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おさんぽ録 野草編(夏X)



近くの多摩川の河原やその途中で撮影した季節を彩る樹木です。

< トピック >

今年新たに見かけた、下記の野草を追加しました。

イチョウの授粉直後の雌花



ここでは、APG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
アオイ目
アオイ科(アオギリ)
キントラノオ目
オトギリソウ科(ビヨウヤナギ、キンシバイ、タイリンキンシバイ)
トウダイグサ科(アカメガシワ)
キンポウゲ目
メギ科(ナンテン)
シソ目
シソ科(ボタンクサギ、コムラサキ)
クマツヅラ科(タイワンレンギョウ)
モクセイ科(トウネズミモチ、オリーブ)
ノウゼンカズラ科(ノウゼンカズラ)
セリ目
ウコギ科(ヤドリフカノキ/ホンコンカポック)
トベラ科(トベラ)
ツツジ目
サクラソウ科(マンリョウ)
エゴノキ科(エゴノキ)
ツバキ科(サザンカ)
バラ目
バラ科(ビワ、シャリンバイ、サンザシ)
フトモモ目
フトモモ科(フェイジョア)
ミソハギ科(サルスベリ、ザクロ)
ブナ目
ブナ科(マテバシイ)
マメ目
マメ科マメ亜科(フジ)
マメ科ネムノキ亜科(ネムノキ)
ミズキ目
ミズキ科(ハナミズキ、ヤマボウシ)
ムクロジ目
ミカン科(サンショウ)
モクレン目
モクレン科(ユリノキ)
リンドウ目
アカネ科(クチナシ)
 
イチョウ目
イチョウ科(イチョウ)
ソテツ目
ソテツ科(ソテツ)
多摩川とその近隣の夏の樹木
和名インデックス


ネムノキ(Albizia julibrissin Durazz.)
<マメ目・マメ科・ネムノキ亜科・ネムノキ連・ネムノキ属>
 
ネムノキ科の落葉高木で、日本の在来種で、本州から四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国に分布する。
樹高は10m程度にまで成長する。葉は互生し、2回羽状複葉で数十cmになる。
6月〜7月に、小枝の先端に淡紅色の花を数十個からなる花序を付け、夕方に開花する。
花は、花糸の長いオシベを多数付け、中程から先が紅色の房のようになる。

2013/7/5
多摩川への道路脇の民家から突き出して咲いているネムノキを見かけました。
まだ、木が小さいためか、花序の花数が少なく、固まって咲いていると丸い1つの花のように見えます。


フジ(Wisteria floribunda)
<マメ目・マメ科・マメ亜科・フジ連・フジ属>

日本の固有種で、本州から四国、九州に分布し、山野に普通に見られる。
公園などで植栽として利用される場合は、藤棚を作って這わせることが多い。
別名、ノダフジ(野田藤)ともいう。
ツルの巻き方は右巻(上から見て時計回り)で、ヤマフジの左巻とは真逆。
4月から5月にかけて咲き、花序は長く、20cmから長いものでは80cmに達する。
夏になると新しい枝先から、また、少し花が咲くことがある。

2014/7/24
多摩川へのいつもの道路より少し離れた公園で、季節外れのフジの花が咲いているのに気が付きました。
花序の数は、数個と少ないのですが、春先と変わらない薄紫の花を咲かせています。
夏に新枝に花が付くことがあるようですが、見たのは初めてです。
花の横には、春に咲いた花の果実がぶらぶらと下がっていました。


2015/8/5
右巻きか左巻きか記憶が曖昧だったので、改めて確認したものです。
間違いなく、右巻きでしたので、本種で間違いはありません。
なお、奥に見える巻いていないのは、ブドウの木です。この棚にはフジとブドウが同居しています。


サンショウ(Zanthoxylum piperitum)
<ムクロジ目・ミカン科・サンショウ属>

2013/6/25                 2013/7/31                 2013/9/17
ミカン科サンショウ属の落葉小高木で、北海道から屋久島まで、広く分布する。
日本以外では、朝鮮半島の南部に分布する。
サンショウは雌雄異株で、雄株と雌株がある。
葉は奇数羽状複葉で、枝に互生し、葉の基部には一対の刺がある。
4〜5月頃、枝先に淡黄色の花を集散花序につけるが、花に花弁はない。
果実は10月頃に赤熟し、2経つに割れて、光沢のある黒色の種子ぶら下がって出てくる。
香りの良い新芽や若葉、若い実は食用になる。

多摩川への道路脇にある小学校の裏で、大きなサンショウ木を見かけました。
気が付いた時には、ちょうど料理に使うには良い大きさになった果実を付けていました。
その後、秋になってふと見ると、果実が赤くなって熟していました。
サンショウの果実が赤くなることを、この時まで知りませんでしたので、ちょっと意外な感じでした。

 
2013/10/17
その後、10月に入ると、果実が割れて、中なら真っ黒な種子が2つぶら下がっていました。
この割れた果皮を乾燥させ、粉末にしたものが粉山椒だそうです。

 
2013/12/5
果実が赤く熟していた頃には青々としていた葉も、12月に入ると一気に黄葉してきました。
この後、12月末には落葉して、すっかり枝だけになってしまいました。


ナンテン(Nandina domestica)
<キンポウゲ目・メギ科・ナンテン亜科・ナンテン属>

メギ科ナンテン属の常緑低木で、中国原産の帰化植物。
日本では、西日本、四国、九州に自生している。

2012/7/3
多摩川に行く途中の公園で、花にクマバチなどが給蜜に訪れていました。
ナンテンの赤い実は印象に残っていますが、花に関してはあまり記憶にありません。


2012/12/27                2012/12/27                2013/1/11
12/27 夏に見かけたナンテンが、真っ赤な果実を付けていました。
真っ赤な球形の果実が、鈴なりに生っているのは人目を引きます。
1/11 ナンテンの実がすっかり無くなっていたため、別の場所でナンテンを葉を入れて撮りました。
ナンテンの実も、ヒヨドリの餌となり、あっという間に平らげられてしまいます。
このたわわに生っている実も、いつまで残っていることやら。

 
2013/5/7
春になり、若葉と共に花軸を伸ばし、花を付ける準備が始まっていました。
昨秋に果実をたわわに付けていた古い花軸も、まだ健在で、新旧そろい踏みといったところです。
まだ、ツボミは固く、花が咲くのはまだ先のようです。

 
2013/5/23
花軸のツボミがずいぶん大きく膨らみ、花が咲くのも近いようです。


2013/6/11
ツボミも大きく膨らみ、ちらほらと開花が始まりました。
白花のため、直ぐに茶色く変色を始め、きれいな花が見られる期間は少ない。

 
2013/7/9
花もすっかり終わり、果実が膨らみ始めています。
ただ、成長途中で枯れてしまった果実も多く、茶色く変色したものが見られます。

 
2013/10/18
果実はすっかり大きくなり、色付き始めています。
もう一ヶ月もすると、真っ赤に色付いて来ることでしょう。


クチナシ(八重)(Gardenia jasminoides)
<リンドウ目・アカネ科・クチナシ属>

2015/6/11                  2012/7/3                  2015/6/11
アカネ科クチナシ属の常緑低木で、日本では、本州の静岡以西、四国、九州に自生する。
日本以外では、中国、台湾、インドシナ半島等の東アジアに広く分布する。

