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相模原 四季折々の風景



相模原市も合併によりかなり広くなったので、いろいろな風景を楽しむことができます。
と言っていながら、行った所はそれほど多くなく、限られた場所だけです。
その限られた場所だけですが、四季折々の風景をご紹介したいと思います。
何かの参考にしていただければ幸いです。

< トピック >
今回、下記の項目に関して、写真を追加しました。
8/24の早朝、丹沢山地の方向に大きく虹がかかっていました。
カメラを準備して撮り始めた頃には淡くなり始めていて、ものの数分で消えました。
上空に広がっていた薄い雨雲が、太陽を隠してしまったようです。



相模原 四季折々の風景
インデックス


桜の季節

相模原公園や麻溝公園などにもソメイヨシノなど、桜の木は植栽されています。
相模原市の中で、近場で比較的多くのソメイヨシノが見られるのは、市役所さくら通りになるかと思います。
少し足を延ばせば、相模湖公園、津久井湖城山公園、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストも良いみたいです。
といっても、桜の頃にこちらに行ったことはないのですが、桜の木が多くあるのは見知っています。

 
2008/3/29
市役所さくら通りの桜並木です。桜の季節には、ソメイヨシノが数キロに渡って堪能できます。
この場所で、毎年、桜まつりが行われ、大勢の人で賑わいます。
この写真は、車で通ったときに車内から撮ったものです。
残念ながら、2020年は新型コロナの影響で桜まつりは中止となりました。

 
2005/4/9
淵野辺公園への道路脇には、公園の縁に沿って、片側に桜並木が見られます。
園内にも桜はあるのですが、公園に沿って散歩をするにも良いと思います。


2020/3/29
 
2020/3/28                    2020/3/30
2020年は、新型コロナウィルスの影響で、外出自粛となり、お花見はあきらめました。
唯一、自宅のベランダから見えるヤマザクラの花を楽しんだのですが、オマケがありました。
満開になったヤマザクラに雪が降り、花見と雪見が同時に楽しめたのです。
前日(下段左)には満開だったのですが、そこに上段のようにこの時期には珍しい雪が降りました。
お昼頃には積雪数cmとなったのですが、午後には降り止んで、夜間に凍ることもなく、翌日には溶けました。
桜の花はうつむいてしまいましたが、開花後7日経っていなかったので散ることはありませんでした(下段右)。

 
2009/4/5
相模原市内ではないのですが、比較的近いので紹介したいと思います。
横浜瀬谷区の海軍道路、ここには約3kmに渡って、道路の両側にソメイヨシノが植えられていました。
以前は、桜の季節には、アメリカ海軍主催でさくら祭りが行われていました。
その施設が返還されてさくら祭りがなくなり、環状4号線の延伸工事のために一部が伐採されました。
伐採されたのは450本の内の50本ほどとのことなので、まだ、桜は楽しめそうです。
桜の季節には、車が減速して通過するので、ごらんのような渋滞が発生していました。
桜並木の外側では、菜の花が植えられた所もあったので、ツーショットも楽しめました。


2010/4/4
桜ではありませんが、相模原公園の一角にムラサキハナナが一面に咲く場所があります。
木立に囲まれたそれほど広くはない所ですが、一面を紫に染め上げていました。
桜でピンクに染まるのも良いのですが、一面が紫に染まるこの景色も気に入っています。

相模の大凧まつり(2015/5/5)

相模の大凧は、天保年間(1830年頃)から受け継がれてきた伝統行事の1つです。
現在は、相模原市の新磯地区で「相模の大凧文化保存会」に受け継がれ、続けられています。
最大で八間(14.5m)四方、重量950kgと日本一の大きさの大凧を揚げる勇壮なお祭りです。

訪れたのは、上磯部の凧揚げ会場です。六間凧は寝かされ、少し小さい大凧がスタンバっていました。
前日は風がかなり強く、揚げた凧を下ろす際、突然、凧がよれて川に落ちてしまったそうです。
もう1基の6間凧は、東北での大凧揚げが予定されているので使用できず、5間凧での凧揚げでした。

