野鳥(U) 和名インデックス
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カワウ(Phalacrocorax carbo)
<カツオドリ目・カツオドリ亜目・ウ科・ウ属> ウ科ウ属に分類される鳥類の一種で、留鳥。 世界的には、アフリカ、ユーラシア、オーストラリア、ニュージーランド、北アメリカ大陸東部などに分布する。 日本では、本州、四国、九州で繁殖し、留鳥。ただし、本州北部は夏鳥として繁殖する。 体長は80cm強、翼開長は130cm強あり、全身がほぼ黒一色。ただ、背や翼には褐色みがある。 クチバシの基部にある黄色い口角部分に丸みがあることで、ウミウと区別できる。 全体が黒い本種も、繁殖期には婚姻色として首回りが白くなり、腰の両側に白斑が現れる。 ※ 増えすぎて漁業被害等が問題となっており、2007年6月1日付で、狩猟鳥獣に指定されています。 といっても、むやみな狩猟はカワウの分散を招き、被害拡大につながるので、関係者との調整が必要なようです。
2017/4/4
実家近くの川の上をカワウが3羽、上流の方へ飛んで行きました。 海も近くにありますが、上流に飛んで行ったのでカワウとしました。 ただ、この写真からカワウかウミウかを判別するのは無理がありますので、ウミウの可能性も残ります。 2020/1/10 川沿いを散歩中、川面から首を出しているカワウがいました。 ちょっと目を離している内に、川面を蹴って飛翔していきました。 気付いたら、既に飛翔体制に入っていたので、水面近くを飛翔している姿しか撮れていません。 腰の部分に婚姻色である白斑が見られ、首回りにも白い羽毛が混じって、白っぽい首輪が出来ています。 右側は、上空を飛翔して通り過ぎて行ったカワウで、この個体には婚姻色の白斑は見られません。 上記でウミウの可能性も残ると記しましたが、クチバシ基部の黄色部の形状からカワウと確認できました。 話は変わりますが、近くに居た方の話では、カワウが大群でやって来ているとのこと。 数日前に、遠くの川面に100羽近い群れがいて、少しずつ飛びながら移動していました。 カモらしくない飛び方だと思っていたのですが、カワウの群れだったようです。 2020/11/21 2020/11/21 実家近くの川沿いを散歩中、2羽のカワウが舞い降りてきました。 左側は、着水寸前と直後の写真をバックを合わせて合成したもので、この距離で着水します。 そのため、着水前には翼を立てて、最大限に減速していました。 右は、年初に撮った時は逆光だったので、順光で撮り直したものです。 2020/11/22 2020/11/23 2020/11/23 11/22に実家の上空をカワウの群れが飛び過ぎて行きました。数的には数十羽ほどでした。 11/23に実家近くの川沿いを散歩していると、遠くでカワウの大群が着水していきました。 このときの群れはかなりの数で、おそらく数百羽は居たと思われ、前日の比ではありませんでした。 下段は、そのカワウの群れの一部をアップで撮ったものです。 この辺りには、イナの群れ(下記)が回遊しており、それを狙っているのではないかと思います。 2020/11/22 大きな群れがいるようで、水面近くを泳いだり、ジャンプしたりしていました。 2021/1/21 実家の庭先を次々と影が通り過ぎていくのに気が付き、見上げるとカワウの大群が通過中でした。 いくつかのV字編隊を組み、数百羽のカワウが飛び去って行きました。 どこに行くのかと川の方に行くと、上流の山際を旋回している所でした。 上記のように固まったり、横に長く伸びたりしながら、しばらく同じところを旋回していました。 その内、長く伸びた群れは、山の向こう側(川の上流部)に消えて行きました。 2021/1/30 カンムリカイツブリを撮影していると、突然、カワウが水中から現れました。 アッと思ったとき、飛翔を始めたので、反射的にシャッターを切っていました。 連写モードにしていればもう少し細かく撮れたのですが、していなかったのでかなり粗いです。 上段は、各々の写真をバックの景色などを頼りに、位置を合わせて合成した写真です。 中下段は、各々の拡大写真です。上段とは順番が逆で、左から右の順になっています。 左端の最初の写真は、飛び立とうとして翼を振り上げた所で、まだ、水面は蹴っていません。 中央の2枚目の写真は、その翼を振り下ろすと同時に水面を蹴った所です。 最初に振り下ろした翼を振り上げたのが4枚目の写真で、最後はその翼を再度振り上げている所です。 翼を一振りする間に、脚で水面を十数回蹴っているようです。 ※ 以前、多摩川でもう少し細かく撮ったものは、こちらに掲載していますので、ご参照ください。 2021/1/30 上記の個体ですが、何度か川の上流と下流を行き来していました。 散歩帰りに、ちょうど橋の上を通っているとき、頭上の比較的低い所を通過して行きました。 その際、少しターンしながら飛んだところを撮ったのが上記の写真です。 2023/2/5 川沿いを散歩中、橋を渡っているとカワウが近づいてきました。 ほぼ真上を通り過ぎて行ったのですが、通り過ぎる直前に撮ったものです。 2023/3/14 実家近くの川縁を散歩中、2羽のカワウが盛んに潜水しているのが見えました。 潜り方は、潜水ガモよりカイツブリに近く、頭から一気に潜っていきます。 2023/3/14 ホシハジロやキンクロハジロなどの近くにいたのですが、突然、飛び立っていきました。 最初、水面を蹴って助走するのですが、その水しぶきの大きい事。 脚力がかなり強いことの表れですが、この脚力が無ければ水中で魚は取れないということですね。 2024/1/28 カンムリカイツブリを追いかけて上流の方まで行ったとき、両岸でカワウが休んでいました。 近づくと逃げるのは分かっているので、カメラを構えたまま、ゆっくりと近づきます。 ある距離まで近づくと、1羽、また1羽と川にダイブして行きます。 下段はダイブした後、川面に着水するときの様子で、何度か川面を蹴った後、着水していました。 2024/1/29 昨日はカンムリカイツブリを撮れなかったので、再チャレンジしようと川へ向かいました。 すると、川面をカワウの大群(多分200羽ほど)が埋め、カモの群れが端に追いやられていました。 歩き始めたとき、1羽が飛び立ち、それを追うように次々と飛び立ち始めました。 しばらくは、バシャバシャ、バサバサと、川は騒然とした状態となりました。 群れが海の方へ飛び去った後は、いつものようにカモの群れがのんびりと採餌していました。 2024/2/17 カンムリカイツブリを探しに上流部に行ったとき、以前見かけた所で数羽が羽を休めていました。 さらに100mほど上流のガス管橋に、カワウがいつも止まっているのを思い出し、行ってみました。 このときは手前に2羽、後ろに1羽が止まっていて、青空をバックにした写真となりました。 上段左の頭部を拡大した写真では、首周りの婚姻色の出方が良く分かると思います。 写真を撮っていると、手前の1羽が飛び出していき、水面すれすれを飛んでいきました。
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カイツブリ(Tachybaptus ruficollis)
<カイツブリ目・カイツブリ科・カイツブリ属> 日本も含め、アフリカ大陸から北部を除くユーラシア大陸、ヨーロッパの一部と広範囲に生息する。 日本では、えさ場の河川や池、湖などが凍結するところ以外では留鳥。 凍結するところでは、夏に飛来する夏鳥。 体長は30cm弱で、翼開長は40cm強と、日本にいるカイツブリ科の中では最小です。 夏羽では、頭部から首の後ろにかけてが黒褐色で、頬から首の横が赤褐色になる。 体上面は暗褐色で、クチバシは黒く、斑が明瞭に見られる。 冬羽では、全体に色が淡くなり、頭部から体上面は暗褐色で、下面は淡褐色になる。 頬から首の横にかけては、黄褐色になり、クチバシは暗灰色で、斑は不明瞭になる。
2021/3/21
川沿いを散歩中、ホシハジロが旅立って、キンクロハジロとヒドリガモのみなのに気付きました。 そんな寂しくなった川面で、番のカイツブリらしい鳥を見かけました。 急ぎ戻って、1200mmの望遠鏡を持ってきたのですが、焦点距離が長すぎて写野に捉えるのに一苦労。 おまけに動きが早く、直ぐに潜ってしまうので、なかなか撮影できません。やっと1枚だけ撮れました。 ただ、写野に捉えたもののピントが追いきれず、ごらんの通り甘々の写真になってしまいました。 なんとか、夏羽のカイツブリだとは分かりました。夏羽と冬羽の違いに関しては、下記を参照ください。 2022/12/4 川沿いを散歩中、カンムリカイツブリを見つけて写真を撮っていました。 その時、遠くに小さな鳥がいるのに気が付き、潜る様子からカイツブリの仲間と思われました。 どんどん離れて行ってしまったので、遠すぎて肉眼では種類までは判別できませんでした。 後で、写真を強拡大して、目の色などからカイツブリと判断しました。 上記の3月に撮ったものは夏羽でしたが、今回は冬羽のカイツブリです。 2023/2/5 川沿いを散歩中、カイツブリらしき小型の水鳥が遠くに見えました。 急いで近くに行ったのですが、既に姿はありません。 探していると、少し離れた所に浮き上がってきました。 近づくと逃げて行って、潜ってしまうのですが、何とか撮れたのが上記の写真です。 2022/8/9 網引湿原の入口近くにある新池、帰りに近くを通ったとき、カイツブリが2羽泳いで行きました。 私の姿を見て、池の中ほどの方に逃げるように泳ぎ、潜水していきました。 しばらくして浮き上がった所を撮ったのが上記の写真です。よく見ると3羽が泳いでいました。 頭部の模様などを見ると、この春に孵化した幼鳥のようです。おそらく、ここで孵化したのでしょう。 2022/8/27 また、カイツブリがいないかと見たのですが、新池で前回見た所にはいませんでした。 辺りを見回していると、数十m先にあるガマの生えている所で、動いている鳥が見えました。 写真を撮り、拡大して確認するとカイツブリでした。2羽が幼鳥で、1羽(中央)は親鳥のようです。