2012/7/3 ナンテンの直ぐ横で、クチナシが見事な八重の花を付けていました。
花弁が多くて、バラのような咲き方になっています。
一重やもっと花弁の少ない八重咲きは、よく見かけますが、ここまで花弁の多いものは初めて見ました。
2015/6/11 ツボミと開花の進んだ花の写真を追加しました。


マンリョウ(Ardisia crenata Sims)
<ツツジ目・サクラソウ科・ヤブコウジ属>

サクラソウ科・ヤブコウジ属の常緑小低木で、在来種。
日本では、本州の関東以南、四国、九州に自生する。
日本以外では、朝鮮半島から中国、台湾、インド、インドシナ半島に分布する。
6〜7月に散状花序を出し、やや下垂したソバカスのある白い花を開く。
11月頃に紅く熟し、その果実が美しいので栽培され、正月の縁起物とされる。
赤く熟した果実は、そのまま越冬し、翌年の4月頃まで見られる。
なお、栽培品種には白や黄色の果実もある。

2013/7/9
多摩川への道路脇の民家の植栽の下で、マンリョウが白い花を咲かせていました。
赤い果実は良く見かけますが、花を見るのは初めてです。
花弁は白く5深裂し、5個の黄色いオシベとその中央にメシベが1本、チョロっと出ています。
花弁にも雄しべにも黒褐色の斑点が、ソバカスのように散在しています。
その花の脇で、昨年に結実した真っ赤な果実がまだ、残っていました。


2013/9/2
今年になって結実した未成熟な果実が、かなり大きくなっていました。
その果実にも、暗褐色の斑点が、点々と付いています。


エゴノキ(Styrax japonica)
<ツツジ目・エゴノキ科・エゴノキ属>
 
2012/3/11                      2014/5/30
エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州、沖縄まで全国の雑木林で見られる。
和名は、果実を口にするとえぐい(えごい)ことに由来する。
花期は5月で、新枝の先端に白い花を房状に多数付け、花は下向きに咲き、芳香がある。
花には数cmの花柄があり、花冠は5深裂してあまり開かない。
オシベは10本あり、その中央からメシベが1本飛び出している。
果実は、長さが2cmほどまでになり、熟すと果皮が破けて褐色の種子が露出する。

公園などでよく見かけるエゴノキ、多摩川への道路脇の公園にもあります。
3月には、枝先に固まって白い花を多数付け、近くを通ると花の香りが匂ってきました。
5月には、花後、メシベを残したまま、子房が大きくなり始めていました。


2014/6/19
6月には、果実も大きくなっていました。
しかし、日当たりの加減か、木によって成長度合いに差があります。


2014/8/26
8月に見に行くと、一部の果実では、種子が露出したり、落果していました。
良く見ると、果皮が引きちぎられたようになっており、花柄にも傷の様なものがあります。
まだ、きれいな果実も残っていますので、鳥に突かれたのかもしれませんね。


2014/9/1                 2014/9/17                 2014/10/10
日陰で成長が遅いエゴノキがあったので、改めて果実の様子を見てみることにしました。
9月中はほとんど変化がなかったのですが、10月になって見に行くと、はじけて種子が落下していました。

 
2014/10/10
直ぐ上の果実がちょうどはじけて、種子が飛び出していましたのでアップで撮ってみました。
果実の外皮が縦に裂けて丸く縮むと、種子が押し出されるようになり、ポロリと落ちるようです。


サザンカ(Camellia sasanqua)
<ツツジ目・ツバキ科・ツバキ属>

2014/3/19                 2014/4/23                 2014/5/9
ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹で、日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島等に分布する。
海外では、台湾、中国、インドネシアなどに分布する。
野生種の花は、白であるが、栽培品種には赤、白、ピンクなどさなざまな花色がある。

3/19 オシベごとボトッと落ちてしまうツバキと異なり、サザンカはオシベが枯れ残っています。
4/23 多くの花の中で、受粉に成功したものは、産毛に覆われた種子が大きくなってきます。
5/9 種子の中には、オシベが残っており物も、すっかり無くなってしまったものもあります。


2014/7/10                 2014/7/18                 2014/8/21
7/10 7月に入ると、サザンカの果実も大きくなり、果実の上部の産毛が無くなって、光沢が出てきました。
7/18 1週間ほどたった時、チャバネアオカメムシが吸汁していました。
その1週間後、果実が黒っぽく変色していましたので、触るとポロリと落果してしまいました。
チャバネアオカメムの食害で、委縮してしまったようです。


2014/9/17                2014/10/10                2014/10/10
1ヶ月弱経過しました。大きさはほとんど変わりませんが、赤みが強くなっていました。
10月になって気が付くと、果実が裂開して種子は落ちていました。
直ぐ横には、裂開途中で種子が付いた状態の果実がありました。


2014/10/14                2015/10/22                2015/10/22
2014/10/14 サザンカの果実は、最初に外皮の1つが裂開するようです。
2015/10/22 その後、残りの2つの外皮が裂開して、種子が現れます。
種子は、アームのようなものに付いていますが、そこから外れて落果します。
種子の向きによっては、うまく落下しないようで、この写真のように残ってしまいます。
しかし、この種子も風などで枝が揺れれば、下に落ちるでしょう。


2014/10/15
サザンカの果実ですが、その裂開する様子を推測してみました。
最初に外皮の1つが裂開するようですが、その内側に種子に付いたアームの様なものがあります。
続いて、残りの2つの外皮が裂開して、種子が現れます。
完全に裂開後、アーム状のものが乾燥によって種子を釣り上げるのかもしれません。
種子に触ると、ポロリとアームから離れて落下しました。
種子には、アーム状のものとつながっていた部分(白っぽい部分)と、数個の凹みがありました。
アーム状のものにも、つながっていた部分と、凹みと一致する黒いものが付いていました。
右端の写真で、アームの表面の小さな黒点ではなく、その上下に突き出している黒い部分です。


サルスベリ(Lagerstroemia indica)
<フトモモ目・ミソハギ科・サルスベリ属>
 
ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木で、中国南部原産の帰化植物。
幹は淡紅紫色で平滑、不規則に薄く剥げ落ち、濃淡のまだら模様が現れる。
葉は対生または互生となり、コクサギ型葉序となることもある。
花期は6月〜9月で、枝先に円錐花序を付け、花を密に付ける。
花弁は6個で、筒状の萼は先が6裂する。花弁は細い筒の先に縮れた円形の拡大部が付く。
花色は、紫色、赤紫色、淡紅紫色、白色と変化に富む。
オシベは、外側の6個は花糸が太くて長く、葯は紫色。その内側に30個前後の黄色い葯のオシベがある。
メシベは1個で、果実は円い刮ハ(さくか)で、種子には広い翼がある。

2012/7/25
庭木としてよく植えられていますが、独特な花の形と、木肌が特徴的です。
筒状の萼が6つに裂け、そこから縮れた6枚の花弁が出てきます。
この写真の花色は、淡い紅色ですが、白花もあります。
この木の木肌は、古い樹皮が次々と剥がれ落ちて、いつもすべすべしています。
そのため猿も滑って登れないの意味で、猿滑と表記することもあります。
ただ、実際には、猿はいとも簡単に登ってしまうそうです。