※ 相模の大凧まつりの詳しい様子は、こちらをご覧ください。

 
凧揚げ会場                  出番を待つ大凧



少しでも風を受けやすいように、凧を風下の方に移動して行きます。



白旗が揚がって、綱が引かれると支えていた人が一斉に離れ、大凧が上がって行きます。
しかし、風が弱く、この日は4〜5mほど揚げるのがやっとで、これが限界でした。

アジサイとハナショウブの季節

相模原公園や麻溝公園には、いろいろな花や木々が植栽されていて、四季折々に楽しめます。
初夏の頃、相模原公園や麻溝公園では、いろいろなアジサイやハナショウブが人々を魅了しています。
麻溝公園の周囲のフェンスなどにはクレマチス(テッセン)が、多彩な花を見せています。


2008/6/14
6月に入ると、相模原公園や麻溝公園にはアジサイやハナショウブの季節がやってきます。
これは麻溝公園で、通路の片側をアジサイが埋め尽くしています。

※ 両公園は、道路を隔てて接しており、陸橋でつながっています。


2008/6/14
麻溝公園にはアナベルもかなり植えられていています。
この写真は、その内の一ヶ所ですが、バックにグリーンタワー相模原が見えています。
麻溝公園ではポニーに乗馬できたりするので、家族連れがけっこう多い公園です。


2009/6/13
こちらは相模原公園の水無月園で、道路を隔てた先にあります。
ハナショウブが満開を迎え、年配のご夫婦が、それを愛でながらお弁当を広げていました。


2011/6/12
ハナショウブが満開をむかえる頃には、多くの人々が訪れます。
菖蒲田の中を通る木道は特に人気で、多くの人たちが行きかっています。


2011/5/6
麻溝公園の一角に、いろいろなアジサイが植えられている所があります。
その外れにハンカチノキが、花をたくさん付けていました。
一度見てみたいと思っていた花ですが、思ってもいなかった所で見ることができました。

 
 2011/5/6(花)             2014/11/24(果実)
ハンカチノキの花と果実です。花といっても、ハンカチに見立てられているのは白い苞葉です。
大きさの異なる2枚の苞葉の基部にあるのが、多数の雄花と1個の雌花で、花弁はありません。
この2枚の苞葉ですが、必ず太陽と花の間にあって、花を太陽の紫外線から守っているそうです。
花後にはキウイフルーツのような果実ができ、秋には熟して、写真のような縞模様のある堅果になります。
この中には、一回り小さな核があり、表面の縞模様に沿うように溝があり、非常に硬いそうです。


2008/6/1
相模原公園への陸橋の斜面には、写真のような花壇が造られています。
写真はマリーゴールドですが、パンジーなど四季に応じて、いろいろな花が植えられています。

さがみ湖 湖上祭花火大会

相模湖では、毎年、8月1日に「さがみ湖湖上祭花火大会」が開催されます。
昭和23年に慰霊と安全を願って始められたそうで、5,000発の花火が打ち上げられます。
下記の写真は2010年の湖上祭のときの写真で、ナイアガラ以外は複数枚の合成です。

他の湖上祭花火大会の写真に関しては、こちらにまとめましたので、参照ください。



多数の尺玉やスターマインなどが湖上の打ち上げ台舟から上がり、湖岸の観覧席から楽しめます。



その中には、尺五寸(45.45p)の大玉もあり、打ち上げ時の音からして迫力があります。
上空で直径400mに開きますので、真上を見るような形での鑑賞になります。
何時だったか打ち上げ高度が足りず、観覧席に燃え尽きる前の花火が落ちてきたことがあります。