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カンムリカイツブリ(Podiceps cristatus)
<カイツブリ目・カイツブリ科・カンムリカイツブリ属> カイツブリ科カンムリカイツブリ属に分類される冬鳥。 アフリカ大陸とユーラシア大陸の一部、イギリス、オーストラリア、日本、ニュージーランド(南島)に分布する。 日本では、冬季に基亜種が九州以北に冬鳥として飛来するが、一部で繁殖が確認されている。 日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では一部で繁殖が確認されている。 全長55cm前後、翼開長は85cmほどで、体重は1s前後ある。 カイツブリ目の中では、日本では最大種になる。 雌雄同色で、頸部が非常に長く、上面が黒、下面が白い。頭頂には黒い冠毛がある。 なお、冬羽時には冠毛はあまり発達せず、頬の羽毛は白くなる。 また、幼鳥も冠毛はあまり発達せず、頬の羽毛も白いが、黒い斑紋が入る。 食性は動物食で、魚類、両生類、水生昆虫などを食べる。
2021/1/5
実家近くの川で見かけたカンムリカイツブリです。 以前にも見かけたことがあるので、来ていることは分かっていましたが、撮影できたのは初めてです。 川の中ほどを泳いでいたので、その先にある橋の上からの方が近そうだと、 フッと橋の方を見て視線を戻したとき、カンムリカイツブリは消えていました。潜水したようです。 その後、浮き上がってくるのを待ったのですが、見つけられませんでした。 同じような所にカイツブリも居たのですが、こちらも見失ってしまいました。 潜水ガモは潜っている時間は短めなので、見失うことはないのですが、カイツブリは長いです。 そのため、かなり離れたところに浮き上がってくることがあります。 何十羽とキンクロハジロやホシハジロ、ヒドリガモがいる所では、見つけるのは難しいです。 2021/1/8 実家近くの川縁を散歩中、カンムリカイツブリが1羽で泳いでいるのを見つけました。 これなら見失うことはないだろうと、近づくとどんどん離れて行ってしまいます。 仕方がないので、少し離れたところからの撮影となりました。 先日見かけた個体と同じかどうか分かりませんが、頭部の冠羽の形がかなり異なります。 今回は、冠羽を中分けしたカンムリカイツブリらしい形をしています。 さかんに潜水していたので、その瞬間を撮ったのが下段の3枚で、左から順番に並べてみました。 脚が尾端に近い所にあるので、潜水ガモのようにジャンプして頭から潜るようなことはしません。 その場で、一気に頭から潜っていくので、あっという間に消えてしまいます。 左端が頭を突っ込んだ直後で、中央は尾端がわずかに見えています。この2枚は真横からの写真です。 右端は左下に向かって潜り終えたところで水しぶきだけが見えています。 このとき潜っている時間は、長い場合で30秒程度、距離で30mほど移動していました。 2022/12/4 左の写真は、潜水するために頭を突っ込んだ瞬間で、前回は撮れなかったショットです。 この後、前回の写真のように首、胴体と一気に潜って、右はお尻だけが残った所です。 カイツブリの仲間は、脚がお尻近くにあるので、ジャンプせずに一気に潜っていきます。 2023/2/5 川沿いを散歩中、カイツブリらしき水鳥を見つけて近くに行ったのですが、見つかりません。 近くを探しているとき、カンムリカイツブリが浮かび上がってきました。 そのときに撮ったのが上記の写真で、左は潜った瞬間です。水中に微かに頭部が見えています。 後で写真を見て、驚いたのが脚の太さです。体の大きさに不釣り合いなほど太いです。 この脚があるから、水中を自在に動き回り、俊敏に獲物を追いかけられるのですね。 なお、右の写真は浮き上がってきた直後ですが、ちょっと撮るタイミングが遅かったです。 ちなみに、この後、ほど近い所にカイツブリも浮かび上がってきました。 2022/12/4 この日は、毛繕いをするところがよく見られました。 尾羽の付け根近くにある尾脂腺から分泌される油を、嘴で羽に塗り付けているところで、 この油膜が羽に水が付いても弾いてくれるので、ずぶ濡れにはならないんですね。 上段右のように翼をバサバサと振ったり、上体をブルンブルンとねじって水を飛ばします。 これが出来るのも羽に油膜があるからで、毛繕いは大事な作業という訳です。 2022/12/4 この日は、少し離れた所にもう1羽のカンムリカイツブリが居ました。 2匹が近づいてきたので、2匹で泳ぐ所が撮れるのではと期待していました。 ところが、後ろにいた方が潜って手前の方に出た途端に、手前の方が脱兎のごとく逃げて行きました。 後にいた方が少し追いかけたのですが、下のように、あっという間に数十m離れてしまいました。 この様子から、この2羽はオス同士ではなく、オスとメスではないかと思われます。 オスがメスに近づこうとした途端に、メスが逃げていったのではないでしょうか。 ただ、遠くには逃げず、少し離れて着水したので、メスもまんざらではないのかもしれませんね。 <15:42:04> <15:42:05> <15:42:07> 2022/12/4 <15:42:08> 今日は上記のようなこともあって、カンムリカイツブリの飛び立つところが撮れました。 左上の写真を見てもらえばわかると思いますが、最初の蹴りの強さは半端じゃありません。 水しぶきの大きさを見ればわかる通り、相当な力で水を蹴って、一気に加速しています。 空母のカタパルトから発進する、ジェット戦闘機のような加速の仕方ですね。 その後、羽ばたきながら脚で水を蹴って加速し、浮力を得ているようです。 今回は、水面上を滑空するように飛んで、直ぐに着水していましたので、本当の飛翔とは言えないかも。 2023/1/15 荒井神社のどんと神事に行った帰り道、川沿いを歩いているときカンムリカイツブリを見つけました。 12月初旬に見かけて以来です。急いで、カメラを取りに帰りました。 しかし、カメラを持って戻ったとき、どこに行ったのか見つけられませんでした。 ホシハジロやキンクロハジロが盛んに潜水して、採餌していたのでその写真を撮っていましたが、 突然、その群れの中にカンムリカイツブリが現れました。それが上記の写真です。 この後、再び潜水してしまい、以降、見つけられなくなってしまいました。 カイツブリの仲間は、潜水時間も、潜水しての移動距離もかなり長いので、追うのが難しいです。 | ||||
ハジロカイツブリ(Podiceps nigricollis)
<カイツブリ目・カイツブリ科・カンムリカイツブリ属> カイツブリ科カンムリカイツブリ属に分類される冬鳥。 ヨーロッパ、アフリカ東部と南部、東アジア、北アメリカ中部、南アメリカ北東部で繁殖する。 非繁殖期は海上や温暖な地域へ移るものもあり、日本では冬鳥として北海道から九州まで見られる。 日本へは中国東北部やウスリー川周辺などで繁殖したものが渡来し、各地の海や湖沼に飛来する。 全長は28〜34cmで、カイツブリより若干大きく、翼開長は56〜60cm、体重は265〜450g。 目が赤く、クチバシがわずかに上に反っているのが特徴。 冬羽は喉から腹にかけてが白色で、他は黒色。夏羽では頭部と背中が黒色、わき腹が褐色、腹が白色。 なお、夏には後頭部に鈍い金色の飾り羽が現れる。雌雄同色。 水に浮いているときは黒っぽいが、飛翔中は羽の内側に白い部分が見えるのが和名の由来。 海岸や港湾、河口や河川の下流域、湖沼、池で、水に潜って小魚や貝、水生昆虫、甲殻類を捕食する。 繁殖期には、湖や池の水草が多い区域に浮き巣を作り、産卵する。 なお、ミミカイツブリとよく似ているが、下記の点で区別することができる。
2021/2/1
実家近くの土手で見かけたキブサスイセンを撮るために、河川敷に下りて歩いていました。 その時、ヒドリガモが羽を休めていた近くから、カイツブリが泳ぎだしてきました。 以前からカイツブリを1羽を確認していましたが、遠くて撮影できていませんでした。 それが10mほど先を泳いで行ったので、チャンスとばかりに撮ったのが上記の写真です。 後で写真を見て、目が赤く、カイツブリではないと気が付きました。 慌てて調べ直して、ハジロカイツブリと分かりました。 顔の白黒の境界が不明瞭で、クチバシが少し反っているように見えることからの判断です。 2021/2/10 実家近くの河岸を散歩中、橋の近くでハジロカイツブリが盛んに潜水しているのを見かけました。 急いで橋の上に行ったとき、ちょうど潜水をしてくれたので、上から撮影できました。 下段がその時の写真ですが、中央が上段の写真とほぼ同じタイミングのもので、尾端が出ています。 右端がその直後で、数十cmほど潜り脚を左右に開いています。平泳ぎの足の動きに似ていますね。
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カルガモ(Anas zonorhyncha)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属> カモ科マガモ属に分類される鳥類で、留鳥である。 日本では本州以南、海外ではロシア東部から朝鮮半島、中国にかけて生息する留鳥。 日本の北方で繁殖するものは、冬季は南方への渡りを行い越冬する。 都内で、雛のお引っ越しで有名になりましたが、あちこちで見かけるカモである。 体長は60cm前後、翼開長は90cmほどになる。全身は黒褐色の羽衣(うい)で覆われる。 オスの羽衣は、腹部が濃褐色で外縁の淡色部少なくなり、胸部との差が大きくなる。 また、上尾筒、下尾筒が光沢のある黒色。 一方、メスでは羽衣の差が不明瞭で、上尾筒、下尾筒が黒褐色で羽縁が淡色になる。 次列風切の光沢は青紫色で、次列風切や三裂風切の羽縁の白色部は不明瞭。 なお、雌雄ともクチバシは黒色で、先端だけが黄色である。