 
2013/7/9                       2013/7/10
多摩川への途中の公園で見かけた、濃いピンクのサルスベリの花です。


ザクロ(Punica granatum)
<フトモモ目・ミソハギ科・ザクロ属>
 
ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木で、地中海の東部から北西インドが原産の帰化植物。
ザクロには実ザクロと花を観賞する花ザクロとがあり、朱色の花を開く。
萼は6浅裂し、花弁は6枚。花弁は、薄くてしわがある。
果実は花托の発達したもので、球状に大きくなり、秋に赤く熟すと外皮が割れる。
果汁の多い赤く透明な果肉(仮種皮)の粒が無数に入っており、その粒の中心に種子がある。

2013/6/18
多摩川への道路脇で、大きなザクロの木を見かけました。
あまり数は多くありませんが、大きな花をいくつか付けていました。
花弁は時間が経つとピンと伸びるのかと思っていたのですが、しわしわのままだそうです。

そのまますっかり忘れていたのですが、気が付くと、地面に落ちて踏みつぶされた果実がありました。


2014/5/7                 2014/5/20                 2014/6/4
5/7 ザクロのツボミが大きくなり、開花も近くなっていました。
目玉のように黒いアブラムシが1匹付いていて、ツボミが和金(金魚の一種)のように見えます。

5/20 ザクロの開花が始まりました。分厚い萼片が割れて、花弁が開き始めています。


2014/6/4                 2014/6/17                 2014/6/23
開花したザクロで、受粉に成功したものは残りますが、多くは落下してしまいます。
残ったものは、徐々に大きくなっていきます。


2014/7/14                 2014/7/18                 2014/7/18
ザクロもずいぶん大きくなりました。
その中でも、その表面がきれいなものと、黒褐色の斑点がたくさん付いたものがあります。
その黒褐色の斑点ですが、どうやらカメムシに汁を吸われた後のようです。
右の写真では、クサギカメムシが口吻をザクロの表面に突き刺しています。


2014/8/21                 2014/9/18                 2014/10/10
8/21 カメムシの被害に遭わず、大きく成長したザクロが、ほんのりと赤く色づき始めました。
カメムシに吸汁されたものの中には、委縮して落果したものもあります。
9/18 1ヶ月近く経ちましたが、いくぶん外皮の赤みが強くなった程度で、見た目はあまり変わりません。
10/10 どうかなと思って見に行くと、既にぱっくり割れて、中の果実がポロポロと落ちていました。
ザクロの果皮に、突いたり引っ掻いたような傷跡があるものもありましたので、これを食べる鳥もいるようですね。


2014/9/29                 2014/10/10                 2014/10/16
これはザクロが割れる様子を継続して撮ったものです。
きれいな外皮に凹みが広がり、茶色く変色して、部分的に腐ったような感じになります。
その凹みがさらに大きくなって、爆ぜるように外皮がパックリと割れていきます。

 
2014/10/21                 2014/10/24
ぱっくり割れたザクロですが、日が経つにつれて大きく開いていきます。

シコンノボタン(Tibouchina urvilleana)
<フトモモ目・ノボタン科・シコンノボタン属>
 
ノボタン科シコンノボタン属の常緑低木で、中南米原産。
原産地では常緑ではあるが、日本では冬に落葉する事が多い。
葉は楕円形で対生し、ビロード状に全体が産毛で覆われている。
花は、紫色の大輪で、5花弁。釣り針状の大きなオシベと、小さなオシベがある。
花期は、夏から秋にかけてで、一日花を毎日のように咲かせる。
比較的耐寒性があるので、温度が維持されれば、冬でも花を付ける。
植生として利用されるが、ノボタンと混同されていることがままある。
違いは、小さなオシベの色で、本種は紫色で、ノボタンは黄色である。

2014/8/26
多摩川への途中の公園で見かけ、撮影しました。
以前から、時々公園などで見かける花で、気になっていた花です。
調べてみると、南国原産の低木で、耐寒性があるので植栽として利用されているようです。
紫色の大きな花がたくさん咲き続けるので、見栄えが良いのも理由のようですね。


ハナミズキ(Benthamidia florida)
<ミズキ目・ミズキ科・ミズキ亜科・ヤマボウシ属>

2014/4/22                 2014/4/22                 2014/5/28
ミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木で、北アメリカ原産。アメリカヤマボウシの別名を持つ。
庭木や街路樹として利用されることが多い。
1912年にワシントンD.C.へソメイヨシノを送った返礼として、1915年に送られたのが始まり。
白と淡いピンクの花を付けますが、花びらに見えるのは苞。
4枚の苞の真ん中に見えるのが花で、花後には苞が落ちて果実が付き、秋には真っ赤になる。

4/22 ハナミズキの白い苞が平開し、中央部では開花が進んでいました。
花弁は4枚で、4個のオシベが外に飛び出し、中央にメシベが1個あります。
5/28 多摩川の道路脇で街路樹として植えられているハナミズキですが、花後、果実が大きくなっていました。


2014/8/22                 2014/8/27                 2014/9/4
8/22 果実がいくぶんふっくらとしていますが、大きな変化はありません。
8/27 果実の果皮がいくぶん黄色みを帯びてきていますが、見た目の変化はあまりありません。
9/4 果実の果皮が、この1週間ほどで、かなり赤みを帯びてきました。


2014/9/17                 2014/9/29                 2014/10/28
9/17 2週間ほどで、果実は見違えるほど赤く熟していました。
9/29 いくぶん残っていた黄色っぽい部分もなくなり、全体が真っ赤です。
これで完熟状態なのでしょうか。直ぐ横にあるつぼみも大きくなっています。
10/28 久しぶりに見に行くと、果実の大半が落果し、わずかに残っているだけでした。


ヤマボウシ(Benthamidia florida)
<ミズキ目・ミズキ科・ミズキ亜科・ヤマボウシ属>

2014/4/28(つぼみ)            2014/5/14(つぼみ)            2014/5/15(花)
ミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木で、自生種。
日本では、本州から四国、九州に分布し、海外では朝鮮半島から中国に分布する。
花は5〜6月に開き、淡黄色から淡緑色で小さく、多数が球状に集合している。
白い大きな花弁のように見える総包片が4枚あり、その中央に花が付く。
花弁は数mm程で4枚、オシベも4本で、花柱は1個である。
ハナミズキの果実は、個々の果実が分かれて赤く熟するのに対し、本種は集合果になる。
直径10〜15mm程の球形の集合果は、熟すると赤くなり、食用になる。

4/28 ヤマボウシが薄緑色の苞を広げたばかりで、つぼみも未成熟です。
5/14 4枚の苞も白くなり、十分に広がって、中央の花も盛り上がって来ています。
5/15 日当たりの良い場所にあったヤマボウシでは、既に開花が始まっていました。


2014/5/23                 2014/6/9                 2014/7/10
5/23 ヤマボウシの花もすっかり散って、メシベの花柱のみが目立っています。
6/9 ヤマボウシの白い総包片が枯れて散り始めていました。
7/10 ヤマボウシの果実も一回り大きくなり、外に飛び出していた花柱も目立たなくなってきました。


2014/8/20                 2014/8/27                 2014/8/27
8/20 ヤマボウシの果実もかなりふっくらとしてきました。
8/27 気が付くと、日当たりの良い部分では果実が黄色く熟し始めていました。
早いものでは、かなり赤みが強くなってきています。この1週間で一気に熟し始めたようです。
この1週間、一気に気温が下がって10月並みの気温になったのが影響しているのでしょうか。
乗鞍高原で見たヤマボウシは、既に真っ赤に熟していましたので、気温がキーになっている可能性はあります。