花火大会の取りを取るのがナイアガラの滝です。
2ヶ所を花火が走り、色変りしながら流れ落ちる花火は圧巻です。
なお、花火の手前に見えているのは、尺五寸などの打ち上げ花火の打ち上げ台舟です。

秋の装い

秋、いろいろな所で紅葉や黄葉が見られると思います。
自宅のベランダからも、紅葉した桜や、メタセコイアが楽しめます。
が、ちょっと足を伸ばすと、近くの公園でもいろいろと秋を楽しむことができます。


2019/12/5
麻溝公園の向かいにある女子美術大学(女子美アートミュージアムが併設されています)。
そのバス停から校内を見たもので、道路沿いの木々が赤や黄色に色づいていました。

 
2019/12/5
女子美術大学と麻溝公園の間を走る道路。その街路樹にはイチョウが使われています。
まだ、黄葉の進み方が遅い樹があり、黄葉していない木が混じっています。


2008/12/6
相模原公園とつなぐ陸橋の手前から見たグリーンタワー相模原です。
黄葉も終わりに近づき、落葉したり、褐色に近いに変わって来ています。

 
      2008/12/6                  2008/6/1
相模原公園の噴水広場です。紅葉も終わりに近い頃、メタセコイアの紅葉が見頃を迎えます。
夕日が当たる頃、紅葉が最も映え、左手の樹の影が下から徐々に登って、ショウが終わります。
最近は、その後、ライトアップされて、夜の紅葉も楽しめるようです。右の写真は、夏の青々としてメタセコイアです。




2019/12/5
自宅前にあるメタセコイアが色づいてきており、雲も少ないので、久しぶりに紅葉の壁が見られるかもと出かけました。
着いたときには、上記のように左手のメタセコイアの影が半分ほどかかり、上半分に光が当たっていました。
ただ、まだ日が高くて赤味は少なく、もう少し日が沈んで赤みが増すのを待っていました。
しかし、この後、残念ながら雲が増えてしまい、太陽が雲の中に入ってしまいました。
もうだめかと諦めかけたとき、一瞬、雲の切れ間から陽が射しこんだのが下の写真です。
多少赤味が増した気がします。この後も期待したのですが、この後、陽が射すことはありませんでした。

 
 
  <フユザクラ>              <ジュウガツザクラ>
2014/11/24
相模原公園には、この時期に咲く桜の木が植えられている一角があります。
植えられているのは冬桜だけかと思っていたのですが、十月桜も植えられていました。
どちらも、春、4月頃にも咲く、2度咲きの桜です。

※ この時期にのみ咲く「ヒマラヤザクラ」も多摩川の近くで見かけました。


2014/11/24
相模原公園には、この時期に見られるキダチダリア(皇帝ダリア)も植えられていました。
幹の直径が10p、草丈は5mを優に超える大型のダリアで、見かけたのは初めてでした。
その梢に、直径15p前後のピンクの花を多数付けていました。
その後、普通の家の庭で咲いているのも見かけるようになりましたが、ちょっと考えてしまう草丈です。
この写真も、ほぼ真上を撮るくらいのアングルでの撮影です。

丹沢山地と雲

自宅が南西を向いているので、ベランダの先に丹沢山地(大山や丹沢山など)の夕景が見られます。
春とか夏の季節は、雲が出やすいので、オ〜ッと言うような夕方の景色には、あまり出会えません。
主に晩秋から冬の景色になってしまいますが、良い夕景に出会えるとお酒が飲みたくなってしまいます。


2012/6/20
朝、丹沢の方を見ると上空に2枚重ねのレンズ雲が出ていました。
位置的には大山の方向ですが、大山の後方には富士山があります(大山の陰で見えませんが)。
丹沢山地か富士山の影響で出来たレンズ雲だと思われます。


2010/11/20
午後になって、丹沢の方に雲が出ていたのですが、16時頃に雲が切れてきました。
そして、その雲の切れ間から、沈みゆく太陽の赤い光が地表を照らし、天使の梯子を作りだしてくれました。