2022/12/28
市ノ池公園のため池では、前に訪れたときにはコガモがたくさんいました。 その際、池の中ほどにマガモらしきものが見られたのですが、確認できませんでした。 今回は、コガモが見られず、近くに居たのはオオバンと少数のヒドリガモでした。 ため池の中ほどに少しカモが群れていたので、双眼鏡で確認するとマガモのオスでした。 最初、側に居るのはマガモのメスだと思っていたのですが、後でカルガモだと気が付きました。 最初は分からなかったのですが、写真を撮って拡大すると黒いクチバシの先が黄色だったのです。 なお、被写体が遠かったので、1200mmの望遠鏡を使って撮ったのですが、ピントが甘々です。 被写界深度がとても浅いので、ピントを追いきれていなかったようです。 2024/1/28 カンムリカイツブリを追って上流に行ったとき、カワウなどが群れている所がありました。 後で、写真を拡大するとカワウ、カルガモ、ヒドリガモ、コガモが写っていました。 下段は、カルガモの部分を拡大したもので、5羽いたようです。 ホシハジロなどが北に戻った後では、下流の散歩コースでも見られますが、今の時期はいません。 ホシハジロなどがあまりいない、上流の方に移動していたようですね。 . 2024/2/17 カンムリカイツブリを探して上流部に行ったとき、前に見た所に同じように群れていました。 カメラを向けると、次々と川にダイブしていきます。 さらに、撮っていると上流部や下流部へと次々と飛び立ってしまい、居なくなってしまいました。 この辺りのカモは人に敏感ですが、その中でもカルガモは特に敏感に反応します。 | ||||
コガモ(Anas crecca)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属> カモ科マガモ属に分類される鳥類で、渡り鳥である。 ユーラシア大陸と北米大陸の中部から北部にかけてが繁殖地で、 冬季には、ヨーロッパ南部、北アフリカ、中近東、南アジア、東アジア、北米中南部で越冬する。 日本では、冬鳥として全国で、河川や公園の池などで普通に見られる。 オスは、体長40cm前後、翼開張が60cm前後。 茶褐色の頭部の目の周りから後頭部にかけての暗緑色(光の当たり方で暗紫色にも見える)の模様が特徴。 メスは、一回り小さく、頭部は一様に褐色で暗褐色の模様がある。
2022/12/10
市ノ池公園に行けば、別の野鳥が見られるかもしれないと思い立ち寄りました。 池で見られたのは8割方がコガモで、残りの多くはオオバンで、それと少数のヒドリガモでした。 多くのコガモのオスが見られたのですが、何となく背部の様子が異なっています。 後で調べてみると、エクリプスから繁殖羽へと換羽中のようです。 下段は、コガモの採餌中の様子ですが、この辺りは水深が浅いので好都合のようです。 2024/1/28 カンムリカイツブリを追って上流に行ったとき、カワウなどが群れている所がありました。 後で、写真を拡大するとカワウ、カルガモ、ヒドリガモ、コガモが写っていました。 下段は、コガモの部分を拡大したもので、4羽いたようです。 下段右の写真には、コガモ以外にカルガモ2羽とヒドリガモのメスが写っています。 2024/1/29 翌日にも同じ場所に行ったのですが、昨日のように群れてはいませんでした。 かなり敏感で、カメラを持って近づくと直ぐに飛び立ってしまい、遠くからしか撮れませんでした。 <オス> 2024/2/17 <メス> カンムリカイツブリを探して上流部に行ったとき、以前、見かけた同じ場所に数羽いました。 さらに100mほど上流にも数羽いましたが、近づくと川に飛び込み、さらに飛び立っていきました。 この辺りのカモは人には警戒心が強いようで、なかなか近づけさせてくれず、数十mが限度です。 最も警戒心が強いのがカルガモで、次がコガモです。対岸から撮影していても逃げて行きます。
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ハシビロガモ(Anas clypeata)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属> カモ科マガモ属に分類される鳥類で、渡り鳥である。 ユーラシア北部、北米大陸北部にかけてが繁殖地で、 冬季には、アフリカ大陸北部、北アメリカ大陸南部、ヨーロッパ南部、インド、中国南部で越冬する。 日本へは、越冬のため冬鳥として飛来し、北海道で少数が繁殖する。 全長はオスで51cm、メスで43cm。翼開長は70kら85pになる。 繁殖期のオスは、頭が光沢のある暗緑色、背は白色と黒色の模様、胸部や腹部側面の羽衣、尾羽は白い。 体側面から腹部の羽衣は赤褐色で、尾羽基部を被う羽毛(上尾筒、下尾筒)は黒い。 オスの虹彩は黄色で、クチバシは黒い。後脚は橙色である。 メスやエクリプスは、全身の羽衣が褐色で、黒褐色の斑紋が入る。 メスの虹彩は褐色で、クチバシは褐色で外縁が橙色、黒い斑点が入る。 本種の特徴はクチバシの形状で、幅の広いシャベル型をしていて、これば和名の由来。 なお、クチバシの縁には櫛状の板歯が並び、これでプランクトンなどをこし取る。
2023/3/11
久しぶりに市ノ池公園に様子を見に行ってきました。 もう、カモの仲間はいないかもと思ったのですが、ヒドリガモとヨシガモが少し残っていました。 最も多かったのはオオバンで、まだ、そこそこの数のオオバンが泳ぎ回っていました。 帰ろうとして、池の縁を歩いていると見慣れないカラフルなカモが頭を水に突っ込んで採餌していました。 頭を水中から出したとき、その形状からハシビロガモと分かりました。 以前、千葉の多古CCの池で見て以来なので、ずいぶんと久しぶりに見ました。 近くにメスもいましたので、渡りの途中、番で採餌のために立ち寄ったのかもしれません。 翌週に再訪したのですが、その時にはもういませんでした。 話は変わりますが、下段左の写真でクチバシの下の白い歯のような物が板歯です。 2023/3/11 岸近くを泳ぎながら、ときどき上段右のようにクチバシで水面をハグハグします。 おそらく、水面に浮いている何かをこし取っているものと思います。 それよりも、下段のように逆立ちして、水中の何かを取ることの方が多かったと思います。 この逆立ちのポーズは、マガモやヒドリガモなどが水底の藻などを取る時に行うものと同じです。
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ヒドリガモ(Anas penelope)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属> カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種で、冬鳥。 ユーラシア大陸北部の寒帯で繁殖し、日本には冬季に飛来する。 全長は、オスが50cm前後で、メスが40cm前後。翼開長は70〜80cm前後になる。 オスの成鳥は、額から頭頂にかけてがクリーム色で、顔から首にかけてが褐色、胸は薄茶色。 体の上面は、灰色に黒い細かい斑が密に入り、下尾筒は黒色。メスは全体に褐色で、腹部は白色。 昼間は群れで休息し、夕方から明け方にかけて餌場に飛来する事が多い。
2015/2/1
実家近くの川で見かけたヒドリガモのオスです。 多くのホシハジロやキンクロハジロに交じって泳いでいました。ここでは少数派ですね。 <ヒドリガモのメス> 2020/1/10 <ヒドリガモのオス> 川近くを散歩しているときに見かけた、10羽ほどのヒドリガモの群れが採餌中でした。 その帰り道、土手の上に上がっている2番のヒドリガモを見かけました。 少し下流側にはホシハジロが群れていましたが、似た色合いなので紛らわしいです。 オスの外観は、種によって特徴的なので、見分けるのは比較的容易なものが多いのですが、 メスは似た外観のものが多いので、単独でいる場合は見分けるのは容易ではありません。 <ヒドリガモのオス> <ヒドリガモのメス> <ヒドリガモのオス> 2021/1/5 <ヒドリガモのオス> 上段は、雌雄のヒドリガモが、同じようなタイミングで羽ばたいている所です。 風切羽が1枚板のようになっているので、振り下ろし始めたところだと思います。 下段左は、風切羽に隙間が見えますので、振り上げている所だと思います。 下段右は、飛翔をほぼ真後ろから撮ったものですが、この角度では風切羽の様子は分かりません。 2021/1/5 2021/1/5 川岸で何羽かのヒドリガモが休んでいました。私が近づいたので、川に飛び込んだものもいました。 と、手前のオスが左側のメスにちょっかいを出した途端、グワーと追い払われていました。 「ちょっと 何すんのよ〜! このスケベ」といったところでしょうか。人の世界と大差ないようですね。 2021/1/20 <参考 多摩川で撮影> 川縁を散歩中、土手を越えた所にある草原で採餌中のヒドリガモの群れを見かけました。 潜水ガモのように潜れないので、首を伸ばしてお尻を突き出した程度の深さまでしか届きません。 そのため、満潮時のように深くて採餌できないときは、陸上での採餌になるようです。 2021/2/1 この日はヒドリガモが羽を休めている河川敷を歩いていたので、慌てて飛び去って行きました。 1/5の写真は、河川敷から数m先に飛び込んでいく所を土手の上から撮ったものです。 一方、上記の写真は、数十m先まで飛んでいくところをほぼ真横から撮影したものです。 