2014/9/2
かなり熟した果実が多くなってきており、一部で落果が始まりました。
試食してみましたが、果肉はとろっとして甘みが強く、生食でもなかなかいけます。
皮の部分は渋みがあり、食べない方が良いようです。
冷凍庫でシャーベット状にしてみましたが、これは、けっこういけました。


2014/9/17
小さな果実は、ほぼ落果してしまい、特大サイズの果実のみが残っていました。
はち切れそうなほど大きく、中には種子がいっぱい詰まっているように見えます。
その一方で、既にツボミができて、来春の準備は整っているようです。


ビヨウヤナギ(Hypericum monogynum)
<キントラノオ目・オトギリソウ科・オトギリソウ属>
 
2013/5/24                       2013/5/30
オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木で、中国原産の帰化植物。
北海道南部から本州、四国、九州で植栽として利用されており、逸脱して野生化している所もある。
背丈は1m程度にしかならず、葉は無柄で対生する。
花は6〜7月に枝先に集散花序をつけ、5弁の黄色い花を見せる。
また、多数のオシベがゆるくカーブしながら多数立ち上がり、花弁よりも長く伸びる。
キンシバイとよく似ているが、全開時に花弁が下垂し、オシベが花弁より長い点で区別できる。
また、セイヨウキンシバイ(ヒペリカム・カリシナム)とも特徴がよく似ているが、
背丈が半分ほどにしかならない点、オシベがほぼ真っ直ぐに伸びる点で異なる。

多摩川へ行く途中の公園の一角に、ちょっとした群落をつくっています。
今年も、5/24時点で、その特徴的な花が少し咲き始めました。
その1週間後の5/30には、ほぼ満開になり、その一角を黄色く染めていました。

 
2013/6/18
ビヨウヤナギの花はまだ咲き続けています。
アップの写真では、オシベの長いところがよく分かると思います。


キンシバイ(Hypericum patulum)
<キントラノオ目・オトギリソウ科・オトギリソウ属>

オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木で、中国原産の帰化植物。
本州以西で植栽として利用されており、逸脱して野生化している所もある。
背丈は1m程度にしかならず、葉は無柄で対生する。
花は6〜7月に集散花序をつけ、5弁の梅花形の黄色い花を見せる。
ビヨウヤナギとよく似ているが、花弁の形やオシベが花弁より長くならない点で区別できる。
また、園芸品種のタイリンキンシバイと比較すると、花が小さく、花弁が全開にはならない。
また、葉の付き方が、本種は二裂対生なのに対して、タイリンキンシバイは十字対生になる。

2014/6/19
多摩川への道路脇の公園で、タイリンキンシバイの近くで見かけました。
当初、タイリンキンシバイをキンシバイだと思い込んでいたので、このとき、間違いに気付きました。
両者は、花の大きさが異なる以外、花の見た目の違いがありません。
良く見ると、花の開き方や葉の付き方に違いがあります。詳しくは、タイリンキンシバイを参照ください。


タイリンキンシバイ(Hypericum patulum cv. Hidcote)
<キントラノオ目・オトギリソウ科・オトギリソウ属>

オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木で、キンシバイの園芸品種。
キンシバイに良く似ているが、葉も、花も大きく、花弁の黄色みが強い。
また、葉の付き方もキンシバイが2列対生なのに対し、本種は十字対生になる。
花も、本種は平開するが、キンシバイはそこまで大きく開かない。

2013/5/29
多摩川への道路脇の公園で、ビヨウヤナギの近くで見かけました。
ビヨウヤナギより、花の形は整っているのではないかと思います。
当初、本種がキンシバイだと思い込んでいたのですが、別の公園でキンシバイを見かけ、間違いに気付きました。
両種の違いに関しては、下記を参照ください。


2014/6/19
タイリンキンシバイのツボミ、開花、若い果実です。
タイリンキンシバイは、花弁をほぼ平開近くまで開きます。


オトギリソウ属の比較

キンシバイ タイリンキンシバイ ビヨウヤナギ

花は直径5cm程
花弁は丸みがある
あまり大きく開かないので重なる

花は直径8cm程
花弁は丸みがある
大きく平開するため、重ならない

花は直径8cm程
花弁は細長いくさび型
大きく平開するため、重ならない

花弁とオシベの長さは大差ない
多数のオシベは、5群に分かれている

花弁が大きい分、オシベは短く見える
多数のオシベは、5群に分かれている

オシベは長くて、カールしている
多数のオシベは、5群に分かれている

葉は、2列対生

葉は、十字対生

葉は、十字対生

オトギリソウ トモエソウ コケオトギリ

花は直径2cm程
花弁と萼片には黒点と黒線がある
大きく平開するため、重ならない

花は直径5cm程
花弁の先は反時計回りに曲がる
大きく平開するため、重ならない

花は直径1cm以下
花弁は細長いくさび型
大きく平開するため、重ならない

葉は、十字対生

葉は、十字対生

葉は、十字対生で、紅葉する


アカメガシワ(Mallotus japonicus)
<キントラノオ目・トウダイグサ科・エノキグサ亜科・エノキグサ連・アカメガシワ属>

2014/6/10                2014/6/10                2014/6/17
トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で、在来種。雌雄異株。
日本では、本州から四国、九州の山野に自生し、空き地などに真っ先に生えてくるパイオニア植物。
日本以外では、東南アジアの山野に分布する。
和名は、新芽が紅色を帯びること、そして、その葉が柏のように大きくなることに由来する。
葉は互生し、葉柄は紅色を帯び、長さは10〜20cm、葉身も同様、葉幅は5〜15cm程でかなり大きい。
初夏に枝先に円錐花序を出し、花弁のない小さな花を多数付ける。
雄花は、苞の脇に数個ずつ付き、多数のオシベが球状に付く。
雌花は、苞の脇に1個ずつ付き、子房には刺状の突起がある。

多摩川への道路脇の公園で、雄花をたくさん付けている本種を見つけました。
蜜を求めて、ハチやアブ、ハナムグリなどがたくさん集まっていました。
花の形から、この個体は雄株で、咲いているのは雄花と分かりました。

 
2014/11/12
新芽が赤くなるアカメガシワですが、時間と共に青々とした葉になっていました。
それが、11月になると黄色に染まり始め、見事な黄葉を見せてくれていました。

 
2015/4/21
4月も下旬になると、新芽が伸び出し、名前通りの真っ赤な新芽を見せていました。


2015/5/13                 2015/5/20                 2015/5/20
5月中旬になると、葉の赤みも薄れ、雄花の花序が伸び出していました。
それから1週間で、花序は大きく伸び、雄花も大きく膨らんできました。
昨年同様、6月に入る頃には咲きだすものと思います。



アカメガシワ

   .
雌株                    雌株                    雄株

 
雌花                         雄花
2014/7/26
牛久の谷津田を取り囲んでいる雑木林で、見かけたアカメガシワです。
こちらの方では、まだ、雄株の開花が始まったばかりで、多摩川とは1ヶ月以上の季節の差があるようです。
多摩川の方では見つけられなかった、アカメガシワの雌株が数本固まって生えていました。
雌花と雄花の形状に大きな違いがあることが分かります。