 
2008/12/6                  2017/2/17
2008/12/6 丹沢方面ではなく、麻溝公園で出会った上に向かう逆向きの天使の梯子です。
2017/2/17 丹沢山地に低層雲がかかり、上空が晴れていたことで見られた逆向きの天使の梯子です。


2009/1/2
よく冷え込んだ1日だったので、透明度が高く、遠くに雲がないようなので、夕日がとてもきれいでした。
その夕日が、頭上を覆う雲を赤く照らして、夕焼けらしい景色を作っていました。


2011/11/20
大山に太陽が沈む直前、大山の上にかかる雲を通して太陽の一部が見えています。
その太陽の赤い光が、雲をバックから照らし出していました。


2014/11/23
大山の後に太陽が沈んだ直後、上空の高層雲や飛行機雲を赤く染め上げていました。
グラデーションがきれいなのですが、なんとなく、物悲しくなる景色です。


2023/1/22 <太陽柱?>             2023/1/24 <天使の梯子>
   
2023/1/22 <太陽柱?>             2023/1/24 <天使の梯子>
1/22の夕方、何の気なしに大山の方を見ると、太陽柱ぽい光の柱が見えました。
慌てて写真を撮ったのですが、最初に見た時より光の柱は淡くなっていました。
それでも、その周囲より一際明るく見えています。
後で写真をよく見ると、その周りには幾筋もの天使の梯子が見えています。
単に他より明るめの天使の梯子なのか、はたまた太陽柱なのか分からなくなりました。
Webで見た都内で見られた太陽柱の写真と似ているので、太陽柱の可能性は捨てきれません。
その2日後の1/24に見られた、同じ場所での天使の梯子(ここでは度々見られます)です。
天使の梯子は雲の切れ間から漏れる太陽の光なので、ほぼ同じ明るさで広がります。
もちろん、薄雲の所は暗くはなりますが、真上だけが明るくなるのは稀でしょう。
断定はできませんが、太陽柱の可能性はあると思っています。


太陽柱と天使の梯子

太陽柱(sun pillar)も天使の梯子(angel's ladder)も、太陽の光が作り出す現象です。

太陽柱(sun pillar)
太陽柱は、大気光学現象の一つで、日出/日没時に地平線に対して垂直方向に光芒が見られる現象です。
雲の中に六角板状の氷晶が、風が弱くて水平に浮かんでいるとき、反射した太陽光が見せる虚像です。
太陽柱の中心は地平線下にあり、氷晶の水平からのずれによって、上下に広がって見えます。
単純な氷晶表面での反射のため、分光などは起きず、元の光源の色(オレンジ色など)が見えています。
なお、同じような現象が月光でも起き、月柱(moon pillar)あるいは月光柱と呼ばれています。
また、人工の街灯や漁火などでも起き、光柱(light pillar)と呼ばれています。

天使の梯子(angel's ladder)
気象現象としての名前は「薄明光線(crepuscular rays)」です。
光芒、天使の梯子、天使の階段、ゴッドレイ、ヤコブの梯子等々、多数の別名があります。
この中で、天使の梯子という名前が気に入っていますが、旧約聖書創世記に由来するそうです。
積層雲、層雲、乱層雲、巻積雲等の厚い雲が太陽光線をさえぎり、その切れ間から光が漏れたものです。
大気がエアロゾル状態で、その粒子が比較的多くて透過率が高いときに起きます。
エアロゾル粒子で光が散乱されて光芒が見えるようになりますが、粒子が多くても少なくても見えません。
なお、早朝や夕方に見える事が多いのですが、条件が整えば昼間でも見られます。
光芒も太陽と雲の位置関係で、上から下、下から上、上下や四方八方に延びるものがあります。


丹沢山地と虹

自宅が南西を向いているので、ベランダの先に丹沢山地(大山や丹沢山など)が見られます。
この南西方向に虹がかかるのは、早朝の時間帯のみで、適度な水滴がある場合で、
太陽の方向に雲がなく、太陽の光が水滴に届くことが必要となります。