飛び込むための飛翔とは、その羽ばたきの力強さが異なりますね。 2021/2/7 この日はヒドリガモが着水するところを運良く撮影できました。 上体を大きく起こし、翼と尾羽を大きく広げて減速するところは、他のカモなどと同じです。 脚を前に出して、水面を滑走するように着水し、尾羽を水に入れて、さらに減速しているようです。 航空機で言えば、車輪を出して着地し、着地と同時にエンジンを逆噴射して減速するようなものでしょうか。 2022/12/8 川沿いを散歩しましたが、このときは満潮だったので、ヒドリガモは岸で休息中でした。 水に潜れないヒドリガモは、潜水ガモと違って、水位が高いときは採餌できないためです。 近づくと警戒態勢に入り、さらに近づくと滑空するように川面に降りて行きました。 ところで、今年は群れの8割がホシハジロで、キンクロハジロやヒドリガモは5羽いるかどうか。 カンムリカイツブリとオオバンは各々2羽だけで、カイツブリは1羽見かけただけでした。 キンクロハジロやヒドリガモは、今後増えてくるのでしょうか。 2023/3/11 久しぶりに市ノ池公園の池の様子を見に行ってきました。 もう、カモの仲間はいないかもしれないと思っていたのですが、多少残っていました。 前回は遠くて撮れなかったヒドリガモも数羽残っていて、比較的近くに来てくれました。 2023/3/11 このとき撮った写真を拡大していて気が付いたのですが、眼の周りは深緑色だったんですね。 今まで、この部分は影になることが多かったので、黒だとばかり思っていました。 上面の灰色に黒い細かい斑が密に入った羽衣の部分も拡大したものを掲載します。 2024/1/29 前日、河岸にヒドリガモが10羽以上いたので、様子を見に行きました。 今日は、半分の5羽ほどが川岸に居たのですが、顔を出したらダイブされてしまいました。 上流に行った帰り道、様子を見ると4羽が河岸で羽を休めていました。 近づくと、2羽がダイブし、後の2羽はいつでも飛べるように立ち上がって、警戒しています。 1歩踏み出した途端にダイブし、川面に飛び降りて行きました。 | ||||
マガモ(Anas platyrhynchos)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属> カモ科マガモ属に分類される鳥類で、渡り鳥である。 北半球の冷帯から温帯に広く分布し、北方で繁殖するものは冬季には南方へ渡りを行う。 日本では、亜種マガモが冬鳥として、北海道から南西諸島まで広範囲に飛来する。 北海道と本州中部の山地で、少数の繁殖記録がある。 体長は50〜65cm、翼開長は75〜100cmである。 繁殖期のオスは、灰白色と黒褐色の胴体、鮮やかな体色で、頭部は緑色である。 クチバシは黄色(非繁殖期でも同色)で、白い首輪がよく目立つ。 一方、メスは、黒褐色の地に黄褐色のふちどりがある羽毛で、全身が覆われる。 クチバシは橙色と黒色で、褐色の過眼線は比較的明瞭であるが、カルガモほどではない。
2022/12/28
市ノ池公園のため池では、前に訪れたときにはコガモがたくさんいました。 その際、池の中ほどにマガモらしきものが見られたのですが、確認できませんでした。 今回は、コガモが見られず、近くに居たのはオオバンと少数のヒドリガモでした。 ため池の中ほどに少しカモが群れていたので、双眼鏡で確認するとマガモのオスでした。 同じところにカルガモも数羽居て、最初に見た時はマガモのメスと勘違いしていました。 遠くて手持ちの望遠では撮れず、1200mmの望遠鏡を使って撮ったのですが、ピントが甘々です。 被写界深度がとても浅いので、ピントを追いきれていなかったようです。 2023/1/5 初詣に鹿嶋神社に行った際、市ノ池公園に立ち寄りました。 この日、ヨシガモがかなり居て近くまで来たのですが、マガモは中程から動きません。 そのため、1200mmの望遠鏡を使っての撮影となりました。 三脚などを変えたので前よりは撮影しやすくなったのですが、まだピントは甘いです。 1200mmだと視野内での動きが大きく、追いながらのピント調整はなかなか大変です。 右の写真はカップルだと思われます。おすの頭部が紫色なのは光線の加減によるものです。 2024/2/17 カンムリカイツブリを探して上流部に行ったとき、マガモがいるのに気が付きました。 この川では初見となります。少し先にも数羽いたので、撮ろうと近づくと逃げてしまいました。 他のカモもそうですが、この川にいるカモは人には敏感で、なかなか近づかせてくれません。 | ||||
ヨシガモ(Anas falcata)
<カモ目・カモ科・カモ亜科・マガモ属> カモ科マガモ属に分類される鳥類で、渡り鳥である。 中国北東部、モンゴル、ウスリー、シベリアなどで繁殖する。 冬季には、東南アジア、朝鮮半島から中国、にほんなどに南下して越冬する。 日本では、本州中部以南へ冬鳥として飛来し、北海道へは夏鳥として少数が飛来して繁殖する。 体長はオスで54cm、メスで48cmで、オスが若干大きい。翼開長は78〜82cmになる。 繁殖期のオスは、額から後頭、眼先、頬の羽衣が赤褐色で、眼から後頭の羽衣が緑色になる。 額に白斑があり、喉の羽衣は白〜淡黄色で、その中央に首輪状に黒い斑紋が入る。 胸は褐色の羽衣の羽縁が白色で、鱗模様。脇にいくほど細かい縞模様になる。 三列風切は長くて鎌のように湾曲し、黒い羽毛の外縁(羽縁)は白い。 メスやエクリプスは全体的に褐色で、黒褐色の斑紋が入る。顔から上顎は灰色を帯びる。 なお、雌雄とも虹彩やクチバシは黒く、足の色は灰褐色である。
2022/12/28
市ノ池公園のため池で、オオバンに混じって頭部が緑色に光るカモが居ました。 最初、頭部が緑色に光っていたので、マガモのオスだと思っていました。 しかし、写真を撮って拡大した時、明らかにマガモではないことが分かりました。 見たことがなかったので、後で調べて、ヨシガモのオスと分かりました。 日本に飛来するカモ類では少数派だそうで、どこでも見られるわけではないそうです。 オスの金属光沢がある頭部は、その形から「ナポレオンハット」と呼ばれるそうです。 ちなみに、この写真は逆光での撮影でしたので、金属光沢は見られません。 2023/1/5 初詣に鹿嶋神社に行った際、市ノ池公園に立ち寄り、ヨシガモを撮影してきました。 前回は撮影場所の関係で、頭部が緑色の金属光沢を放つ所が撮れませんでした。 そのため、今回は光線の方向が良い午前中に訪れ、きれいな頭部を撮ることができました。 今回はメスも近くに居たので、その姿を捉えることができました。 2023/1/5 左はカップルで泳いでいる所で、右はよく一緒にいるヒドリガモやオオバンです。 2023/1/5 特にオオバンとは一緒に居ることが多く、ヨシガモの方から近付いて行きます。 オオバンが潜って取った水草などのおこぼれを、狙っているのでしょうか。 | ||||
キンクロハジロ(Aythya fuligula)
<カモ目・カモ科・スズガモ亜科・ハジロ属> 2015/2/1 2017/4/4 2017/4/4
カモ目カモ科ハジロ属に分類される鳥類で、冬鳥。
繁殖は、シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で行う。 冬季になるとアフリカ大陸北部、ヨーロッパ、中近東、インド、中国東部などへ南下し越冬する。 日本では冬季に九州以北に越冬のため冬鳥として飛来するが、北海道では少数の繁殖が確認されている。 全長は45p前後で、翼開長は70p前後になる。 初列風切の上面に白い斑紋が入るが、それが和名ハジロの、虹彩の黄色が和名キンの由来になっている。 クチバシはやや短く幅広で、灰青色。その先端は黒くその周囲は白い。脚は暗青灰色。 繁殖期のオスは冠羽が伸長し、頭部から胸部、体上面の羽衣が黒く、和名クロの由来となっている。 メスは、全身の羽衣が黒褐色から暗褐色で、冠羽が短い。 非繁殖期のオスは、メスとよく似たエクリプスとなるが、オスは黒みが強く、体側面に淡色の斑紋が入る。 植生は雑食で、水生植物、昆虫、甲殻類、軟体動物、魚類やその卵、カエルなどを食べる。
2015/2/1,2017/4/4
実家近くの川で見かけたキンクロハジロの群れです。 多くのホシハジロなどと交じって泳いでいました。ここでは比較的多いですね。 2020/1/10 実家近くの川で見かけたキンクロハジロのメスです。 最初に見かけたときキンクロハジロのメスではと思ったのですが、クチバシの後に白斑があります。 調べてみると、スズガモのメスには白斑があり、よく似ているとの事。 ただし、キンクロハジロのメスでも白斑がある個体がいて、両者の区別は難しいようです。 どちらもスズガモ亜科に属するので、似ていることは何の不思議もありません。 両者の識別点の1つは、冠羽の有無で、キンクロハジロには雌雄とも冠羽があります。 ただ、目立たないこともありますので、オスの場合は背中の色と模様で区別できます。 キンクロハジロは黒一色ですが、スズガモには白黒の波状の模様があります。 メスは厄介で、スズガモにはクチバシの後に白斑があり、キンクロハジロには無いものが多いです。 ただし、前述の通り、白斑を持つも個体もいるので、その場合は、背中と脇の羽の色で判断します。 茶色っぽい色味だとキンクロハジロで、灰色がかっているのはスズガモです。 ということで、羽の色味が茶色がかっていることから、キンクロハジロのメスと判断しました。 遠かったので解像度が悪いのですが、下記の雌雄の写真と比較してみてください。 2020/11/21<メスとエクリプス> 2020/11/23<オス> 2020/11/23 11/21にメスとエクリプスのカップルを見かけたのですが、最初、メスが2羽いるのかと思いました。 片方がかなり黒っぽかったので、後で写真を拡大してエクリプスと分かりました。 