ボタンクサギ(Clerodendrum bungei)
<シソ目・シソ科・クサギ属>

シソ科クサギ属の落葉低木で、中国南部からインド北部が原産の帰化植物。
日本では、北海道から本州、四国、九州で植栽として利用されており、暖地では野生化している所もある。
背丈は1m程度で、葉は対生し、長さは10〜15cm程になる。
枝先に淡紅紫色の小花が集まった散房花序を付ける。
小花は5深裂し、萼片は紅色、花被片は淡紅色で、四本の白色のオシベは長い。

2013/6/17
多摩川への道路脇の公園で、ボタンクサギの花序が大きくなり、ツボミも膨らんできました。

 
2013/6/25
ボタンクサギの花が開花を始めました。花色が濃いピンクなので、良く目を引きます。

 
2013/7/3
花とツボミをアップで撮影しました。
萼の強烈なショッキングピンクと、開いた花弁のきれいな濃い目のピンク色がきれいです。
葉や茎にはいやな匂いがありますが、花自体にはそのような匂いはありません。


2014/6/17                 2014/6/17                 2014/6/27
 
2014/6/27                 2014/7/1
6/17 今年も、ボタンクサギが散房花序を伸ばし始めました。
6/27 散房花序も大きく展開し、ツボミも成長して、開花も近いようです。
7/1 開花が始まり、五分咲きといったところです。


コムラサキ(Callicarpa dichotoma)
<シソ目・シソ科・ムラサキシキブ属>

    2014/6/17                 2014/6/17             2014/6/27
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木で、在来種。
日本では、本州中部以西から、四国や九州の南部に自生する。
海外では、朝鮮半島から中国に分布する。
樹高は2m程になり、初夏に淡紫色の花を付け、秋に紫色の球形の果実を多数付ける。

2014/6/17
多摩川への道路脇にある公園で、コムラサキがピンクの花を咲かせ始めていました。
昨年は、何の花なのか分からなかったのですが、秋に果実を見て本種と気付きました。

 
    2014/6/17                 2013/10/7
コムラサキと言えば、やはり、そのきれいな紫の果実を思い浮かべます。
しかし、果実ほどには目立ちませんが、その花もきれいなピンクで一見の価値はありますね。


2014/7/18
コムラサキの花も、半分以上咲き進み、1本の枝の先端付近は花、付け根あたりは若い果実になっています。
その中間辺りでは、枯れた花弁を付けた若い果実が見られ、花から果実への変化が良く分かります。


トウネズミモチ(Jasminum mesnyi)
<シソ目・モクセイ科・イボタノキ属>

モクセイ科イボタノキ属の常緑高木で、中国中南部原産の帰化植物で要注意外来生物。
日本では、本州中南部から四国、九州にかけて分布している。
トウネズミモチは、樹高が10mを超え、大きいものでは15mに達するものもある。
トウネズミモチの葉は、日にかざすと葉脈が透けて見えるところがネズミモチと異なる。
花期は6月〜7月で、果実は10月〜12月頃に黒紫色に熟す。

2013/7/2
多摩川の河川敷のトウネズミモチは満開でしたが、途中の公園のものはまだ五分咲きといった所。
日当たりの状態によるのでしょうか。場所によって多少の違いはあるようです。

 
2013/7/22                  2013/7/23
ほぼ同じ時に撮影したものですが、果実の成長にもかなりの差があります。
遅いものはまだ、花が散ったばかりの状態で、果実もほとんど見えません。
一方、早いものでは、しっかり果実も大きくなっていました。

 
2013/7/25
 
2013/8/13
 
2013/9/24
河川敷のトウネズミモチですが、日を追うごとに大きくなっていきました。
9月のものは、後は熟して、黒くなっていくのを待つばかりです。

 
2013/11/5
11月に入って、やっと果実が黒く色付き始めました。
12月になると、真っ黒に熟していることでしょう。

 
2013/12/12
12月に入って、真っ黒に熟したトウネズミモチです。
木に鈴なりになっていたのは、果実とドバト(カワラバト)です。
連日、ドバトが果実を食べに訪れ、既に半分ほどになってしまっています。
堤防の外にあるトウネズミモチは、ヒヨドリなどが食べつくしますが、河川敷はちょっと違うよう。
この後、果実が少なくなってドバトが来なくなると、ヒヨドリが来ていました。


オリーブ(Olea europaea)
<シソ目・モクセイ科・オリーブ属>

モクセイ科オリーブ属の常緑高木で、地中海地方が原産とされる栽培品種。
葉が小さくて硬く、比較的乾燥に強いことから地中海地域で広く栽培されている。
多くの品種では自家受粉できないため、異なるDNAの木を2本以上隣接して植える。
果実は、オリーブオイルやピクルスとして利用されるが、生食には向かない。

2013/7/11
多摩川への道路脇の公園で、青い果実を付けているのに気が付きました。
道を挟んで2本植わっているのは知っていましたが、には気が付きませんでした。
花柄の先に幾つかの果実が固まって付いています。


2014/10/10
春先に見かけたオリーブの花。その後、いくつかは結実していました。
しかし、その後、採取されてしまったようで、1つも残っていませんでした。
同じ種類ではないかもしれませんが、別の場所で黒紫色に熟しているオリーブの果実を見かけました。
先のオリーブも残っていれば、同じように黒紫色に熟していたかもしれません。


2015/11/11
昨年、見ることができなかったオリーブの果実ですが、今年は見ることができました。
樹のあちらこちらに果実が残っており、それも未熟なものから完熟したものまでありました。
それらを熟す順番に並べてみました。完熟を通り越して、皺だらけになったものも。


フェイジョア(Feijoa sellowiana)
<フトモモ目・フトモモ科・フェイジョア属>
 
フトモモ科フェイジョア属の常緑小高木で、南米が原産の亜熱帯果樹。
葉は卵型で、表は濃緑で裏は銀白色、夏に直径4cmほどの花をつける。
花弁は、内側が赤褐色で外側が白色で分厚く、花弁に糖分を含む。
多くの品種では自家受粉できないため、異なるDNAの木を2本以上隣接して植える必要がある。
果実は、自然落果したものを更に追熟させて、生食またはジャムやゼリーなどに加工される。

2013/11/5
多摩川への途中の公園で、植え込みの中にオリーブらしき木が混じっているのに気が付きました。
良く見ると、果実が2個付いています。
ただ、形がオリーブの果実とは異なり、萼片のようなものが残っています。
葉は丸みを帯びて幅広ですが、裏面が白く、オリーブに近いです。しかし、果実と葉のみでは同定できませんでした。

※ 翌春、その花を確認でき、その特徴からフェイジョアと分かりました。


2014/6/3                2014/7/10                2014/7/30

2014/8/20                2014/9/17                2014/10/10
6月に花が咲き、授粉できたものは7月初めには子房がいくぶん膨らんでいました。
7月の下旬には、果実らしい形になり、順調に育っているようです。
9月になると、大きさはあまり変わりませんが、いくぶん膨らんできたようです。
10月に入って、久しぶりに見に行くと、支えきれなくて垂れるほど大きくなっていました。


ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora)
<シソ目・ノウゼンカズラ科・ノウゼンカズラ属>
 
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の蔓性落葉樹で、中国原産の帰化植物。
茎から付着根を出して他の物に巻き付き、樹高は5mを超えることもある。
夏の最中、枝先に複数の橙色の花を付ける。花冠はロート状で5深裂する。

