんでしまいます。
10/1 10月に入りましたが、まだ、花を次々に咲かせていました。
花を引き立てているメシベの柱頭をアップで撮ってみました。

※ 沖縄などで栽培されている島オクラ(ネリ)は、在来種で丸くて稜がない果実を付けます。
大きくなってもあまり固くならないので、大きくなったものも食用になります。


ヤブジラミ(Torilis japonica)
<セリ目・セリ科・セリ亜科・ヤブジラミ属>



セリ科ヤブジラミ属の越年草で、日本では全国に分布している。
世界的には、日本も含めたユーラシアに広く分布し、南アジアや北アメリカに帰化している。

2012/7/13
多摩川では川縁の草地にヤブガラシやヘクソカズラに混じって生えていました。
上段中央の写真の葉はヘクソカズラであって、ヤブジラミの葉は、上段右の写真で切れ込みの入った葉です。
花は白色の5弁で、花序の外側の物が大きい。また、花弁は先端中央で中裂し、内側にカールしています。
下段の写真は果実で、形状から想像できる通り、服などに付いて運ばれます。


マツバゼリ(Cyclospermum leptophyllum)
<セリ目・セリ科・セリ亜科・マツバゼリ属>
 
セリ科マツバゼリ属の1年草で、熱帯アメリカ原産の帰化植物である。
以前は、オランダミツバ属(Apium)に分類されていたが、マツバゼリ属(Cyclospermum)に変更になった。
日本では関東以西、九州、四国に分布し、畑や草地、道端などで湿った所を好む。
セリ科の植物なので、独特のにおいを持ち、家畜には、有毒な植物である。
草丈は50cmを超えるまでになる。葉は、大きいもので10cm程になる羽状複葉で、裂片は幅1mm以下と細い。
葉柄は、長いものは10cm程あるが、茎葉では無柄になる。
葉と対生に花序を数本出し、先に多数の小花を付ける。
総苞、小総苞は無く、花は5花弁で、花弁は白色。

2012/7/2
多摩川の河原の草むらで、シロツメクサの中に1株だけ見かけました。
茎も葉もひょろってして細く、花もすごく小さいです。
長らく、名前が分からなかったのですが、別の植物を調べていて本種と分かりました。
外見からセリ科の植物には見えなかったので、同定が難航していました。
しかし、後になってよく見れば、花の形などはヤブジラミに似ていますね。


オオシロカラカサタケ(Chlorophyllum molybdites)
<ハラタケ目・ハラタケ科・オオシロカラカサタケ属>
 
オオシロカラカサタケは傘の直径が20cm程までになる中型〜大型のきのこ。
幼菌時は淡褐色の表皮に包まれているが、成長すると表皮は裂けて傘の表面にササクレ状になって残る。
傘の形は幼菌時は球形で、成長につれ饅頭型に変化し、最後は平らに開く。
ヒダは、最初は白いが、成長につれ青紫色から暗褐色へと変化する。
本種は、毒キノコで、食べると嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状を呈する。

2013/7/1
多摩川に行く途中の神社の境内で、落ち葉などを集めた場所で見かけました。
かなり大きなキノコですが、見るからに毒キノコらしい風態です。


2013/8/29
久しぶりに覗くと、オオシロカラカサタケがかなり増えていました。
完全ではありませんが、フェアリーリングらしい円形の一部分を形成していました。


カワウソタケ(Inonotus mikadoi)
<ヒダナシタケ目・タバコウロコタケ科・カワウソタケ属>

子実体は1年生で、バラ科の植物(サクラ属など)に多数重なって発生する。
7月に鮮やかな狐色の子実体を形成するが、時間の経過で汚れた茶色になる。
傘は径5cm程度半円形で柄はなく、色は黄褐色で、管孔面は灰黄白色である。

2013/6/28
多摩川に行く途中の神社の境内で、サクラの木の幹にびっしり生えた本種を見つけました。
上面の鮮やかな黄褐色と下面の白のコントラストが美しいキノコですが、白く腐らせる腐朽菌です。
このサクラも、幹が腐ってボロボロになって行くのでしょう。


サルノコシカケ(Polyporaceae)
<ヒダナシタケ目・サルノコシカケ科>

サルノコシカケ科のキノコと思われるが、詳細不明。

2012/5/9
多摩川に行く途中の道端で見かけました。
実に見事な子実体で、これからの成長を楽しみにしていたのですが、数日後には消えていました。
中国や日本では、幅広い薬効があるとされているので、採取されてしまったようです。ちょっと残念。

※ この時点では、以前見かけた(下記マンネンタケ参照)子実体の色や形からマンネンタケだと思っていました。

2012/9/6
久しぶりにキノコのあった場所を通ると、大きなキノコになっていました。
子実体を取られた後、また、子実体が出てきていたようです。
それにしても見事に育ったものですが、どう見てもサルノコシカケの仲間にしか見えません。
いろいろ調べてみたのですが、特定できていません。



マンネンタケ(Ganoderma lucidum (Leyss. ex. Fr.) Karst)
<ヒダナシタケ目・マンネンタケ科・マンネンタケ属 >
     .
2011/8/17                       2011/10/10
マンネンタケ科マンネンタケ属の1年生のキノコ。
レイシの別名で呼ばれることも多いキノコで、表面に光沢がある事が特徴。

8/17 町田市の薬師池公園の片隅で、木の根元から顔を出しているキノコを見かけました。
色や形状からマンネンタケの子実体と判断しました。

10/10 2ヶ月経過しても、それほど大きくならず、この年の成長は止まったようです。



キノコ(未同定-1)
<ヒダナシタケ目・サルノコシカケ科?>
 
2013/7/10
多摩川へ向かう道路脇の公園にある切り株にサルノコシカケ科と思われるキノコが出ていました。
上面には環溝はなく、シイタケの花冬(はなどんこ)ような模様があります。
裏面の管孔面は白色で、不規則に穴が開いているのが見えます。
この個体は、かなりの勢いで成長したらしく、直ぐ横で葉を伸ばしていたアヤメを取りこんでいました。
継続観察をと思っていたのですが、この後、アヤメの刈り込み時に除去されてしまいました。
冬になって、このキノコが生えていた個所がボロボロになっているのに気が付きました。
木材腐朽菌であったことを証明するものです。


キノコ(未同定-2)
<ヒダナシタケ目・サルノコシカケ科?>

2013/7/10
 
2013/9/27
多摩川へ向かう道路脇の公園にあるサクラの木にサルノコシカケ科と思われるキノコが出ていました。
上面、下面ともわずかに褐色がかった所がありますが、全体に白っぽいキノコです。
上面に環溝は見られず、のっぺりした感じです。
裏面には管孔がびっしり並んでいます。
秋になって見て見ると、上面は濃褐色になり、下面も褐色が強くなっていました。
そのため、7月に見た時は白っぽいキノコでしたが、秋には茶褐色のキノコになっていました。
大きさ的には多少大きくはなっていましたが、遠目にはほとんど変わりません。










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