2023/8/24 7:10
この日は、朝から雲が多くて丹沢山地は雲に覆われて、全く見えない状態でした。
上空には低い雨雲が薄く広がっていたのですが、フッと見ると虹が出ていました。
長年ここに住んでいますが、丹沢方向に出る虹を見たのは初めてかもしれません。
慌ててカメラを準備して写真を撮ろうとしたのですが、見る見るうちに淡くなっていきます。
撮っている内にも、虹はどんどん淡くなって、左の方から消えて行きます。
なんとか、消える前に数ショットですが、虹の写真を撮ることができました。

丹沢山地に沈む太陽や月など

自宅が南西を向いているので、ベランダの先に丹沢山地(大山や丹沢山など)が見られます。
天気が良くて雲がないとき(めったにありませんが)、山陰に沈む太陽や月などを見ることができます。
日没のとき、何もないと絵にはなりません。前述のように雲がある方が、面白いと思います。
しかし、月が沈む時は、雲が無くてもそれなりの絵になります。

 
2014/12/23 16:21              2017/12/3 16:19
丹沢山地の大山山麓に、まさに沈もうとしている太陽で、木々の間から陽が漏れています。
左は雲のある日没、右は若干霞んでいますが、雲がない日没の写真です。
雲がない方は、大山山頂から光芒が伸びているだけで、他には何もなく、静寂を感じる絵になります。
一方、雲がある方は、雲の形の変化やそこに射す夕日など、変化のある絵になりますね。


2020/1/20 16:40
大山の山頂に夕日が沈む瞬間を、ず〜っと撮りたいと思っていたのですが、叶いませんでした。
撮影場所を移しながらであればチャンスは広がるのですが、ずぼらな性格なのでやっていませんでした。
そのチャンスがやって来ました。この日、西空には若干雲はありますが、日没が見られそうな状況です。
で、太陽が沈む直前を狙って、山頂の木々の間から光が漏れているところでシャッターを切りました。
が、タイムラグの影響でしょう。後で確認すると沈んだ後で、間に合っていませんでした。残念。

 
2017/12/3 16:19   <大山に沈む太陽>   2020/1/20 16:40
 
2020/2/13 17:07  <大室山に沈む太陽>  2020/2/15 17:09

上段は、各々、2017/12/3と2020/1/20の大山に沈む太陽の写真で、その沈む場所を拡大したものです。
2017/12/3の写真は、木々の間から太陽が覗いていて、肉眼的にはかなりキラリと明るいです。
しかし、写真にすると周囲の明るさに埋もれてしまい、あまり目立たないですね。
2020/1/20の写真も、左側のような状態を狙ったのですが、山頂に沈んだ直後になってしまいました。
山頂付近は、木々が密に生えているのか、ほとんど隙間がないようで、左のような状態にはならないようです。
下段は、各々、2020/2/13と2020/2/15の大室山に沈む太陽の写真で、その沈む場所を拡大したものです。
2020/2/13には大室山の左側に沈んだ太陽が、2020/2/15には右側に沈んでいます。
2/14がちょうど大室山の真上だったと思われますが、べた曇りで日没は見られませんでした。


2020/2/27
上記はこの年に丹沢山地に積雪が見られた最後の写真です。山頂付近が積雪で白くなっています。
この大山(左側のピーク)から大室山(右側のピーク)かけて、そこに前述の日没位置を追記しました。
大山は、冬至の前後になるので日没位置の移動はあまり大きくありません。
しかし、春分が近づいている丹沢山辺りの日没位置の移動はかなり大きく、2日で山を越えてしまいました。