2013/7/1
多摩川への道路脇の神社の参道で見かけました。
まだ、あまり大きな木にはなっていませんでしたが、それでも数mの樹高があります。
花の直径は50mm程あるので、遠目にも良く目立ちます。


タイワンレンギョウ(Duranta repens)
<シソ目・クマツヅラ科・タイワンレンギョウ属>
 
クマツヅラ科タイワンレンギョウ属の常緑低木で、熱帯アメリカが原産の帰化植物。
長く伸び、垂れ下がる枝先に総状花序をつけ、濃い青紫色や淡青色の花を咲かせる。
花後に黄色い果実を付け、長く枝に残る。

2013/6/11
多摩川への道路脇で、街路樹の根元におかれた鉢から大きく育った本種が咲いていました。
大きくなりすぎて、手に負えなくなったのでしょうか。


ビワ(Geranium carolinianum)
<バラ目・バラ科・モモ亜科・ナシ連・ナシ亜連・ビワ属>

2013/1/17              2013/1/29              2013/6/18
バラ科ビワ属の常緑高木で、中国南西部原産の帰化植物。
日本には古代に持ち込まれたとみられる。
世界的には、インドやハワイ、イスラエル、ブラジル、ヨーロッパなどに移入、栽培されている。

冬の最中に咲く、数少ない花のため、メジロなどが訪れていたビワですが、
気が付くと、黄色く熟して食べごろの色に変っていました。
ただ、摘果しないで普通に育てると、種が大きな果実なので、食べる所がほとんどありません。


シャリンバイ(Rhaphiolepis indica var. umbellata)
<バラ目・バラ科・モモ亜科・ナシ連・ナシ亜連・シャリンバイ属>
 
バラ科トキワサンザシ属の常緑低木で、自生種。
日本では、本州の東北地方以南から四国、九州にかけて海岸近くに自生している。
海外では、朝鮮半島、台湾に分布する。

2014/5/16
多摩川の河川敷で、ユキヤナギと共に植生されているシャリンバイが、満開になっていました。


2013/8/13                 2014/9/2                 2014/9/30
8/13 花後、結実した果実が、少しづつ大きくなりってきています。
9/2 秋が近づき、果実が少し紫色を帯びてきています。
今後、日を追って黒紫色に色付いていくものと思います。
9/30 1ヶ月程経ちますが、まだ、半分ほどが赤紫色に色付いた程度で、隣の株とはずいぶん異なります。


2014/9/5                 2014/9/30                 2014/11/12
9/5 9/2に撮影した隣の株では、もうすっかり赤紫色に色付いていました。
9/30 1ヶ月ほど経ちましたが、いくぶん赤紫色が濃くなった程度です。
11/12 さら1ヶ月強経過して果実の成熟が進み、黒紫色に変わっていました。


サンザシ(Crataegus cuneata)
<バラ目・バラ科・モモ亜科・ナシ連・ナシ亜連・サンザシ属>
 
バラ科サンザシ属の落葉低木で、中国原産の古い時代の帰化植物。
熟すると赤くなる果実は生薬、果実酒、ドライフルーツなどに使われる。
4〜5月に、5花弁の白花を多数付ける。

2014/4/28
多摩川への道路脇の公園で見かけたサンザシです。
花はシャリンバイに似ていますが、樹高が数十cmと低く、木の大きさは数分の一です。

 
2014/6/27                      2014/6/25
しかし、その果実の大きさは、シャリンバイの倍以上になります。

 
2014/9/3
きれいな緑色だった果実も、秋が近づくにつれて赤みを帯びてきました。
秋が深まれば、真っ赤に熟してくると思います。

 
2014/9/18
2週間ほどしか経っていませんが、真っ赤に熟した果実が増えてきました。

 
2014/10/1
かなりの果実が熟して赤くなってきました。完熟までにはもう少しかかるようです。

 
2014/10/20
果実の色が鮮やかな赤から、赤黒くなっていました。これで完熟なのでしょうか。

 
2014/11/19
1ヶ月ほど経過し、様子を見に行くと、さらに赤黒くなっていました。
さすがに、この辺りが限界なのでしょうか、一部の果実には表面にしわができ始めていました。


トベラ(Pittosporum tobira)
<セリ目・トベラ科・トベラ属>
 
トベラ科トベラ属の常緑低木で、自生種。雌雄異株。
日本では、本州の東北地方南部から四国、九州にかけて海岸近くに自生している。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾の海岸部に自生する。

2014/5/16
多摩川の河川敷で、植生されているシャリンバイの近くに、2株だけトベラが植栽されています。
見た目は似ているのですが、トベラはバラ科ではなく、セリ目トベラ科の植物です。
同じような時期に、同じような白い花を付けるのですが、その果実を見れば違いがはっきりします。

 
2014/8/22                       2014/9/2
結実数は、シャリンバイよりも格段に少なく、パラパラと見られる程度です。
そして、その果実は、見た目も違いますが、その大きさが大きく異なります。
シャリンバイの果実(直径5mm程)の2倍近い大きさ(短径8mm/長径10mm程)があります。


2014/9/30                 2014/12/12                2014/10/28
10月ん半ばになると、トベラの果実もいくぶん黄色みを帯びてきました。
月末には、一段と黄色みが強くなっていましたが、まだ、割れているものはありませんでした。


2014/11/13                2014/12/12                2014/12/17
11/13 注目しているトベラの果実は、一段と黄色みを増してきましたが、まだ、裂開していません。
しかし、他の果実は裂開が進み始めています。
12/12 やっと、注目しているトベラの果実が裂開し始めました。
裂開していない果実はほとんどないので、超奥手だったようです。
12/17 注目していた果実が、やっと3裂しました。果皮に鮮やかな朱色の種子が付いています。
種子は、透明な粘液に包まれており、表面はつややかです。


ヤドリフカノキ(Schefflera arboricola)
<セリ目・ウコギ科・シェフレーラ属/フカノキ属>
 
2013/7/3                        2013/8/16
ウコギ科の常緑樹で、台湾、中国南部が原産の園芸品種。
樹高は3m程になり、老木になると、幹から多数の気根を出す。
ただ、条件がよいと10mを越す巨木に生育する事もある。
特徴は、濃緑で光沢のある掌状複葉で、小葉にも葉柄がある。

ホンコンカポックの名で、園芸界では流通しているが、カポックはアオイ科の落葉高木で別種。
なお、斑入り葉や葉先が裂けているものなど、いろいろな園芸品種がある。

道路脇の民家の庭先で、鉢植えの本種が花を咲かせていました。
といっても、花弁は開花すると脱落するようで、一部が残ったり、全て脱落したりしています。
花弁とオシベの数は5個で、大きな子房が目立ちまが、花弁やオシベの数は5個以上のものもあるようです。
1ヶ月もすると果実は、黄色から橙、紅紫色とどんどん色が濃くなり、最後は黒くなるようです。

 
2013/7/3                        2013/7/12
 
2013/7/26                        2013/8/16
開花から果実が色付くまでの様子ですが、最後の写真の暗紅紫色になった後、さらに真っ黒になるようです。

 
2014/2/13
多摩川からの散歩帰りに、いつもと異なる道を通っていたとき、斑入りの本種に気が付きました。
果実のなっている枝もありましたが、普通のものと変わりはありませんでした。
鉢植えの鉢を割って、地面に根を張り、自生しているのと変わりがない状態になっていました。