と言っても、換羽が始まっているようで、背中にはオスに近い羽毛が混じり始めています。 11/23には、すっかり換羽したオスが混じっていて、数が増えていました。 下段は、エクリプスがメスにちょっかいを出したのか、突然、グワッと鳴きながらのバトルとなりました。 2020/11/23 2020/11/23 2020/11/23 2020/11/23 2021/1/20 2020/11/23 この日はよく潜水していたので、その様子を撮影できました。ただ、いろいろな個体が混じっています。 上段は、軽くジャンプして頭から突っ込む瞬間で、その後、中央、右と一気に潜って行きます。 浮き上がってきた所も狙ったのですが、上がってくるところが予測できず、難しいです。 下段左2つは、浮き上がった所で、背面は水を被っていますが、頭部は抜け出ていて、ちょっと遅かったです。 右端は、潜水した後で時々見られる行動で、水面上で羽ばたいて水滴を振り払っているようです。 <キンクロハジロのメス> <キンクロハジロのオス> 2021/1/25 ハジロガモの群れの様子を撮っていると、突然、何羽かが飛び立ちました。 飛び立ったのはキンクロハジロのメス3羽でした。その内の2羽を撮ったのが上中段の写真です。 その後、ホシハジロやキンクロハジロのオスも飛び立ち、その姿を捕らえることができました。 今まで、ハジロガモは何度も撮っていますが、飛翔している姿を見たのは初めてです。 2023/1/15 荒井神社のどんと神事に行った帰り道、いつもたむろしている場所にカモが居ません。 辺りを見渡すといつもの場所より少し上流の方に群がっているのが分かりました。 行ってみるとキンクロハジロとホシハジロが入り乱れて、さかんに潜水していました。 いつの間にかキンクロハジロの数が増えていましたが、それでもホシハジロの方が多いです。 両者とも個体数がそこそこ増えていて、全体で数十羽の群れになっていました。 戻って撮影していると、採餌タイムが終わったのか、あまり潜水しなくなってしまいました。 そして、首を背中の上に置いた休息態勢に入ったものも見られます。 2024/1/14 今年も40〜50羽ほどのキンクロハジロとホシハジロの群れが、飛来していました。 昨年末に見たときには、数羽のオオバンやヒドリガモも見られたのですが、今はいないようです。 大概、キンクロハジロとホシハジロはごちゃまぜで採餌したりしていますが、 たまたま、多くのキンクロハジロが集まった瞬間があり、それを撮ったのが下段の写真です。 2024/4/1 実家近くの川で見かけたキンクロハジロの群(オスが10羽、メスが6羽)です。 たくさんいたホシハジロは最近は見かけませんので、既に北に帰ったと思っていました。 しかし、この群をよく見ると1羽だけホシハジロのオス混じっています。 以前、1羽だけ動かないホシハジロのオスが居たので、怪我でもしたのかと思っていました。 このときは、そのオスが怪我が癒えたのか、泳げるようになったんだと思ったのですが、 後日、ホシハジロの番が2組残っていることが分かりました。 その中の1羽が、以前動けなくなっていたオスなのかどうかは分かりません。
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ホシハジロ(Aythya ferina)
<カモ目・カモ科・スズガモ亜科・ハジロ属> カモ目カモ科ハジロ属に分類される鳥類の一種で、冬鳥。 ヨーロッパからシベリア(バイカル湖)までの地域で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、 中近東、インド、中国東部などへ南下し越冬する。 日本では冬季に越冬のため冬鳥として飛来し、北海道では少数の繁殖が確認されている。 全長45p前後で、翼開張は80p前後になる。 頭頂が盛り上がり、頭部が三角形にみえる。クチバシは黒く、青灰色の帯模様が入る。 繁殖期のオスは頭部から頸部の羽衣が赤褐色、胸部の羽衣や尾羽基部を被う羽毛(上尾筒、下尾筒)は黒い。 体側面の羽衣は灰色で、黒や黒褐色の細かい縞模様が入る。オスの虹彩は赤い。 メスは頭部から胸部にかけての羽衣が褐色。メスの虹彩は褐色。 食性は植物食傾向の雑食で、種子、葉、芽、地下茎、魚類、両生類、昆虫などを食べる。
2015/2/1
実家近くの川で見かけたホシハジロの群れです。 多くのキンクロハジロなどと交じって泳いでいました。ここでは比較的多いですね。 2020/1/10 波の静かな漁港の中で、お休み中のホシハジロの群れがいました。 近づくとそそくさと岸壁近くは離れ、漁港の外に泳ぎだしていきました。 10羽ほどの群れですが、その中でメスは2羽だけでした。 2021/1/5 <ホシハジロとキンクロハジロの雌雄> どちらも下側がホシハジロで、上側がキンクロハジロです。 オスではホシハジロとキンクロハジロは、見た目がかなり異なるので、識別は容易です。 メスも見た目は異なるのですが、遠目では双眼鏡などを使わないと識別は困難になります。 ここではホシハジロとキンクロハジロが一緒にいるうえ、そこにヒドリガモも混じります。 ホシハジロとヒドリガモのオスは色合いが似ているので、遠目でこれらを肉眼での識別するのは困難です。 2021/1/20 同じ個体ではありませんが、ホシハジロが潜水するところを順番に並べてみました。 まず、体を持ち上げて頭から突っ込み、逆立ちするように一気に潜って行きます。この間、0.5秒ほど。 私のカメラの連写機能では、運がよくて2枚撮れるとどうかといった早さです。 最新のミラーレスカメラであれば、秒何十コマと撮れるものもあるので、こういった撮影には向いています。 2021/1/20 潜水するときには、その動きから予想できるのですが、浮上は予想不可能です。 そのため、今まで浮上する瞬間は撮影できたことがありません。 今回、バンバン潜水していたので、偶然ですが浮上するところが一緒に撮れていました。 それらを順番に並べてみました。最初のものは、水面近くまで上がってきた所が写っていたものです。 2つ目は、頭部が浮上する直前で、頭部の上が少し盛り上がっています。 3つ目は、頭部が水面上に出た直後で、まだ、水が頭部全体を覆っています。 4つ目は、腹部背面が水面から浮き上がる直前で、5つ目はほぼ浮上したところです。 偶然とはいえ、3番目のような写真が撮りたかったので、非常にラッキーでした。 2021/1/25<ホシハジロ オスの飛翔> 2021/1/25<ホシハジロ メスの着水> 上段は、キンクロハジロのメスが飛び立った後を追うように飛び立った、ホシハジロのオスの飛翔姿です。 キンクロハジロを追っていたので、飛び立つところは見逃しました。 中下段は、川の反対側に回ったとき、飛んできて着水したホシハジロのメスです。 少しヘッドアップして滑空し(中央)、その後、体を起こして尾羽や脚まで使って急減速しています。 そして、着水したのが下段で、減速していても、勢い余って前につんのめっています。 カワウも同じような着水をしますが、羽ばたいてさらに急減速するので、着水はよりスマートです。 航空機もヘッドアップして減速し、さらにヘッドアップしてフラップを下げて減速し、失速させて着地します。 航空機は着地後、エンジンを逆噴射して急減速し、ヘッドダウンして前輪が着地します。 ホシハジロはあまり減速せずに着水し、体全体を使って急減速しているようで、胴体着陸に近いのかもしれません。 2021/11/29 今年も実家近くの川でカモを見かけるようになりました。 まだ、ヒドリガモは5羽ほどですが、ホシハジロは十数羽が盛んに採餌しているのを見かけました。 他にカイツブリと思われるものを1羽、オオバンを1羽見かけましたが、キンクロハジロは見かけません。 上記は、岸近くで休んでいたホシハジロと採餌中のホシハジロです。 2023/1/15 荒井神社のどんと神事に行った帰り道、いつもたむろしている場所にカモが居ません。 辺りを見渡すといつもの場所より少し上流の方に群がっているのが分かりました。 行ってみるとキンクロハジロとホシハジロが入り乱れて、さかんに潜水していました。 いつの間にかキンクロハジロの数が増えていましたが、それでもホシハジロの方が多いです。 両者とも個体数がそこそこ増えていて、全体で数十羽の群れになっていました。 その中にカンムリカイツブリを見かけたので、カメラを取りに戻りました。 戻って撮影していると、採餌タイムが終わったのか、あまり潜水しなくなってしまいました。 そして、首を背中の上に置いた休息態勢に入ったものも見られます。 2024/1/14 今年も40〜50羽ほどのホシハジロとキンクロハジロの群れが、飛来していました。 昨年末に見たときには、数羽のオオバンやヒドリガモも見られたのですが、今はいないようです。 2024/1/14 対岸に数羽が上がっていたので、そちらに方に回ってみました。 近づくと逃げるのは分かっていたので、カメラをスタンバイして少しづつ近づきました。 そして飛び立ったところを追いかけながら撮ったのが上記の上段の写真です。 後で気付いたのですが、飛び立った2羽の内、上側に写っていたのはヒドリガモでした。 数は少ないようですが、まだ、ヒドリガモも残っていたようです。 下側のホシハジロはそのまま着水せず、10mほど水面を蹴って走り、その後着水しました。 それが、上段右や下段の写真です。カワウが飛び立つときと同じような走り方でした。
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コゲラ(Dendrocopos kizuki)