 
2016/11/3 19:02              2016/11/3 19:05
この日は、丹沢山地の上に雲がなく、澄み渡っていたので月が良く見えていました。
月齢3.8の月が大山に沈んで行きます。月が細いので、地球照の部分も良く見えています。
右の写真では、地球照の部分が覗いているだけで、肉眼ではほとんど見えません。


2016/11/3       2016/11/3       2016/11/1
上記の月齢3.8の月を1200mmの望遠で撮ったものです。
中央は普通に、左端は地球照が写るように露出を長くして撮影しています(そのため、若干被写体ブレしています)。
右端は、2日前の月齢1.8の月で、このときに上記のような写真を撮りたかったのですが、雲で撮れませんでした。
月が没する直前に、雲を通しての撮影でしたので、色も赤っぽくなっています。

 
  2019/12/4 17:03            2019/12/4 17:28〜17:33
この日、西空がよく晴れていて、雲がほとんどなかったので、星景写真を狙ってみました。
この後、土星と金星の接近もあるので、そのテスト撮影も兼ねての撮影です。
左は、日が沈み、夜の帳が下りてきたところですが、残照が残る状態では、明るい星以外はほとんど写りません。
左上の金星は明るいのでなんとか写っていますが、中央やや左下の木星はかなり淡くて見づらいです。
右は、さらに暗くなってからの撮影で、何とか写野内に入って来た土星までは写りました。
それでも、残照は幾分残っていますので、3惑星と明るい恒星が数個写っているだけです。

 
2019/12/14 17:02〜17:36          2019/12/14 18:05〜18:17
最接近した日は天候不順でしたが、この日は良く晴れていたので、撮影を行いました。

左は、1ショットでは寂しい写真になるので、10ショットを6回撮影して、合成しています。
焦点距離70oでの撮影では、10ショットを合成しても、点に近い短い楕円状になります。
なお、最初の撮影時は空が明るかったので、右側の土星は微か過ぎて見えていません。
そのため、金星は6個の光点が見えますが、土星は2番目からの5個の光点のみ見えています。

右は、土星が丹沢山地(大山)の麓に沈む直前までを、10ショット×12回撮影して、合成したものです。
左の写真は焦点距離70oでの撮影ですが、右は焦点距離160oでの撮影です。
そのため、10ショットを合成すると線状になり、1分間隔で12回分を合成すると破線のようになります。
ただ、途中で間隔がずれた所があるため、奇麗な破線にはなっていません。
また、この辺りは航空機が飛ぶので、翼端灯の閃光が点線状に写っていて、画面がにぎやかになりました。


2019/12/23 17:56〜18:24
この日、久しぶりに西空が晴れて、金星が瞬き始めました。
少し薄暗くなるのを待って撮影を開始したのが上記の写真で、焦点距離100oでの撮影です。
金星の高度が高かったため、縦位置での撮影となりましたが、土星とのツーショットが何とか収まりました。
12/14の写真と比較すると、金星と土星がかなり離れてしまっているのが分かると思います。

このとき、撮影したいろいろな金星、木星、土星の星景写真に関しては、こちらに掲載しています。

54年ぶりの11月の雪

前日から雪予報が出て、54年ぶりの11月の雪になるとTV等で話題になっていました。
ただ、雪になるかどうかは微妙なようで、気温が3℃以下になるかどうかが条件のようです。
結果は、ご存知の通り、予報より遅く降り出し、止んだのが15時頃でした。
降雪量も多かったようで、観測記録史上、神奈川では初めての11月の積雪(南区で6p)となりました。


2016/11/23
前日の朝、どんよりとした曇り空で、丹沢山地の宮ヶ瀬湖の辺りには雲海が出来ているようでした。
朝方にぐっと冷え込んだ様で、地形的なこともあり、風もなかったので、条件は揃っています。


2016/11/24 07:01

2016/11/24 14:46
朝起きると、予報通りに雪が降り始めていました。54年ぶりの11月の降雪です。
ぼた雪ですが、屋根など、水はけの良い所は既にうっすらと白くなっています。
観測記録が取られ始めた1875年以来、観測史上初めての積雪となりました。