マテバシイ(Lithocarpus edulis)
<ブナ目・ブナ科・マテバシイ属>

     (雄花)             (雌花序(中央)と雄花序)        (雌花)
ブナ科マテバシイ属の常緑高木で、日本固有種。雌雄同株。
日本では、本州の房総半島の南端、紀伊半島、九州から南西諸島の温暖な沿岸地に分布する。
上記以外の地域で見られるものは、薪炭用に植栽されたものや、そこから逸出したもの。
雄花序は、新枝のわきから数個が斜上し、雌花序は新枝の上部の葉のわきから斜上する。
雌花序の上部にはしばしば雄花が付いていることがある。
果実は、堅果(ドングリ)で、熟すのに2年を要する。つまり、ひと冬越して、翌年の秋に熟す。
果実は、タンニンをあまり含まないため、アク抜きを必要とせず、そのまま食用になる。

2014/6/3
中央の写真の中程で真っ直ぐ伸びているのは、雌花序です。その周りにあるのは雄花序です。
雌花序の下方に付いてるのは雌花ですが、途中から雄花に変わっています。
そのマテバシイの雄花と雌花を拡大したのが左右の写真です。


2014/5/19                 2014/6/4                2014/6/23

2014/7/10                 2014/7/18               2014/7/30

2014/8/21                 2014/8/27               2014/9/1

   2014/9/17                2014/9/25                2014/9/29
昨年、受粉したドングリも、6月の初旬までは殻斗から先端が覗いているだけの状態でした。
今年の花も終わった6月下旬になると、殻斗を押し開いてドングリが顔を出していました。
7月にはいると、大きいものは、良く見かけるドングリの形に成長しています。
成長にかなりばらつきがあるようで、まだ、昨年からあまり変わっていないものもあります。
8月も下旬が近づくと、成長したドングリの先端が、黄緑色からドングリの茶褐色に変わり始めました。
9月の声を聞くと、ドングリもすっかり色づき、落果が始まっていました。
9月も下旬になると、かなりのドングリが落果してしまいました。
そのため、いつも撮っていたドングリも花序ごと落果してしまっていました。
落果していた花序と周りに落ちていたドングリを後日撮影したものです。
その近くには、今年の春に受粉し、来年、ドングリに成長する雌花を付けた花序が立っていました。

 
2014/9/28
マテバシイのドングリは、アクが少ないのでそのままでも食べられるそうです。
ただ、味がほとんどしないとのことなので、グラッセにしてみることにしました。
小さいので殻をむくのが大変でしたが、薄皮は簡単に向けました。
それをクッキングペーパーで包み、糸で1個づつ括って、90分じっくり煮ます。
その後、砂糖を足しながら、1週間かけて作ったのが写真のものです。
少々固めでしたが、二回りほど膨らんで、おいしくいただきました。
味は、当然かもしれませんが、マロングラッセに近いと思います。


アオギリ(Firmiana simplex)
<アオイ目・アオイ科・アオギリ属>

2014/6/23                 2014/6/23                 2014/7/17
アオイ科アオギリ属の落葉高木で、在来種。
日本では、伊豆半島、愛媛県、高知県、大隈半島、琉球列島などで自生している。
公園樹や街路樹として利用されるため、暖地では野生化して増えている。
海外では、東アジアの亜熱帯から熱帯に分布している。
樹皮は、大きくなっても緑色で、ツルっとして平滑。葉は互生し、葉柄は長く、3〜5裂する。
雌雄同株で、大型の円錐花序を枝先に付ける。
花序には雄花と雌花が混じり、黄白色の5弁の小花を群生する。花弁はなく、花弁に見えるのは萼片。
果実は、未成熟期は鞘状で、5本の鞘が放射状に垂れ下る。
晩夏には鞘が裂開して、葉状になるが、その周辺に4個の種子が付く。
その状態で冬まで残り、冬に強風にあおられると木から離れて散布される。

この日、アオギリの枝先に大きな花序が何本も出て、茶色いツボミらしきものがたくさん確認できました。
咲くのは、まだ先だと思っていて、すっかり忘れていました。気が付いて見に行くと、花期は終わっていました。
この木は、結実していないようで花序の先には果実らしきものは全くなく、全て散ってしまっていました。

 
2015/6/9
昨年、花を見損ねたので、早めに様子を見に行くと、既に花序が伸び始めていました。
まだ、花序が十分に開き切っておらず、ツボミも固まりになったままです。
もう少し経つと、2014/6/23の写真のように、ツボミも大きく展開してきます。


  (雌花)                2015/6/29                 (雄花)
なかなか見に行けず、日が空いてしまったのですが、何とか間に合いました。
雌花先熟ですので、咲いているのは雌花が目立ちます。しかし、雄花も少し咲いていました。
雌花の子房には柄があり、裂開した萼片から飛び出しています。
なお、褐色がかった子房は5つの袋からなっており、その先にメシベの花柱が出ています。
雄花にも裂開した萼から飛び出しているものがありますが、これは雄花の花糸が合着して筒状になったものです。
その筒状の花糸の先に葯が固まって付いています。

 
2014/7/17
この日、別の場所で見かけたアオギリです。このアオギリには鞘状の果実が付いていました。
このことから、この木は結実率は高いことがわかります。前述の木とは大きな差がありますね。


2014/8/6
アオギリの果実ですが、見に行ってみると8月の初旬なのに鞘は裂開していました。
裂開した鞘の付け根付近に、左右に2個づつ果実が付いているのが分かります。


2014/9/11
久しぶりに様子を見に行くと、かなりの鞘が茶色く枯れて、果実はしわがれていました。
このまま冬まで残り、寒風に吹き飛ばされるのを待つことになります。


ユリノキ(Liriodendron tulipifera)
<モクレン目・モクレン科・ユリノキ亜科・ユリノキ属>
 
2014/7/3                      2014/7/8
クレン科ユリノキ属の落葉高木で、北アメリカ中部原産。
日本へは明治時代初期に渡来し、公園樹、街路樹として全国で利用されている。
原産地では、樹高は60mを超える大型種だが、日本では多くは20〜30m程度。
花は両性花で、開花期は5〜6月。
花弁は9弁、花径は5〜6センチでクリーム色にオレンジの斑が入り、形はチューリップに似る。
外側の3枚の萼片(花被片との記載もある)は花の下まで反り返り、内側の6枚の花被片がチューリップ状になる。
その中央に、らせん状に付いたメシベと、それを取り囲むように多数のオシベが付く。
なお、ユリノキは重要な蜜源植物であり、良質の蜂蜜がとれる。

東京国立博物館本館前庭に巨木があり、そこに下記のように記されている。
「明治8、9年頃渡来した30粒の種から育った一本の苗木から明治14年に現在地に植えられた」
同じ時期に新宿御苑にも植えられたようで、樹齢100年を超える巨木になっています。

多摩川への途中にある幹線道路の街路樹ですが、ユリノキであることに気が付きました。
ずっと、プラタナスの木だと思い込んでいたのですが、若い果実に気付いて、間違いに気付きました。
おそらく、5月頃には樹上で独特の花を咲かせていたものと思いますが、全く気が付きませんでした。
ここの街路樹は、良く剪定も行われていますので、花を付ける枝が少ないのかもしれません。
剪定の難を逃れた枝が、結実していたのを偶然見上げた時に、目に止まったようです。
事実、周りの街路樹でも探してみましたが、葉が生い茂っていることもあり、見当たりませんでした。