<キツツキ目・キツツキ亜目・キツツキ下目・キツツキ科・キツツキ亜科・アカゲラ属> キツツキ科に分類される鳥で、日本に生息するキツツキの中ではもっとも小さい。 日本では、ほぼ全国の亜寒帯針葉樹林から亜熱帯照葉樹林まで広く分布する。 海外では、ロシア南東部、サハリン、朝鮮半島北部、中国東北部など、限られた地域に分布する。 体長15cmほどで、スズメと大差ない大きさしかない。 羽色は、はっきりした灰褐色と白のまだら模様で、胸腹部は白と淡褐色のまだら模様。 なお、日本では9亜種の記録があり、関東近辺のものはコゲラ(Dendrocopos kizuki seebohmi)です。 本州西部、四国に分布するのはシコクコゲラ(Dendrocopos kizuki shikokuensis)のようです。
2021/3/19
実家の庭で咲き始めたスノーフレークを撮ろうと外に出たとき、コツコツコツと音がします。 うんっと音のする方を見ると、柿の木の瘤の所にコゲラが居て、瘤を突いていました。 数mの距離まで近づいても、餌探しに夢中だったのか、逃げませんでした。 持っていたのがマクロレンズでしたので、あまりアップで撮れなかったのは残念です。 | ||||
トビ(Milvus migrans)
<タカ目・タカ亜目・タカ上科・タカ科・トビ亜科・トビ属> タカ科トビ属に分類される鳥類の一種で、留鳥。 ユーラシア大陸からアフリカ大陸、オーストラリアにかけて広く分布している。 日本にも広く分布しており、留鳥である。 比較的大型のタカで、体長は60cm前後、翼開長は1.5m前後になる。 体色は、褐色と白色のまだら模様で、目の周りは黒褐色。翼の下面先端付近に白い模様がある。 ほとんど羽ばたかずに尾羽で巧みに舵をとり、上昇気流に乗って輪を描きながら上空へ舞い上がる。 日本ではもっとも身近な猛禽類で、「ピーヒョロロロロ…」という鳴き声はよく知られている。 トンビに油揚げをさらわれるという諺があるが、鎌倉の海岸ではそれが実演されている。 弁当を狙って多数のトビが上空を旋回していて、隙をついてサッと降下し、かっさらっていく。 トビの視力が非常に優れていると言われ、その視力のなせる業である。 トビをカラスが追いかけまわし、争う光景をよく見かけるが、餌がほぼ同じで競合関係にあることによる。
2017/4/4
実家近くの川岸で、上空を旋回しているトビを見かけました。 ちょうど、近くに月齢7.1の昼の上弦の月が見えていたので、思わず撮ってしまいました。 トビもかなり上空に揚がっていましたので、拡大しても翼の白斑がかろうじて確認できる程度です。 2021/1/30 実家近くの川縁を散歩中、遠くを飛んでいるタカ科の鳥を見かけました。 一瞬、ミサゴかと期待したのですが、少しずんぐりしています。 カメラで確認すると、翼に白い模様が確認できましたので、トビと分かりました。 2024/1/28 カンムリカイツブリを撮ろうと上流に行ったとき、トビが上流から下流の方へ飛んでいきました。 比較的低い所を飛んで行ったので、翼の下面にある白い模様が良く分かります。
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ミサゴ(Pandion)
<タカ目・タカ亜目・タカ上科・ミサゴ科・ミサゴ属> 極地を除くほぼ全世界に分布し、日本では留鳥として全国に分布する。 北方では冬に減少し、南方では夏に減少するが、通年で見ることができる。 全長は60cm前後、翼開張は1.5m以上ある。 雌雄共、背中と翼の上面は黒褐色、腹部と翼の下面は白色、顔も白色で黒褐色の線が眼から首に通る。 肉食性で主に魚類を食べるので「魚鷹(うおたか)」の異名あるが、爬虫類、鳥類なども食べる。 獲物を見つけるとホバリングして静止し、一気に急降下して水面から足を伸ばして捕える。
2020/1/10
川の上空を横切って飛んでいくトビのような大型の鳥がいました。 かなりの上空で、肉眼では種類の判別は困難でしたが、トビにしてはスマートすぎます。 そのため、取り合えず写真を撮って、後で強拡大した結果、やはりトビではなく、ミサゴと分かりました。 ミサゴを見るのは2度目で、多摩川の河川敷で見て以来になります。 2020/11/28 ここ何日か、上空を飛んでいるミサゴを見かけるのですが、写真を撮る機会はありませんでした。 この日も、川沿いを散歩中、川面にダイブするミサゴに気が付き、急いで近づきました。 しかし、どんどん川下の方に移動していて追いつけず、何とか撮れたのが上記の写真です。 この後、海の方に消えて行ってしまい、戻ってはきませんでした。 この辺りにはイナの群れが回遊しており、それを狙ったのではないかと思います。 ダイブした後、上空に揚がるとき、魚の姿は見えませんでしたので、捕獲には失敗したようです。 2022/12/14 近くに買い物に出かけた際、川の上を飛びながら河口の方に飛んでいくミサゴを見かけました。 その帰り道、チョウゲンボウを見かけたので、急いでカメラを持って戻りました。 動きそうもないので諦めてミサゴが居た方に向かっていると、チョウゲンボウが飛んでいきました。 残念。後悔しても仕方がないので、ミサゴは居るかと河口の方を見ると、遠くに見えました。 こちらに向かっているようなので、近づきながら撮っていました。 結構なスピードで近づき、あっという間に上空を通り過ぎて行ってしまいました。 こちらは信号待ちなどで動けないでいると、見る見るうちに離れて行ってしまいました。 やれやれと歩いていると、また、下流の方に向かってきました。 今度は、比較的近い場所でホバリングしたりしながら移動していったので、ゆっくり撮れました。 川面にダイブしてくれないかと思ったのですが、魚が見当たらないのか飛んで行ってしまいました。 2024/4/1 実家近くの川でカンムリカイツブリを見かけ、カメラを取りに帰りました。 残念ながら、戻ったときにはカンムリカイツブリを見つけられませんでした。 その時、上流の方から近付くミサゴを見つけ、撮ったのが上記の写真です。 もっと近づいてくるのかと思ったら、方向を変えて飛び去って行きました。 | ||||
チョウゲンボウ(Falco tinnunculus)
<ハヤブサ目・ハヤブサ科・ハヤブサ亜科・ハヤブサ族・ハヤブサ属> ハヤブサ科ハヤブサ属に属する鳥で、ユーラシア大陸とアフリカ大陸に広く分布する。 寒冷地で繁殖した個体は、冬季に南方へ渡り越冬する。 日本では、夏季に本州の北部から中部で繁殖する。夏季に北海道や四国、九州で観察されたことがある。 冬季は繁殖地に残る個体と暖地に移動する個体に分かれる。また、日本全国各地に冬鳥として渡来する。 全長は33〜38cm、翼開長は69〜76cmで、体重はオスで150g、メスで190gほど。 羽毛は赤褐色で黒斑があり、オスの頭と尾は青灰色、メスは褐色で翼の先が尖っている。 細い翼を速くはばたき、体を斜めにしてホバリングしたりする。 ひらひらした感じで直線的に飛んだり、急降下して昆虫やネズミなどの小動物を捕らえる。 低地、低山帯から高山帯までの広範囲に生息し、単独かつがいで生活する。 日本では4月〜5月に断崖の横穴や岩棚、樹洞などに小枝を使って営巣するか直接卵を産む。 繁殖期にはキィキィキィキィとよく鳴く。
2022/12/14
近くに買い物に出かけた帰り道、視野にタカのような鳥が飛び込んできました。 おっ と思って見上げると、近くのビルの看板に止まりました。 近づいて良く見ると、目の下に黒いハヤブサ髭のような黒斑が見えます。 急いで自宅に戻り、まだ居ることを願ってカメラを持って戻るとまだ止まっていました。 カメラを向けると、何見てんのよ〜とばかりに、こちらをじっと見ています。 いろいろな方向から撮りましたが動きそうもなかったので、ミサゴの方に向かいました。 数十mほど歩いたところで、視野を横切って飛んでいくところが見えました。 もう少し粘っていたら飛び立つところが見れたかもしれません。後悔先に立たずです。 さて、見た目は、以前に見たことがあるコチョウゲンボウに似ています。 近くの山にチョウゲンボウが営巣しているという話も聞いていたので、そうではないかと調べました。 尾羽や背面の模様はこのアングルでは見えませんが、羽の模様などから間違いはないようです。 | ||||
セグロカモメ(Larus argentatus)
<チドリ目・カモメ亜目・カモメ科・カモメ亜科・カモメ属> 2020/1/10 2020/1/11
ユーラシア大陸の中部、北部からイギリスや北アメリカ大陸北部などで繁殖する。
北方に生息する個体は、冬季には南に渡り越冬する。 体長は60cm、翼開長は1.5mになる。雌雄同色。 背中と翼上面は明るいグレーで、頭部、首、腹部、尾は白い。 翼の外側初列風切羽は黒く、先端に白斑がある。 くちばしは黄色く、下くちばしの先端近くに1つだけ赤い斑点がある。 日本では冬鳥として渡来し、よく見かける大型種のカモメです。
2020/1/10,11
川近くを散歩しているとき、上空をカモメが横切って行きました。 翼の特徴からセグロカモメであろうと判断しましたが、似た者もいるので後で確認することにしました。 その帰り道、近くの街路灯に突然カモメが止まったのですが、それはセグロカモメでした。 帰って、画像を確認したところ、先の撮ったカメモも、セグロカモメで間違いありませんでした。 翌日の散歩時には、比較的近距離で、飛翔中のセグロカモメを捉えることができました。 | ||||
ユリカモメ(Larus ridibundus)
<チドリ目・カモメ亜目・カモメ科・カモメ亜科・カモメ属> ユーラシア大陸北部やイギリス、アイスランドなどで繁殖し、 冬はヨーロッパ、アフリカ、インド、東南アジアへ南下し越冬する。 日本では、冬鳥として北海道から南西諸島まで広範囲に渡来する。 体長は40cmほどで、翼開長は90cm強、脚とクチバシは赤色。 夏羽では頭部が黒褐色なり、冬羽では頭部は白くなり、目の後ろに黒い斑がある。
2020/1/11