2016/11/25 7:55
翌日は、よく晴れて雲ひとつない快晴となりました。
大山は山頂のアンテナ群まで良く見え、丹沢山も山頂の山小屋が見えていました。
パノラマ写真の左手のピークが大山(▼の下)で、右手のピークが丹沢山(▼の下)です。
下記の写真は、それぞれのピークの拡大写真になります。

 
 <大山>      2016/11/25      <丹沢山>

 
2016/11/25 07:55            2016/11/25 16:17
快晴は終日続き、朝夕とも雲一つない丹沢山地(写真は大山)を望むことができました。
夕方の写真は、大山に太陽が沈む直前に撮ったもので、峰の木々の間から光が洩れています。

車が雪に埋まった日

関東地方では2月〜3月に太平洋岸を爆弾低気圧が通過し、寒気が流れ込むと大雪になります。
大雪と言っても、私の住んでいる辺りでは10〜15cm程度の事が多いです。
このときも爆弾低気圧の影響で雪が降り、そこそこ積もっていました。
ところが、その雪が溶け切らないうちに、前以上の大雪に見舞われてしまいました。
その結果、私の車が止めてある辺りでは、ボンネットが隠れるくらいの積雪となりました。

 
2014/2/9                  2014/2/15
2014/2/9 毎年のように、本州南岸を通る爆弾低気圧の影響で、丹沢山地も雪化粧します。
といっても、それほどの積雪はないので、大概は1週間もすると消えてしまいます。
2014/2/15 ところが1週間も経たないうちに、再度、雪に見舞われ、ご覧のような状況になりました。
ちょうど、この辺りは雪の吹きだまりで特に多いのですが、これほどの積雪は初めての体験でした。
雪掻きしても雪の捨て場所がなくて、通路脇などに山積みとなり、1ヶ月以上残っていました。
当然のことですが、高度のある丹沢山地の雪はもっと遅くまで見られました。

春の雪

今年は北海道や日本海側が何度か大雪に見舞われ、雪の多い年になりました。
そして、桜の開花宣言があちらこちらで発表され、満開も近いと感じられる日々でした。
それが、一転して雪が降るような寒気が張り出すとの予報となり、丹沢山系が雪化粧となりました。
それも、立て続けに2回も雪化粧です。といっても平地は雨で、標高のある所のみ雪となったようです。



 
2022/3/23
前日の夕方から降り出した雨が、山の上の方では雪になったようで、朝には雪化粧していました。
大山から丹沢山の方にかけて中腹から上の方が白く雪を被り、そこそこの雪が積もっているようです。
大山山頂のアンテナ群や丹沢山山頂の山小屋も良く見えていて、透明度は比較的良好でした。



 
2022/4/1
この日も前日の夕方から山の方では雨が雪に変わったようで、中腹から上が雪化粧していました。
今回の方が降雪量は多かったようで、かつ、雪と雨の境がはっきりしていたようです。
そのため、山の中腹で積雪のあった上部と下部が比較的はっきりと分かれています。
一部に雲がありましたが、大山山頂のアンテナ群や丹沢山山頂の山小屋は見えてて、透明度はまあまあです。
3/23の時よりも積雪量は多いようで、透明度の関係もあるのか、全体に白っぽく見えます。



 
2022/4/5
菜種梅雨で2日に渡って雨が降り続いたのですが、その翌朝には雨が上がって晴れ間が見えました。
上空に雲がありましたが、丹沢山系の山並みは良く見えて、奥の方に積雪が見られました。
手前の大山(1252m)には積雪はなく、奥の丹沢山(1567m)から北の山々の山頂には積雪が見られます。
大山より標高のある場所では、雨ではなく雪になっていたものと思われます。
天気予報では今後は暖かくなるそうなので、今シーズンの丹沢山系の雪化粧は見納めになりそうです。








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