※ 花の写真は、春のユリノキを参照ください。


2014/8/20                 2014/9/2                 2014/9/17
ユリノキの果実ですが、きれいな淡緑色の表面に、褐色の染みのようなものが出来てきました。
果実の成熟が進んでいるのでしょう。全体が褐色になったら、開いて種子が出てくるはずです。


2014/10/3                 2014/10/8                 2014/10/8
10/3 10月に入り、褐色になった部分の方が多くなってきました。
しかし、台風18号の通過(10/6)後、様子を見に行くとありません。下に落ちていました。
このとき、もう1つ、落果した果実を拾いましたが、こちらは完全に全体が褐色になっていました。
10/8 落ちていたものを撮影したのですが、2日の間に乾燥が進み、少し開いてしまいました。


上記の果実を分解してみました。通常は飛ばない最も外側から外しています。
外側のものも内側のものと似ていますが、翼果の根元部分が小さく貧弱です。
内側の翼果を拡大したものを見ると、種子の入っている部分がしわしわです。
まだ、十分に成熟する前に落果してしまったものかもしれません。


2014/10/9                 2014/10/9                 2014/10/10
台風は、葉も吹き飛ばして行きましたので、見通りが良くなり、新しい果実も見つかりました。
直ぐ近くの2本の樹で、各々、数個の果実を見つけました。
これらの果実は、かすかに緑が残っている程度に成熟が進んでいました。
その脇で、来春に向けて新しい芽が成長していました。

 
2014/10/20                      2014/11/19
10/20 新たに見つけた果実の一つが、開き始めていました。まだ、翼果が飛んだ形跡はありません。
11/19 他の果実も開き始めましたが、最外周の翼果(最後まで残ります)が開いているのみです。
内部の翼果が開いて、飛ぶのはまだ先のようですね。


2015/11/13
今年は、落葉して分かったのですが、かなり多くの果実が残っていました。
果実は、まだ、緑の残っているものから、かなり翼果が開き始めているものまで様々です。
右端の下向きになっている果実には、翼果の翼が少し見えています。


イチョウ(Geranium carolinianum)
<イチョウ目・イチョウ科・イチョウ属>

イチョウ科イチョウ属の裸子植物で、裸子植物門イチョウ綱の中で唯一の現存種。
そのため生きた化石と呼ばれている。
中国原産の落葉高木で、雌雄異株であるため、雄株と雌株があり、実は雌株にのみになる。
葉は扇形で葉脈が付け根から先端まで伸びており、葉の中央部が浅く割れている。
種子は、11月頃に熟すると軟化し、カルボン酸類特有の臭気を発し、素手で触るとかぶれる。

人為的な移植により、現在は世界中に分布しており、
年平均気温が0〜20℃、降水量500〜2000mmの地域に分布している。

2013/6/18
イチョウは、街路樹として多摩川に行く途中にも、たくさん植えられています。
しかし、果実の臭気が嫌われるため、街路樹には雄株のみが使用されます。
そのため、街路樹で果実を付けるものはほとんど見当たりません。
多摩川に行く途中の神社の境内に、1本、雌株があり、気が付くと、果実は大きくなっていました。
しかし、以下に述べるとおり、この時期の果実では、種子は未成熟です。

雄花、雌花とも5月頃に開花し、雌花の胚珠に取り込まれた花粉は、胚珠の上部にある花粉室に留まる。
そこで4ヶ月程そのままの状態で留まり、胚珠は直径約2cm程度にまで成長する。
成長した胚珠内の花粉では数個の精子が作られ、9月くらいにやっと受精して、種子が成熟を始める。
被子植物では授粉後直ぐに成熟を始めるのに対し、何とも変わった裸子植物の受粉の過程です。

 
2016/4/25
なんとかイチョウの雌花を撮りたいと思っていたのですが、今年も間に合わなかったようです。
見た目は、授粉前の雌花と大差はないのですが、既に大きくなり始めていました。
おそらく、もう1週間前に気付いていたら撮れたのではと思います。


2015/5/13                 2015/5/21                 2015/6/29
2015/5/13 今年、イチョウの花が見たいと注意していたはずなのですが、見落としたようです。
気が付くと、梢に小さなものが見えます。ツボミかと期待したのですが、良く見ると果実でした。
2015/5/21 1週間でかなり大きくなり、2個がくっ付居ているものが多いです。
2015/6/29 1ヶ月程経つと、すっかり大きくなり、色も黄色みを帯び始めています。


2015/7/28                 2015/8/18                  2015/9/3
2015/7/28 さらに1ヶ月程経つと、一回り大きくなり、黄色みも増していました。
2015/8/18 大きさはほとんど変わりません。光の加減かもしてませんが、表面が白っぽくなっていました。
2015/9/3 一段と黄色みが増し、表面の白っぽい粉を吹いたようなところも今日は目立ちません。


2015/9/14                 2013/9/24                  2015/10/5
2015/9/14 さらに黄色みは増したようです。今日は、表面の白っぽい粉が良く目立ちます。
2013/9/24 表面にゴルフボールのようなディンプル(凹凸)ができてきました。白っぽい粉も良く目立ちます。
2015/10/5 さらに種子の成熟が進み、橙色になって表面の凹凸が大きくなり、多少、縮んだようです。


2015/10/27
種子はすっかり成熟して、いつ落果してもおかしくない状態なのですが、今年も落果が見られません。
昨年同様、枝に付いたまま冬になっても落果しないかもしれません。
あまり結実数が多くない木では、中央や右の写真のように落果が見られます。
この樹はなぜ落果しないのか、謎です。

 
2013/12/10
多摩川への道路の街路樹や公園のイチョウの木も黄葉して、目を楽しませてくれていましたが、
前夜の雨で一気に落葉し、公園ではイチョウの木の下が黄色い絨毯を敷き詰めたようになっていました。
風があまりなかったので、落ち葉が散らばらなかったようです。


ソテツ(Cycas revoluta)
<ソテツ目・ソテツ科・ソテツ属>

ソテツ科ソテツ属の裸子植物で常緑低木。日本に自生する唯一の種。
日本の九州南部および南西諸島に自生し、本州中部以南の各地でも植栽として植えられている。
日本以外では、台湾や中国南部にも分布しており、主に海岸近くの岩場に自生している。
雌雄異株であるため、雄株と雌株があり、実は雌株にのみになる。
葉は、幹の先端に輪生状につき、幹の先に葉の集団を作る。
雄花は、幹と同じくらいの太さの松かさで、その鱗片の裏一面に葯がつく。
雌花は、茎の先端にドーム状に付き、種子は成熟すると朱色に色づく。

2013/7/12
多摩川に行く途中の民家の庭先にあるソテツが、大きな雄花をつけていました。
幹の先端から50cm程も立ち上がった、何とも立派な雄花です。


2013/10/17
雄花が出ていた株ですが、立派な松かさがなくなった後、次の年に備えた幹の先端の様子です。
また、雄花が出てくるのか、単に葉が出てくるのか、この状態では不明です。


2014/2/13
以前、同じ所で種子を見たことを思い出し、確かめてみました。
やはり、別の幹ですが、葉の根元の方にびっしりとついていました。
また、雌花が咲くと思いますので、気を付けて見てみたいと思います。









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