川近くを散歩しているとき、セグロカモメに白っぽいカモメが混じっているのに気が付きました。 しかし、遠くを飛んでいて、その種類までは分かりませんでした。 散歩の帰り道、橋を渡っていると遠くから白っぽいカモメが近づいてくるのに気が付きました。 急いでカメラを準備したのですが、あっという間に近くまで来てしまい、ドタバタと撮影しました。 写りが気になったのですが、何とかピントは合っていて、思った以上に良く写っていました。 その結果ですが、白っぽいカモメはユリカモメだと分かりました。 | ||||
イソシギ(Actitis hypoleucos)
<チドリ目・シギ亜目・シギ科・イソシギ属> シギ科イソシギ属に分類される鳥類の一種で、夏鳥。 夏季にユーラシア大陸の温帯域、亜寒帯域で繁殖し、 冬季はアフリカ大陸やオーストラリア大陸、ユーラシア大陸南部などへ南下し越冬する。 日本では、夏鳥として北海道から本州、四国、九州に渡来し繁殖する。 なお、本州中部以南では、越冬する個体もかなりいて、周年見られる。 体長は20cmほどで、翼開長は40cmほど。 体上面は灰褐色で、羽毛の軸に沿った斑紋は黒い。 体下面は白く、胸部側面に羽角にかけて白い部分が切れ込む。 クチバシの基部からの過眼線は暗褐色で、その上に白い眉斑がある。 風切羽上面には白い斑紋があり、飛翔時に白い帯に見える。
2015/2/1
実家近くを散歩しているときに河岸でイソシギを見かけました。 アッと思ったときには時すでに遅しで、飛び立たれてしまい、後ろ姿です。 少し離れた所に降り立ったので、そっと近づいて川岸にいる所を撮ることができました。 さらに、少し近づこうとしたとき、また、飛ばれてしまい、今度は遠くに行ってしまいました。 2020/1/11 川沿いに散歩している際、イソシギと思われるものが、何度か飛び立つのを見かけました。 目立ちにくいので、知らずに近づき過ぎてしまい、飛び去る所で気が付くことが多いのです。 この日も逃げられてしまったのですが、近くに降りるのが見えたので、追いかけました。 居ると思われる辺りを確認すると、何かを口に銜えて、盛んに下に打ち付けていました。 それに夢中なのか、比較的近づいても逃げませんでしたので、何とか写真が撮れました。 後で写真を確認すると、銜えていたのは小型のカニと思われましたが、肢はほとんどありません。 おそらく、この辺りで確認していたクロベンケイガニでしょう。 何度か打ち付けた後、一気に飲み込んでしまいました。 その後も、近くをウロウロしていたので、もっと近づこうと身を乗り出した途端に逃げられました。 2021/1/21 カワウの大群の行方を追って橋を渡ろうとしたとき、川岸にイソシギが居るのに気が付きました。 シャッターを切った途端に飛ばれてしまい、追っかけ撮りになってしまいました。 2021/11/29 川沿いを散歩中、ジッジッジッと激しく鳴きながらもう1羽を追いかけるイソシギを見かけました。 Uターンして戻ってきた所に、もう1羽が飛び出してきて、追いかける相手が変わりました。 どうやら縄張り争いをしていたようで、追い払ったと思ったら、また、別の1羽が現れたようです。 最初に追われていた1羽が降り立った辺りに行くと、岸の石垣の上を歩いていました(左側)。 これ以上近づくと逃げられるかもと思いながら進むと、案の定、飛び立って行きました(右側)。 2022/12/4 川沿いを散歩中、岸近くで餌探しに勤しんでいるイソシギを見かけました。 人を見ると直ぐに逃げてしまうのですが、このときは餌探しに夢中だったのか逃げませんでした。 なお、緑色に見えているのは草ではなくて海苔です。たぶん、アオノリだと思いますが... なお、右の写真が靄っているのは、手前の方の枯草が超ピンボケで写っているためです。 | ||||
ケリ(Vanellus cinereus)
<チドリ目・チドリ亜目・チドリ科・タゲリ属> チドリ科タゲリ属に属し、留鳥。 日本では、かつては東北地方に主に分布していたが、近年は分布域が拡大している。 最近では、中部地方、関西地方を中心とした近畿以北の本州に分布する。 海外では、モンゴル、中国北東部で繁殖し、冬は東南アジア、中国南部などに渡るものが多い。 全長は34cmほどで、雌雄同色。翼の小翼羽付近にある爪の大きさや色から雌雄の見当は付く。 クチバシは短かめで黄色く、先端が黒くて、付根には黄色い肉垂がある。 足は長くて黄色。目は赤橙色で黄色のアイリングがある。 夏羽は頭部から胸上部が灰青色で、体上面は灰褐色、体下面は白い。 胸上部と体下面の境目には黒い胸帯がある。 翼は先が黒く、基部は白色と灰褐色で、尾は白色で黒い帯が入る。 冬羽は頭部から灰青色がやや褐色を帯びている。 若鳥は頭部から胸部にかけて灰色でやや褐色を帯び、胸帯は薄い。 また、目は褐色で、アイリング、肉垂とも小さくて目立たない。
2020/8/6
散歩中、田んぼの中に設置された太陽電池パネルの下にたたずむ見かけない鳥に気が付きました。 足が長いのでシギの仲間かと思ったのですが、クチバシはあまり長くはありません。 また、シギとは面構えが異なり、どちらかというとハトに近い感じです。 後で調べていると、ケリと分かりました。爪のある鳥として名前だけは知っていました。 最初は良く分からなかったのですが、黄色いクチバシの先の方が真っ黒です。 そのクチバシに何かを銜えていたようで、最初、クチバシがどうなっているのか分からなかったのです。 幅10cmほどのコンクリートの仕切りの上をそっと歩いて近づき、撮影したものです。 足場が不安定で、立ち位置での撮影しかできず、隠れることもできないので、あまり近づけませんでした。 2021/3/23 実家近くの農道を散歩中、突然、ケリが畔の陰から飛び立ちました。 飛翔する姿は初めて見たのですが、翼の先が黒や、尾羽の黒い帯模様がくっきりと見えます。 少し離れた所に降り立ったのですが、なかなか近づけさせてくれません。 結局、前回の時と同じくらいの距離にしか近づけず、あまりアップで撮れませんでした。 2024/1/29 カンムリカイツブリを撮りに上流に行ったとき、白っぽい鳥の群れ(20〜30羽ほど)が近づいてきました。 カメラの設定を変更していたので、とっさに撮影できず、ピンボケの写真が数枚撮れただけでした。 しばらくすると、また、同じ群れが上流側から来たので、今度はなんとか撮ることができました。 最初、カモメかと思ったのですが、色は似ていても飛翔姿が異なります。 その後、頭に浮かんだのはケリでしたが、群れているのを見たことがありません。 後で写真を調べてケリと判断しましたが、数匹が田んぼにいるのを何度か見たことしかありません。 そのため、この近辺に、これほどの数のケリが生息しているとは思ってもいませんでした。 | ||||
オオバン(Fulica atra)
<ツル目・クイナ科・クイナ亜科・オオバン属> クイナ科オオバン属に分類される鳥類の一種で、在来種。 日本も含め、アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸、ヨーロッパの一部と広範囲に分布する。 日本では、夏季に北海道、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬する。 体長は35cm前後、翼開長は70cmを超える。虹彩は赤褐色で、クチバシは白く、白い額板が特徴。 頭部から首にかけては黒く、頭頂や首の後には光沢がある。 体上面は青味がかった灰色、下面は暗灰色で、下尾筒は黒く、尾羽は黒褐色。
2020/1/11
前日、見かけたオオバンは1羽のみでしたが、今日は3羽で行動していました。 近づくと逃げていくので、アップでの撮影はできませんでした。 なお、撮る角度によって、反射する光が変わるのでかなり色味が異なります。 2021/1/5 実家近くの川べりを散歩中、オオバンを見かけました。久しぶりの確認です。 生きているのはですが。実は、11月に橋の上で、死んで食い荒らされたオオバンを見ています。 おそらく、橋の上で車と衝突でもして死んだものと思われ、それをネコかイヌが食べたのでしょう。 今日見かけたのは、その連れ合いだったのかもしれません。1匹しかいませんでしたので。 2021/1/25 この日もオオバンが1羽、川岸近くを泳いでいました。 対岸に回ったとき、そのオオバンがキュイッキュイッと鳴きながら泳いできます。 その泳いで行く先を見ると、ハジロガモに混じって、もう1羽のオオバンが泳いでいました。 あっ、連れ合いが居たんだと思ったら、どんどん離れていきます。 あれっと思ったら、その先の方にもう1羽、オオバンが泳いでいました。 どうやら、こちらの2羽(右の写真)が番だったようで、残念ながら無視されてしまったようです。 2022/12/8 川岸を散歩中、オオバンが1羽、岸近くを泳いでいました。 写真を撮ったとき、記憶にあるオオバンと比べると、胴体が長く、寸胴な感じを受けました。 こんなだったかと思いながら進んでいくと、もう1羽のオオバンが近づいてきました。 こちらは記憶にあるオオバンに近い体形です。下段は、2羽が並んだ時のものです。 胴長、寸胴に見えたのは、背部が扁平で、盛り上がりがないことが要因のようです。 ただ、下段の写真のように、胴体が手前のものより多少長いのは長いようです。 2022/12/10 左の写真は、ゴルフ場の中を流れる小川にいたオオバンです。 この小川には水草は全く見られません。そのためか、岸近くでクズの葉を食べていました。 右の写真は、市ノ池公園で見かけたオオバンで、水草が豊富なのでそれを食べていました。 2022/12/10 実家近くの川では、泳いでいる姿は見られても、潜る所は見ていません。 しかし、市ノ池公園では水草が豊富ということもあってか、よく潜っていました。 脚を支えにして、頭から一気に潜っていきますが、潜水時間はあまり長くはありません。 下段は浮かび上がってきた所で、背部から水が流れ落ちています。 口には水草がしっかりとくわえられています。右の写真では多くの水草が見えていますね。 2023/1/15 荒井神社のどんと神事に行った帰り道、川沿いを歩いているときオオバンを見かけました。 2羽で行動しているので、番ではないかと思われます。 近づくと逃げて行ってしまうので、後ろ姿の写真ばかりになってしまいました。 潜水ガモとは別行動なのですが、このときは群れの中に逃げて行きました。 2023/2/5 川沿いを散歩中、2羽のオオバンが見えました。 しばらくすると、遠くからもう1羽のオオバンがやって来て、3羽で泳いで行きました。 その後、遠くでカモと一緒に川岸の段の上にいるのが確認できました。 散歩コースだったので、近くに行ったときに写真を撮ろうと顔を出した途端に逃げられました。 それが左の写真ですが、一緒に居たのはヒドリガモの番で、最初に逃げたのはこの2羽でした。 2023/3/11 久しぶりに市ノ池公園の池に行ってきたのですが、最も多かったのがオオバンです。 岸の近くで採餌していたのですが、気が付けば岸に上がっていました。 水草だけでは物足りなくなったのでしょうか。さかんに何かを啄んでいました。 | ||||
カワラバト(Columba livia)
<ハト目・ハト科・カワラバト属> ハト科カワラバト属に分類される鳥類の一種で、留鳥。 本来ヨーロッパ、中央アジア、北アフリカなどの乾燥地帯に生息する鳥である。 それが、食用や伝令用として家禽化されたが、それが野生化したものがドバトである。 日本には、奈良時代に持ち込まれたといわれており、現在では日本全土に生息する留鳥となっている。 ユーラシア大陸に分布する野生種をカワラバト、再野生化したものをドバトとしているが、基本的に同一種。 なお、家禽化された際、いろいろと改良されたため、白っぽいものから黒いものまで変異は非常の大きい。 体長は30〜35pほど。首が短く、胸が盛り上がっており、これが鳩胸の語源。
2020/11/16
散歩中、上水道用の橋梁の上で、のんびりとカワラバトが十数羽群れているのを見かけました。 立ち入り禁止の場所なので、人が近づいて来ることはないと知っているのでしょう。 このとき、後の山が紅葉しているのに気が付き、その山をバックに撮ってみました。 喉から胸にかけての虹色の反射光と、バックの紅葉を対比させて秋らしさを出してみましたが.... 2021/3/23 実家近くの農道を散歩中、水を入れる前の田んぼの中で採餌中のカワラバトがいました。 落穂拾いではないですが、モミでも落ちているのでしょうか。さかんに啄んでいました。 | ||||
キジバト(Streptopelia orientalis)
<ハト目・ハト科・Clade A・キジバト属> ハト科キジバト属に分類される鳥類の一種で、留鳥。 日本も含め、ユーラシア大陸東部に生息する。 全国で見られるが、東北や北海道では、越冬のために南下する夏鳥となる。 体長は30cm強、体色は茶褐色から紫灰色で雌雄同色。 翼は、黒と赤褐色の鱗片状の模様があり、首の側面に青と白の横縞模様がある。 平地から山地の明るい森林に生息するが、都市部でも普通に見られる。 樹上に小枝等を組み合わせた皿状の巣を作るが、古巣を利用することも多い。 雄のさえずり声はかなり特徴的で、主に早朝にホーホー ホッホーとさえずる。
2012/8/11
自宅や実家の庭にも時々やって来て、 ホッホー ホッホーとよく鳴きます。 この写真は、実家近くを散歩中に見かけた、川岸で採餌中のキジバトです。 2021/1/5 ナンキンハゼの写真を撮っていると、キジバトが飛んできて止まりました。 そして、ナンキンハゼの白い種子を啄み始めたのです。 キジバトが地上で採餌しているのは何度も見ましたが、木の上での採餌は初めて見ました。 別に不思議な事ではないのでしょうが、初めて見たので新鮮な印象を受けました。 下段は、その途中で上段左から右に体制を入れ替える途中の様子です。 細い枝の上なので、翼を広げてバランスを取りながら、器用に反転していました。 | ||||
アオサギ(Ardea cinerea)
<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・アオサギ属> サギ科アオサギ属に分類される鳥類の一種で、留鳥。 日本も含め、、フリカ大陸、ユーラシア大陸、イギリス、インドネシア西部、 フィリピン北部、マダガスカルに分布している。 日本では、北海道では夏鳥、九州では冬鳥で、本州では留鳥になる。 日本では最も大きなサギで、全長は1m弱に達する。 正面から見ると白く見えるが、横や後ろからは青味がかった灰色にみえる。 成鳥の首の部分は白く、頭部の黒い冠羽が良く目立つ。
2012/8/12
実家近くの川で、朝方見かけたアオサギです。近づくと飛び立ちました。 この辺りの川には、イナがたくさんいるのですが、アオサギの陰に驚いて水面が泡立ちました。 夕方に出かけたとき、朝方見かけたアオサギが河岸で、夕日を上半身だけに浴びて立っていました。 近づいたときに飛び立った瞬間が中央の写真です。ほぼ水平に飛出し、全身に夕日を浴びています。 日がとっぷり暮れてから、川に様子を見に行くと、川の中に立っているアオサギを見つけました。 周囲を気にはしていますが、特に逃げようとはしません。ここで立って寝るのでしょうか。 申し訳なかったのですが、暗くて写真が撮れなかったのでフラッシュを使いました。 2020/1/10 実家近くの川で、見かけたアオサギです。コサギと並んで立っていました。 近づいたとき飛び立ったので、逃げる後ろ姿と、飛翔中の姿を捉えることができました。 2020/11/20 2020/11/20 2020/11/21 実家近くの川沿いを散歩すると、何時も見かけるのがこのアオサギです。 おそらく、ここ何年か見かけるのは1羽だけなので、同じ個体ではないかと思われます。 2021/11/29 実家近くの川沿いを散歩中、河岸でアオサギが休んでいるのが目に留まりました。 こちらの様子をうかがっていたので、飛び立つことを前提に、そっと近づきました。 10mほどに近づいたとき、首をぐった持ち上げたので、飛ぶなと思い何枚か撮りました。 うまく撮ったつもりでしたが、ほぼ画面一杯だったので片方の羽の先端が切れてしまいました。 2023/2/5 川沿いを散歩中、遠くからアオサギが飛んでくるのが見えました。 直ぐ近くを通り過ぎて行ったので、その際に撮ったのが上記の写真です。 こととき、初めて飛翔姿を下から撮ることができました。 川面近くを飛んで逃げていくため、上か横からしか撮れていなかったので、ラッキーでした。 | ||||
コサギ(Egretta garzetta)
<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・シラサギ属> 熱帯、温帯に分布し、アフリカ、アジアで見られる。 なお、温帯に生息するものは冬には熱帯方面へ移動する。 日本では、本州から九州までの各地に分布する。 日本でシラサギ(全身が白いサギの総称)と呼ばれるサギ類の1種。 全長は60cm程と小柄なサギで、足の指が黄色いことが特徴。 夏羽になると、頭部に2本の長い冠羽が見られるようになる。
2020/1/10
実家近くの川で、見かけたコサギです。アオサギと並んで立っていました。 近づくと距離はあるのに、さっさと対岸に移動してしまい、なかなか撮らせてくれません。 仕方なく、対岸にいる所を撮ることにしたのですが、カメラを向けた途端に飛び立ってしまいました。 思わず、追いかけて流し撮りにしたのですが、スピードが合わず、若干流れてしまいました。 2020/11/22 最近、アオサギと一緒にいることが多くなったコサギです。 コサギも1羽しか見かけませんので、おそらく、同じ個体だと思われます。 相変わらず、近づくと逃げてしまうので、なかなかアップでは撮れません。 なんとか止まっている所を撮ったのですが、その直後に飛び立ってしまいました。 | ||||
ダイサギ(Ardea alba alba)
<ペリカン目・サギ科・サギ亜科・ダイサギ属> サギ科ダイサギ属の鳥で、シラサギ(全身が白いサギの総称)と呼ばれるサギ類の1種。 熱帯、温帯に分布し、世界中で見られる。なお、温帯に生息するものは冬には熱帯方面へ移動する。 日本では、亜種チュウダイサギが夏鳥として、亜種オオダイサギ(ダイサギ)が冬鳥として観測される。 そのため、渡り鳥ではあるが、年中観測される。 全長90cmほどになる大型のサギで、脚と首がかなり長いのに加え、くちばしも長い。 夏羽時にはくちばしは黒いが、冬羽時には黄色くなる。脚は、全体に黒い。 なお、夏羽時には目の周りも黄色から緑色に変わるが、婚姻色とされている。
2020/8/14
久しぶりに川岸を散歩していると、対岸にダイサギがいるのに気が付きました。 少しずつですが、上流側に移動しているので、鉄橋を越えた所で待つことにしました。 2020/8/14 対岸で待っていると、予想通りダイサギが鉄橋の下とくぐってきました。 この濁った水なのですが、獲物の小魚を狙っているようで、1歩ずつ進んでいます。 シャッターから手を放した瞬間、頭から突っ込んで小魚を捕らえました。 アッと思って、カメラを向けたら、反転して飛び去って行きました。 なお、この個体ですが、クチバシがまだ冬羽時の黄色いままで、夏羽時の黒になっていません。 よく見ると、クチバシの先の方が黒くなり始めていて、眼の周りも緑色を帯び始めています。 夏羽の変わりつつあるということのようですが、ちょっとのんびりし過ぎてますね。 2202/8/27 網引湿原の新池で、カイツブリを探しているとき、対岸にサギがいるのが見えました。 肉眼では、その種類までは分からなかったのですが、写真を撮って拡大すると、ダイサギだと分かりました。
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